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与那国島旅行記【14】さらば、与那国島

2019年6月9日

与那国島滞在3日目

本日は帰るのみ。午前中に与那国島を発ち、飛行機や鉄道を乗り継いで、長野県松本市にある自宅へと帰ります。与那国島を周る時間はあまりないので、最西端の集落、久部良を散歩することにしました。


朝の久部良を散歩

久部良

7:20
宿を出て、テクテクと久部良港の方へ向かって歩き出しました。

今日は昨日とは打って変わって晴天。朝からジリジリと照りつける陽射しが暑いですね。丘の上に広がる住宅街を抜け、海の方へ下っていくと、西崎がよく見えました。




やってきたのは久部良港近くにある大朝商店日本最西端の店です。朝から営業していたので、こちらで朝食を買うことにしました。

こちらの大朝商店は小さいながらも、必要最低限の食料や生活雑貨が売っている地域のコンビニ的存在。与那国島にあるパン屋さんから仕入れたパンが売られていたので、それを購入しました。


久部良

久部良港近くのベンチに腰かけて朝食。商店で買ったコーンマヨパンと沖縄ご当地飲料の黒糖玄米。豪華な食事ではないですが、気分的には何だかとても贅沢な感じ。

最近はビジネスホテルやらコンビニの画一的な朝食が多かったのですが、こういう素朴な朝食って凄く良いものですね。

ボーっと海を眺めながらパンを食べ終え、8:00頃に民宿に戻りました。




与那国空港で待ちぼうけ

8:30

いよいよ与那国を発つ時。民宿「もすら」のご主人が運転する自動車で、与那国空港へと向かいます。車内で、ご主人から衝撃の一言が。


那覇で、飛行機止まっているみたいだね。


なんですと!?


聞くと、那覇空港での停電が影響で、那覇空港を発着する便が離陸することができないのだそう。我々が乗る予定の石垣空港行きの便は、那覇空港から飛んで来る機体を使用するようなのですが、その機体がまだ那覇を飛び立てていないようなんです。


与那国空港

与那国空港にやってきました。空港での案内を見ても、現時点では那覇からの便が離陸できていないため、石垣行きの便の出発時刻は未定とのこと。

当初の予定はこんな感じでした。

与那国09:05 → 石 垣09:35

石 垣10:40 → 羽 田13:30


ところが、与那国空港の出発が大幅に遅れるため、羽田行きの便への乗り継ぎは絶望的な状況に…。

まぁ焦っても仕方ありません。チェックインカウンターで、飛行機の便の振り替えの受付が始まったので、申込を行いました。申込を済ませたら、あとは待つだけ。とりあえず、することもないので、空港の食堂で少し早い昼食を摂ることにしました。


食堂「旅果報」

9:15
…ということで、空港内にある食堂「旅果報」に入り、朝からオリオン生。お通しとして、イカまで出していただきました。空港内なのに、居酒屋にいるような気分になってきたぞ。


食堂「旅果報」

さらに、カジキの漬け丼。淡白な身のカジキは漬けがよく合いますね。ご飯のうえにギッシリとカジキが敷き詰められていて、めちゃくちゃ美味しい♪

飛行機が来ない滑走路を眺めながら、丼とビールをいただきました。




さらば、与那国島

与那国空港

10:00
およそ1時間半遅れて、那覇からの便が到着しました。なんとか石垣島へ移動することはできそうです。

チェックインカウンターに戻ると、便の振り替えがちょうど完了したところのようでした。

【当初の予定】

与那国09:05 → 石 垣09:35

石 垣10:40 → 羽 田13:30


【振り替え後】

与那国10:15 → 石 垣10:45

石 垣12:30 → 那 覇13:35

那 覇18:35 → 羽 田20:55


さすがに石垣から羽田への直行便には空席がないらしく、那覇経由ということになりました。東京までは今日中に帰れそうですが、東京から松本へ向かうには厳しそうですね…。


与那国空港



10:20
那覇からの便が到着したばかりですが、すぐに搭乗開始のアナウンスが流れました。慌てて荷物をまとめ、滑走路を横切ってプロペラ機の元へ。

なかなか慌ただしい出発になりそうですね。


搭乗が完了すると、すぐに飛行機は動き始め、10:30に与那国島から石垣島へと飛び立ちました。



与那国空港離陸の瞬間を動画で撮影してみました。与那国島のダイナミックな風景が眼下に広がり、なかなか見ごたえがある離陸シーンでした。


長年憧れ続けた日本最西端の島、与那国島。

島内のあちこちに絶景が転がっており、食事も美味しい。予想どおり、いえ、予想を上回る良い島でした。

離れ行く島影をいつまでも眺めていたかったのですが、あっという間に視界の外へと消えていきました。こういう、島との別れのシーンは、やはり船旅の方が趣がありますね。感傷に浸る暇もないまま、飛行機は西表島の上空を通過し、観光客で溢れかえる石垣空港に到着しました。

さて、この先も石垣から那覇へ、那覇から羽田へ、そして羽田から松本へと旅が続きますが、この旅行記はここで終わりです。長々とした旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました!


日本最西端の地碑

― 与那国島旅行記 完 ―


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|投稿:2019.09.27 | 最終更新:2019.09.27 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【13】祖納の居酒屋、「ビヤガーデン国境」で呑む

2019年6月8日

雨が小降りになったところで、アヤミハビル館を後にします。

小雨が降り続いていたこともあり、なるべく早く宿に戻ることにしました。


四畳半ビーチ

ちなみにこちらは途中で立ち寄った「四畳半ビーチ」。昨日より立ち寄った「六畳ビーチ」の近くにあるマイナーなビーチです。正直、景色が素晴らしかった「六畳ビーチ」と比べると見劣りするかなぁ。


17:00
2日目のツーリングを終え、バイクを宿に返却。2日目は体調と天候の悪さのため、不完全燃焼でしたが、概ね回るべきところは全て回れたのではないでしょうか。これに海水浴やダイビングなどのアクティビティを加えると、もう少し日数が必要になるでしょう。




路線バスに乗って久部良から祖納へ向かう

ツーリングを終え、これから与那国最後の夜へと繰り出します。

今夜の舞台は与那国島の中央、祖納にある居酒屋「ビヤガーデン国境(はて)」。名前だけで、もうたまらないですよね。

魅力的な店なのですが、問題が一つ。我々が泊まっている宿がある久部良から、店がある祖納までは6kmほど離れているんです。歩いて行くには遠いし、タクシーだとかなり高くつきそう…。

 
与那国島の路線バス

そこで利用したのが路線バス!

与那国町が運営しており、なんと町民でなくても無料で乗ることができます。通るルートは変則的ですが、与那国島の3つの集落を結んでいるため、旅行者にとっても意外と使い勝手が良いのです。しかも遅くまで運行しているので、祖納で飲んで、久部良に戻ることも可能。

これは使わない手はないでしょう!


与那国の路線バス

民宿の近くにある「久部良北」から乗車。バス停にはポールなどは立っておらず、近くのブロック塀にバス停の名前と時刻表が書かれた紙が貼ってあるのみ。基本的には町民向けのバス。バス停の場所が少し分かりにくいので、注意が必要です。


与那国島の路線バス

バスは久部良集落を出ると、南海岸沿いの道へ。南牧場付近にある陸上自衛隊駐屯地比川を経由して祖納へ向かいます。

バスには我々の他には、地元民らしきおばあさんと若者の計四人。

約25分で「ビヤガーデン国境」の近くにある「ナンタ浜」停留所に到着しました。




祖納の名酒場、「ビヤガーデン国境(はて)」

ビヤガーデン国境

19:30
ビヤガーデン国境(はて)」にやって来ました。与那国島では数少ない3階建てのビルなので、非常に目立ちます。なんと、エレベーターも設置されているんですね。店は3階にあるので、エレベーターで上がります。

人気店だけあって、店内は大盛況!小上がりの席はほとんどが満席でした。


「ビヤガーデン国境(はて)」のメニュー

ビヤガーデン国境

ビヤガーデン国境のメニューを簡単に紹介します。

まずは、是非頼みたい【当店おすすめ】のコーナーにはカジキや島豆腐を使った料理が並びます。

チャンプルーも充実していますね。


ビヤガーデン国境

串焼きやサラダの種類が豊富なことも、この店の特徴。また、一品料理の中にも沖縄や与那国ならではのメニューが並んでいます。

どれもこれも美味しそう。吟味しながら注文しなくては。


ビヤガーデン国境

ビヤガーデン国境

飲み物はソフトドリンクからアルコール度数60度の花酒まで、多種多様なラインナップ!

今夜は与那国で過ごす最後の夜だし、花酒にチャレンジしてみよう!…と言いつつ、まずはオリオン生から。




「ビヤガーデン国境」の絶品料理の数々

ビヤガーデン国境

まずは、おすすめメニューより、さしみはて

カジキのはらごの刺身にドレッシングをかけた一品。ドレッシングが刺身とベストマッチ!こういう食べ方も良いかも。


ビヤガーデン国境

続いては唐揚げはて

カジキの唐揚げですね。ジューシーで、ビールがグイグイ進みます。


ビヤガーデン国境

刺身盛り合わせ

なかなかのボリュームですね。沖縄ではお馴染みのソデイカやイラブチャー(アオブダイ)の刺身の他、島ダコ、カツオの刺身などがギッシリと盛られていました。どれも美味いですね。


ビヤガーデン国境

島豆腐チャンプルー

しっかりとした固さを保っている島豆腐。チャンプルーになっても存在感を発揮していますね。


ビヤガーデン国境

ミミガー酢味噌和え

沖縄に来たら是非食べたいのがミミガー。個人的には、酢味噌和えが一番好きなんですよね。つまみに最適な一品。


ビヤガーデン国境

カリカリ豆腐

豆腐を揚げてあるんですかね。とにかく謎が多い料理です。長命草のソースを付けていただきます。


ビヤガーデン国境

与那国島の名物、花酒(どなん)

花酒は、与那国島のみで製造される蒸留酒の一種で、日本一アルコール度数の高い酒として有名です。

その度数、なんと60度!

そんな強い酒なので、この店では「ちょこっと花酒」と称し、ショットで提供されています。

恐る恐る飲んでみると、喉が焼けるような感じ!少量ながら凄まじい程の攻撃力を持った一杯でした。



ビヤガーデン国境

牛汁

大きな丼に入っており、なかなかのボリューム。サッパリとしつつもコクがある一杯。飲んだ後の〆に最高ですね。

牛汁を飲み終わったところで、帰りの路線バスの時間が迫ってきたので、今日はお開き。昨夜飲んだ「島料理 海響(いすん)」に引き続き、素晴らしい居酒屋でした。




夜の与那国島

「ナンタ浜」停留所にて帰りのバスを待ちます。バスの時刻は21:17。町の中を歩く人影もほとんどなく、乗客は我々だけかなーと思っていたら、飲んだ帰りと思われる若者2人がやってきて、同じバスに乗り込みました。住民の足として利用されているんですね。

バスは祖納集落を出ると、まずは比川へ。そして陸上自衛隊駐屯地に到着したところで若者2人が下車。久部良まで乗りとおしたのは我々だけでした。


宿に戻り、荷物をまとめたり、談話室で漫画を読んだりしながら、与那国島最後の夜を過ごしました。

次回は最終日。帰るだけかと思いきや、トラブルが発生します。

与那国島旅行記【14】さらば、与那国島
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|投稿:2019.09.24 | 最終更新:2019.09.27 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【12】アヤミハビル館で日本最大の蛾、ヨナグニサンを見た

2019年6月8日

10:10
約1時間の与那国島海底遺跡クルーズから帰港した我々。船酔いの影響で、陸に着いても吐き気が収まらなかったので、一度宿に戻ることにしました。

宿に戻り、1時間程の仮眠。船酔いによる気持ち悪さもありましたが、加えて脱水症状を起こしかけていたのかもしれません。なお、船酔いは小1時間寝たら治り、脱水症状は商店で経口補水液を買って飲んだところ解消しました。


カフェRERAでカレーを食べる

体調がだいぶ回復したので、本日も原付バイクを借りてツーリング。明朝の飛行機で島を発つので、島を巡れるのは本日が最後ということになります。


「カフェRERA」のカレー

13:30
昨日、かき氷をいただいた「カフェRERA」にて、ランチをいただきました。色々なメニューの中からカレーを選択。様々なスパイスが入った本格派で、とても美味しかったです。

カレーと一緒に頼んだのがマンゴージュース。こちらも濃厚で絶品でした。


体調が回復したところでツーリング再開です!




ヨナグニサンを見られるかも!アヤミハビル館

天気が下り坂に向かっていたので、屋内で楽しめる施設に向かうことにしました。


アヤミハビル館

14:55
やってきたのは島の内陸部にあるアヤミハビル館。日本では与那国島と石垣島、西表島にしか生息が確認されていない蛾、ヨナグニサンに関する展示が充実している博物館です。

入場料(大人500円)を受付で支払い入場。


ここで、ヨナグニサンに関する基礎情報を紹介しておきます。

■羽の長さが片方だけで13~14cmにもなる、日本最大の蛾(世界では第2位)。

■もちろん幼虫(芋虫)も巨大。

■インドや東南アジア、中国などに生息するが、日本では与那国島、石垣島、西表島のみに生息。

■一生の大半を幼虫として過ごす。羽化した後の寿命は一週間程度。

■准絶滅危惧種に指定されている。

■与那国島の方言で「アヤミハビル」(「アヤミ」=「模様がある」、「ハビル」=「蝶」)と呼ばれている。



アヤミハビル館

まずはシアタールームにて、ヨナグニサンの生態について映像で学びます。

ヨナグニサンの誕生から幼虫、脱皮、蛹を経て、成虫に至るまで、実際の映像を交えながら分かりやすくまとめられています。大スクリーンで映し出されるヨナグニサンは少しグロテスクですが、分かりやすい解説で中和されたせいか、食い入るように見てしまいました。


アヤミハビル館

アヤミハビル館

映像を見た後は、展示を見て周りました。

与那国島のヨナグニサンのみではなく、世界各地にいるヨナグニサンの仲間、そして与那国島に生息する様々な生物に関する展示がされています。小さな島の博物館とは思えない程充実した展示で、夢中になってしまいました。


ヨナグニサン@アヤミハビル館

そして、見学順路の最後には、ヨナグニサンを実物で見ることができるのです!

この日は、たまたま蛹から羽化した成虫がいたようで、日本最大の蛾をこの目で見ることができました。学芸員さんのお話しによると、この成虫は昨日までは蛹だったようで、成虫の姿を見ることができるのはラッキーなんだとか。


ヨナグニサン@アヤミハビル館

成虫を見ることが出来たこと以上に驚きだったのが、この斬新な展示方法!逃げ出す恐れがあるのでガラスケースや檻の中に展示されていると予想していたのですが、なんとむき出しなんです!

この展示方法について、学芸員さんに質問したところ、「ヨナグニサンは夜行性なので、開館時間はほとんど活動しない。そのため、むき出しで展示してある。」とのこと。学芸員さんも、「アヤミハビル館に赴任した当初は、かなり驚いた」のだそう。ちなみに、夜になると活動を開始するため、閉館時間に合わせて専用の部屋に移すのだそうです。

確かに、至近距離から観察してみましたが、羽が僅かに動くだけで、活動らしい活動は全くしていませんでした。



なお、成虫の隣には色々な成長段階の幼虫、蛹が、これまたむき出しで展示されていました。左から右に行くに従って、成虫に近づいているという並び順。とても分かりやすいです。


なお、この後強めのにわか雨が降ってきたため、しばらくヨナグニサンの展示を見ていました。1時間程滞在しましたが、飽きることなく楽しむことができました。


アヤミハビル館。准絶滅危惧種に指定されているヨナグニサンを生で見られるかもしれないので、余程の虫嫌いでなければ是非とも訪れて欲しいスポットです。




アヤミハビル館は、他の観光地や集落から離れた辺鄙な場所にあります。少々道が分かりにくいため、行かれる場合は事前に場所を調べておくと良いでしょう。

与那国島旅行記【13】祖納の居酒屋、「ビヤガーデン国境」で呑む
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|投稿:2019.09.17 | 最終更新:2019.09.24 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【11】グラスボートで行く!海底遺跡(海底地形)ツアー

2019年6月8日

与那国島滞在2日目

この日は与那国島で最も有名なスポット、与那国島海底遺跡与那国島海底地形)へ向かいます。


与那国島海底遺跡(海底地形)とは?

今回向かうのは、「与那国島海底遺跡」。正式名称は「与那国島海底地形」ですが、「与那国島海底遺跡」とも呼ばれています。後者の方が通りが良いようなので、この記事では「海底遺跡」という名称で統一させていただきます。



上の地図をご覧ください。「与那国島海底遺跡」があるのは、与那国島の南側の海の底。この海域には、人工的に造られた階段や溝のような地形が広がっています。その名のとおり「遺跡」のような光景なのだとか。

自然に出来た地形だとする説が有力ですが、古代文明の建物であったとする説、石切場の跡だとする説もあり、2019年現在結論は出ていません。

そんな神秘性が話題になり、全国的にも有名なスポットとなっています。与那国島の名前を知らなくても、「沖縄の海に海底遺跡のような地形がある」ことを知っている方もいるのではないでしょうか?

海底遺跡がある海域を潜るダイビングが人気なのですが、スキューバダイビング未経験の僕にはハードルが高いため、お手軽に行けるグラスボートによるツアーを選択しました。




海底遺跡観光船、出航!

今回は、有限会社入船エンタープライズが運航する海底遺跡観光船に乗りました。事前にネット予約をしたのですが、レスポンスが無く、電話をしたところ予約がとれました。なかなかアバウトですな…(汗)

波の状況によっては中止になることもあるようですが、無事出航できることになりました。ただ、前日いただいた連絡によると、かなりの揺れが予想されるとのこと。これはヤバいぞ。


海底遺跡観光船

前置きが長くなってしまいましたが、8:30、指定された時刻よりも少し早く久部良港に到着。僕たちは久部良に宿泊していたので歩いて来ましたが、送迎サービスも行っているようです。

簡単な受付を済ませ、船に乗り込みます。


海底遺跡観光船

観光船の中はこんな感じ。船の左右両側に座席があり、背中合わせで座ります。真ん中には何もない謎のスペース。この真下に海底遺跡を見るための、船室があるのでしょう。

なお、僕たちは一番乗りだったので、前の方から詰めて座るよう案内されました。そして手渡されるビニール袋。コイツの世話にはならないようにしたいですね。

席に座り、酔い止め薬を飲み、出航の時を待ちます。


海底遺跡の図

船内にあった海底遺跡の図。ほうほう、こうなっているのか。結構複雑で人工的な地形。これは本当に遺跡のようではないですか。


海底遺跡観光船

8:59
出航の1分前に大型の観光バスがやってきて、中高年の団体がゾロゾロと乗り込みます。最終的には席の7割近くが埋まりました。

団体さんを乗せ、船はエンジン音を轟かせて久部良港を出航しました。


海底遺跡観光船

西崎を周り込み、与那国島の南側の海に出ると、船がグワングワンと揺れ始めます。上下左右にグワングワン。窓に貼られたアクリル板を、容赦なく波が打ち付けます。

このアクリル板がなかなかの曲者でした。波の侵入を防いでくれる半面、風も全く入ってこないので、船の中の空気が籠り、めちゃくちゃ蒸し暑いのです!汗がドッと噴き出します。熱中症を防ぐためには、水を飲むべきなのでしょうが、船が揺れすぎてリュックサックからペットボトルを取り出すのも一苦労。

暑さと揺れに翻弄され、海底遺跡に到着する前には若干グロッキーになっていました。




到着!与那国島海底遺跡!

海底遺跡観光船

9:30
出航から30分で海底遺跡がある海域に到着。ここでアナウンスがあり、全員船底にある船室に移動します。

大揺れの中、狭い階段を下ると青白い光で包まれた小さな部屋。そう、ここはもう海面下なのです。足元にズラリと並んだ四角い窓からは海中を漂う気泡が見えました。

「大変揺れるので、どちらかの窓の方に顔を向けてうつ伏せになってください」

スタッフの指示に従い、床に腹ばいになって窓の外を見ます。

どんどん酷くなる揺れ。この海域の波が特に高いのか、船底に移動したからなのかは分かりませんが、振り子のように激しく揺さぶられます。かなりヤバい。変な汗がダラダラと流れ始めました。


与那国島海底遺跡

それでも、海中に目を凝らすと、真下には海底遺跡が広がっています。写真は上手く撮ることはできませんでしたが、確かに階段のような地形が見えますね。少しずつポイントを移動するため、海底遺跡の色々な部分を見ることができます。


与那国島海底遺跡

溝のような地形も見られました。

もう少しじっくりと見たかったのですが、こみあげて来る吐き気を抑えるのに必死で、それどころではありませんでした。もう少し波が穏やかな時に来たかったですなぁ…。

船は10分程海底遺跡の上をグルグルと巡り、久部良港へと戻り始めました。




船酔いをしやすい方は十分な対策を!

帰りは風通しの良い席に移動し、グッタリと休んでいました。風と共に波も容赦なくかかる席ですが、そんなことは全く気にならない程具合が悪い状態でした。

…というわけで、与那国島の海底遺跡ツアーに参加しようとしている方は、十分な船酔い対策をして望んだ方が良いと思います。いざ海底遺跡に着いても、具合が悪くなっていては楽しめないと思うので。


僕は、愛用している酔い止め薬を迂闊にも忘れてしまったため、現地で手に入れた薬を飲みました。

個人的におススメなのはアネロンニスキャップ」ですね。

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また、本日は運が悪く波が高い日に当たってしまいました。旅程が柔軟に変えられる方であれば、乗船日時を海が穏やかになりそうな日に変更するなどの方法を採っても良いかもしれません。


西崎とトゥイシ

10:02
西崎の沖をグルリと迂回して久部良港に帰港。何気なく撮影した写真ですが、手前には2019年6月に「新たな日本最西端」となったトゥイシが写っていますね。


フェリーよなくに

久部良港に到着する寸前、今まさに出航した「フェリーよなくに」とすれ違いました。「フェリーよなくに」は飛行機と並ぶ、与那国島へのアクセス手段の1つ。当然飛行機よりも大幅に時間がかかり、約3時間40分をかけてゆっくりと石垣島へ向かいます。

大変良く揺れるため、通称「ゲロ船」という不名誉な呼ばれ方をされています。海況から判断されるに、今日はさぞかし揺れるのでしょう。甲板からこちらに向かって手を振っている旅人が何人かいましたが、彼らの無事を祈らずにはいられませんでした。

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|投稿:2019.09.14 | 最終更新:2019.09.17 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【10】与那国島の人気居酒屋、「島料理 海響(いすん)」で呑む

2019年6月7日

与那国島で過ごす最初の夜。宿泊している「民宿もすら」は夕食が出ない宿なので、島の居酒屋で飲むことにしました。


島料理 海響(いすん)

19:55
やってきたのは久部良にある人気居酒屋、「島料理 海響(いすん)」。「日本最後の夕日が見える丘」からそのまま歩いてやってきました。

人気があるため予約必須という情報も得ていたので、夕日の時間の後の20時から予約していたのです。実際に、席はほぼ満席状態だったので、予約していったのは正解だったようですね。




与那国随一の人気居酒屋、「海響」のメニュー

メニュー@島料理 海響(いすん)

こちらが「海響」のメニュー。

ちゃんぷるー」や「ソーキ」、「ひらやちー」など、定番の沖縄料理がメニューに並んでます。そして、よーく見ると、与那国島ならではのメニューが。

まず、何と言っても与那国島で水揚げされるカジキは食べておきたいですね。この店では刺身やバター焼き、中身(内臓)ポン酢など、様々な形で提供されています。

また、目を引くのが「長命草」の文字。長命草は、与那国島に自生する野草。健康にも美容にも効果があると注目されている植物で、青汁やサプリメントにもなっているようです。

与那国島に来たのであれば、カジキと長命草は外せないですね!


メニュー@島料理 海響(いすん)

ドリンクメニューがこちら。

やはり与那国島と言えば、60度という半端ない度数を誇るお酒、花酒。そんな強烈なお酒が、さりげなくメニューに掲載されているのが恐ろしい所です。

翌日は海底遺跡を観に行く予定で、花酒は船酔いの引き金にもなりかねないので、今夜はパス。明日の夜、飲むことにしました。


メニュー@島料理 海響(いすん)

壁にはその日のオススメメニューが貼り出されていました。通常メニューに載っていない物もあるので、要チェックです。




カジキや長命草… 「海響」で与那国の幸を堪能する

まずは、与那国特産のカジキを刺身でいただきましょう。するとお店のお姉さんから耳寄りな情報が!

「今夜は『アカマチ』っていう、沖縄県では高級魚と言われている魚が入ってますが、一緒に出しますか?」
是非お願いします!


島料理 海響(いすん)

…というわけで、カジキとアカマチの刺身です。中央に盛られているのがアカマチ、両側がカジキですね。

カジキ、アカマチともにめちゃくちゃ美味いですね!オリオン生ビールが進みます。

アカマチ」は沖縄での呼び名で、正式名称は「ハマダイ」というそうです。関東地方などでは「オナガ」と呼ばれているのだとか。伊豆諸島や南西諸島など、南の海で獲れる魚で、地方によっては高級魚として人気がある魚なのだそうです。


島料理 海響(いすん)

ふーちゃんぷるー

沖縄と言えばやっぱりチャンプルー。この店では4種類のチャンプルーがメニューに載っていました。車麩の独特の食感がたまりませんね。


島料理 海響(いすん)

ゴーヤのかき揚げ

珍しいので食べてみました。ゴーヤと言えばチャンプルー一択だと思っていましたが、これはアリですね。塩をつけていただきました。


島料理 海響(いすん)

車海老の塩焼き

カジキマグロ漁とならび、与那国島では車海老の養殖が盛んです。特産の車海老はシンプルに塩焼きにして提供されています。

この辺りからビールから古酒にチェンジ。強い古酒がガンガン進んでしまって、危険ですね(笑)


島料理 海響(いすん)

長命草の白和え

長命草を扱ったメニューはいくつかありましたが、一番素材の味を楽しめそうな白和えを頼んでみました。

白和えの中に細かく刻まれた緑色の葉のような物が入っていますが、これが長命草でしょう。食感は固め。味付けがされており、長命草本来の味はよく分かりませんでした。


島料理 海響(いすん)

かじきバター焼き

淡白でクセがないカジキマグロは、シンプルにバター焼きが美味いですね。ホロリとした食感がたまりません。


島料理 海響(いすん)

ジーマミの揚げだし

沖縄の名物、ジーマミー豆腐(ピーナッツで作られた豆腐)を揚げ出し豆腐にしたもの。沖縄の居酒屋でたびたび目にするメニューですが、個人的にはかなり好きな料理なんです。

ジーマミー豆腐特有の仄かな甘さと、トロっとした食感が病みつきになりそうな美味しさでした。




この店では1時間30分程飲み、21:40頃帰路につきました。料理も酒も美味しく、与那国産の食材も食べることができて、大満足のお店でした。



日本最西端の集落、久部良にある名酒場、「島料理 海響(いすん)」。与那国島を訪れた際には、是非とも立ち寄ってみてください。


次回は与那国島滞在2日目。与那国島観光の目玉である海底遺跡クルーズに出かけます。

与那国島旅行記【11】グラスボートで行く!海底遺跡(海底地形)ツアー
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|投稿:2019.09.09 | 最終更新:2019.09.14 |カテゴリ: 旅行記

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