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高開の石積み 徳島の山中にある城壁のような石積み集落(徳島県吉野川市)

高開の石積み

徳島県吉野川市

徳島市の約20km西に位置する自然豊かな町です。2004年に鴨島町川島町山川町美郷村が合併して誕生しました。今回は旧美郷村にある見どころ、高開の石積みを紹介したいと思います。

高開の石積み。

ツーリングマップルを眺めていた時に存在を知ったのですが、この名称を見ても、どんな場所かはすぐに想像することはできませんでした。詳しく調べてみると非常に魅力的。実際に訪れてみたところ、予想以上に素晴らしい場所でした。

この記事では、高開の石積みへの行き方、駐車場から始まり、石積みを巡る遊歩道について紹介したいと思います。






高開の石積みへのアクセス

車でのアクセス

徳島道脇町ICから県道12号、国道193号線等を経由して約40分

徳島道土成ICから県道12号、国道193号線等を経由して約50分




山間を通る国道193号線を走っていくと、旧美郷村の中心あたりで、「高開の石積み」の看板が現れます。この時点でも少し不安になるくらいの細い道ですが、この先はもっと細くなります。

高開の石積みまでは、ひたすら1~1.5車線幅の曲がりくねった上り坂が続きます。すれ違いができない箇所やガードレールが無い箇所もあるため、運転が苦手な方はやめておいた方が無難です。そんな不安になりそうな道ですが、高開の石積みへと導く看板だけは要所要所に設置してあるので、道に迷う心配はありません。



バスでのアクセス

■JR徳島線阿波山川駅から吉野川市代替バスに乗車して約10分。「」停留所で下車。バス停から徒歩約2km。

※バスは1日4往復のみなので要注意。


【参考】吉野川市(トップ>行政・まちづくり>道路・交通)




高開の石積みの駐車場

看板に従って山道を登っていくと、石積みが見事な集落に到着。ここが目指す高開集落なのですが、駐車場は集落を一旦通り過ぎたところにあります。集落内の狭い上り坂をグングンと登っていきましょう。


高開の石積み

こちらが高開の石積み訪問者用の駐車場。ご覧のように狭い道が僅かに広くなったところが駐車場として整備されています。車の向きを変えるスペースも乏しいため、駐車するのに難儀する駐車場ですが、ここまで登ってきた苦労に比べれば、大したことはないでしょう。


石積みが見事!高開集落

高開の石積み

こちらが高開の石積みです!

そう、「高開の石積み」とは、急斜面に立地する高開集落に築かれた石積みのこと。転がり落ちてしまいそうな斜面に立派な石積みが築かれ、その上に民家や段々畑が作られています。

ちなみに4月中旬頃には、石積みの段々畑にシバザクラの花が咲き乱れ、非常に美しいのだそうです。


高開の石積み

この傾斜を見てください。これは先ほど車で登ってきた道なのですが、信じられない程の急坂。立派な石積みが造られるのも納得の急斜面です。

長い間修復を繰り返し、受け継がれてきたこの石積み。2009年には「にほんの里100選」にも選ばれたのだそうです。





高開の石積みを巡る遊歩道を歩いてみた

高開の石積み

高開の石積みを巡るための遊歩道が整備されています。道路の法面に沿って、上に登っていく頼りない階段。畑に向かうための作業用の階段にしか見えませんが、石積みを楽しむための遊歩道として開放されています。


高開の石積み

遊歩道は正に石積みの上に通されており、誇張ではなく「石積みを間近に感じながら」山村を散策することができます。不揃いな石がビッシリと精巧に積み上げられている様は圧巻。こんな石積みを手作りで築き、今日まで維持しているというのだから頭が下がります。


高開の石積み

高開の石積み

石積みが何層にも連なり、さながら城壁のよう。近くで見ると物凄い迫力です。一段一段の高低差が凄いため、畑仕事も命がけですね。

遊歩道はこの段々畑の間を縫うようにルート設定されています。所々に矢印が設置されているので、迷うことはなく進めるでしょう。


高開の石積み

かなり高い場所を通るので、見晴らしも抜群。谷の対岸にある山村風景も見渡すこともできます。訪れた日はあまり天気は良くなかったのですが、低い位置に雲がたなびいており、まるで山水画のような風景が楽しめました。


高開の石積み

獣除けと思われる門を通り、遊歩道終了。なお、こちらの門ですが、渋くなっており、開閉に少し苦労しました。落ち着いて開け閉めすれば問題なく対応できるので、開けっ放しにはしないようにしましょう。


門を通り抜け、民家の軒先のような場所を通り、坂道を下っていくと、駐車場に戻ることができます。駐車場を出発して、遊歩道を歩き、駐車場に戻るまでの所要時間は10~15分。軽い散歩のような気分で、素晴らしい石積みと山村風景を楽しむことができました。少し駐車場までのアクセスが大変ですが、是非ともおススメしたいスポットです。


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|投稿:2022.10.23 | 最終更新:2022.10.23 |カテゴリ: 徳島県

手結港可動橋 インパクト抜群の「動く橋」を見に行ってみた(高知県香南市)

手結港可動橋

高知県の県都、高知市から東へ約20kmの場所にある高知県香南市。農業が盛んな長閑な香南市ですが、見た人がアッと驚く橋があります。

それが今回紹介する手結港可動橋

「可動橋」という名前からお分かりいただけると思いますが、「動く橋」です。以前、当ブログでは筑後川昇開橋記事)を紹介しましたが、今回紹介する手結港可動橋は筑後川昇開橋とは違った動き方をする橋です。

一体どんな動きをするのか、実際に見てきましたので、この記事で紹介していきたいと思います。






手結港可動橋とは?



手結港(ていこう)可動橋は、高知県東部に位置する香南市夜須(旧夜須町)にあります。




香南市夜須にある手結港は、江戸時代に海岸線を人工的に掘削して造られた堀込港。堀込港としては日本最古と言われています。

手結港が出来たことにより手結地区は南北に分断され、港を大きく迂回しないと往来ができないようになりました。2002年、そんな不便を解消すべく建設されたのが手結港可動橋。手結港可動橋は手結港の入口部分に掛けられており、港の北側と南側をショートカットする役割を果たしています。

ただ、港の入口に橋を掛ける場合、橋が船の出入りの障害となってしまいます。そのため、船が出入りする時間には橋を上げることができるよう、「可動橋」として建設されたのです。


そんな経緯で建設された手結港可動橋ですが、世にも珍しい「動く橋」が見られるとのことで、香南市を代表する観光名所となりつつあります。実際にどんな感じの橋だったか、次章以降で紹介していきましょう。




手結港可動橋の開閉時間

手結港可動橋

手結港可動橋を見に行くうえで一番重要なのは、橋の開閉時間を調べておくこと。橋が動いていない時間に行っても、「ただの橋」ですからね。

香南市のホームページに手結港可動橋の通行可能時間が書かれています(通行可能時間は変更になる可能性もあるそうです)。通行可能時間は橋が下がっている状態、それ以外の時間は橋が上がっている状態というわけですね。

すなわち、通行可能時間の開始時刻に行けば、橋が下がっていく様子が見ることができ、通行可能時間の終了時刻に行けば、橋が上がっていく様子を見ることができるのです。せっかく訪れるのなら、実際に橋が動くところを見たいもの。橋の開閉時間に合わせて旅程を調整するのがおススメです。




手結港可動橋の開閉の様子を見てみた

手結港可動橋

こちらが手結港可動橋です!!

初めて見た人は、誰もが目を疑う光景!道路が…道路が地面に突き刺さっています!

見てのとおり、今は手結港可動橋が「通行不可能」な時間帯。誇張ではなく、道路がほぼ垂直に聳え立っています。この状態で突っ込む人はさすがにいないとは思いますが、橋の手前には遮断機が設置されており、進入できないようになっています。


手結港可動橋

手結港の港内に入ると、手結港可動橋を真横から見ることができます。ここから見ると、可動橋の角度が如何に急なのか、開閉するときにどのような動きをするのかが分かりますね。


手結港可動橋

可動橋の隣にある展望台からの眺めもおススメ。可動橋の海側には階段で登れる展望台が設けられており、そそり立つアスファルト路面を間近に見ることができます。迫力ならここからの眺めが一番でしょう。

また、ここからはインパクト抜群の可動橋と歴史ある手結港をツーショットで眺めることが可能です。


このように、手結港可動橋は様々な角度から眺めることができます。ただし、実際に橋が開閉するのにかかる時間は僅かなので、動いていない時間帯に、お気に入りの角度を探しておきましょう。僕は、真横から開閉の様子を観察することにしました。


手結港可動橋

10:57
最後の船が、垂直に立った橋の横をすり抜け、港に戻ってきました。橋が通行可能になる時刻が11:00なので、かなりギリギリのタイミングです。あまりにベストなタイミングなので、仕込みを疑ってしまった程。船には結構高い棒のようなものが立っていて、橋が下がった状態では引っかかっていたでしょう。


手結港可動橋

11:01
橋の通行可能時刻を少し過ぎたところで可動橋が下がり始めました。これだけ大きな橋が動くのだから、さぞかし大きな音がするだろうと予想していたのですが、意外にも静か。


手結港可動橋

僅かなモーター音を響かせ、可動橋は約4分をかけてゆっくりと水平になりました。

いやー、面白いものを見せていただきました!


手結港可動橋

橋が下がりきると、すぐに遮断機が上がります。すると待っていた車や歩行者が一斉に渡り始めました。


手結港可動橋

当然、僕も渡らせていただきました。しっかりと歩道も完備されており、歩行者にも優しい橋でした(1日に7時間しか渡れないことを除けば…)。




手結港可動橋の駐車場

手結港可動橋

可動橋の山側には10台弱が停められる小さな駐車場があります。僕は橋が下がり始める20分くらい前に到着しましたが、すんなり停めることができました。ただし、開閉時間の直前は少し混みあっていたと記憶しています。

なお、駐車場の利用可能時間は6:30~18:00。夜間や早朝は停めることができないのでご注意を。




手結港可動橋へのアクセス

車でのアクセス

高知東部道香南やすICから約5分


手結港」という看板に従って進むと、可動橋に辿りつくことができます。


鉄道でのアクセス

ごめん・なはり線夜須駅から約800m、徒歩で約10分



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|投稿:2021.10.19 | 最終更新:2021.10.19 |カテゴリ: 高知県

宇和海を望む外泊集落 石垣の里を散策してみた(愛媛県愛南町)

外泊

愛媛県の最南端、高知県との県境に位置する愛南町。今回は愛南町にある素敵な集落を紹介します。



地図を見ていただけると分かるように、佐田岬半島から愛南町にかけ、愛媛県南西部にはリアス式海岸が発達しています。愛南町にも由良半島西海半島といった、複雑な海岸線を持つ半島が存在します。

複雑に入り組んだ海岸は、まさに天然の良港。愛南町はハマチや真珠の養殖が盛んで、入り組んだ海岸沿いにはたくさんの漁村が点在しています。この記事ではそんな無数にある漁村の中から、「石垣の里」と呼ばれる外泊集落を紹介したいと思います。






愛南町外泊集落とは?


今回紹介する外泊集落は、愛南町の南部にある西海半島にある小さな漁村。サンゴのように枝分かれしている西海半島ですが、外泊集落は半島の西部に位置しています。2つの岬に挟まれた小さな湾に面しており、湾内ではハマチの養殖が行われているようです。

集落が出来たのは幕末~明治時代頃。外泊集落の東隣にある中泊集落の人口が増え、家を建てるスペースが無くなってしまったため、二男以下の住民が土地を開拓し、移住したのだそうです。こちらの集落には、33世帯78人が暮らしています(2015年時点のデータ)。


外泊

こちらが外泊集落。

海と山に挟まれた谷に、重厚な石垣に囲まれた要塞のような家々がビッシリと建ち並んでいます。外洋からの強風や塩害から家を守るため、このような風景が生まれたのだそうです。全国的に見ても非常に独特な街並が残されており、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」、「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されています。




外泊集落へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

宇和島道路津島岩松ICから国道56号線、愛媛県道34号線などを経由して約50分

中村宿毛道路宿毛和田ICから国道56号線、愛媛県道34号線などを経由して約50分


外泊

外泊集落の海側、県道34号線沿いに外泊公会所があります。観光で来た場合、こちらの駐車場を利用することが可能です。十数台分の駐車スペースに加え、公衆トイレと休憩所が併設されています。


バスでのアクセス

公共交通機関で外泊集落に行くためには、まずは愛南町御荘まで行き、そこから外泊行きのバスに乗り換える必要があります。御荘までは①愛媛県の宇和島駅②高知県の宿毛駅からそれぞれアクセス可能です。

①宇和島駅から御荘へのアクセス

■予讃線の宇和島駅から宇和島自動車の路線バス「城辺行き」または「宿毛行き」に乗車し、約1時間20分。「御荘」停留所で下車。

※バスは概ね1時間に1本


②宿毛駅から御荘へのアクセス

■土佐くろしお鉄道の宿毛駅から宇和島自動車の路線バス「宇和島駅前行き」に乗車し、約45分。「御荘」停留所で下車。

※バスは概ね2時間に1本



御荘から外泊へのアクセス

■「御荘」停留所から宇和島自動車の路線バス「外泊行き」に乗車し、約30分。終点の「外泊」停留所で下車。

※バスは1日5本


【参考】宇和島自動車
 ※宇和島または宿毛から御荘までのバスは「松山線」というメニューを参照
 ※御荘から外泊へのバスは「路線バス→城辺支線」を参照




外泊集落を散策してみた

外泊集落まで来たら、是非とも集落の中を散策してください。駐車場に車を停め、徒歩で歩いてみました。


外泊

こちらが現地に設置してあったガイドマップ。

山に挟まれた谷の中に、石垣に囲まれた家が所狭しと並んでいるのが分かると思います。そして家々の間を、階段や路地が碁盤の目のように張り巡らされているのです。


外泊

まずは、民家の間をくぐるように延びている路地に入っていきます。


外泊

細い路地を突き進むと、まるで城跡のような石垣と階段が現れます。いよいよ「石垣の里」と呼ばれる外泊の核心部へと入っていくわけです。

この精巧な石垣も、住民が1つ1つ積み上げたもの。山を切り拓いた際に出土した石を使用しているそうです。


外泊

よく見ると石垣の一部が凹んでいますが、これは「遠見の窓」と呼ばれる構造。ちょうど家の窓の正面にあたる部分が凹んでいます。家の中から海の状況が見られるように、このような構造になっているんだとか。漁師町ならではの工夫ですね。


外泊

石垣に囲まれた家並は斜面の上の方まで続いています。ほぼ垂直にそそり立つ石垣の間に設置された急な階段を登っていきます。もちろん自動車や自転車で入ることはできません。自分の足でえっちらおっちらと登っていきます。


外泊

両脇に聳える石垣が凄すぎて、城跡を散策しているような錯覚に陥りますが、ここは漁村です。

上まで登ってくると、少し息が切れますね。住民の方は毎日ここを上り下りしているのだから、頭が下がります。大きな買い物をした時などは大変そうですね。


外泊

石が敷き詰められた「石畳の道」もあったり。細かな石がビッシリと敷き詰められているのですが、驚くほど平らに造られており、意外と歩きやすいんです。これは凄い。


外泊

石造りの坂を登っていくと、海を見下す展望所がありました。複雑に入り組んだリアス式海岸の美しさを、ここから眺めることができます。海面に幾つも浮かぶ生簀は、ハマチの養殖場のようですね。

非常に素晴らしい景色なんですが、所々石垣の上が更地になっている区画が見えました。この集落にも過疎化の波が押し寄せているようです。空き家になってしまうと、石垣や建物の維持は難しいでしょう。伝統的な町並の保存の難しさを、改めて考えさせられました。


外泊

旅程の関係上あまり時間がなく、外泊集落散策に費やした時間は20分程度でした。色々な見どころをしっかりと見るのであれば30分~1時間程は確保したいところですね。

写真にもチラリと写っていますが、「だんだん館」という食事処もあるので、ゆっくりと腰を据えて楽しむのも良いと思いますよ。


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|投稿:2021.06.25 | 最終更新:2021.06.25 |カテゴリ: 愛媛県

徳島ラーメン 肉と生卵が入った濃厚なご当地ラーメン(大孫本店@徳島県徳島市)

大孫

四国を代表するご当地ラーメン、徳島ラーメン

豚骨ベースのダシに濃口醤油を合わせた濃厚なスープ、甘く味付けされた豚バラ肉が入ることが特徴。あっさりとした薄味文化の四国では珍しい攻撃的なご当地ラーメンです。

今回は徳島ラーメンの本場、徳島市の郊外にある人気店、大孫本店にお邪魔しました。この記事では徳島ラーメンを食べた感想や大孫本店にメニューなどについて紹介したいと思います。






徳島ラーメンの人気店 大孫本店

大孫

今回訪れたのは、徳島市南部にある大孫本店。徳島市郊外をグルリと周る徳島外環状道路(2021年現在一部のみ開通)沿いに位置しています。

ラーメンの写真と店名がデカデカとプリントされた真っ赤な看板が目印。そこまで大きな店ではないですが、この看板のおかげで遠くからでもよく目立ちます。店の前には椅子が並んでおり、混雑することが伺えますが、僕は14時過ぎに訪れたので並ばずに入店することができました。




徳島ラーメンを食べてみた

大孫

こちらが徳島ラーメンです!

この店では肉入ラーメンという名前で提供されています。豚骨スープ特有の少しクリーミーな濃厚スープ、醤油色に染まった豚バラ肉。まさしく徳島ラーメンという感じ。しかし、何かが足りません。


大孫

そう!徳島ラーメンと言えば、やはり生卵

初めからラーメンに入っているお店もありますが、ここ大孫では、卓上に生卵が積まれています。「大孫店内ご利用に限り、ご自由に!」とのこと。つまり卵入れ放題ということですが、何事も程々が良いと思うので、生卵は1個にしておきました。


大孫

改めて…。
こちらが徳島ラーメン(完成系)です!

生卵が中央に鎮座することで、より一層食欲をそそる見た目になりました。

まずは卵を割らずにスープを味わいます。醤油の味が前面に出ているものの、尖っている感じはしない甘辛のスープ。絶妙なバランスに仕上がっており、美味しいです。

卵を割ると、スープにマイルドさが加わり、これまた美味しい!熱々のスープで卵に火が通り、かきたま汁状態になります。これはクセになりそう。

麺は中太のストレート。濃厚なスープに負けない麺ですね。

そして徳島ラーメンの代名詞とも言うべき豚バラ。甘じょっぱく仕上げられており、生卵によく合います。これはあれだ!すき焼きのような美味しさ。

その他にはもやし、ネギ、メンマなどの具材が脇を彩ります。


非常に美味しい一杯でした。お腹に余裕があれば、ライスを頼むのも良いと思います。この濃厚な味は、ご飯に合うこと間違いなしでしょう。




大孫本店のメニュー

大孫本店のメニューを紹介します。


大孫

ラーメンは徳島ラーメン一択で、他の味はありません。シンプルな「ラーメン」に加え、豚バラ肉が入った「肉入」(今回いただいたもの)、さらに「チャーシュー」の3種があります。典型的な徳島ラーメンらしい一杯を食べるのであれば、「肉入」を選ぶのが良いのかな、と思います。

サイドメニューとしてチャーハン、肉ギョーザ、唐揚げ、肉団子の甘酢がけ、ごはんがあります。ちなみにごはんはおかわり自由。徳島ラーメンの濃厚なスープは、無限にごはんが進みそうなので、是非とも試してみたいですね。


大孫本店へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

徳島道徳島ICから国道11号線または徳島県道11号線を経由して約20分


店の前に約20台分の駐車場があります。


バスでのアクセス

徳島駅前から徳島バスの路線バス「南部循環線」に乗車し、約15分。「西新浜町」停留所で下車。バス停から店までは徒歩で約3分。



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|投稿:2021.04.21 | 最終更新:2021.04.21 |カテゴリ: 徳島県

民宿いさりび 清水サバやカツオが味わえる宿に泊まってみた(高知県土佐清水市)

民宿いさりび

高知県の南西部に位置する土佐清水市



県庁所在地の高知市から100km以上離れているうえ、鉄道や高速道路が通っておらず、訪れるのはなかなか大変な場所です。調べてみると、「日本国内の市の中で、東京から最も時間がかかる市」なんだとか。

非常に辺鄙な場所にある土佐清水市ですが、景勝地である足摺岬竜串海岸、近年人気急上昇中の足摺海洋館があり、是非とも足を伸ばして欲しい町です。また、カツオや清水サバなど、魅力的な海産物も揃っています。

そんな土佐清水市を満喫するため、2020年の秋、土佐清水市に宿泊しました。泊まったのは名物の清水サバが食べられる宿、「民宿いさりび」。この記事では、民宿いさりびの宿泊記を書いていきたいと思います。






土佐清水市の海岸沿いにある宿、民宿いさりび

民宿いさりび

今回宿泊した民宿いさりびは土佐清水市北部の海岸沿いにある宿。少し大きな民家といった佇まいでのアットホームな宿です。


民宿いさりび

宿は集落から少し離れた場所にポツンと建っており、とても静かな環境。また、海を見下ろす高台に建っているため、雄大な太平洋の景色を独占できるのも魅力です。

そしてこの宿の最大の魅力は、リーズナブルな宿泊料金で、美味しい海の幸をいただけること。食事の内容は後述しますが、海の幸がズラリと並ぶ夕食と朝食が付いて、7,000円(今回は料理の品数が多い8,500円のプランにしました)。こんなに安く泊まらせていただいて良いんですかね…?




民宿いさりびの食事

民宿いさりびの食事について紹介します。夕食、朝食ともに、1階の食堂でいただくことになります。

夕食

夕食は17時30分という、かなり早い時間に設定されています。そのため、この宿に泊まる場合には、昼食が遅くなりすぎないよう注意しましょう。


民宿いさりび

こちらが民宿いさりびの夕食です!

この写真に写っている料理に加え、鍋が付きます。「多くの品数をちょっとずつ」というよりも、「少ない品数を大皿で」という、漁師宿らしいダイナミックな食卓ですね。


民宿いさりび

メインはこちら、清水サバの刺身

清水サバとは、土佐清水市で水揚げされたゴマサバのことで、ブランド鯖の1つとして知られています。鮮度を保つため、漁船が港に帰ると、サバを1匹ずつタモに入れて生簀まで走って運ぶという「サバダッシュ」が有名。

サバは鮮度が落ちるのが早いため、シメサバにして食べるのが一般的です。酢で締めていない生のサバの刺身を食べられるのは、産地ならではの贅沢と言えるでしょう。

生のサバはプリプリとした食感が楽しめ、非常に美味。これを食べられただけでも、土佐清水まで来た甲斐があるというものです。


民宿いさりび

もう1つの大皿には土佐グルメの定番、カツオの土佐造り!ネギとミョウガがタップリと入っており、ポン酢がたっぷりとかけられています。美味くないわけがないですね。

清水サバもカツオも、「本当に2人前か!?」と思うほど、タップリと刺身が盛られています。これぞ漁師宿の醍醐味と言えるでしょう。


民宿いさりび

こちらはブリの塩焼き

あまり知られてはいませんが、高知県西南部はブリやハマチの水揚げもあるようですね。他の料理もそうですが、素材の味を生かしたシンプルな料理が多いです。シンプルですが、非常に美味しいんです。


民宿いさりび

そして最後に紹介するのは、あんこう鍋

プリップリのアンコウ、そして具沢山の野菜。高知県であんこうをいただけるとは思いませんでした。あんこう鍋は北の海の料理だと思っていましたが、とても美味しいですね。

以上4品。どれも素材本来の味を楽しむことができ、ボリュームも多く、大満足の夕食となりました。




朝食

民宿いさりび

こちらが朝食です。

焼き魚と味噌汁とごはんという正統派の和朝食。宿に泊まると、このようなお手本のような日本の朝食を食べられるのが嬉しいですよね。

焼き魚はサバ、生卵は地元の地鶏「土佐ジロー」の卵。さり気なく地元のものが使われており、朝から嬉しい気分になりました。




民宿いさりびの部屋・設備

民宿いさりびのお部屋や設備関係の情報について書いていきます。

民宿いさりびの客室

民宿いさりび

こちらが民宿いさりびの客室。非常にシンプルなお部屋で、室内にあるものはテレビ、エアコン、小机くらい。美味しい魚介を食べて泊まるだけと考えれば、必要十分だと思います。

また、今回泊まった部屋の窓からは、海を眺めることができました。

なお、じゃらんの情報によると、別棟には20名が寝転がれる程の大部屋があるそうです。


民宿いさりびの風呂

民宿いさりび

こちらが民宿いさりびのお風呂です。男女共同の家族風呂となっており、他のお客さんが使っていない時間に利用することができます。基本的にはチェックイン後、夕食前にお風呂に入るのが慣例となっているようです。今回は、宿泊しているのが自分を含めて2組だったので、到着後、すぐに利用することができました。

なお、お風呂は別棟にあるため、一旦建物の外に出て向かう必要があります。


その他の設備

洗濯機が無料で使えるようです。海水浴やお遍路で訪れた方には嬉しいサービスですね。




民宿いさりびから日の出を眺める

民宿いさりびは東向きの海岸に面しているため、日の出を眺めることができます。今回泊まった部屋の窓からも見ることができましたが、折角なので宿の庭先からご来光を拝むことにしました。

民宿いさりび

民宿いさりびの玄関の前から眺めた日の出です。この日は条件が良く、水平線から昇る朝日を見ることができました。この宿に泊まる際には、是非とも日の出の時刻と天気を調べておくことをおススメします。




民宿いさりびへのアクセス

車でのアクセス

高知道四万十中央ICより国道56号、231号線などを経由して約1時間30分

足摺岬から約40分


宿の前には数台が停められる駐車場が用意されています。駐車場は宿より一段下に位置しているため、駐車場から宿までは短い坂を登る必要があります。


バスでのアクセス

土佐くろしお鉄道中村駅から高知西南交通の路線バス足摺線に乗車し、約35分。「久百々」停留所で下車。



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|投稿:2021.03.29 | 最終更新:2021.03.29 |カテゴリ: 高知県

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