鶴御崎 九州最東端の岬は豊後水道の大パノラマが広がる絶景の岬だった(大分県佐伯市)
岬って良いですよね。我々旅人はついつい「端っこ」を目指してしまう生き物。岬へと向かう道中も楽しいですし、岬からの絶景もまた魅力的なのです。
2021年のGW、九州最東端の岬、鶴御崎へ行ってきました。
鶴御崎は大分県佐伯市にある岬。九州本土から東に向けて突き出した鶴見半島の先端に位置しています。豊後水道に面しており、四国まで約30kmという近さです。
今回は「九州最東端」に立ってみたいという好奇心で鶴御崎を訪れてみましたが、予想以上に景色が素晴らしく、とても感動しました。この記事では鶴御崎の絶景ポイント、駐車場などの情報をお伝えしたいと思います。
鶴御崎 おススメは鶴御埼灯台と鶴御崎自然公園展望ブリッジ
豊後水道に突き出した半島の先端にある鶴御崎。この記事では、絶景が楽しめるポイントを2つ紹介します。それが上の地図でも示した①鶴御埼灯台、②鶴御崎自然公園展望ブリッジ。
鶴御埼灯台は鶴見半島の先端に建つ灯台。まさしく九州本土で最も東に位置する場所です。
ここの魅力はただ九州の最東端にあるだけというわけではありません。海抜約200mという高所に建っているため、景色が素晴らしいのです。その魅力については次章で紹介したいと思います。
もう1つ訪れていただきたいのが、鶴御崎自然公園展望ブリッジ。
鶴御埼灯台より少し西、海抜約250m程の尾根の上にある展望台です。その名のとおり橋のような形をした展望台…というよりも橋そのもの。遮るもののない尾根上にあるため、そこからの景色はまさに絶景と言えるでしょう。
駐車場からは少し離れていますが、是非ともおススメしたいスポットです。
絶景ポイント① 鶴御埼灯台
灯台からの絶景
まずは鶴御埼灯台とその周辺からの景色をご紹介します。
灯台の東側には海に向かって迫り出した展望台が設置されています。
展望台から見えるのは、遥か眼下に広がる大海原。そして鶴見半島を構成する険しい海岸線。視界いっぱいに広がる大パノラマは圧巻です。写真には写りませんでしたが、愛媛県の佐田岬半島や日振島、高知県の沖の島などを見ることができました。
灯台の傍らには、かなり古そうなコンクリート造りの建造物があります。これは日清戦争の際に建造された大日本帝国海軍の望楼(物見やぐら)。鶴御崎は豊後水道の入口にあたり、軍事上重要な拠点として、このような望楼だけでなく砲台も建造されたのだそうです。
駐車場
駐車場は灯台から約200m程の場所にあります。比較的広い駐車場で、30台以上は停められると思います。自動販売機、公衆トイレが設置されていました。
灯台への道
駐車場から灯台までは木々が生い茂る舗装路が続きます。そこまでのアップダウンもなく、2~3分で灯台に着きました。
絶景ポイント② 鶴御崎自然公園展望ブリッジ
展望ブリッジからの絶景
鶴御崎にはもう1つおススメしたい絶景スポットがあります。岬近くの尾根上にある鶴御崎自然公園展望ブリッジです。尾根の上に橋状の展望台が聳え立っています。
展望ブリッジに登ってみました。ほぼ360度広がる大パノラマは圧巻!歩いていて非常に清々しい橋(?)です。
展望ブリッジから眺めた鶴御崎と灯台。個人的にはここが鶴御崎のベストビューポイントですかね。鬱蒼とした森に覆われた半島の先にポツンと佇む孤高の灯台。どこまでも青い大海原。ポスターにしたいくらい素敵な景色でした。
こちらは展望ブリッジから南西方向の景色。宮崎県日向市あたりまで続くリアス式海岸、日豊海岸を眺めることができます。
どちらの方角を眺めても絵になる風景。心行くまで、展望ブリッジからの景色を堪能しました。
駐車場
鶴御崎灯台の駐車場の1km程手前に展望ブリッジの登り口があり、そこに広い駐車場があります。写真のような「360度の大パノラマ 展望ブリッジ 登り口」という大きな看板があるので、見落とすことはないでしょう。
展望ブリッジへの道
駐車場から展望ブリッジまでは7~8分程。写真のような山道を登っていく必要があります。そこまで険しい道ではないですが、階段が続くので少し息が切れるかも。訪れる場合は歩きやすい靴を履いていくようにしましょう。
鶴御崎へのアクセス
車でのアクセス
■東九州道の佐伯堅田ICから県道501、604号線等を経由して約1時間
鶴見半島を通る県道は狭い箇所もあるので、通行には十分にご注意ください。
バスでのアクセス
鶴御崎方面へは佐伯市のコミュニティバス(梶寄線)が運行されています。しかし、土曜日は日帰りが可能なダイヤにはなっておらず、日曜日・祝日は運休するため、公共交通機関でのアクセスは困難です。
【参考】佐伯市(TOP>くらし・手続き>交通)
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|投稿:2022.01.31 | 最終更新:2022.01.31 |カテゴリ: 大分県
日田焼きそば パリパリ食感と生卵の相性が抜群のご当地焼きそば(萬天楼@大分県日田市)
B級グルメの代表格とも言えるご当地焼きそば。全国各地に、個性的で美味しいご当地焼きそばが数多く存在します。今回は、数あるご当地焼きそばの中から、大分県日田市で食べられている日田焼きそばを紹介します。
日田焼きそばは麺を鉄板でよく焼き、パリッと仕上げるのが特徴。その食感が人気を集めています。今回は日田市内にある人気店、萬天楼を訪れました。この記事では萬天楼で食べた日田焼きそばについて、萬天楼のメニューやアクセス情報などを紹介したいと思います。
日田インターチェンジ近くにある人気店、萬天楼
今回訪れたのは日田市内にある人気店、萬天楼。日田インターチェンジのすぐ近くという好立地にあるお店です。
中は広く、小上がりとテーブル席、さらにはカウンター席が用意されています。グループでも一人でも、幅広い客層に対応できそうな感じですね。
実食!日田焼きそば
こちらが日田焼きそばです!
熱々の鉄板に乗せられて登場。今回はトッピングで生卵を追加しました。
食べてみると麺がパリパリとしていて美味しい!固焼きそばまではいかないですが、程よいパリパリ感が良いですね~。
具材は豚肉、モヤシ、ニラというシンプルな構成。何といってもモヤシが良い仕事をしています。麺のパリパリ感とモヤシのシャキシャキ感こそが日田焼きそばの魅力と言えるでしょう。
生卵をトッピングしてみましたが、これが大正解!麺や具材に卵がコーティングされて、何とも言えない幸せな味に変わります。そのままでも十分に美味しいのですが、是非とも生卵トッピングは試していただきたいですね。
テーブルには紅ショウガ、七味唐辛子、コショウなどの調味料があります。好みに応じて味変を楽しむのも良いと思いますよ。
萬天楼のメニュー
萬天楼のメニューを紹介します。
メニューの最初に挙げられているのは日田焼きそば。単品のみならず、ご飯やチャーハン、牛すじ煮込みなどが付くセットメニューもあります。
日田焼きそばの他に、しょうゆラーメンもプッシュしているようですね。
こちらがドリンクメニューと一品料理などのメニュー。
メニューは全体的にシンプルですね。訪れたお客さんのほとんどが日田焼きそばを注文しているように見えました。
萬天楼へのアクセス・駐車場情報
車でのアクセス
■大分道の日田ICから1分
「日田焼そば」とデカデカと書かれた看板が目印です。国道沿いにあるせいか、駐車場は広めです。
バスでのアクセス
■日田駅前にある日田バスセンターから市内循環線(Dコース)に乗車し、約10分。「清岸寺入口」停留所で下車。
【参考】日田市公式サイト(くらし・手続き>生活・環境>道路・交通)
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|投稿:2021.12.04 | 最終更新:2021.12.04 |カテゴリ: 大分県
宇佐名物、からあげを定食でいただいた(からあげ食堂天@大分県宇佐市)
大分県と言えば、鶏料理が有名です。
以前、大分県内にあるサービスエリアでこんな看板を見かけましたが、大分県の二大鶏料理と言えば、からあげかとり天をイメージされる方が多いのではないでしょうか。僕自身、どちらも大好きなんですが、今回はからあげを紹介したいと思います。
…と、ここまで、とり天の記事と全く同じ出だしなんですが、今回はからあげを取り上げます。
からあげと言えば大分県を代表するご当地グルメとして知られていますが、特に大分県北部の中津市と宇佐市が有名です。中津市と宇佐市は隣り合っており、さらには共にからあげを提供する店舗が多く、どちらも「からあげの町」として名を馳せています。
全国的に見ると、ファミリーマートで販売されていることもあって、中津のからあげの方が知名度はあるような気がしますが、からあげ専門店の発祥は宇佐市だとされています。宇佐市にあった「からあげ庄助」というお店が初めてのからあげ専門店であり、徐々に隣接する中津市にも専門店が増えていったのだそうです。
…というように隣り合う「からあげの町」。どちらで食べるか非常に迷うところですが、今回は宇佐市にある「からあげ食堂天」にてからあげを食べてきたので、その時の様子を紹介したいと思います。
■この記事の目次
1.イートインもテイクアウトも可能!宇佐市内にある「からあげ食堂天」
2.からあげ食堂天のメニュー
3.宇佐名物のからあげを定食でいただいた
4.からあげ食堂天へのアクセス・駐車場情報
1.イートインもテイクアウトも可能!宇佐市内にある「からあげ食堂天」
2.からあげ食堂天のメニュー
3.宇佐名物のからあげを定食でいただいた
4.からあげ食堂天へのアクセス・駐車場情報
イートインもテイクアウトも可能!宇佐市内にある「からあげ食堂天」
こちらが今回訪れたからあげ食堂天です。
目の前には国道10号線が通っており、周囲にはマクドナルドやガストなどの郊外型店舗が建ち並んでいます。
宇佐や中津のからあげ専門店は、テイクアウト専門の店が多いのですが、からあげ食堂天はイートインとテイクアウトの両方に対応しています。店内で食べられるのは、旅行者にとっては嬉しい限りですね。
今回は休日の13時過ぎに訪れたのですが、行列ができており、15分程度並ぶことになりました。
からあげ食堂天のメニュー
まずは、からあげ食堂天のメニューを紹介します。
一口にからあげと言っても色々な種類があります。「骨なし」、「骨つき」といった基本メニューから始まり、手羽先、手羽元、ビッグモモといった部位別のメニュー、さらにはとり天やチキン南蛮などのからあげではないメニューも。
定食メニューがメインですが、単品での注文も可能です。
宇佐名物のからあげを定食でいただいた
こちらが宇佐のからあげです!
今回は骨なし定食(870円)を注文しました。からあげにご飯、味噌汁、冷奴、小鉢(ひじきの煮物)、漬物と佃煮が付きました。同じ値段でご飯を大盛りにすることもできるようです。
メインのからあげ(骨なし)。良い色に仕上がっており、見るからに美味しそう!とんかつの下に敷かれているような網がセットされており、油が皿にたまらないようになっているなど、細かな気遣いがされています。
食べてみると、衣がザックザクで美味しい!モモ肉が使われているようで、とてもジューシーです。程よくニンニクと醤油が効いており、非常に美味しいからあげでした。
からあげ食堂天へのアクセス・駐車場情報
車でのアクセス
■東九州道の宇佐ICから宇佐道路等を経由して約10分
駐車場は店の前に10台分程が確保されています。
バスでのアクセス
■JR日豊本線の柳ヶ浦駅から大分交通の路線バス四日市行きに乗車し約10分、「法鏡寺」停留所で下車。
■JR日豊本線の宇佐駅から大分交通の路線バス四日市行きに乗車し約15分、「法鏡寺」停留所で下車。
【参考】大分交通(TOP>バス情報>路線バス)
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|投稿:2021.06.14 | 最終更新:2021.06.14 |カテゴリ: 大分県
大分名物、とり天を定食でいただいた!かしわめしも選択可!(民芸茶屋 味蔵@大分県別府市)
大分県と言えば、鶏料理が有名です。
以前、大分県内にあるサービスエリアでこんな看板を見かけましたが、大分県の二大鶏料理と言えば、からあげかとり天をイメージされる方が多いのではないでしょうか。僕自身、どちらも大好きなんですが、今回はとり天を紹介したいと思います。
とり天は温泉で有名な大分県別府市が発祥と言われています。別府市内にはとり天を扱う店がたくさんあるのですが、今回は別府港にほど近い場所にある「民芸茶屋 味蔵」さんにお邪魔しました。この記事では、民芸茶屋味蔵さんのとり天について、さらにはメニューやアクセス情報について紹介したいと思います。
別府市内にある古民家風の店、民芸茶屋 味蔵
今回訪れたのは、別府市内にある「民芸茶屋 味蔵」。別府観光港か西へと向かう観光港通り沿いにあるお店です。
マンションが建ち並ぶ住宅街に位置していますが、この店の周囲だけ木々が植えられており、独特な雰囲気。店の建物自体は古民家風です。まるで、一昔前に山の中にあった民家だけが、そのままタイムスリップしてきた感じ。
とても独特な外観のお店ですが、店内も古民家風な内装になっています。古民具などが飾ってあったりして、店内を見回すだけでも楽しいですね。
実食!とり天
こちらがとり天定食(920円)です!
とり天にご飯、赤だしの味噌汁、茶碗蒸しが付きます。ご飯は御ひつに入っており、結構ボリュームがあります。まぁ、とり天でご飯がガンガン進むので、ペロッと食べてしまったんですけどね(笑)
さて、とり天をいただいてみましょう!
粉をまぶして揚げる唐揚げに対し、とり天は粉と卵を溶いて作った衣をまとわせてから揚げます。名前のとおり、天ぷらに近い感じ。唐揚げはザクザクとした噛み応えですが、とり天はフンワリとした食感です。フワフワの衣の中には、しっとりとした食感の鶏肉。これは美味い!
とり天のもう1つの特徴として、タレにつけて食べるという点が挙げられます。蕎麦ちょこのような器に入ったタレは、生姜が効いた醤油ベースのタレ。とり天をくぐらせてから食べるとめちゃくちゃ美味いです。気が付けばかなりのハイペースでとり天と白飯を食らっていました。
定食のライスはかしわめしに変更可
ここで、定食を注文する方に耳寄りな情報です。
とり天定食のお値段(920円)にプラス100円を追加すれば、定食に付く白飯をかしわめしに変更することができます。
かしわめしは言わずと知れた九州の味。濃い目の味で炊かれた、かしわ(鶏肉)入りの炊き込みご飯です。こちらにはコリコリとした歯ごたえがある鶏肉、さらにはとり皮が入っています。鶏のダシが染み込んだご飯は絶品ですね。
ただ、遅い時間に訪れる場合、かしわめしがなくなっている場合があるので、注意が必要です。今回は連休中の20時頃の訪問でしたが、かしわめしは残り1人前のみとなっていました。まさにギリギリだったわけですが、かしわめしが目当ての場合は、時間に余裕を持って訪れることをおススメします。
民芸茶屋 味蔵のメニュー
今回訪れた「民芸茶屋 味蔵」のメニューを紹介します。
メニューを見る限り、看板メニューは牛炭焼定食ととりの炭焼定食のようですね。他にも各種定食が取り揃えられています。今回いただいたとり天定食や、かしわめし定食、カレイ唐揚定食などの大分ならではの定食も。ちなみに、各定食メニューは、単品注文もできるようです。
ドリンクメニューもそれなりにあります。大分の麦焼酎や安心院ワインなど、地酒があるのも嬉しいところですよね。
民芸茶屋 味蔵へのアクセス
車でのアクセス
■東九州道の別府ICから約15分
店の東側(海側)に、約20台が停められる駐車場があります。
バスでのアクセス
■別府駅前から亀の井バスの路線バス石垣線に乗車し、約20分。吉池神社前停留所で下車。
【参考】べっぷぅ~に。
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|投稿:2021.05.09 | 最終更新:2021.05.09 |カテゴリ: 大分県
壁湯温泉旅館福元屋 宿泊記(大分県九重町)
源泉数、温泉湧出量日本一を誇り、温泉王国として知られる大分県。別府、由布院など有名な温泉地を抱える一方で、魅力的な秘湯も数多く存在します。
2018年の2月、大分県の山間部にある秘湯、壁湯温泉の一軒宿である旅館福元屋に宿泊してきました。とても感動したので、その魅力をお伝えしようと思います。
■この記事の目次
1.秘湯の一軒宿、壁湯温泉旅館福元屋
2.壁湯温泉の目玉!野趣あふれる天然洞窟風呂で至福の時を!
3.洞窟風呂だけじゃない!旅館内には魅力あふれる5か所の風呂が!
4.純和風の館内は素朴ながら落ち着く空間
5.山の幸をたらふく味わえる夕食。自家製の米も美味い!
6.魅惑のご飯のお供たち。箸が止まらない朝食
7.旅館福元屋は日帰り入浴も可能
1.秘湯の一軒宿、壁湯温泉旅館福元屋
2.壁湯温泉の目玉!野趣あふれる天然洞窟風呂で至福の時を!
3.洞窟風呂だけじゃない!旅館内には魅力あふれる5か所の風呂が!
4.純和風の館内は素朴ながら落ち着く空間
5.山の幸をたらふく味わえる夕食。自家製の米も美味い!
6.魅惑のご飯のお供たち。箸が止まらない朝食
7.旅館福元屋は日帰り入浴も可能
秘湯の一軒宿、壁湯温泉旅館福元屋
壁湯温泉があるのは大分県内陸部に位置する九重町。今回紹介する壁湯温泉の他にも宝泉寺温泉、筋湯温泉などの数多くの温泉地があり、九重"夢"大吊橋などの見どころも多い観光の町です。
旅館福元屋は壁湯温泉にある唯一の宿泊施設。
駐車場から川の方に向かう狭くて急な坂道を下っていくと、趣深い和風旅館が現れます。このシチュエーションだけでもうたまらないですね。「日本秘湯を守る会」の会員でもある宿で、秘湯好きの間では有名な宿と言えるでしょう。
チェックインし、部屋に行くと可愛らしい器に入ったお菓子が。柑橘類のピールですね。美味しい!手作りでしょうか。アットホームなおもてなしが温かいですね。
壁湯温泉の目玉!野趣あふれる天然洞窟風呂で至福の時を!
旅館福元屋の魅力と言えば、何と言っても多種多様の風呂。
中でもこちらの天然洞窟風呂は壁湯温泉の目玉!
川に面した洞窟からプクプクとお湯が湧き出ているという、野趣あふれる露天風呂です。湯船は自然を生かした造りで、底には岩がゴロゴロ!ワイルドです。
39度という温めのお湯が岩の隙間から湧き出し、広めの湯船を満たし、そして溢れ出していきます。なんとダイナミックな源泉かけ流し!温めの温度なので、のんびりと長湯もできます。
こちらのお風呂は混浴。ただし、女性用に湯浴み着が用意されており、また隣接している女性用風呂で着替えることもできるので、ハードルは低いと思います。
今回は洞窟風呂に入りながら日本酒が飲めるというプランで予約していました。温めのお湯に浸かりながら、熱燗をグビリ。至福の時ですなー。熱いお湯だと、あっという間にグロッキーになってしまいそうです。温湯の壁湯温泉ならではの楽しみ方ですね。
この天然洞窟風呂をすっかり気に入ってしまい、夜と早朝にしっかり1時間ずつ入浴しました。
洞窟風呂だけじゃない!旅館内には魅力あふれる5か所の風呂が!
館内には貸切風呂が2ヶ所あります。
そのうちの1つがこちらの「隠り国の湯」。蔵の石を使って造られた風呂で、風情があります。
もう1つはご主人が自ら切り出した岩で造られた「切り出しの湯」。ハート型の石が隠されているようで、それを探すのも楽しいですよ。
貸切風呂は2ヶ所とも加温されており、温かいお湯が掛け流されています。寒い夜はこちらで温まるのもおススメです。
今回は入ることはできませんでしたが、洞窟風呂の川側には夏季限定の「蛍見の湯」があります。川の水面ギリギリに作られており、まさに野湯といった雰囲気。これは是非とも入ってみたい!
5ヶ所目の風呂は女性専用の洞窟風呂。先述した天然洞窟風呂の隣にあります。先代がノミで掘った洞窟風呂だそうです。混浴に抵抗がある女性はこちらを利用するのも良いと思います。
純和風の館内は素朴ながら落ち着く空間
館内は、山の中の日本家屋といった趣き。また全部で9室という小さな宿なので静かな雰囲気が保たれており、とても落ち着くのです。
ピンボケになってしまい、また荷物が散らかっており大変見苦しいですが、こちらが客室。今回は2人向けの部屋に泊まりましたが、人数に合わせて様々な大きさの部屋があるようです。
民芸品や山暮らしの道具が並ぶ館内は、観察していて飽きることはありません。照明が明るすぎない程度に落としてあるので、とても落ち着く雰囲気です。
玄関脇にある休み処では、囲炉裏を囲んでマッタリとした時間を過ごすことができます。冬だったこともあり、火が焚かれた囲炉裏周りはとても気持ち良かったですねぇ。
朝はこちらでコーヒーを飲むことができます。優雅な一時でした。
なお、寝る時に布団の中に湯たんぽが入っていました。小さな配慮の1つ1つがとても嬉しいものです。
山の幸をたらふく味わえる夕食。自家製の米も美味い!
最後に旅館福元屋のお食事について紹介します。
夕食は山の幸を使った絶品料理。メインディッシュは豊後牛の陶板焼き。その他にも馬刺し、刺身こんにゃく、川魚の焼き物、山菜やきのこの天ぷら、山芋の茶碗蒸しなど、地の物を使った料理の数々が並びます。女将さんによる手作りなのだそうです。どの料理もとても美味しく、ついつい焼酎が進んでしまいます。
そうそう、ご飯が美味かったことにも触れておかねばなりません。自家栽培の「壁湯福米」という「香り米」を使っているとのこと。通常のお米よりも風味が強く、白飯だけでもどんどん食べられる美味しさ。
旅館のご飯はお櫃で大量に出されるので残してしまいがちですが、こちらのお米はペロリと平らげてしまいました。こりゃ美味い!
魅惑のご飯のお供たち。箸が止まらない朝食
朝食は素朴ながらも手が込んだ「ご飯のお供」が盛りだくさん。朝からご飯をおかわりしてしまいました。
旅館福元屋は日帰り入浴も可能
旅館福元屋は日帰り入浴も可能です。しかも300円と激安!
ただ、旅館自体の良い雰囲気や美味しい料理を味わうため、また素敵なお風呂をゆっくりと落ち着いて楽しむためにはやはり宿泊がおススメです。是非もう一度泊まりたいものです。
各種情報
壁湯温泉旅館福元屋 : 宿の公式ホームページ。
九重町観光協会 : 九重町は温泉巡りにも最適!
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|投稿:2018.06.26 | 最終更新:2019.03.26 |カテゴリ: 大分県
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