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留浦浮橋 スリル満点!ダム湖に漂う橋を渡ってみた(東京都奥多摩町)

留浦浮橋

東京都奥多摩町

東京の都心、新宿駅から鉄道で2時間あまりで行くことができる自然豊かな町です。東京都最高峰である雲取山や関東地方最大級を誇る日原鍾乳洞を擁しており、休日ともなると都心から多くのハイカーや観光客が訪れます。

今回は、そんな奥多摩町の定番の観光地…ではなく、密かな人気を集めるスポット、留浦浮橋を紹介したいと思います。






留浦浮橋とは?

今回紹介する留浦浮橋、「留浦」と書いて「とずら」と読みます。



留浦浮橋があるのは、多摩川の上流、小河内ダムによって形成された奥多摩湖の湖上。数百m上流に行くと山梨県という、東京都の端っこに存在します。

そもそも「浮橋」というもの自体、あまり聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。橋は橋脚などによってしっかりと地面に固定されているものが一般的ですが、浮橋は水上に並べられた船や浮きの上に板を敷き、それを繋いで造られた簡易的な橋です。通常の橋に比べて架けるのは簡単な反面、ちょっとした流れや波によって影響を受けてしまいます。全国的に見ても数が少ないタイプの橋と言えるでしょう。


留浦浮橋

こちらが留浦浮橋です!

ダム湖の水面を真っ二つに割るように架かっている橋。等間隔に並ぶオレンジ色の“浮き”と、少し上流側にカーブしている線形が印象的です。

ダムが出来る前、留浦集落の住民が多摩川の対岸の山林へと通う道があったのですが、ダムによって水没してしまうため、その道の代替として架けられたのがこの浮橋なんだそう。今では奥多摩の隠れた観光地として、ちょっと知られた存在になっています。

それでは実際に渡ってみましょう。




留浦浮橋を渡ってみた

留浦浮橋

留浦浮橋は特殊な橋なので、渡る際には注意すべき点があります。特に注意すべきなのが以下の点。

  • 一橋節(五メートル)に十名以上乗らないこと。
  • 風の強い時は渡らないこと。

湖面に浮いているだけという、不安定な浮橋ならではの注意事項ですね。また、ここには書かれていませんが、水が少なくなる時期などは橋が取り外され、渡ることができなくなるようです。


留浦浮橋

実際に渡ってみると、歩くたびに橋が浮き沈みするのが実感できます。特に板と板を繋ぐ“節”の部分は大きく沈みますね。しっかりとした鉄製の柵があるため転落の恐怖はないですが、この浮き沈みによってそこそこのスリルを感じることはできます。

ちなみに“節”の部分は段差になっているため、躓かないよう注意が必要です。「転倒=即転落」といったことはなさそうですが、ユラユラと揺れる湖上の橋で転倒したら、しばらくトラウマになりそうですね…。


留浦浮橋

留浦浮橋

橋からの景色。通常の橋と違い、水面が目と鼻の先なのが新鮮ですね。ダム湖なので、湖面はいたって穏やか。浮橋を歩くたびに聞こえるギシッギシッという金属音だけが山にこだまします。


留浦浮橋

写真を撮りながらゆっくりと歩き、5~6分で渡り切りました。振り返ると対岸には留浦集落が見えています。この集落の住民で、現在も生活のためにこの橋を利用している方はいるのでしょうか…。




留浦浮橋の駐車場

留浦浮橋

留浦浮橋の前には国道411号線が通っているのですが、国道に沿って20台分が停められるくらいの駐車場があります。橋を訪れる人だけでなく、釣り人にも利用されているようで、比較的混雑していました。

なお、駐車場の脇には公衆トイレもあります。


留浦浮橋のアクセス

車でのアクセス

中央道大月ICから国道139号線等を経由して約1時間

圏央道青梅ICから国道411号線等を経由して約1時間10分

中央道勝沼ICから国道411号線等を経由して約1時間20分



バスでのアクセス

■JR青梅線奥多摩駅から西東京バスの路線バス(鴨沢西行き、丹波山村役場行き、小菅の湯行き)に乗車し約30分。「留浦」停留所で下車。



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|投稿:2023.06.30 | 最終更新:2023.06.30 |カテゴリ: 東京都

スープ入り焼きそば 塩原温泉で人気のご当地焼きそばを食べてみた(こばや食堂@栃木県那須塩原市)

スープ入り焼きそば

栃木県那須塩原市
関東地方有数の人気温泉地、塩原温泉を擁する観光都市です。今回は塩原温泉で人気のご当地グルメを紹介します。

それがスープ入り焼きそば

栃木県のご当地焼きそばと言えばじゃがいも入り焼きそば紹介記事)が有名ですが、スープ入り焼きそばも負けず劣らず人気が高いご当地焼きそばです。塩原温泉には「こばや食堂」、「釜彦」という二大人気店があります。今回はこばや食堂さんでスープ入り焼きそばをいただきました。

この記事ではスープ入り焼きそばの魅力、こばや食堂のメニューや駐車場情報などを紹介したいと思います。






塩原温泉の人気食堂 こばや食堂



こばや食堂は塩原温泉の温泉街にある食堂。国道ではなく、旧道にあたる塩原街道沿いにあるので、訪れる際には注意が必要です。


スープ入り焼きそば

こちらがこばや食堂です。

訪れたのは休日の正午。人気店だけあって、雨にも関わらず店の前には列ができていました。店の外に数名、店内でも数名の列が出来ており、並び始めてから席につくまでの時間は20~30分くらいでした。

店内はカウンター席と小上がり。昔ながらの食堂といった雰囲気です。




実食!スープ入り焼きそば

スープ入り焼きそば

こちらがスープ入り焼きそばです!

その名のとおりスープが並々と入った焼きそば。ここまでスープが多いとラーメンにも見えなくもないですが、炒められたキャベツと豚肉、やや茶色に染まった麺、そしてソース色のスープが「俺は焼きそばだ!」と主張しています。

食べてみると確かにソースの味。ソースと言っても、そこまで尖った味ではなく、ダシと中和されて思いのほか優しい味わいです。これは美味しい!焼きそばともラーメンとも違ったクセになりそうな味ですね。


スープ入り焼きそば

卓上には七味唐辛子、ブラックペッパー、そしてニンニク入りの酢。この酢がスープ入り焼きそばとの相性が抜群なのです。

半分以上食べ進めたところで少し酢を垂らすと、味が劇的に変わります。酸味により味が締まるとともに、ニンニクにより深みが増します。本当に味が変わるので、入れるのは途中からにしてくださいね。




こばや食堂のメニュー

スープ入り焼きそば

こちらがこばや食堂のメニューです。看板メニューであるスープ入り焼きそばは並、大、特大から量を選ぶことが可能。訪れていたお客さんのほぼ全員がスープ入り焼きそばを食べていました。

その他にもラーメン、焼きそば、カレーライス、チャーハン、定食系など、昔ながらの食堂らしいメニューが並びます。


こばや食堂の駐車場

スープ入り焼きそば

こちらがこばや食堂の駐車場です。店の東側に数台が停められる砂利敷きの駐車場が用意されています。


スープ入り焼きそば

店の向かい側にも数台分の駐車場。こちらの駐車場は舗装されています。




こばや食堂へのアクセス

車でのアクセス

東北道西那須野塩原ICから国道400号線等を経由して約25分



バスでのアクセス

東北本線西那須野駅からJRバス関東の路線バス塩原温泉行きに乗車し約45分。終点の塩原温泉で下車。



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|投稿:2023.06.14 | 最終更新:2023.06.14 |カテゴリ: 栃木県

たくみの里 わらアート展示2022に行ってみた(群馬県みなかみ町)

わらアート

群馬県北部にあるみなかみ町

利根川の源流があり、谷川岳などの山々が連なる自然豊かな町です。水上温泉猿ヶ京温泉湯宿温泉法師温泉など、著名な温泉地を抱える北関東随一の観光地でもあります。

今回はそんな群馬県みなかみ町で、毎年行われているイベントを紹介したいと思います。

それが「たくみの里 わらアート」。

わらアートとは、その名のとおり藁を編んで作られたアート。農村風景に馴染んだ観光資源として、2017年から展示されるようになりました。

わらアートが展示されるのは、11~12月。2022年は11月1日から12月31日までの2ヶ月間、7つのわらアートが展示されていました。そのアートが、藁で作ったとは思えないほどリアルで精巧だという評判を聞いていたので、2022年の11月に見に行ってきました。

この記事では2022年の「たくみの里 わらアート」を巡った時の様子について書きたいと思います。2023年以降とは、状況が異なることもありますので、ご了承ください。






わらアート巡りの拠点は道の駅「たくみの里」

わらアート

わらアートは約1kmの範囲内に点在しています。そのため、車を停めて徒歩や自転車で巡るのがおススメです。わらアート巡りの拠点となるのが道の駅「たくみの里」

道の駅ではわらアートのパンフレットを配布していることに加え、レンタサイクルの取り扱いもあります。車で訪れた場合は、道の駅「たくみの里」に車を停めるのが良いでしょう。


わらアート

道の駅にもわらアートの作品があります。

こちらは「アマビエの正体見たり」。コロナ禍の時代を象徴する作品ですね。


わらアート

道の駅で見られる作品はまだまだあります。

2023年の干支である「ウサギ」。非常に可愛らしいデザインで、記念撮影をする人たちが次々とやってきていました。


わらアート

こちらは「たくみの里」バス停の前にある「笑わらバス」。

こちらの作品は実際にバスの車内に入ることができます。車内にはハンドルも付けられているという凝りっぷり。車内に乗り込んで、記念撮影をするのも良いでしょう。




「迷惑龍」 世界一大きなわらアート

道の駅から300m程の場所、「たくみの里」という名前の交差点にわらアートのメインとも言うべき作品が展示されています。道の駅から歩いて見に行ってみました。


わらアート

それがこちら、「迷惑龍」です!

見上げる程の高さ!藁で作ったとは思えない程の、巨大で精巧な龍です。


わらアート

「迷惑龍」を見るためのスペースが畑の中に作られていました。ロープで囲まれたエリア以外は、私有地なので立入禁止です。

また、「迷惑龍」の目の前の道路も駐車禁止なので、要注意です。車で訪れた方は道の駅を利用しましょう。


わらアート

「迷惑龍」は高さ9.6m、全長15.2m。わらアートとしては世界最大。「迷惑」とは、日本語の「迷惑」ではなく、中国語で「戸惑う、見当がつかない」という意味なんだそうです。

大きさもさることながら、長い首や尻尾など、藁で作るのが難しい部分が表現されているのが凄いですよね。

この「迷惑龍」は道の駅「たくみの里」の入口に位置しているので、「掴み」としては最高だと思います。





須川宿を通り、「カンタ塚」を見に行こう

道の駅の近くにあるわらアートは見終わったので、少し遠くのアートを見に行きたいと思います。道の駅から約1km離れたアート「カンタ塚」へ。


わらアート

「カンタ塚」に向かう際には、須川宿を通ります。須川宿は群馬県から新潟県まで続く三国街道の宿場町。三国街道の後を継いで整備された国道17号線のルートから外れたためか、数百mに渡って当時の街並が残されています。

当時の光景に思いを馳せながら一直線に続く宿場町を歩くのは気持ちが良いですね。


わらアート

カンタ塚」に到着しました。

こちらは、かつて「たくみの里」で周遊馬車として人気を集めた「カンタ」君を模した作品。作品は馬小屋の隣に設置されており、すぐ近くでは本物の馬が草を食んでいました。




「イノシシ」、「赤谷のイヌワシ」は車かレンタサイクルで

残るわらアートは2作品。この2作品は道の駅から離れており、尚且つアートの脇に駐車スペースもあるということだったので、車で巡ることにしました。


わらアート

イノシシ」は須川宿の北西にある笠原地区にあります。集落内のちょっとした広場に設置されていました。尻尾まで表現されており、とてもリアルなイノシシ。テーブルやベンチも設置されており、アートを楽しみながらマッタリとお茶を飲むこともできます。

「イノシシ」は、「たくみの里」におけるわらアートの第1号として、愛されているのだそうです。


わらアート

最後に紹介するのは「赤谷のイヌワシ」。須川地区の西側の畑の中にあるアートです。

こちらはみなかみ町の赤谷の森に生息するイヌワシをモチーフにした作品。日本のイヌワシは繁殖成功率が低下してきており、みなかみ町の森では保護活動が行われているのだそうです。




たくみの里へのアクセス

車でのアクセス

関越道月夜野ICから国道17号線を経由して約20分



バスでのアクセス

上越線沼田駅または上越新幹線上毛高原駅から関東交通の路線バス猿ヶ京線に乗車。「たくみの里」停留所で下車。沼田駅から約50分、上毛高原駅から約20分

※「たくみの里」を経由しない便もあるので要注意。


【参考】関東交通(トップ>路線バス>沼田・昭和村・たんばら・老神・猿ヶ京方面)


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|投稿:2023.01.01 | 最終更新:2023.01.01 |カテゴリ: 群馬県

松が下雅湯、足附温泉、地鉈温泉、憩の家 式根島の温泉を巡ってみた(東京都新島村)

式根島

東京都式根島。



東京都心から約150km、伊豆諸島に含まれる小さな島です。新島と2島で東京都新島村を構成しています。

式根島と言えば温泉が有名。島内には、日帰り入浴施設が1ヶ所、そして無料で入浴できる野湯が何ヶ所もあります。野湯の中には大潮の日しか入れない難易度の高いものもありますが、今回は比較的気軽に入浴可能な松が下雅湯足附温泉地鉈温泉、そして唯一の有料施設である式根島温泉憩の家を紹介したいと思います。






松が下雅湯 式根島の無料温泉の中では最もお手軽な温泉



式根島の野湯は島の南部に集中しています。まずは野湯の中でも最も気軽に入浴できる…、というよりも「野湯」というには設備が立派過ぎる松が下雅湯を紹介します。


式根島

松が下雅湯があるのは式根島港という漁港のすぐ隣。漁港の脇に「温泉入口」と書かれた表示があり、駐車スペースもあるので、車や自転車で訪れた方はここに停めるようにしましょう。上の写真にもあるとおり、漁港から先は自転車での乗り入れも禁止です。

ちなみに、後で紹介する足附温泉は、松が下雅湯の数百m奥にあるため、同じく式根島港前からアクセスするのが便利です。


式根島

こちらが松が下雅湯です!

漁港の脇の遊歩道を歩いていくと唐突に湯船が現れるので、予備知識がない方が来たら結構驚くと思います。まさに遊歩道のすぐ脇に湯船があるという状態。そして裏手には漁港があり、漁船が何隻も停泊しています。見ようによってはシュールな光景です。

かなりオープンな立地ですが、水着着用なので安心して入浴することができます。


式根島

式根島

松が下雅湯には全部で3つの湯船があります。残りの2つはとても広く、開放的で眺めも抜群。茶色に濁っているという個性的なお湯に浸かることができます。

湯船によって、また同じ湯船の中でも場所によって温度が異なるので、好みの温度の場所を見つけてみてください。


式根島

松が下雅湯には、男女別の更衣室があります。2~3人が入ったらいっぱいになってしまいそうな程小さな更衣室なので、譲り合って利用しましょう。




足附温泉 岩場が湯船、ワイルドすぎる野湯



次に紹介するのは、足附温泉。松が下雅湯から徒歩2分程度の場所にある野湯です。舗装された道ではなく、ゴツゴツとした石が転がる道なので、近いからと言って入浴したままの格好(水着&裸足)では行けないのでご注意を。


式根島

こちらが足附温泉です!

非常にワイルド!ここが温泉だと知らなければ、ただの岩場にしか見えないでしょう。

こちらの温泉に入浴したい場合、タイミングが非常に重要。波打ち際に湯船があり、尚且つ湧出量がそこまで多くはないため、干潮の1~2時間前後が適温なのです。今回はその時間を狙って訪れたのですが、時期が11月だったということもあってか、多くの湯船がかなり温い状態でした。

それでも一部の湯船は熱すぎず、温すぎず、自然の湯船とは思えないほど気持ち良い温度で入浴することができました。お湯は無色透明。茶色のお湯が湧く松が下雅湯のすぐ近くに、色の違う温泉があるのは、なんだか不思議ですね。

なお、湯船の中に藻が発生しており、非常に滑りやすいので注意が必要です。


式根島

こんなワイルドな足附温泉ですが、すぐ近くに立派な公衆トイレ兼更衣室が完備されています。ちょっと着替えるスペースが狭いのが難点ですかね。僕が訪れた時は、貸切状態だったので、快適に使うことができました。

また、更衣室の建物の前にはシャワーがあります。藻で身体が汚れた場合でも洗い流すことが可能です。




地鉈温泉 険しい谷を抜けた先にあるワイルドな野湯



3つ目として紹介する野湯は、地鉈温泉。他の野湯2つに比べて知名度が高く、式根島の温泉と言えば地鉈温泉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。


式根島

こちらが地鉈温泉の入口。5台分の駐車場と駐輪スペースが用意されています。駐車場脇には公衆トイレもありました。

温泉はここから歩いて5分程です。


式根島

地鉈温泉は、その名の通り、地面を鉈で割ったかのような深い谷の進んだ先にあります。両側には垂直に近い崖が迫っており、凄い迫力です。また、駐車場と温泉との間には50m近い高低差があるため、急な階段を下りていく必要があります。行きは良いですが、帰りは少し大変ですね。


式根島

こちらが地鉈温泉です!

先ほど紹介した足附温泉と同様、波打ち際にある温泉。…というか、海と一体化しています。足附温泉は干潮時がおススメとお伝えしましたが、地鉈温泉は真逆。温泉の温度が非常に高いため、海水が程よく温泉と混ざり合う満潮の1~1時間半前後がおススメとされています。

地鉈温泉も、他の2つの野湯と同様に水着着用が義務付けられています。しかし、他の2ヶ所とは異なり脱衣所がありません。幸い、周囲は大きな岩がゴロゴロとしているため、岩陰でササッと着替えるか、あらかじめ水着を着てくるのが良いかと思います。


式根島

さて、温泉に入ってみましょう。あたりは、温泉っぽい色をした液体が溜まっている箇所が複数あり、「はて、どこから入ろうか」と目移りしてしまいそうな程。しかし、場所によって温度がかなり異なるので、まずは温度を確かめてから入浴することをおススメします(特に熱湯がボコボコと湧き出しているエリアがあるので、そういった場所には踏み入れないように要注意)。僕が入った時は、時期が秋だったからなのか、満潮の時間に近すぎたのか、かなり温い場所が多かったという印象でした。

それでも、適温の場所を見つけ、入浴。足元から熱めのお湯が供給されてくるのと同時に、海の方からは海水が流れ込んできて、同じ場所でも目まぐるしく温度が変わるという不思議な感覚。不快ということは全く無く、むしろのぼせることなく長く入浴できます。上手く説明できませんが、永遠にここに入浴していたくなるほど、気持ち良い温泉でした。

僕が訪れた時には「適温だったり温かったり」という感想でしたが、訪れるタイミングを少しずらすだけで印象が全然変わってくるのでしょう。色々な季節、色々な時間に繰り返し訪れたい温泉ですね。




式根島温泉憩の家 式根島で唯一の日帰り入浴施設



最後に、式根島で唯一の日帰り入浴施設、式根島温泉憩の家を紹介します。


式根島

憩の家は森の中に隠れるように存在しており、うっかりしていたら通り過ぎてしまいそうな目立たない施設。そんな憩の家ですが、200円(子供は100円)という格安のお値段で入浴することが可能です(しかもこのお値段でアメニティも完備!)。近くに住んでいたら、家の風呂には入らずにこちらに通ってしまいそうな程ですね。


式根島

こちらが浴室。内湯のみのシンプルな施設ですが、源泉かけ流しのお湯を楽しむことができます。源泉は地鉈温泉と同じで、少しお茶っぽい色に濁っているのが特徴。時間や天候の関係で地鉈温泉に入り損ねた方にもおススメしたい温泉です。とても温まるお湯で、気持ち良く入浴することができました。

また、200円という低価格にも関わらず、シャワーやシャンプー、ボディーソープが完備されていたのが嬉しかったですね。温泉巡りの〆に、こちらで身体を洗ってから宿に戻るのが良いのではないかと思います。




式根島の温泉巡りはレンタルバイクまたはレンタサイクルがおススメ

式根島は小さな島ですが歩いて周るには少し大きく、車で周るには道が少し狭いです。そのため、レンタルバイクレンタサイクルを利用するのがおススメです。レンタサイクルの場合、電動アシスト付き自転車も取り扱っているので、体力に自信が無い方でも安心して利用できるかと思います。


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|投稿:2022.12.11 | 最終更新:2022.12.11 |カテゴリ: 東京都

熊谷うどん 埼玉が誇るガッツリ系ご当地うどんを食べてみた(元祖熊谷うどん福福@埼玉県熊谷市)

熊谷うどん

皆さんはうどんと言えば何県を思い浮かべますか?

やはり讃岐うどんで有名な香川県や、博多うどんを擁する福岡県を挙げる方が多いのではないでしょうか。

今回はそのどちらでもなく、埼玉県のうどんを紹介します。

実は、埼玉県は隠れたうどん王国。武蔵野うどん冷や汁うどん鳩ケ谷ソース焼きうどん川幅うどん紹介記事)など、数々のご当地うどん犇めくエリアなのです。今回はそんな埼玉県北部の中心地、熊谷市で食べられている熊谷うどんを紹介したいと思います。






熊谷うどんとは



埼玉県北部、群馬県と接する位置にある熊谷市。小麦の生産量が県内一を誇り、古くからうどんが食べられてきました。そんな熊谷産の小麦を使い、ブランド化したのが熊谷うどんです。

2022年現在、熊谷市内の約20店舗で熊谷うどんを食べることができます。今回は、熊谷市妻沼にある人気店、「元祖熊谷うどん福福」にて熊谷うどんをいただきました。

この記事では熊谷うどんを食べた感想や、「福福」のメニュー、アクセス情報について紹介したいと思います。




熊谷市妻沼にある人気うどん店 元祖熊谷うどん福福



今回訪れたのは熊谷市にある人気のうどん店「元祖熊谷うどん福福」。群馬県との県境まで1km程度という、熊谷市北部の妻沼地域(合併前は妻沼町)にあるお店です。


熊谷うどん

こちらが「元祖熊谷うどん福福」。

複数の店舗が同居するビルの一角に店を構えており、2階には歯医者、隣にはインドカレー店が入っています。

店内には4人掛けのテーブル席と、4人掛けテーブルを仕切りで区切った向かい合わせのカウンター席が用意されていて、1人客にもグループ客にも対応した造りになっています。


熊谷うどん

地産地消にこだわっているようで、店内には「本日の産地情報」が貼られていました。

小麦が熊谷産であるのは勿論、野菜や豚肉、卵や醤油も熊谷産なんですね。さらには割り箸も熊谷産、椅子に使われている丸太も埼玉県産というこだわりっぷり(笑)




看板メニューの福福うどんを食べた

今回は看板メニューである福福うどんを注文しました。


熊谷うどん

こちらが福福うどんです!

たっぷりと豚バラ肉が入ったつけ汁に、極太のうどんを付けていただくつけ麺スタイルのうどんです。これはなかなか食べ応えがありそう。


熊谷うどん

極太で平打ちという個性的過ぎるうどん。かなり野趣あふれる麺で、ゴワゴワとした歯ごたえが特徴。

全ての熊谷うどんがこの麺というわけではありませんが、この店では「田舎うどん」風の極太麺で提供されています。


熊谷うどん

この力強すぎるマッチョな麺に負けない濃厚なつけ汁。醤油ベースの汁に極太うどんが絡み、非常に美味しいです。

そして、具材としては大ぶりの豚バラ肉がたっぷり。少し厚めにスライスされた豚バラは、ブリンブリンとした食感。とても食べ応えがある一杯でした。美味しかった…!


熊谷うどん

なお、卓上には七味唐辛子が置かれています。食べ進めながら味変をしてみるのもおススメです。




元祖熊谷うどん福福のメニュー

福福さんのメニューを紹介します。

熊谷うどん

看板メニューは肉汁うどんと肉がマシマシになった福福うどん。大きさは「」、「」、「」から選ぶことができます。今回は「中」を食べましたが、普通に満足できる量でした。


熊谷うどん

こちらが嫁が食べた肉汁うどん(中)。福福うどんよりも肉は少なめですが、それでも十分なボリュームがあったようです。


熊谷うどん

他にもきのこ汁うどん辛肉汁うどんカレーうどん…。メニューは基本的にうどん一本です。


熊谷うどん

そして度肝を抜かれたのがこちら、松阪牛の肉汁うどん

さすがは肉の王様、松阪牛を使っているだけあって結構なお値段。自分へのご褒美として、一度は食べてみたいものですね。




元祖熊谷うどん福福へのアクセス

車でのアクセス

北関東道太田桐生ICから約30分

関越道花園ICまたは本庄児玉ICから約40分

東北道羽生ICから約40分


熊谷うどん

力強い字体で書かれた「福福」文字が目印。インドレストランの主張がやや強めですが、見落とさないようにしましょう。


熊谷うどん

駐車場は、店の裏側に数台分が用意されています。


バスでのアクセス

東武鉄道太田駅南口から朝日バスの路線バスに乗車して約15分。「妻沼聖天前」停留所で下車。

JR高崎線熊谷駅北口から朝日バスの路線バスに乗車して約25分。「妻沼聖天前」停留所で下車。



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|投稿:2022.07.29 | 最終更新:2022.07.29 |カテゴリ: 埼玉県

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