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神威脇温泉保養所 奥尻島にある激渋温泉に入ってみた(北海道奥尻町)

神威脇温泉

北海道南西部にある離島、奥尻島。奥尻島の西海岸に、島内唯一の温泉施設があります。

それが、今回紹介する神威脇温泉保養所

この温泉、島唯一の温泉施設というだけでなく、泉質や雰囲気も抜群で、非常に魅力溢れる温泉施設なのです。今回はお盆休みを利用して北海道を周り、さらには奥尻島まで足を伸ばしました。

温泉ファンにも人気が高い神威脇温泉保養所、噂に違わぬ名湯だったので、ご紹介したいと思います。






神威脇温泉保養所の概要



北海道南西部、渡島半島の約20km沖にある奥尻島神威脇温泉は島の西海岸沿いにあります。


神威脇温泉

こちらが神威脇温泉保養所。1978年にオープンした温泉施設です。

奥尻島は、1993年に発生した北海道南西沖地震による津波により、壊滅的な被害を受けました。この温泉施設のある神威脇地区にも高さ6mの津波が押し寄せたのだそうです。今回訪れた神威脇温泉保養所の建物は、当時の津波にも耐えた建物。確かに非常に年季の入った建物です。

料金は比較的リーズナブル。大人420円、子供160円で入浴可能です。9:00~21:00と、営業時間が長めなのも嬉しいですね。


神威脇温泉

温泉自体は漁港の目の前に立地しています。海に面しており、背後には険しい山が迫るという非常に険しい場所です。




神威脇温泉に入ってみた

神威脇温泉

さて、早速温泉に入っていきましょう。暖簾を潜ると、どこか懐かしさを感じるロビー。入口で、受付のおじさんに入浴料金を支払います。

おじさん曰く「お風呂は1階と2階にあるからどっちに入っても良いよ。1階は45度で結構熱い。2階は43度なので、そっちの方が良いかも。」とのこと。なんと、浴室が2つあるんですね。まずはおススメの2階の浴室に行くことにしましょう。


2階の温泉

まずは、湯温が低い方の2階の浴室へ。懐かしさ漂う廊下を抜け、階段で2階に上がると、男女別の浴室があります。


神威脇温泉

こちらが2階の浴室

四角形の湯船が土色のお湯で満たされています。光の加減によっては少し緑がかって見えることもありますが、いずれにしても珍しい色のお湯。もちろん源泉かけ流しです。温泉成分の影響か、湯口や浴室の床は茶色に変色してしまっています。

浸かってみると、少し熱め。とても気持ちの良いお湯です。お湯の成分のせいか、浸かっているとどんどん身体が温まってきます。うっかり長湯をすると、あっと言う間にのぼせてしまうでしょう。小さな窓があったので、外の風に当たりながら入浴しました。ちなみに窓からは漁港と海を望むことができますよ。

なお、浴室には洗い場があり、シャンプーとコンディショナー、ボディソープが完備されています。外観の渋さと入浴料の安さから、アメニティの用意がないと思っていましたが、良い意味で裏切られました。




1階の温泉

神威脇温泉

せっかくなので、1階の温泉にも入ってみました。こちらには誰も入っていませんでした。夏なので、やはり温度が低い方の浴室の方が人気があるのでしょうか。

2階に比べると、浴室も湯船も1回り小さめ。こちらもまた、土色というかお茶のような色をしたお湯がかけ流されています。浸かってみると、確かに熱い!しかし我慢できない程ではないので、気合で身を沈めました。

不思議なもので、1度浸かってしまうと熱さをそれ程感じないもの。こちらもまた、気持ちよく入浴させていただきました。


神威脇温泉

なお、洗い場とアメニティは1階の浴室にも完備されていました。




神威脇温泉保養所へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

奥尻港から道道39号線等を通って30分。

奥尻空港から道道39号線等を通って20分。


駐車場はそれ程広くはなく、6~7台分くらいだと思います。


バスでのアクセス

奥尻港フェリーターミナルから奥尻町有バスに乗り、約1時間。終点「神威脇」停留所で下車。


ただ、温泉の営業時間に限るとバスは3往復しかなく、さらには10分程で折り返してしまうため、バスで訪れるのはなかなか大変だと思います。

【参考】奥尻町(トップ>暮らし>道路・交通情報・自動車)


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|投稿:2022.09.04 | 最終更新:2022.09.04 |カテゴリ: 北海道

さくらの滝 見頃は夏!おびただしい数のサクラマスのジャンプが見られる滝(北海道清里町)

さくらの滝

今回は北海道にあるさくらの滝を紹介します。




さくらの滝は、北海道の東部、知床半島近くの清里町にある滝。斜里岳を源流とする斜里川にあり、落差3m程の小さな滝です。

「さくら」と言っても、桜の名所というわけではありません。サケの仲間であるサクラマスの遡上が見られることから、この名が付けられたと言われています。落差3mの滝を乗り越えるため、サクラマスがジャンプする姿が見られるのだそうです。

今回は8月のお盆休みを利用してさくらの滝を訪れました。想像よりも遥かに素晴らしい場所だったので、紹介したいと思います。





さくらの滝の見頃

まずはさくらの滝の見頃について紹介します。さくらの滝を訪れる方の多くは、サクラマスの滝越えジャンプを見に来ているわけですから、当然サクラマスの遡上シーズンを押さえなくてはなりません。

サクラマスの遡上シーズンは、6月上旬から8月下旬にかけて。その時期を狙って訪れる必要があります。

また、サクラマスの体つきも時期によって変化します。6月頃には銀色ですが、産卵の時期が近づく8月頃には桜色を帯びてくるのだそうです。どんなサクラマスの姿が見たいかというこだわりがある方は、この辺りも注意する必要がありますね。


さくらの滝へのアクセス

さくらの滝へ向かう公共交通機関はありません。訪れる場合は車かバイクを利用する必要があります。

網走市から国道391号線等を経由して約50分

女満別空港から国道334、391号線等を経由して約1時間

根室中標津空港から道道150、1115号線等を経由して約1時間


※一応、釧網本線緑駅が最寄り駅ですが、5km以上離れているため、歩くのはおススメしません。




さくらの滝の駐車場

さくらの滝

さくらの滝の駐車場について紹介します。滝の近くに砂利敷きの広い駐車場があります。ラインが引かれていないため、明確な駐車可能台数は分かりませんが、満車になることはないと思われるほど広い駐車場です。

駐車場には仮設トイレが設置されていました。


さくらの滝の遊歩道

駐車場からさくらの滝までは、徒歩1分程度で到着します。


さくらの滝

遊歩道はこんな感じ。遊歩道の入口と滝の手前に階段があることを除いては、ほぼ平坦です。老若男女問わず、気軽に訪れることができます。

ただし、遊歩道の入口にも看板が掲げられていましたが、ヒグマが出没する可能性がある地域です。訪れる場合は、周囲に注意を払うようにしましょう(滝の音が大きく、熊鈴は役に立たないと思われます)。




さくらの滝でサクラマスの遡上を眺める

さくらの滝

こちらがさくらの滝です!

「おー!飛んでる!飛んでる!」

あまりにも驚いてしまい、こんな間抜けな声を上げてしまいました。

正直なところ、訪れる前は「10分くらい滞在して、1~2匹のジャンプが見られれば良いかなー」と、期待値が低めでした。しかし実際に見てみると、1秒に何匹ものサクラマスが滝に向かって跳んでいるではありませんか。これは凄い…!




スマホで動画を撮ってみました。落差はそれほどないとは言え、結構な勢いで流れている滝に向かい、次々とサクラマスがジャンプしています。僕が滞在していた数分間で、無事に滝の上に進むことができたサクラマスは確認できませんでしたが、懸命に遡上するサクラマスたちを応援せずにはいられませんでした。


さくらの滝

滝の展望スペースはこんな感じ。7~8人が来るといっぱいになってしまうほどの小さな展望スペースです。訪れた日はお盆休みということもあり、ひっきりなしに観光客が訪れていたため、あまり長時間滞在することはできませんでした。


さくらの滝

さくらの滝

短い滞在時間でしたが、望遠レンズを使ってサクラマスを激写してみました。個体によっては体が鮮やかな桜色になっていました。


さくらの滝。あまり期待値は高くなかったのですが、想像以上にたくさんのサクラマスを見ることができ、大満足の訪問となりました。また、思いのほか混雑していたので、ゆっくり撮影したい方は平日を狙って訪れるのが良いかもしれません。


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|投稿:2022.08.21 | 最終更新:2022.08.21 |カテゴリ: 北海道

羽衣の滝 落差は国内2位!天人峡を代表する名瀑(北海道東川町)

羽衣の滝

北海道中央部、大雪山系の麓にある東川町。この町には北海道、いや日本を代表する素晴らしい滝があります。

それが今回紹介する羽衣の滝

僕自身滝巡りが好きなのですが、個人的には国内で最も気に入っている滝です。滝へ向かう遊歩道沿いで発生した土砂崩れにより、2013年から長らく立入禁止となっていましたが、2018年に復旧し、再び訪れることができるようになりました。2021年の8月に再訪したので、その時の様子、アクセス方法や遊歩道についても紹介したいと思います。






羽衣の滝とは



羽衣の滝は、旭川市に程近い北海道東川町にある滝。北海道を代表する山、大雪山系の真っ只中にある滝です。周囲には、石狩川の支流である忠別川が造り上げた天人峡という深い峡谷が連なっており、羽衣の滝はその一角に存在しています。


羽衣の滝

こちらが羽衣の滝です!

写真では伝わりにくいですが、相当な高さから流れ落ちる滝です。落差は270m。1年を通して水が流れ落ちる滝としては、富山県の称名滝紹介記事)に次いで、国内2位の落差を誇ります。横浜ランドマークタワーと同じくらいの高さから水が流れ落ちているというわけですね。

高さも凄いですが、その美しさも一級品。滑らかな岩肌を、角度を変えながらサラサラと流れ落ちる様は、まさに「羽衣」のよう!

このように規模と美しさを併せ持った滝であることが評価され、「日本の滝100選」だけでなく、「世界百名瀑」にも選定されています。




羽衣の滝(天人峡)へのアクセス

羽衣の滝を含む天人峡へは、公共交通機関で行くことはできません。訪れる場合は、マイカーやレンタカー等を利用する必要があります(天人峡温泉の宿に宿泊する場合は、旭川駅から送迎有)。

道央道旭川鷹栖ICまたは旭川北ICから道道1160号、213号線を経由して約1時間



羽衣の滝の駐車場



羽衣の滝を訪れる場合には、天人峡の公共駐車場を利用しましょう。駐車場は天人峡へ至る最後のトンネル、天人峡トンネルを抜けたところにあります。


羽衣の滝

こちらが公共駐車場です。約30台が停められる広めの駐車場。ここより下流(旭川側)にも駐車場があるので、万が一ここが満車だった場合はそちらを利用しましょう。




羽衣の滝への遊歩道

羽衣の滝

駐車場から羽衣の滝の展望台までは徒歩約15分の道のり。天人峡温泉を出発し、忠別川に沿って遊歩道を上流へと進んでいきます。


羽衣の滝

スタート地点に聳える巨大な旅館、天人閣。立派な建物ですが、2018年から休業中で再開の目途はたっていないそうです。

少し下流にある天人峡グランドホテルは既に廃業し、廃墟に…。今回訪れた2021年現在、天人峡温泉で営業しているのは「御やど しきしま荘」一軒のみとなっており、寂しい雰囲気が漂っています。やはり観光の目玉でもある羽衣の滝の遊歩道の通行止の影響は、小さくなかったようです。


羽衣の滝

遊歩道は全体を通して平坦で、サクサクと進んでいくことができます。難所はありませんが、落石とヒグマには要注意ですね。熊鈴を携帯したり、音を立てながら歩くと良いと思います。


羽衣の滝

忠別川の支流である二見川に架かる橋を渡ります。羽衣の滝は二見川に架かる滝。橋を渡るといよいよ展望台に到着します。




展望台から羽衣の滝を眺める

羽衣の滝

こちらが展望台から眺める羽衣の滝です。

7段に分かれた落差270mの滝です。あまりにも巨大すぎて、全体像を見ることができません。この圧倒的なスケールに、ただただ言葉を失うばかり…。

夏に訪れたので、濃い緑に覆われていますが、秋には紅葉が美しいのだそうです。

なお、2013年に災害により通行止になるまでは、もっと近くから滝を眺めることができる展望台がありました。


羽衣の滝

こちらが2012年の9月に撮影した羽衣の滝です。

かつては滝壺の近くから滝を見上げることができる展望台が存在しました。より迫力を感じることができるため、個人的にはこちらの展望台からの眺めの方が好きでした。

また、実は、羽衣の滝は二見川(左側)とアイシポップ川(右側)という2つの川の合流地点に位置しています。かつての展望台からは、右側から合流してくるアイシポップ川も見ることができたのです。

個人的には、この展望台の復活を望みたいところですが、危険があるということでは仕方ないですね…。




時間と体力がある方は滝見台へ行ってみては

羽衣の滝には、もう1つ展望台があります。

それが羽衣の滝の全体像を遠望することができる滝見台。ただ、こちらの滝見台は高低差230m、距離にして約1.5kmの登山道を約1~1時間半かけて登らないと辿りつくことができない健脚向けの展望台。

私は訪れたことはないのですが、時間と体力がある方は訪れてみては如何でしょうか。


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|投稿:2022.04.19 | 最終更新:2022.04.19 |カテゴリ: 北海道

鳥中華 蕎麦屋の賄いから誕生したご当地ラーメン(水車生そば@山形県天童市)

鳥中華

山形県と言えば、隠れたラーメン大国。このブログでも紹介しましたが、山形市の冷やしラーメン紹介記事)や南陽市の赤湯からみそラーメン紹介記事)、酒田市の酒田ラーメン、米沢市の米沢ラーメン、新庄市のとりもつラーメンなど、各地域にご当地ラーメンが存在します。

今回紹介するのは、山形県中央部に位置する天童市が発祥の鳥中華。スープにそばつゆが使われ、山形県内の蕎麦屋で提供されることが多い異色のご当地ラーメンです。

今回は鳥中華の発祥の店、山形県天童市にある「水車生そば」さんにお邪魔しました。この記事では鳥中華を食べた感想や、水車生そばのメニューについても紹介したいと思います。






天童温泉街に店を構える人気店、水車生そば

鳥中華

水車生そば」は天童市中心街に店を構える蕎麦屋さん。天童温泉の温泉街でもあり、周囲には旅館が建ち並んでいます。

僕は駐車場のある裏口から入店したので、正面の写真は撮りそびれてしまいました。




…というわけで正面の様子はストリートビューでご覧ください。


お店の正面口は和の雰囲気を打ち出したもので、いかにも「蕎麦屋」という感じ。店内も田舎の和風家屋のような佇まいで、まさに正統派「蕎麦屋」という内観です。少なくとも、ラーメンが出そうな雰囲気ではありません。

訪れた時は割と混雑していましたが、お店自体が広いためすぐに座ることができました。




賄いから生まれたご当地ラーメン、鳥中華

メニューは色々ありますが、今回はお目当ての鳥中華をオーダー。


鳥中華

こちらが鳥中華です!

付け合わせとして赤カブ漬が付きます。


鳥中華

鳥中華。一見するとラーメン。しかしよく見ると鶏肉が入っていたり、天かすが浮いていたり、三つ葉が乗っていたりして、ラーメンとは似て非なるものということが分かります。

スープをすくって飲んでみると、何とも優しい和風の味。蕎麦つゆのようなあっさりした味に天かすが加わることで、中華麺にも合う深みのある味わいになっているような気がします。

麺は太めのちぢれ麺。この麺に、つゆを吸った天かすがよく絡みます。これは美味いですよ。柔らかい鶏肉、シャキシャキとした刻みネギ、三つ葉も非常に良い味を出していました。


この鳥中華、元々は水車生そばの賄いとして誕生したと言われています。賄いが裏メニューとして客に提供されるようになり、その後評判が評判を呼び、人気が高まっていったのだとか。他にありそうでなかった、斬新な一杯でした。


鳥中華

なお、卓上には一味唐辛子、七味唐辛子が置いてあるので、お好みでふりかけるのも良いと思います。




水車生そばのメニュー

水車生そばのメニューを紹介します。


鳥中華

鳥中華

当然と言えば当然ですが、蕎麦屋さんなので蕎麦のメニューが中心です。

将棋の駒の生産が盛んな天童市らしく、将棋の駒の形のせいろに入った「将棋ざるそば」、山形県の村山地域で食べられている「板そば」など、気になるメニューがたくさんあります。

そしてズラリと並ぶ蕎麦の中で異彩を放つ「鳥中華」。人気メニューらしく、店内のお客さんの多くが注文していました。

うどんや一品料理のメニューもいくつかあるようです。


鳥中華

温泉街にある蕎麦屋ということで、飲みに来るお客さんもいるのでしょう。お酒のメニューも充実しています。地酒や天童ワインなど、観光客には嬉しいラインナップですね。




水車生そばへのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

東北中央道天童ICから約10分


鳥中華

駐車場は、店の裏側に数台分、その駐車場と道を挟んだところに立体駐車場があります。かなりの台数が停められるようになっていました。

この立体駐車場が少し変則的で、18時以降、1階部分が有料駐車場となります。夕食時に訪れる方は、2階部分を利用する必要があるので、ご注意ください。


鉄道でのアクセス

天童駅から駅前の通りを真っ直ぐ歩いて約15分。



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|投稿:2022.01.24 | 最終更新:2022.01.24 |カテゴリ: 山形県

【宿泊記】東鳴子温泉 旅館大沼 貸切露天風呂が魅力の湯治宿(宮城県大崎市)

旅館大沼

2022年の年始、宮城県の鳴子温泉郷に泊まりました。

鳴子温泉郷と言えば、東北地方を代表する温泉地。宮城県と山形県の県境付近に位置し、鳴子温泉東鳴子温泉川渡温泉中山平温泉そして鬼首温泉の5つの温泉で構成されています。

鳴子温泉郷の魅力は、何といってもバラエティに富む泉質。温泉の泉質は11種類に分類されますが、鳴子温泉郷にはそのうち9種類もの泉質の温泉が湧出しています。まさに温泉マニア垂涎のエリアなんです。




今回宿泊したのは東鳴子温泉にある旅館大沼


旅館大沼

東鳴子温泉は鳴子温泉駅の一駅隣の鳴子御殿湯駅周辺に広がる静かな温泉地。大規模な旅館が建ち並ぶ鳴子温泉とは趣が異なり、小さな旅館や湯治宿が建ち並ぶ鄙びた雰囲気が魅力的な温泉地です。

旅館大沼は湯治宿の雰囲気を残しつつ、新しさも取り入れた宿として高い人気を持つ旅館。この記事では、東鳴子温泉の旅館大沼に宿泊した時の記録…、特に温泉や食事について紹介していきたいと思います。






東鳴子温泉 旅館大沼

旅館大沼

旅館大沼は、東鳴子温泉の中では比較的規模が大きな旅館。こちらの写真は、角度の関係で2階建てに見えますが、実は4階建ての旅館です。創業は1910年。相当歴史がある旅館ですが、古さを残しつつも現代風にリフォームされており、快適に泊まることができます。

ただし、エレベーターがないので、予約をする際には要注意です。


湯治宿としての性格も併せ持つ旅館大沼。食事付きのプランだけでなく、素泊まりで共同の台所を利用できる自炊湯治プランもあります。今回は食事の付く「一汁八菜・仙台牛の陶板焼き付」のプランを選びました。食事付きのプランも様々なプランがあるので、好みに合わせて選びことができますよ。

それでは次の章から、旅館大沼の温泉そして食事などについて解説していきます。




貸切露天風呂「母里の湯」

最初に紹介したいのが、旅館大沼で最も人気が高い貸切露天風呂「母里の湯」。

母里の湯に関して、注意していただきたい点があります。それは宿泊プランによっては母里の湯を利用できないプランがあること。僕は予約サイトから予約をしましたが、注意書きに書いてある場合がありますので、よく確認のうえ予約をする必要があります。


また、母里の湯は完全予約制。僕はチェックインの時に利用予約しました。完全予約制である理由は、母里の湯が貸切であるだけでなく、旅館から500m程離れた場所にあるため。車による送迎が発生する関係上、予約が必須というわけですね。…というわけで、チェックイン後の17時半から母里の湯を予約しました。


旅館大沼

17:25頃、利用時間の5分前にロビーに集合し、ワンボックスで母里の湯まで送っていただきます。訪れた日は雪がかなり積もっていたためか、出かける際に長靴を貸してくれました。

ワンボックスは夜の温泉街を走り抜け、途中で細い山道に入り、母里の里に到着しました。


旅館大沼

こちらが母里の湯の建物。雪が深く積もっていることも相まって、山奥の秘湯に来たような感覚。宿から車で2~3分とは思えません。

送迎してくれた方が建物の鍵を開けてくれました。「30分後に迎えに来るのでごゆっくりお楽しみください」。

よし!楽しむぞ!


旅館大沼

こちらが貸切庭園露天風呂、母里の湯です!

感動のあまり、しばし絶句。貸切とは思えない程広々とした露天風呂。脱衣所も半露天となっており、脱衣所から母里の湯の全てが見通せます。

湯船にはツルツルとした肌触りのお湯がかけ流し。東鳴子らしい油臭漂うお湯で、いかにも肌に良さそう。比較的熱めのお湯ですが、外気が冷たいのでちょうど良い塩梅ですね。浸かっては、少し外で休むということを繰り返しながら30分間を過ごしました。


旅館大沼

持ち時間が終わる頃、再び送迎車がやってきます。それまでは、浴室の近くにある待合室で過ごすことが可能です。待合室には暖房が効いているので、湯冷めの心配はありません。

送迎付きで、こんな極上のお湯に入ることができて、本当にありがたい限りですね。




旅館の館内で湯巡りが可能

旅館大沼には、離れにある「母里の湯」に加え、7つのお風呂があります。内訳としては、混浴の大浴場と女性専用風呂がそれぞれ1ヶ所ずつ、貸切風呂が4ヶ所(うち1ヶ所は蒸気風呂)、足湯が1ヶ所となっています。館内で湯巡りを楽しむことができるのです。

そのうち、足湯露天風呂「石割の湯」は冬期間は残念ながら利用不可。また、僕は男性なので当然女性専用風呂の「天女風呂」は紹介することができません。

これらを除いた5ヶ所のお風呂を紹介したいと思います。


大浴場 「薬師千人風呂」

旅館大沼
※写真は旅館大沼の公式サイトより。

旅館大沼のメインの浴室は、大浴場「薬師千人風呂」。

こちらは一番大きな浴室であり、また混浴の浴室となっています。19:30から21:00までは女性専用時間です。

1階にある脱衣所から階段を数段下りた所に湯船があるため、実質的には「半地下にある」と言えるでしょう。浴室の真ん中に大きな湯船がドドンと鎮座しています。湯船の底からお湯が注がれており、こちらも油臭のするお湯をかけ流しで楽しむことが可能です。

窓側にお地蔵さまがあったり、壁に天女の絵が描かれていたり、どこか神秘的な雰囲気が漂う浴室。天女の絵は、1996年にこの旅館に滞在した高橋典子さんの手によるものなのだそうです。





赤湯 「灯りの湯」

旅館大沼

1階にある貸切風呂、赤湯「灯りの湯」。「薬師千人風呂」とは廊下を挟んだ向かい側にあります。旅館大沼の中では最もこじんまりとした浴室。湯船の大きさとしては1人で入浴するのに適していると思います。

なお、「母里の湯」以外の貸切風呂は予約不要。利用する際は、扉の前にスリッパを置き、内側から鍵をかけましょう。


芳香浴 「ふかし風呂」

旅館大沼

1階には一風変わった貸切風呂、「ふかし風呂」があります。こちらはお湯に浸かるのではなく、温泉で温められた床に寝転がって温まるための部屋。浴衣を着たまま利用します。

「風呂じゃないし、ここはパスでも良いかなー」と思いましたが、せっかくなので利用してみました。

正直あまり期待していなかったのですが、これがめちゃくちゃ気持ち良いのです!ぬくぬくの床に横たわると、身体の芯からポカポカになる感じ。アロマの効果もあってか、あっという間に睡魔に襲われます。「パスでも良いか」と一度でも思ってしまった自分を恥じつつも、滞在中3回も利用してしまいました。

なお、汗だくになり、浴衣が濡れてしまった場合は交換してくれるとのことです。




備長炭浴槽 「陽の湯」

旅館大沼

4階にも2つの貸切風呂があります。その名も「陽の湯」と「陰の湯」。こちらの貸切風呂はどちらも人気が高いらしく、いつ行ってもどちらかの浴室は使用中でした。夜の遅い時間帯や早朝が狙い目だと思います。


旅館大沼

まずは「陽の湯」を紹介します。

こちらは竹炭を練り込んだという真っ黒な木の浴槽が特徴。黒い竹炭の浴槽は、落ち着いた雰囲気を演出することに加え、とても肌にも良いのだそうです。

この浴室の窓は南東側にあり、日の光がよく差し込むことから「陽の湯」と名づけられたのだとか。左側に写っている木の壁に開けられた丸い穴も、太陽をイメージしているのでしょう。

ちなみにこちらの浴室からは、旅館のすぐ裏を通る陸羽東線の線路を見ることができます。鉄道が好きな方は、列車が通る時間を見計らって入浴するのもおススメです。


薬石浴槽 「陰の湯」

旅館大沼

一方こちらが「陰の湯」。「陽の湯」とは逆で、北西に位置していることが名前の由来ということでしょう。壁には三日月を思わせる穴が開けられており、設計者のセンスを感じます。

こちらの湯船には、古くから薬効が高いと言われている薬石や水晶が埋め込まれています。「薬石」という言葉自体を初めて聞きましたが、体の痛みなどに効くのだとか。


この浴室からも陸羽東線を見ることができるので、こちらも鉄道好きにはおススメです。


このように旅館大沼の中だけでも非常に多くの浴室があり、大袈裟ではなく館内で湯巡りを楽しむことができました。




旅館大沼の食事

旅館大沼はお食事もまた魅力。夕食、朝食ともに1階にある食堂でいただきました。


夕食

旅館大沼

こちらが旅館大沼の夕食です。今回は、「一汁八菜・仙台牛の陶板焼き付」プラン。食事の量や内容によって、「一汁五菜」、「一汁七菜」など複数のプランから選択することができます。


旅館大沼

新年早々に泊まったので、中央にはおせち。おせちの定番である蒲鉾や数の子、昆布巻きなどが並びますが、どれもオシャレな仕上がりです。


旅館大沼

今回のプランの目玉、仙台牛の陶板焼き。サシが程良く入った牛肉、野菜、キノコをじっくりと蒸し焼きにし、特製のタレに付けていただきます。

…美味い!サラッとしたタレがとても合いますね。牛肉の脂を吸った野菜も、甘みがあって美味しいです。


旅館大沼

こちらは薬膳鍋。生姜やニンニクなどが効いたつゆで野菜やキノコを煮込んでいただきます。つゆ自体にも味があるのでそのまま食べても美味しいのですが、濃厚なゴマダレにくぐらせて食べると色々な味が楽しめます。


旅館大沼

焼き魚は高級魚、キンキの開き。キンキは好きなんですよねー。宮城県の方言では「キチジ」と言うのだそうです。


旅館大沼

この他にも、お造り(マグロ、海老、鯛、イカ)(左上)、角煮大根の青梗菜添え(右上)、天ぷら(春菊、湯葉巻き)(左下)、地大豆の冷奴(右下)など、豊富な品々が提供され、かなり満腹になりました。


旅館大沼

食事のお供には地元のお酒。地ビールである「鳴子の風」、宮城県内の酒造所で醸造された「天音」をいただきました。「天音」は鳴子在住の音楽家が作曲した「お酒の子守唄」を4ヶ月間聴かせて寝かせた日本酒なんだそう。音楽がお酒にどういった効果を及ぼすのかは分からないですが、甘くて美味しいお酒でした。




朝食

旅館大沼

こちらは旅館大沼の朝食。

ご飯がもりもり進む、「正統派の旅館の和朝食」という感じ。左上の湯豆腐は、地大豆で作った豆腐を、温泉水で煮たもの。温泉の効果なのかは分かりませんが、豆腐がほろほろになるほどに柔らかくなっており、とても美味しかったです。また大粒の納豆も食べ応えがあって良いですね。

美味しいおかずにご飯もどんどん進み、御櫃を空にしてしまいました。




旅館大沼のお部屋

旅館大沼

こちらが今回泊まったお部屋です。1~3名用の小さめのお部屋で、大きさは6畳。この旅館の中では一番リーズナブルな部屋です。Wi-fi、テレビ、ケトルなど必要最低限のものは揃っていました。トイレ、洗面所は共同です。

旅館大沼には他にも3種類のお部屋があります。料金によっては最大6名が泊まれる部屋、トイレが付いている部屋もあるようです。




旅館大沼へのアクセス

車でのアクセス

■東北道の古川ICから国道47号線を通り約40分

■東北中央道の舟形ICから県道56号線、国道47号線を通り約1時間



鉄道でのアクセス

陸羽東線鳴子御殿湯駅から約5分



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|投稿:2022.01.20 | 最終更新:2022.01.20 |カテゴリ: 宮城県

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