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宇部ラーメン 宇部新川駅近くにある老舗で絶品豚骨ラーメンを食べた(味の三平@山口県宇部市)

宇部ラーメン

山口県第3の都市、かつ中国地方屈指の工業都市、宇部市。この街で古くから愛され、近年になってご当地ラーメンとして脚光を浴び始めたラーメンがあります。

それが宇部ラーメン

今回紹介する宇部ラーメンは、元々は福岡県の久留米にルーツを持つラーメン。1949年に宇部市に「大阪屋」というラーメン屋を創業した店主が、修行をした福岡県久留米市から豚骨ラーメンを持ち帰り、大阪屋の名物として定着したことが始まりだとされています。

現在、宇部ラーメンを提供する店は、宇部市内に約15店。今回は宇部市の中心地、宇部新川駅近くにある人気店、「味の三平」にお邪魔しました。

この記事では宇部ラーメンを食べた感想、味の三平のメニューなどについて紹介したいと思います。






宇部新川駅近くにある宇部ラーメンの人気店、「味の三平」

宇部ラーメン

今回訪れたのは宇部市の中心街、JR宇部線の宇部新川駅近くにある「味の三平」さん。人気店のようで、訪れたのは平日のお昼時でしたが、満席のため入店まで5分ほど待ちました。

店内は昔ながらの食堂と言った趣で、カウンター席に加え、テーブル席が所狭しと並んでいました。宇部ラーメンは「豚骨の匂いが強烈」と聞いていましたが、店内の匂いは特に気にならなかったですね。




味の三平のメニュー

宇部ラーメン

味の三平のメニューはシンプルそのもの。ラーメンのメニューはラーメンとチャーシューメンのみ(大盛りも可)。しかもとても安いです。地元民で賑わっているのも頷けます。

ラーメンの他には、ライスやおにぎり、飲み物メニューを取り扱っているようです。

今回はシンプルに「ラーメン」を注文しました。


実食!宇部ラーメン

宇部ラーメン

こちらが宇部ラーメンです!

ポタージュのような濃厚なスープ。とろっとしたスープですが、そこまでのしつこさや臭みはなく、非常に飲みやすいスープです。ルーツとなった久留米ラーメン(紹介記事)よりも万人受けする感じ。

麺は細麺ですが、博多のラーメン程は細くありません。少し柔らかめの麺でした。

具材はチャーシューとメンマとネギ。チャーシューは脂がよく乗ったもので、プリプリでとても美味しかったです。




味の三平へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

山陽道宇部ICから国道470号線等を経由して約15分。


宇部ラーメン

店の東隣に数台分が停められる駐車場があります。なお、目の前の通りの端が駐車エリアに指定されており、枠内であれば駐車可能とのこと。

また、周辺にはコインパーキングもあるので、どこも満車であればそちらを利用しましょう。私が訪れた時は、混みあっていたので、コインパーキングを利用しました。


鉄道でのアクセス

■JR宇部線の宇部新川駅から約250m。徒歩で3分。



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|投稿:2023.02.09 | 最終更新:2023.02.09 |カテゴリ: 山口県

【宿泊記】温泉と海鮮が自慢の宿、美又温泉とらや旅館(島根県浜田市)

とらや旅館

2021年の10月島根県浜田市にある美又温泉に泊まりました。



美又温泉は島根県西部、浜田市(合併前は金城町)にある温泉地。浜田市と言えば港町というイメージがありますが、美又温泉は日本海から10km以上離れた山の中にあります。細い通り沿いに小さな旅館が建ち並ぶ、鄙びた温泉地という感じです。そんな鄙びた雰囲気に惹かれ、今回宿泊地に選んだわけです。

また、美又温泉は泉質の良さも魅力。ヌルヌルとした肌触りのアルカリ性単純泉が特徴で、「泉質日本一」、「美人の湯」として評判の高い温泉です。

今回はそんな美又温泉の中から、特に泉質に定評がある「とらや旅館」に宿泊しました。この記事ではとらや旅館に泊まった時の様子(温泉、食事など)を紹介したいと思います。






美又温泉にある小さな宿、とらや旅館

とらや旅館

今回泊まった美又温泉は、江の川の支流である家古屋川沿いにある小さな温泉地。車が行き交う県道の対岸に温泉街が形成されているため、とても静かな雰囲気です。ご覧のとおり、1車線幅の狭い通りを挟むようにして、渋い外観の旅館が軒を連ねています。

宿や商店の名前が書かれた渡り廊下が良い味を出していますね。昭和の雰囲気が色濃く残っている温泉街です。この温泉街を見られただけでも、美又温泉に泊まった甲斐があるというものですね。


とらや旅館

こちらが今回宿泊したとらや旅館。美又温泉の中でもお湯が良いと評判が高い宿です。家族経営の小さな宿で、アットホームな雰囲気が魅力です。1日3組限定の宿なので、静かに過ごせるのも嬉しいですよね。

予約サイトには掲載されていなかったので、電話で予約しました。


とらや旅館

お部屋は懐かしい雰囲気のする和室。まるで実家のような安心感でした。

次章以降でとらや旅館のお風呂、食事について書いていこうと思います。




とらや旅館のお風呂

まずはとらや旅館のお風呂を紹介します。


とらや旅館

とらや旅館のお風呂は、内湯のみというシンプルな構成。レトロなタイル張りの浴槽に無色透明なお湯がかけ流し。浸かってみるとヌルヌルとしたお湯で、体に膜が張ったかのような不思議な感覚が楽しめます。なるほど、これは確かに美容に良さそうな感じ。

とても気持ちの良い温泉でした!

シャワーは1ヶ所ですが、宿泊客の受け入れ自体が1日3組だけなので十分な数なのでしょう。




とらや旅館の食事

とらや旅館は食事も自慢の宿です。浜田港で水揚げされる海の幸や、地元で採れる山の幸の両方をいただくことができます。

夕食、朝食いずれも、客室の隣にある個室でいただきました。特にコロナ禍にはありがたい対応ですね。


夕食

とらや旅館

こちらがとらや旅館の夕食です!

これは最初に配膳された料理で、この後次々と料理が登場していくことになります。


とらや旅館

中央には新鮮なお造り。ヒラマサ、フグ、サザエ、ホウボウ、バトウ、ヤガラの刺身が豪勢に盛られていて、これだけでもご飯が一杯食べられそうな程。

聞き慣れない「バトウ」という魚は正式にはマトウダイという名前で、浜田市ではお馴染みの魚だそう。


とらや旅館

焼き蛤(左上)、黒豆のおから(右上)、むかご(左下)、栗(右下)など、地物がずらりと並びます。

とらや旅館

途中から、温かい料理が次々と運ばれてきます。

カレイのみぞれ揚げ(左)とかぶら蒸し(右)。カレイはこの夕食の中でも、一番のお気に入りとなりました。


とらや旅館

子持ち鮎の塩焼き(左)とアンコウの唐揚げ(右)。子持ち鮎はシーズン中しか食べられないのだそう。卵が詰まっていて美味しい!


とらや旅館

〆には鯛が入ったお吸い物と栗ご飯をいただきました。かなりボリュームのある夕食でした。満腹!




朝食

とらや旅館

こちらがとらや旅館の朝食です。

焼き魚と味噌汁と温泉卵とご飯が並ぶ、「これぞ温泉旅館の朝!」という感じの朝食。しらす干しや大根おろしなど、ご飯のお供が船形のお皿に盛られており、ちょっとオシャレ。どのおかずも美味しくて、ご飯がガンガン進みました。


とらや旅館

とらや旅館に泊まったら、可愛らしい箸置きにも注目してみてください。夕食には犬、朝食にはカエルの箸置きが使われていました。




美又温泉街の散策も楽しい

とらや旅館

美又温泉に泊まったら、風情のある温泉街を散策するのも乙なもの。歩いて1~2分で歩き通せてしまうくらい小さな温泉街ですし、歓楽街があるわけでもありませんが、何とも味がある温泉街だと思います。


とらや旅館

川を見下ろす足湯があるので、ここで冷えた足を温めるのも良いかと。派手さはありませんが、静かな環境で料理を楽しみつつ、お湯と向き合うことができるのが美又温泉の魅力だと思います。




とらや旅館へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

浜田道金城スマートICから約10分

浜田道旭ICから約15分



とらや旅館

美又温泉の温泉街は狭いため、宿泊客は温泉街の対岸にある月極駐車場を利用する必要があります。駐車位置に各宿の名前が書かれているので、指定された場所に駐車しましょう。


バスでのアクセス

山陰本線浜田駅から広島行きの高速バス「いさり火号」に乗車し約15分。「金城」停留所で下車。

※あらかじめ到着時刻を連絡しておくと、金城停留所まで送迎が可能とのことです。



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|投稿:2022.02.06 | 最終更新:2022.02.06 |カテゴリ: 島根県

衣毘須神社 「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれる神社 アクセス・駐車場情報も紹介(島根県益田市)

衣毘須神社

モンサンミッシェル。言わずと知れたフランスを代表する観光地です。フランス西海岸の小島に聳え立つ修道院で、潮の満ち引きによって大陸と陸続きとなったり、海に浮かぶ姿を見せたりする神秘性が魅力で、世界遺産にも指定されています。

今回はフランスのモンサンミッシェル…ではなく、「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれる神社を紹介します。



それが、島根県西部の益田市にある衣毘須(えびす)神社です!




こちらの航空写真をご覧ください。衣毘須神社は小浜海岸に位置する宮ケ島という岩礁に建てられた神社です。ご覧のとおり、普段は砂浜を介して本土(本州)と陸続きになっているため、砂浜を歩いて参拝することができます。しかし、大潮の時、時化ている時は、参道である砂浜が海面下に没してしまいます。

潮位によって島になったり陸続きになったりする特異なロケーションが、「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれる所以です。2021年の10月、そんな衣毘須神社を訪れてみました。






衣毘須神社へのアクセス

車でのアクセス

山陰道高津ICから国道191号線を通って約15分

山陰道萩ICから国道191号線を通って約1時間



衣毘須神社に行くためには、国道191号線と並行して走る海側の道を通る必要があります。ストリートビューで示した信号を海側に曲がり、さらに突き当りを左に曲がりましょう。

※益田市街地側から向かった場合は、「衣毘須神社 右折」という看板があります。萩市側から向かう場合には「戸田小浜駅」の案内標識を見落とさないようにしましょう。


国道交差点から上の地図で示した道順で進むと、衣毘須神社の駐車場に到着します。道が少し狭いのでご注意ください。


鉄道でのアクセス

山陰本線戸田小浜駅から約1km。徒歩約15分。





衣毘須神社の駐車場

衣毘須神社

こちらが衣毘須神社の駐車場です。舗装はされておらず、ただの空き地といった感じの駐車場。「衣毘須神社駐車場」と書かれた看板がなければ、気づかずに通り過ぎてしまいそうな程。駐車場にはラインは引かれていませんが、5~6台が停められそうな程の広さです。

駐車場から衣毘須神社までは約300m。この先は車を停めるスペースはないので、ここから歩いていきましょう。




衣毘須神社に行ってみた

衣毘須神社

駐車場から衣毘須神社までは、このような防波堤沿いの道を歩いていきます。日本海に面した石州瓦(赤瓦)の家々。非常に絵になりますね。


衣毘須神社

駐車場から歩くこと約2分。消波ブロックの向こうに衣毘須神社が見えました!


衣毘須神社

こちらが衣毘須神社です!

海に向かって突き出した砂浜の先に岩礁(宮ケ島)があり、その上に鳥居と神社が見えます。宮ケ島は元々は独立した島だったのですが、潮流が土砂を運んだ結果、このように陸続きになったのだそう。このような地形を陸繋島と呼びます。

それはさておき、本土と宮ケ島とを繋ぐ砂浜は海面上に出ているようですね。迂闊にも干潮の時間を調べずに訪れてしまったのですが、問題なく参拝できそうです。砂浜を歩いてアプローチ。


そういえば、地元の方々が砂浜でゴミ拾いをしていました。砂浜は衣毘須神社の参道も兼ねています。神社、そしてこの浜が地元の方々に大切にされていることを感じつつ、お参りをさせていただくことにしました。


衣毘須神社

鳥居を潜ると同時に宮ケ島への上陸を果たします。一礼をして、上陸。

島の縁に設置された階段を登っていくと、すぐに衣毘須神社に到着します。


衣毘須神社

島の頂上には小さな社殿がありました。小さいながらも、堂々たる佇まい。

衣毘須神社には、豊漁と海上安全の守護神である事代主命が祀られているそうです。




小浜集落を散策するのも良いかも

来た道を引き返せば駐車場に戻れますが、小浜集落を散策していくのも一興です。


衣毘須神社

こちらが衣毘須神社から眺めた小浜集落。赤瓦の家並がいかにも石見地方という雰囲気で、旅情を掻き立てられます。

衣毘須神社

帰りは防波堤沿いの道ではなく、小浜集落のメインストリートをテクテクと歩いて駐車場へ戻りました。

ここで生まれたわけでも、ここで育ったわけでもありませんが、懐かしい雰囲気が漂う素晴らしい街並でした。


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|投稿:2021.12.29 | 最終更新:2021.12.29 |カテゴリ: 島根県

古城山展望台 石州瓦の街並を見下ろす絶景展望台 アクセス方法も紹介(島根県江津市)

古城山展望台

突然ですが、瓦屋根って良いですよね。

最近、瓦屋根の家自体がめっきり減りました。旅をしている時、瓦屋根がずらりと並ぶ町などを見かけると、テンションが上がるものです。そんな瓦屋根ですが、多くの旅人を魅了して止まない、「瓦屋根の聖地」とも呼ぶべき地域があります。


古城山展望台

それが島根県の西部の石見地方

石見地方と言えば、石州瓦と言う石見地方原産の赤瓦が有名。少し褐色気味の赤瓦屋根の家が並んでいるのを見ると、「島根に来たなー」と感じるものです。

今回は、そんな石州瓦の街並を一望することができる展望台を紹介したいと思います。それが島根県江津市にある古城山展望台。あまり知られていない穴場スポットなので、アクセス方法も詳しく説明したいと思います。






波子駅から古城山展望台へのアクセス

古城山展望台

古城山展望台はJR山陰本線波子駅の裏山にあるため、訪れるのであれば波子駅からアクセスするのが便利です。波子駅は、約1時間おきに普通列車が停まる他、1日2本特急も停車します。


古城山展望台

波子駅は中国地方最大の水族館として人気が高い「しまね海洋館アクアス」の最寄り駅であり、駅前の看板も「アクアス」を猛プッシュ。当駅から徒歩12分で行けるようで、地図まで描かれています。


古城山展望台

我らが「古城山展望台」へと誘ってくれる看板もありました。展望台までの道中、何ヶ所かに看板が立っているので、基本的にはこの看板に従って進みましょう。展望台までは駅から徒歩で7~8分です。


古城山展望台

波子駅の南側(浜田・益田側)にある、少し目立たない階段を下りていくようですね。これは看板がなければ見逃してしまうかもしれません。


古城山展望台

階段を下りると、山陰本線の線路を潜る小さなトンネルがありました。普通乗用車だと通り抜けられなそうな小さなトンネルです。古城山展望台へ向かうためには、このトンネルを潜って線路の東側(内陸側)へ進みます。


古城山展望台

トンネルを抜けたら左折。線路に沿って北へ進みます。


古城山展望台

すぐに古城山展望台への入口が現れます。「赤がわらとはんどの町 古城山展望台」と書かれた瓶が目印です。瓶の中には杖も入っており、来訪者が自由に使えるようになっています。

線路脇の金網と民家のブロック塀の間の小道を進みましょう。古城山展望台は地元の有志によって整備されたようで、随所に手作り感が溢れています。




古城山展望台

小道に入ってすぐに、注意してほしい分岐点があります。ブロック塀に沿って小道を進んでいくと、トラ柄ロープで造られた柵に突き当ります。柵がない部分があり、そのまま直進してしまいそうになるのですが、展望台への道は右折です。私も間違えそうになりましたが、トラ柄ロープに沿って進みましょう。


古城山展望台

トラ柄ロープの道は民家の真裏なので、「本当にこの道で良いのかな」と不安になりますが、その不安を払拭するように、丘の上へと向かう階段が現れます。


古城山展望台

この階段と斜面を登っていければ、古城山展望台に到着します。






古城山展望台から石州瓦の街並を見下ろす

古城山展望台

こちらが古城山展望台からの眺めです!

雄大な日本海と美しい砂浜。そしてビッシリと建ち並ぶ瓦屋根の家々。その多くが赤褐色の石州瓦を使っており、石見地方らしい街並を眺めることができます。


奥のほうに、イナバウアーをしているような独特なモニュメントがありますが、これは「しまね海洋館アクアス」の歩道橋の一部ですね。


古城山展望台

展望台から北の方を眺めてみました。こちらにも赤瓦の家が密集しています。


古城山展望台

展望台から景色を見ていると、ちょうど良いタイミングで普通列車がやってきました。展望台からは波子駅を見下ろすこともできます。駅や鉄道を撮るのであれば、展望台よりも少し下からの方が、木の枝などが入らないのでおススメです。




車の場合は波子海水浴場の駐車場を

2021年現在、古城山展望台専用の駐車場というものは整備されていないようです。恐らく鉄道で訪れることを想定しているのでしょう。




車で訪れる場合は、国道9号線沿いにある波子海水浴場の駐車場に停めるのが良いでしょう。広めの駐車場が完備されており、夏場でなければ確実に停められると思います。

夏季は駐車料金が1000円かかるとのことなので、注意しましょう。

海水浴場駐車場から古城山展望台までは、徒歩15分程の道のりです。


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|投稿:2021.11.22 | 最終更新:2021.11.22 |カテゴリ: 島根県

断魚渓 魚をも遮断する大迫力の渓谷 仮設の遊歩道・駐車場の情報も(島根県邑南町)

断魚渓

島根県の西部、広島県との県境に位置する邑南町。中国山地の真っ只中にある自然豊かなこの町に、「断魚渓」というなかなかナイスな名前の景勝地があります。




断魚渓…。魚を断つ渓(たに)。

断魚渓は、中国地方を代表する大河、江の川の支流である濁川に位置しています。如何にも谷が狭く、流れが激しそうな名前ですね。2021年の10月、実際に訪れてみたのですが、その名に恥じない程険しい谷でした。

この記事では、断魚渓の遊歩道に加え、駐車場などの情報についてもお伝えしたいと思います。






2021年現在 災害により遊歩道が通行止

まず初めにお伝えしておきたいことがあります。2021年現在、断魚渓の遊歩道は全てを歩くことができるわけではありません


断魚渓

こちらの地図をご覧ください。

現地に貼ってあった地図です。ご覧のように、赤線で示された当初の遊歩道は2017年(平成29年)から通行止となっています。原因は「雪害」とのこと。西日本ではありますが、この辺りは雪が多い地域故、雪による被害もあるということでしょう。

…というわけで、ほとんどの遊歩道が通行止。2021年現在、断魚渓へのルートは緑線で書かれた「仮設道」に限られています。その影響で、断魚渓の全てを見られるわけではないので、ご注意ください。


断魚渓の遊歩道の最新情報は、邑南町観光協会の公式サイトをご確認ください。




断魚渓の駐車場



断魚渓の駐車場を紹介します。断魚渓の近くには、広島市と島根県江津市を結ぶ国道261号線が通っていますが、駐車場があるのは国道の旧道。長さ1km以上の断魚トンネルでショートカットする現道に対し、旧道は濁川を見下ろす崖の上を通る曲がりくねった道です。


断魚渓

こちらが断魚渓の駐車場。ラインは引かれていませんが、何十台もの車が停められる広大な駐車場です。訪れた時は、私を含めて3台程の車しか停まっていませんでした。

駐車場には公衆トイレが設置されています。




断魚渓の遊歩道(仮設道)

断魚渓の遊歩道を紹介します。

先述したように、2021年現在、断魚渓の遊歩道は通行止となっているため、仮設道を通る必要があります。仮設道の入口は駐車場から南へ5分程歩いた場所。


断魚渓

仮設道入口までは舗装路を通って向かいます。この道はかつての国道261号線。現在は旧道となっており、専ら断魚渓へのアクセス路として利用されています。そのため交通量が少なく、歩きやすいです。


断魚渓

途中、眼下に断魚渓を望めるポイントも。目が眩むほど深い谷。飛沫を上げる急流が見えますね。かなり離れた場所からの眺めですが、凄い迫力。

川の流れの傍らには細い遊歩道が見えますが、残念ながらこの区間は通行止となっています。


断魚渓

駐車場を出発して約5分で仮設道の入口に到着しました。「仮設」ということですが、約4年間利用されているせいか、看板には年季が入っていますね。

谷底へと下って行ってみましょう!


断魚渓

仮設道とは言え、4年もの間観光客が行き来した道だけあり、意外としっかりとした山道です。ただ、柵などは設置されていないので十分に注意しながら通行しましょう。何度もヘアピンカーブを描きながら、どんどん谷底へと下っていきます。

行きは良いですが、帰り道の登りは少し大変でした。涼しい季節に訪れて良かった…。

仮設道の入口から約5分。断魚渓最大の見どころ、千畳敷に到着しました。




断魚渓最大の見どころ 千畳敷

断魚渓

こちらが断魚渓最大の見どころ、千畳敷です!

その名のとおり、大量の畳を敷くことが出来る程、広く平らな岩場が広がっています。川の浸食作用によって造り上げられた芸術品。素晴らしいですね。


断魚渓

さらに特筆すべき点と言えば、この部分だけ川幅がギュッと狭まっていること。狭い場所では1mもないでしょうか。大人であれば、簡単に跨ぐことが出来そうな程の狭さです!

これは魚が行き来することは難しそうですね。「断魚渓」とは上手く言ったものです。


断魚渓

断魚渓

川が狭まった部分には、シンプルな橋が架けられています。橋というにはあまりに簡素!ただの角材が岩の間に渡してあるだけのような…。最初は誰かが勝手に設置した橋なのかなと思いましたが、橋が置かれた岩が人工的に削られているし、橋には流失防止のためかチェーンが付いているので、正式に設置されたもので間違いないようです。

この橋は「通仙橋」という名前が付いています。今回訪れた時は、残念ながら通仙橋は通行止となっていました。調べてみると本来は角材2本分の橋なんだそう。1本が流失し、「幅が半分では危ない!」ということで通行止にされたんでしょうね。


断魚渓

今回はこの先へ進むことはできないので、千畳敷を楽しみました。千畳敷には、川底の石が岩を削ることによって造り出される甌穴が数多くあったりして、非常に興味深かったです。

全ての遊歩道の通行止が解除されたら、再訪してみたいものですね。




断魚渓へのアクセス

車でのアクセス

浜田道瑞穂ICから県道327号線、国道261号線等を経由して約20分

山陰道石見福光ICから県道32号線、国道261号線等を経由して約40分



バスでのアクセス

バスで断魚渓を訪れる場合は、山陰本線江津駅から路線バスを2本乗り継いで行く必要があります。

江津駅から石見交通の路線バス(江津川本線)に乗車し約1時間。「道の駅かわもと」停留所で下車。

②「道の駅かわもと」から、おおなんバスの路線バス(邑南川本線)に乗車し約10分。「断魚渓」停留所で下車。



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|投稿:2021.11.08 | 最終更新:2021.11.08 |カテゴリ: 島根県

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