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高砂にくてん じゃがいもが入った変わり種お好み焼き(まつぼっくり@兵庫県高砂市)

にくてん

粉物文化が根付いている関西地方。関西各地では、地元で愛されるご当地お好み焼きが数多く存在します。兵庫県高砂市で食べられているにくてんもその1つ。

にくてんとは、じゃがいもやすじ肉、こんにゃくが入ったご当地お好み焼き。誕生の経緯は不明ですが、戦後に小麦粉がアメリカから輸入され始めたころ、おでんを食べた翌日におでんの具材を小麦粉とともに焼いて食べたのが始まりと言われています。現在では高砂市内の10店舗以上のお店でいただくことができます。

今回は高砂市内にあるお好み焼き専門店、「まつぼっくり」さんにて、にくてんをいただきました。この記事ではまつぼっくりのにくてんについて、さらには他のメニューについても紹介します。






にくてんが食べられるお好み焼き店、まつぼっくり

にくてん

今回訪れたのは兵庫県高砂市の国道2号線沿いにあるお好み焼き専門店、まつぼっくりです。周囲には郊外型の店舗が軒を連ねる、賑やかなエリアに位置しています。


にくてん

店内はボックス席が中心となっており、お好み焼き店らしく、各テーブルには鉄板が設置されています。自分が焼くスタイルではなく、店員さんが焼いたうえで席まで運んでくるスタイルです。自分で焼くのが苦手な方でも安心ですね。




高砂にくてんを食べてみた

にくてん

こちらがにくてんです!

にくてんは、生地にじゃがいもやすじ肉、こんにゃくを乗せて焼いたうえで半分に折ったお好み焼き。そのため、半月型に仕上がっています。じゃがいもやこんにゃくなどが入っているため、食感も独特。これは美味しいですね。

またじゃがいもが入っているので、比較的安く、腹持ちが良いのも特徴。美味しくてお財布にも優しく、地元で人気が出るのも頷ける一枚でした。


にくてん

他のメニューも食べてみました。

こちらは「豚グラタン」。豚肉入りのお好み焼きの中にホワイトソースが入っている、この店オリジナルのお好み焼きです。ソースの味わいと、ホワイトソースのトロッとした食感がよく合います。


にくてん

こちらは関西名物の肉吸い。大きな鉄鍋に入って登場しました。4人前はありそうですね。




まつぼっくりのメニュー

まつぼっくりのメニューを紹介します。


にくてん

高砂名物のにくてん、そしてにくてんに焼きそばが入ったにくてんモダンがあります。

さらにはお好み焼き、明石名物のたこ焼き、ネギ焼きなど様々な粉物グルメが並びます。


にくてん

この店オリジナルの変わり種のお好み焼きも多数。

お好み焼きの中にホワイトソースを入れたグラタン玉、たこ焼きのような食感が楽しめるぼっくり焼き、山芋をソース代わりにかけた山かけ焼など、気になるメニューが盛沢山。

焼きそばや焼うどんなど、鉄板焼き専門店では定番の麺類もあります。


にくてん

にくてん

鉄板焼きや一品料理、ドリンクメニューも豊富なので、飲み会にも使えそうなお店です。近所に一軒欲しいお店ですね。




まつぼっくりへのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

■山陽道の加古川北ICから兵庫県道43号線などを経由して約20分


店の目の前に6台分の駐車場があります。


鉄道でのアクセス

■JR山陽本線の宝殿駅から約700m。徒歩で10分程度。



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|投稿:2023.11.12 | 最終更新:2023.11.12 |カテゴリ: 兵庫県

正統派から変わり種まで! 明石焼(玉子焼)で飲んだ!(明石焼きゴ@兵庫県明石市)

明石焼

兵庫県明石市

県庁所在地である神戸市の隣にあり、目の前には淡路島を望む都市です。好漁場として知られており、タコや真鯛、穴子が名産品です。

今回は、そんな明石市のタコを使ったご当地グルメ、明石焼を紹介したいと思います。明石焼と言えば、関西を代表する粉物料理として有名。地元では「玉子焼」と呼ばれ、親しまれています。

僕も明石焼は何回か食べたことがあったのですが、明石市で食べたことはありませんでした。今回は明石駅前に宿泊する機会があったので、本場の明石焼を食べてきました。

今回訪れたのは明石駅近くにある人気店、「明石焼きゴ」。非常に美味しく、尚且つユニークな店だったので、この記事で紹介したいと思います。






夜も営業している明石焼専門店「明石焼きゴ」



今回訪れたのは明石駅近くの繁華街にある「明石焼きゴ」。近くには明石を代表する商店街である魚の棚商店街もあり、とてもにぎやかな雰囲気です。


明石焼

こちらが「明石焼きゴ」。明石焼専門店は夕方までの営業という店が多いですが、この店は21時半まで営業しています。明石に宿泊する旅行者にとっては嬉しいですね。

今回は20時半頃に訪れたのですが、ほぼ満席。空いていた1卓に滑り込むことができました。店の外には入店待ちの方向けの椅子も設置されており、人気の程が伺えますね。実際に僕が食べ終わって店を出るときには3名ほどの待ち客がいました。




「明石焼きゴ」のメニュー

明石焼

こちらが「明石焼きゴ」のメニューです。

食べ物は基本的に明石焼中心ですが、ラインナップはかなり豊富。基本のたこに加え、チーズえびこんにゃくキムチあなごなどの変わり種メニューが数多く存在します。中には「たんこぶ」(タコと塩昆布)、「青春バス」(梅とタコ)といった、謎のネーミングのメニューも…。どのメニューも、10個か15個で選択可能です。

ドリンクメニューは居酒屋ほど豊富ではないですが、最低限のものが揃っているという印象。


明石焼

うどん、汁物も扱っています。飲んだ後の〆には最高ですね。




ビールが付くGOセットを食べてみた

明石焼

こちらが明石焼です!

今回は明石焼15個に生ビールまたは瓶ビールが付く「GOセット」をいただきました。なお、明石焼の具材を3種類まで選ぶことができます。つまり、5個ずつ3種類の具材を楽しむことができるというわけです。今回はたこもっチーズすじこんを選択しました。


明石焼

箸で掴むとホロリと崩れてしまいそうな程柔らかい明石焼をダシにつけていただきます。美味い!アツアツの明石焼が口の中でとろけ、ダシのうまみが広がります。

アツアツを頬張り、キンキンに冷えた生ビールで流し込みます。明石焼で飲んだのは初めてですが、これは良いですね。

今回は3種類の明石焼を食べましたが、特に気に入ったのがもっチーズ。チーズの程よい塩味と、餅の食感が最高でした。

色々な具材を試してみたくなりますね。なお、15個は結構多そうに見えましたが、ペロッと食べきることができました。




正解率によって割引になる漢字テストが名物

この店には明石焼の他にもユニークな名物があります。



明石焼

それがこちらの漢字テスト。テストは漢字の読み仮名を答える形式のもので、全部で10問。注文時にテストを渡され、料理が届くまでの間に回答することになっています。勿論スマホなどを使って調べることは禁止です。

6問以上正解すれば割引になるのですが、非常に難易度が高く、残念ながら6問には届きませんでした。


「明石焼きゴ」へのアクセス

鉄道でのアクセス

■JRまたは山陽電鉄の明石駅から徒歩約5分



車でのアクセス

第二神明道路大蔵谷ICまたは玉津ICから約10分


駐車場はないため、近くのコインパーキングに駐車する必要があります。


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|投稿:2022.10.02 | 最終更新:2022.10.02 |カテゴリ: 兵庫県

志摩地方の郷土料理 カツオの手こね寿司を食べた(みきや食堂@三重県志摩市)

手こね寿司

今回は三重県の郷土料理、手こね寿司について紹介します。

手こね寿司は三重県の志摩地方に伝わる郷土料理。カツオやマグロなどの刺身を漬けにして、大葉などの薬味とともに酢飯に乗せたという独特な料理です。元々は忙しい漁師が手軽に食べられる料理として考案されたのだとか。

今回は手こね寿司の発祥と言われている志摩市和具地区(平成の大合併前は、志摩町の中心部だったエリア)を訪れました。和具港の目の前にある「みきや食堂」で手こね寿司を食べてきたので、その魅力などをお伝えしたいと思います。






和具港前にある渋い店、みきや食堂



今回訪れたのは、三重県志摩市にある「みきや食堂」。英虞湾を包み込むように伸びている先志摩半島の中心部である和具地区にある店です。先述しましたが、和具地区は手こね寿司の発祥の地として知られています。


手こね寿司

みきや食堂は和具港の目の前にある食堂。かなり渋い外観の食堂です。


手こね寿司

店の前には「手こね寿司有ます」の文字。

こういった看板が出ているということは、手こね寿司を出さない日もあるということでしょう。手こね寿司は、あらかじめ刺身を漬けにしなければならないためか、要予約の店も存在します。手こね寿司目当てで訪れるのであれば、事前に電話で確認しておくのがおススメです。


入店すると、とても懐かしい雰囲気。テーブル席に腰かけ、手こね寿司定食を注文しました。




手こね寿司を食べてみた

手こね寿司

こちらが手こね寿司定食(1,100円)です!

手こね寿司に焼き魚と小鉢、味噌汁、漬物が付いて結構なボリューム。これで1,100円はなかなか安いのではないでしょうか。ちなみに手こね寿司単品は700円で注文可能です。


手こね寿司

こちらが志摩名物の手こね寿司。

カツオとアジの漬けが酢飯の上に鎮座し、大葉やネギ、紅ショウガがその周りを鮮やかに彩ります。ネットリとした漬けと甘みのある酢飯が、凄く一体感があって美味しいんですよね。さらに大葉や紅ショウガによって爽やかさにプラスされています。スルスルといただくことができました。


手こね寿司

定食に付いてきた焼き魚はイサキ。こんなに大きな焼き魚が付くとは思いませんでした。身がシットリとしており、また塩加減もちょうどよく、美味しかったです。



定食に付いてきた小鉢の中身はモズク。爽やかな酸味とシャキッとした歯ごたえがたまらない一品でした。




みきや食堂のメニュー

みきや食堂のメニューを紹介します。


メニューは壁に貼られています。それほどメニューの数は多くはありませんが、全体的にお値段が安め。港の目の前に立地していることからも、地元の方の利用が多いのかもしれません。

今回はメニューにはなかったのですが、天然穴子が人気のお店らしいです。天然であるため、食べられるかどうかは運次第。手こね寿司と同様、穴子目当てであれば事前に確認しておくのが良いかもしれません。




みきや食堂へのアクセス

車でのアクセス

第二伊勢道路の終点、鳥羽南・白木ICから国道167号線、国道260号線等を経由して約45分



船でのアクセス

近鉄志摩線賢島駅前にある賢島港からあご湾定期船に乗船し25分。終点の和具港で下船。港の目の前にみきや食堂があります。





僕は、今回このルートでみきや食堂を訪れました。30分足らずの短い船旅でしたが、入り組んだ海岸線や小さな島が点在する英虞湾の絶景を存分に楽しむことができました。ノンビリと船で訪れるのもおススメです。

【参考】志摩マリンレジャー公式サイト(トップ>あご湾定期船)


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|投稿:2022.07.06 | 最終更新:2022.07.06 |カテゴリ: 三重県

隠れた長浜名物 イタリアン焼きそばとホワイト餃子を食べてみた(茶しん駅前通り本店@滋賀県長浜市)

茶しん

滋賀県長浜市

羽柴秀吉が開いた城下町として知られ、古い町並みが残る滋賀県随一の観光都市です。そんな長浜市はご当地グルメや郷土料理も有名。当ブログで以前紹介した焼鯖そうめん紹介記事)やサラダパン紹介記事)を初めとして、様々な料理が存在します。

今回は、数ある長浜市のご当地グルメの中から、イタリアン焼きそばホワイト餃子を紹介します。

イタリアン焼きそば、ホワイト餃子は長浜市内にある食堂「茶しん」で提供されている名物メニュー。長浜市のソウルフード、あるいは隠れた名物として知る人ぞ知る存在となっています。

今回は長浜市中心部にある「茶しん駅前通り店」にお邪魔し、イタリアン焼きそばとホワイト餃子を食べてきました。この記事ではそれぞれの魅力に加え、茶しん駅前通り店のメニューやアクセス情報などについて紹介したいと思います。






長浜市中心部にある人気店 茶しん駅前通り本店

茶しん

今回訪れたのは、長浜市の中心街にある茶しん駅前通り本店。その名のとおり、長浜駅の駅前通りに面しており、駅からは500m程の距離の場所にあるお店です。

店の庇には看板メニューが書かれています。そこには、「中華そば」、「中華風焼きそば」と並んで「イタリアン焼きそば」と「ホワイト餃子」の文字も。

訪れた日は連休のお昼時ということもあり、店の前には行列ができていました。諸事情で、その日は「イタリアン焼きそばとホワイト餃子しか出せない」とのことだったのですが、それでも多くの方が並んでいました。それ程人気があるメニューということですね。

なお、注文は席につくまでにレジで済ませるスタイル。事前に注文を決めておきましょう。




看板メニュー① イタリアン焼きそば

今回は茶しんの二大看板でもあるイタリアン焼きそばホワイト餃子を食べました。まずはイタリアン焼きそばを紹介します。


茶しん

こちらがイタリアン焼きそば(大盛り)です!

焼きそばとミートソーススパゲティのあいの子のような、斬新な麺料理です。この料理、どこかで見たことがあるような…。


…あ!新潟県のソウルフードとして知られるイタリアンだ!

新潟県にも「イタリアン」という名前のミートソースがかかった焼きそばがありますが、茶しんのイタリアン焼きそばは新潟県のイタリアンが元になったと言われています。3代目の店主が、新潟のイタリアンから着想を得てイタリアン焼きそばを開発したのだとか。

実際に食べてみると、新潟のものとは結構違いがあることが分かりました。

まずはミートソース。よりトマト感…、フレッシュさを感じることができる味わいです。次に焼きそばですが、こちらもソースの味を強く感じることができます。ミートソースとソース焼きそば、双方の味が強いと言っても互いがぶつかり合っているわけでもなく、程よいバランスが保たれていました。

上から振りかけられている生姜と青海苔も良い味を出していますね。今回は大盛りを頼んだわけですが、見た目よりもボリュームがありました。




看板メニュー② ホワイト餃子

茶しん

こちらが茶しんのもう1つの看板メニュー、ホワイト餃子です!

こちらのメニューも見た目からして、ただの餃子ではないことはお分かりでしょう。分厚い皮と丸いフォルム。餃子というよりも饅頭っぽいビジュアルですが、中にはひき肉と野菜が入っており、れっきとした餃子です。


茶しん

餃子のタレの作り方が書いてありました。

なるほど、この店はラー油8:醤油2の割合で混ぜるわけですね。ラー油は辛さが抑えられており、この配合でも美味しくいただくことができます。ここに酢を加えると、さらに味わい深くなりますね。

アツアツで美味しい餃子でした。




茶しん駅前通り本店のメニュー

茶しん

こちらが茶しん駅前通り店のメニュー。

先頭に記載されているのは、2大人気メニューのイタリアン焼きそばとホワイト餃子。イタリアン焼きそばは普通盛りと大盛り、ホワイト餃子は10個か20個という選択肢があります。

その他にも中華風焼きそばや中華そばなど、昔ながらの食堂で見られるようなメニューが並びます。どれもリーズナブルですね。




茶しん駅前通り本店へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

北陸道長浜ICから約10分


茶しん

店の西側の道沿いに、3台分の駐車場があります。


茶しん

ご覧のように狭い駐車場です。周辺にはコインパーキングがありますので、運転に自信が無い方はそちらを利用した方が無難だと思います。


鉄道でのアクセス

北陸本線長浜駅東口から約450m。徒歩で約6分。



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|投稿:2022.03.20 | 最終更新:2022.03.20 |カテゴリ: 滋賀県

余部鉄橋「空の駅」 かつての鉄橋はエレベーターで登れる絶景の展望施設(兵庫県香美町)

空の駅

兵庫県の日本海側に位置する香美町。この町には、かつての鉄道施設を利用した絶景展望台があります。

それが余部鉄橋「空の駅」

2022年の2月、「空の駅」を訪れてみました。美しい日本海と周辺集落を一望できる素晴らしい展望施設だったので、この記事で紹介したいと思います。






旧余部橋梁を利用した展望施設、余部鉄橋「空の駅」


今回紹介する余部鉄橋「空の駅」は、兵庫県の北部、日本海に面する香美町にあります。「余部鉄橋」と聞いてピンと来た方も多いと思いますが、この展望施設は山陰本線の旧余部橋梁の跡を利用した施設です。


空の駅

余部橋梁山陰本線鎧駅餘部(あまるべ)駅との間に架かる鉄道橋。日本海に面した余部集落を一跨ぎにする橋で、高さが40m以上もあります。1912年に完成し2010年に新しい橋に架け替えられるまで、山陰本線の鉄道橋として活躍していました。

この写真は2008年に撮影したもの。まるで鉄塔のような構造の橋脚がズラリと並ぶ独特な構造で、鉄道ファンを初めとして高い人気を誇る橋でした。

余部橋梁の知名度を高めていたのは良い側面ばかりではありません。1986年に発生した列車転落事故を忘れてはいけないでしょう。1986年の年末、この橋を走行中だった回送列車が突風にあおられ、橋の下に転落。列車の一部が橋の下にあった水産加工工場に落下し、工場の従業員5名と車掌1名が亡くなるという大惨事となりました。




こちらが2010年に完成した2代目の余部橋梁。初代余部橋梁のすぐ隣に架けられたコンクリート橋です。

2代目の橋の建設にあたり、初代の橋を保存すべきかどうかが議論となりました。「近代土木遺産として価値がある」、「事故の記憶を風化させるべきではない」という肯定的な意見がある一方で、「事故の記憶が蘇る」など、保存には否定的な意見もありました。議論の末、旧橋梁の一部を保存するという結論に至りました。

訪れるにあたっては、こういった過去があったこと、橋を保存するにあたっては色々な考えの方がいたことは忘れてはならないでしょう。




「空の駅」へのアクセスは道の駅「あまるべ」から

空の駅

車で訪れる場合、道の駅「あまるべ」が「空の駅」への入口となります。余部へ訪れるには自動車専用道である山陰近畿道が便利。道の駅へ行くためには余部インターチェンジで下りてください。インターチェンジから約1kmで道の駅に到着します。

道の駅にはお土産屋さんの他、魚介を使った料理や軽食を提供する食堂が併設されています。


空の駅

道の駅と「空の駅」そして餘部駅の位置関係が書かれた地図がこちら。「空の駅」は道の駅のすぐ西側(鳥取側)にあります。「空の駅」の入口には歩いて1分足らずで到着するので、道の駅で休憩するついでに気軽に立ち寄ることも可能です。


空の駅

「空の駅」までの道は、このように遊歩道として整備されています。ただし、余部集落の生活道路を横断する箇所があるので、そこだけ車に注意してくださいね。

上の写真の右側にある鉄製の櫓のようなものが、初代余部橋梁の橋脚です。安全を考慮してか、手前2つの橋脚は上部が取り払われていますが、奥に見える橋脚は完全体で保存されています。

奥に見える橋脚のすぐ隣に建っているのが現在の余部橋梁の橋脚。無骨な感じの初代とは異なり、スラッとしたスマートな橋脚ですね。建設された時代は100年ほどの開きがありますが、土木技術の進化を感じることができます。


空の駅

道の駅から徒歩1分足らず。「空の駅」の入口である余部クリスタルタワーの足元に到着しました。




エレベーターで「空の駅」へ

空の駅

新旧余部橋梁を下から見上げてみました。

左側(山側)を通っているのが2代目、右側(海側)を通っているのが初代余部橋梁。先述しましたが、初代余部橋梁は一部が保存され、現在では展望施設「空の駅」としての余生を送っています。

そして初代余部橋梁のさらに海側に聳えているガラス張りの塔が余部クリスタルタワー。これは「空の駅」に登るためのエレベーター。それと同時に餘部駅へのアクセスルートとしても使われています。


空の駅

エレベーターで「空の駅」へ。コロナ禍の影響でエレベーターは4人までに制限されていますが、一度乗ってしまえばあっという間に地上40mの「空の駅」まで連れて行ってくれます。しかもガラス張りなので景色も良い!

なお、「空の駅」が出来る前、つまり2代目の余部橋梁が出来るまでは、このエレベーターはなかったため、餘部駅に行くためには細い山道を登る必要がありました。「空の駅」開業によって、餘部駅の利用も便利になったと言えます。

餘部駅へのアクセスルートでもあることから、列車の運行時刻に合わせ、エレベーターは6:00~23:00まで利用可能です。




「空の駅」から絶景を楽しむ

空の駅

エレベーターの扉が開くと、そこはもう「空の駅」。旧余部橋梁の上ということになります。

…と、ここで嬉しいサプライズ。鳥取方面に向かう列車がやってきました。「空の駅」のすぐ隣の余部橋梁を、ゴオオオオと音を立てて渡っていきます。列車が来る時間を見計らったわけではないですが、ナイスなタイミングで訪れることができました。


空の駅

旧余部橋梁は、元々は無骨な鉄橋でしたが、オシャレな感じの歩きやすい歩道橋へと生まれ変わっていました。路面にはレールが埋め込まれており、かつてそこに鉄路があったことを感じ取ることできます。高い場所にあり、なおかつ真下に集落があることから、フェンスが少し高めに設定されていました。


空の駅

金網状のフェンスの隙間からは、日本海と黒瓦屋根が美しい余部集落を一望することができます。これは素敵な眺めですね。


空の駅

旧余部橋梁の端からの景色もおススメ。

旧余部橋梁は西側の一部が保存されており、東側部分は撤去されています。現存部分の東の端からは、旧余部橋梁の末端部分をフェンス越しに眺めることができます。空中で線路がプッツリと途切れる様子は、他ではなかなかお目にかかることができない光景ですよね。


空の駅

新旧余部橋梁の西側には餘部駅があります。山の中腹にある小さな駅です。

一面一線(ホームが一本、線路が一線の駅)の駅ですが、列車が停車している線路の逆側にも線路が設置されています。実はこれ、初代余部橋梁が現役だった頃の線路なんです。


空の駅

現在では使われていない線路ですが、モニュメントの1つとして保存されているわけですね。

余部鉄橋 空の駅」と書かれた石碑があり、旧余部鉄橋まで続くレールを真っ直ぐと見通すことができ、良い記念撮影スポットだと思います。

先ほど「エレベーターを使わずに餘部駅まで登る山道がある」と述べましたが、写真の左側へ下っていく道がその道。細く、急な坂を下って、余部集落へと向かうことができます。時間と体力に余裕がある方は、こちらを通ってみるのも良いかもしれません。




余部鉄橋「空の駅」へのアクセス

車でのアクセス

山陰近畿道余部ICから約2分。道の駅「あまるべ」に駐車。



鉄道でのアクセス

鉄道でアクセスする場合は、山陰本線を利用して餘部駅へ。餘部駅は基本的に普通列車しか停車しません。また、列車は1~2時間に1本程度なので、鉄道で訪れる場合は事前に時刻を調べておきましょう。

城崎温泉駅から約50分。

鳥取駅から約1時間10分。

※鳥取から向かう場合、途中の浜坂駅で乗換になることが多いです。



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|投稿:2022.03.10 | 最終更新:2022.03.10 |カテゴリ: 兵庫県

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