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日南の人気店「びびんや」で名物のかつおめしと魚うどんを食べた(びびんや@宮崎県日南市)

びびんや

宮崎県日南市

宮崎県屈指の観光都市で、鵜戸神宮紹介記事)やサンメッセ日南紹介記事)、飫肥城など、数々の名所が市内に点在しています。観光客が集まる日南市ですが、ご当地グルメもまた豊富。港町である日南市ではカツオイセエビが水揚げされる一方で、マンゴー栽培も有名です。城下町である日南市飫肥では飫肥天厚焼卵など、古くから愛されている郷土料理も存在します。

今回は、そんな隠れた食の宝庫、日南市にある人気店「びびんや」を訪れ、日南名物であるかつおめし魚うどんをいただきました。この記事ではかつおめしや魚うどんを食べた感想、びびんやのメニューやアクセス情報について紹介したいと思います。






日南市油津の人気店、びびんや



今回紹介するびびんやは、日南市油津の港の近くにある海鮮料理店。日南市の中でも特に高い人気を誇るお店です。訪れたのは連休の11時半前でしたが、席はほぼ満席。なんとか滑り込むことができましたが、食べ終わって店を出る頃には行列ができていました。

店内は比較的広く、テーブル席やお座敷席がたくさんあります。席数が多いので、家族連れやグループ客にも利用しやすい店だと思います。




かつおめしを食べてみた

びびんや

こちらがかつおめしです!

かつおめしは、元々漁師が漁船の上で獲れたてのカツオをご飯に乗せ、ダシをかけて食べたのがルーツになっている漁師料理。極めてシンプル、しかしとても美味しそうな料理です。


びびんや

ツヤツヤとしたカツオの刺身が乗ったご飯。カツオは漬けになっており、ほんのりと醤油味。豪快にかけてある紫蘇と海苔が良いアクセントになっています。そのまま丼ものとして食べても十分に美味しいです。


びびんや

ただでさえ美味しいかつおめしにダシを注ぎ、お茶漬け風にしていただきます。カツオの漬けにサッと火が通り、食感が変化。さらにはダシの旨味が加わり、味が劇的に変わります。1食で2度楽しめるのがかつおめしの醍醐味と言えるでしょう。

お茶漬け状態になった後は、まるで飲み物のように、あっと言う間に完食しました。美味かった…!




魚うどんを食べてみた

びびんやでは、他にも郷土料理をいただくことができます。

びびんや

こちらが魚うどんです。

魚うどんとは、トビウオのすり身に小麦粉や卵などのつなぎを加えて麺状にした、独特なうどん。戦時中に米や小麦粉などを手に入れることができなかった頃、油津港で獲れる魚のすり身を麺にして食べていたのが、魚うどんの始まりだと言われています。

うどんを食べているような、練り物を食べているような、今まで味わったことがない新食感!食べ応えがある麺とスッキリとしたダシの相性も抜群です。日南に来た際には、こちらも食べていただきたい一品です。




びびんやのメニュー

びびんやのメニューを紹介します。

びびんや

メニューのトップを飾るのはマグロ。油津港は「東洋一のマグロ港」と呼ばれるほどマグロ漁が盛ん。マグロはカツオと並んで日南市の名産となっています。

マグロのコースや定食、マグロを使った一品料理の数々が並びます。


びびんや

様々なセットや御膳。チキン南蛮など、宮崎県の郷土料理や地産地消の料理には「宮崎名物」という表示がなされているのが分かりやすいですね。


びびんや

びびんや

丼ものや麺類、定食、一品料理も豊富。特に魚介類を使ったメニューのバリエーションの多さは、他の追随を許しません。

色々な好みの人にも対応できるので、家族やグループ旅行で訪れるには最適ですね。




びびんやへのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

東九州道日南東郷ICから約10分。



びびんや

店の前には広めの駐車場が用意されています。ただ、店を出る頃(連休の12時頃)には、広い駐車場がほぼ満車になっていました。


鉄道でのアクセス

■JR日南線油津駅から1.3km。徒歩で20分。



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|投稿:2023.11.30 | 最終更新:2023.11.30 |カテゴリ: 宮崎県

尾鈴川瀑布群の主瀑、矢研の滝へ行ってみた アクセス方法、遊歩道なども紹介(宮崎県都農町)

矢研の滝

宮崎県中部にある都農町。日向灘に面しており、ワイン作りで知られる町です。

今回はそんな都農町の山中にある滝を紹介します。都農町を流れる名貫川は標高1405mの尾鈴山を源流とする川。名貫川の上流には数多くの滝が存在しており、これらを総称して「尾鈴山瀑布群」と呼ばれています。

今回は、尾鈴山瀑布群の中でも一番知名度が高い「矢研の滝」を紹介したいと思います。

「矢研」と書いて「やとぎ」と読みます。同じ宮崎県内の高千穂町にある真名井の滝、延岡市の行縢の滝、都城市の関之尾滝(記事はこちら)と並び、「日本の滝百選」に選定されています。

この記事では、矢研の滝へのアクセスや遊歩道の様子について、お伝えしていきたいと思います。






矢研の滝の駐車場までのアクセス

矢研の滝まで行く公共交通機関はないため、車で行く必要があります。

東九州道都農ICから県道40号線、県道307号線などを経由して約20分


※県道307号線は、駐車場の約4km手前から1~1.5車線の狭路になるので、通行の際には注意が必要です。


矢研の滝の駐車場


矢研の滝へ向かう場合には、県道307号線沿いにあるこちらの駐車場を利用しましょう。


矢研の滝

県道脇の路側帯が広くなっており、ここに車を停めることができます。白線が引かれていないので、明確な駐車可能台数は分かりませんが、十数台は停められそうな広さです。

駐車場には公衆トイレも設置されています。矢研の滝までの道中にある尾鈴キャンプ場にもトイレはありますが、ここで済ませておくのが無難でしょう。




矢研の滝への遊歩道

矢研の滝

矢研の滝へ向かう遊歩道を紹介します。上の写真は駐車場に建てられていた地図で、赤い太線が遊歩道です。

駐車場(地図の右側の「現在地」と書かれたオレンジ色の吹き出しがある所)を起点に、2つの赤線が延びています。北の方へ向かう赤線が矢研の滝へ向かう遊歩道、西へ向かうのが白滝さらさの滝さぎりの滝など、たくさんの滝を巡る遊歩道です。


矢研の滝

両方行きたいところですが、時間の関係上、今回は矢研の滝のみを訪れました。矢研の滝までは片道40分程度の道のり。途中で尾鈴キャンプ場を通り、名貫川の支流である矢研谷沿いを遡るコースです。基本的には登山道のような道が続くので、歩きやすい靴が必須だと思います。


矢研の滝

駐車場を出発すると、まず名貫川の支流である欅谷を渡ります。遊歩道にしては立派な橋です。実はこの橋は、伐採した木材を運搬する森林鉄道の橋として建設されました。橋だけでなく、この先にある尾鈴キャンプ場までは、森林鉄道跡を再利用した遊歩道を歩くことになります。


矢研の滝

森林鉄道跡を再利用した遊歩道。木材を満載したトロッコが行き交っていただけあり、勾配が無く、広めの道が続きます。非常に歩きやすい道ですが、所々倒木が道を塞いでいたりもします。


矢研の滝

途中、素掘りのトンネルが現れたりなんかして、冒険気分が高まります。照明が設置されていますが、点灯してはいませんでした。まぁ、短いトンネルなので問題はないでしょう。

トンネルを抜けた先も、歩きやすい平坦な道が続きます。




矢研の滝

駐車場を出発して約7分。尾鈴キャンプ場に到着しました。森林鉄道跡とはここでお別れです。


矢研の滝

尾鈴キャンプ場を横切り、矢研の滝を目指します。キャンプ場内は少し道が分かりにくいかもしれませんが、看板が設置してありますので、それらを確認しながら進みましょう。


矢研の滝

尾鈴キャンプ場を過ぎると、本格的な山道が始まります。キャンプ場までの森林鉄道跡を利用した道よりも勾配が急。道幅もグッと狭まります。


矢研の滝

このように岩がオーバーハングしている箇所もあります。谷側もかなり急斜面になっており、落ちたらタダでは済まないでしょう。落下防止のための金網が設置されている箇所もあり、遊歩道が切り立った崖沿いを通っていることが分かります。


矢研の滝

矢研の滝の少し手前には若葉の滝があります。遊歩道の脇の崖を流れ落ちるコンパクトな滝です。規模は小さいのですが、滝までの距離が近いので迫力がありますね。

遊歩道は滝の下流を横切るのですが、橋は架かっていません。遊歩道の上を沢が流れているのです。滝壺付近の石をポンポンと渡って先に進みましょう。石の上は滑りやすいので、注意が必要です。

矢研の滝までの道のりでは、ここが一番の難関でしょうかね。若葉の滝を過ぎると、1~2分で矢研の滝に到着します。




これが矢研の滝だ!

お待たせしました。

矢研の滝

これが矢研の滝です!

落差73m。垂直な岩肌を一気に流れ落ちる豪快な滝です。落差だけでなく、幅や水量も申し分ありません。「日本の滝百選」に相応しい素晴らしい滝だと思います。

矢研の滝

「矢研の滝」という、意味ありげな名前。神武天皇が東征の準備のため、この滝の水で矢や鉾、刀などを研いだという言い伝えが残ることがこの名前の由来なんだとか。

神武天皇は日向(現在の宮崎県)の生まれなので、そういった伝説が残っているのでしょう。


矢研の滝

かつてはもう少し滝壺近くまで行くことができたそうですが、残念ながらこの先は通行止になっています。


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|投稿:2021.09.13 | 最終更新:2021.09.13 |カテゴリ: 宮崎県

【宿泊記】驚異の炭酸泉!湯之元温泉に泊まってみた(素泊まり)(宮崎県高原町)

湯之元温泉

宮崎県と鹿児島県の境に聳える霧島連山韓国岳新燃岳高千穂峰など、現在でもバリバリ活動を続けている活火山から構成される火山群です。

火山があるということは、周囲には温泉が湧いているということ。特に鹿児島県側には有名な霧島温泉を初めとして、妙見温泉日当山温泉など著名な温泉が分布しています。一方宮崎県側には、知名度はそこまで高くはないものの、味わい深い温泉が数多く存在します。

そのうちの1つが宮崎県高原町にある湯之元温泉。霧島山麓の農村にある一軒宿です。2021年の5月、湯之元温泉に宿泊してきました。非常に素晴らしい温泉だったので、宿泊した時の様子をお伝えしたいと思います。

なお、今回は素泊まりだったので、お食事については紹介できませんが、あらかじめご了承ください。






霧島山麓にある鉱泉宿、湯之元温泉

湯之元温泉

今回宿泊した湯之元温泉は、霧島山麓にある高原町郊外にある鉱泉宿。周囲に田畑が広がり、西側には霧島連山を望む長閑な環境にある宿です。

建物は2階建てでそこまで大規模なものではありません。少しレトロで、飾らない雰囲気が特徴の宿と言えるでしょう。

辺鄙な場所にある湯之元温泉ですが、非常に多くの人が訪れていました。人々を惹きつけるのは、その泉質の良さ!国内でも珍しい高濃度の炭酸泉が湧き出しているのです。宿泊だけではなく、日帰り入浴も積極的に受け入れており、観光客と地元客で賑わっていました。




湯之元温泉のお風呂

湯之元温泉の魅力は何といっても炭酸泉に浸かれること!湯之元温泉のお風呂について紹介します。

湯之元温泉の浴室は、少し照明が抑えられた落ち着いた感じの浴室。4つの浴槽とサウナがあります。4つの浴槽と、その温度は以下のとおり。

①鉱泉風呂(41度)

②源泉 高濃度炭酸泉(22度)

③中濃度炭酸泉(31度)

④霧島レッカ水 水風呂


①鉱泉風呂

湯之元温泉
(写真は高原町観光協会より)

一番大きなメイン浴槽が鉱泉風呂。こちらは源泉を41度まで加温した浴槽です。適温に設定されているので、ゆっくりと温まることができます。7~8人が入ることができる大きさです。

特徴はなんと言っても赤褐色のお湯!言い方は悪いですが、まるで泥水のような色。でもとても気持ち良いんです。ただし、風呂上がりにそのままタオルで体を拭き取ると、タオルが茶色に染まってしまうので要注意。




②源泉 高濃度炭酸泉

湯之元温泉
(写真は楽天トラベルより)

湯之元温泉に来たら、是非とも入浴していただきたいのが、高濃度炭酸泉(源泉)

湯之元温泉の源泉が、加温もされず、そのままかけ流されています。そのため温度は22度。一般的に遊泳用のプールは26~31度ですから、それよりも冷たいんです。

恐る恐る入ってみると、心臓がキュッと締め付けられる(ような気がする)程冷たい…!気合で肩まで浸かると、シュワシュワという感触とともに、あっという間に体中が気泡に覆われます。これが国内屈指の炭酸泉の威力。ジッとしていると体がジンジンとしてきます。温度は低いのですが、慣れてくると気持ち良くなってくるから不思議なものです。

高濃度炭酸泉は、2人浸かるといっぱいになってしまう程の小さな浴槽。湯之元温泉を訪れる多くの人がお目当てにしている人気の浴槽なので、長時間独占せず、譲り合って入浴する必要があります。

高濃度炭酸泉と加温された鉱泉風呂を交互に入ると、凄く気持ち良く、エンドレスで入浴できますよ。




③中濃度炭酸泉

湯之元温泉
(写真は楽天トラベルより)

露天風呂は中濃度炭酸泉の浴槽。

源泉を少しだけ加温した31度のお湯が注がれています。少し加温している影響で、炭酸が少し抜けてマイルドになってはいますが、それでもシュワシュワ感を感じることができます。何より素晴らしいのがこの温度。冷たさを感じないほどの温さ。肩まで身を沈めると、もう二度とこの湯から出たくなくなります。人をダメにするような魅力が、このお湯にはあるのです。

パイプから、時折ボコッボコッとお湯が勢いよく噴出しており、温泉は生き物なんだなぁと再認識しました。

なお、中濃度炭酸泉も2人分ほどの小さな浴槽。ここも人気なので、譲り合って利用しましょう。


④霧島レッカ水 水風呂

私はサウナを利用しなかったので浸かっていないのですが、水風呂もあります。使われている水はただの水ではありません。霧島山系に降った雨が火山灰の地層に染み込んで濾過された美しい湧水。霧島レッカ水という名前で、焼酎造りにも使われている有名な水なんだそう。


夜遅くまで日帰り入浴可!

旅館の日帰り入浴は営業時間が短いことが多いのですが、湯之元温泉は10:00~22:00まで日帰り入浴を受け付けています。そのため、夜遅くまで日帰り入浴客がひっきりなしにやってきます。

宿泊客としては静かに落ち着いて入浴できる時間が欲しいので、もう少し早く受付を終了しても良いような気もするのですが…。まぁ地元のお客さんも大事にするという宿の方針だと思うので、文句は言えませんね。

22:00~翌朝7:00までは清掃が入るため、宿泊客だけに入浴が許された時間は朝7:00~10:00ということになります。この宿の来るお客さんは温泉好きが多いせいか、朝早くから多くのお客さんが入浴されていました。




湯之元温泉の部屋

湯之元温泉

こちらが湯之元温泉のお部屋です。

今回は和室6畳のお部屋に泊まりました。これが湯之元温泉で最もリーズナブルかつスタンダードなお部屋です。部屋にはバス・トイレはありません。

この他にも特別室離れという、グレードが高い部屋もあるようです。特別室と離れにはトイレが付いています。




湯之元温泉の名物、鉱泉おにぎりと鉱泉ハイボール

湯之元温泉には是非食べて欲しい名物があります。


湯之元温泉

それがこちら、鉱泉おにぎり

その名のとおり、湯之元温泉の炭酸泉で炊かれたおにぎりです。素泊まりであっても、事前に申し込んでおけばいただくことができる他、日帰り入浴客も購入可能とのこと。

炭酸泉で炊かれた影響なのかどうかは分かりませんが、とてもモッチリとした仕上がり。これは美味しいですね~。


湯之元温泉

そしてこちらは鉱泉ハイボール(450円)。

天然の炭酸泉を使っているので、市販の炭酸水ほど発泡は強くはありませんが、しっかりとハイボールになっていました。湯之元温泉の源泉は、飲むと消化器疾患や肝臓などに良いとされています。このハイボールも体に良いのかも?

他にも鉱泉カルピス鉱泉リンゴ酢といった、炭酸泉で割った飲み物が注文可能です。夕食時などに試してみるのも良いと思います。




湯之元温泉に来たら、鉱泉を飲むべし

湯之元温泉

湯之元温泉の建物の脇には、鉱泉飲み場、鉱泉くみ場が用意されています。


湯之元温泉

コックをひねると、勢いよく炭酸泉が出てきます。口に含むと少し酸味を帯びた味。

非常に人気の鉱泉で、タンクなどに汲んで帰る方もいるんだとか。2リットルあたり100円で汲むことが可能です。




ついでに高原町のトトロを見に行こう

湯之元温泉を訪れたら、是非見て欲しいものがあります。


湯之元温泉

それがこちら、「高原町のトトロ」です!

湯之元温泉から徒歩1分以内の場所にある民家の庭先に、何故かトトロが!

実はこちらのトトロ、民家のお住いの夫婦が孫のために作成したものなのだそう。一般にも開放されており、知る人ぞ知る撮影スポットとなっています。トトロの背後には霧島連山の主峰である高千穂峰が聳えており、とても美しい風景だと思います。

一般開放されているとはいえ、一般人の民家なので、訪れる際には迷惑にならないようにする必要があります。




湯之元温泉へのアクセス

車でのアクセス

宮崎道高原ICから約10分


宿の前に砂利敷の駐車場があります。宿の前にある第1駐車場に加え、第1駐車場のすぐ南側に第2駐車場が用意されているので、駐車できないという事態にはならないかと思います。


鉄道でのアクセス

■JR吉都線の高原駅から約3.4km。徒歩で約45分。

※距離があるので、タクシーの利用がおススメです。

※乗合タクシーがありますが、週2便のみとなっているため、観光での利用は難しいと思います。



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|投稿:2021.06.05 | 最終更新:2021.06.05 |カテゴリ: 宮崎県

おせり(大斗)の滝 3ヶ所の展望台からの景色、遊歩道を紹介(宮崎県美郷町)

おせりの滝

宮崎県と言えば「南国の海」というイメージが強いですが、実は全国屈指の森林率が高い県でもあります。地図を開いてみれば分かるように、宮崎県の西側にはほとんど平地が無く、広大な九州山地が広がっているのです。深山幽谷と呼ぶに相応しい山々を縫うように、豊富な水量を誇る川が流れ、至る所に滝が形成されています。今回は、そんな宮崎県の山の中で出会った素晴らしい滝を紹介します。



それが、宮崎県美郷町にあるおせりの滝

宮崎県内には「日本の滝百選」に選ばれた滝が4つ(高千穂町の真名井の滝、延岡市の行縢の滝、都農町の矢研の滝、そして以前も当ブログでも取り上げた都城市の関之尾滝)ありますが、今回紹介するおせりの滝は選定外。しかし実際に見てみると、「百選」に選ばれた滝をも超える素晴らしい滝でした。

…随分とハードルを上げてしまいましたが、この記事では、おせりの滝へのアクセス方法、遊歩道、そして滝の魅力について紹介したいと思います。






おせりの滝とは?



今回紹介するおせりの滝は、宮崎県北部の内陸に位置する美郷町にあります。宮崎県北部の山中を流れる耳川の支流である尾迫川にかかる落差約70mの滝です。

ここまで、「おせりの滝」という名前でお送りしてきましたが、漢字では「大斗の滝」と書きます。これで「おせり」と読むんですねー。一般的には「おせりの滝」でとおっていますが、地図やカーナビによっては、漢字で書かれている場合もあるので、要注意です。この記事ではこのまま平仮名表記のまま続けたいと思います。




おせりの滝へのアクセス

おせりの滝へは車あるいはバスで行くことができます。ただし、バスの場合本数が少ないため、車で訪れるのがおススメです。

車でのアクセス

東九州道日向ICから国道327号線等を経由して約40分

※国道327号線は、椎葉村内で狭い箇所がありますが、おせりの滝までであれば快走路です。



バスでのアクセス

■JR日豊本線の日向市駅東口から宮崎交通の路線バスの上椎葉行きまたは塚原行きに乗車し、約1時間。「おせりの滝入口」停留所で下車。バス停から滝まで徒歩約20分。


※曜日によっては快速バスがあります。快速バスは「おせりの滝入口」は通過となります。


【参考】宮崎交通(TOP>路線バス>路線別バス時刻表)




おせりの滝の駐車場

おせりの滝

耳川に沿った国道327号線から離れ、尾迫川沿いの道を700m程進むと、5台程度が停められる駐車場が現れます。こちらがおせりの滝の駐車場。ここから先は徒歩で向かうことになります。


おせりの滝

ちなみに、駐車場からも滝を見ることができます。駐車場の対岸に見えるこの滝は、拝水の滝。水量は少なく、見応えはあまり無い滝ですね。これがおせりの滝というわけではないため、早とちりして帰らないようにしましょう。




おせりの滝への遊歩道

おせりの滝

駐車場からおせりの滝までは200m程。2020年にリニューアルした遊歩道は、赤いゴムチップ舗装。起伏もほとんどなく、足に優しい設計になっています。


おせりの滝

遊歩道を歩いて3分程でおせりの滝に到着しました。国道からも近く、駐車場からも近く、車で行くのであれば非常にアクセスが良好な滝ですね。

なお、尾迫川を渡り上流へと向かう道(上の写真の橋)がありますが、2021年5月の時点では工事中で立入禁止となっていました。道の先にはおせりの滝をより近くから見る展望台があるようです。




おせりの滝を3ヶ所の展望台から眺める

おせりの滝

こちらがおせりの滝です!

少し手前から滝が見えていたのですが、最初は滝の下段のみが見えていました(2つ上の写真のような感じです)。「あー、まぁこんなもんかなー」と思いながら近づいていくと、岩の陰から上段が見えてくるというサプライズ!これはなかなか衝撃でした。

写真ではなかなか伝わりにくいですが、相当高い場所から落ちている滝です。先述しましたが、落差は70mとのこと。「日本の滝百選」には選ばれていませんが、「百選」の滝を比べても遜色無いほど素晴らしい滝だと思います。


おせりの滝

展望台の脇から、斜面を急角度で登っていく頼りない階段があります。先ほどまでのゴムチップ舗装の遊歩道と比べると雲泥の差ですが、登って行ってみることにしましょう。

※ここから先はリニューアル工事がされていない道です。歩きやすい靴が必須です。


おせりの滝

ふと見上げると、急斜面の上に2つの展望台と、そこへ至るための険しい道が見えました。ご丁寧に「展望台2」、「展望台3」と書かれています。なるほど、ゴムチップ舗装の終点が「展望台1」ということですね。

まずは「展望台2」を目指して、急な階段を登っていきます。丸太を組み合わせて造られた階段がありますが、足の置き場が狭いので登るのがなかなか大変です。下りはもっと危険ですが…。


おせりの滝

こちらが「展望台2」からの眺めです。

下にある「展望台1」からはあまり見えなかった上段が正面に見えますね。この上段だけ単体で見ても素晴らしい滝だと思います。そして、上段のさらに上にも滝が見えているではないですか!これは凄いな…。

テンションが上がってきたので、どんどん上へと進みます。「展望台3」に近づくにつれて、階段に積もる落ち葉が深くなり始め、もはや斜面のような状態になってきます。歩く人が少ないせいでしょうか。足を滑らせないよう細心の注意が必要です。


おせりの滝

こちらが「展望台3」からの眺めです。

この高さまで来ると、端正な姿の上段の全体像を見ることができます。ここから見ると、下段は森に隠れてしまい、「展望台1」から見た滝とは全く違う滝に見えますね。

一番下の「展望台1」からの姿も素晴らしかったのですが、様々な高さから眺めることにより、一層魅力が増す滝でした。少々骨は折れますが、「展望台2、3」にも足を伸ばした方がおせりの滝を何倍も楽しむことができると思います。

なお、今回は立入禁止となっていましたが、より滝に近い場所に「展望台4、5」があるそうです。上段の滝を、滝壺近くから見られるとのことなので、通行止が解除されたら是非ともリベンジしたいものですね。


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|投稿:2021.05.12 | 最終更新:2021.05.12 |カテゴリ: 宮崎県

霧島山麓の名瀑、関之尾滝 甌穴群も必見!(宮崎県都城市)

関之尾滝

宮崎県と鹿児島県に跨る火山の集合体、霧島山。雄大な火山が見られる他、溶岩台地が侵食して形成された渓谷や滝も多く存在しています。

今回紹介する関之尾滝も火山活動がもとで誕生した滝の1つです。

宮崎県都城市にある関之尾滝は、宮崎市を河口とする大淀川の支流、庄内川にかかる滝。日本の滝百選にも選ばれている知名度が高い滝です。30万年以上前、加久藤カルデラの噴火により堆積した溶結凝灰岩が侵食されることにより、誕生したのだと言われています。

そんな関之尾滝は、周辺が公園のように整備されているため、気軽に訪れることができます。この記事では関之尾滝の魅力、駐車場や遊歩道について紹介します。






関之尾滝の駐車場は「滝の駅せきのお」の前にアリ!



関之尾滝に行く場合は、「滝の駅せきのお」の駐車場を利用しましょう。「滝の駅」の営業時間は9:00~17:00ですが、営業時間外にも駐車することができます。普通車15台分の駐車が可能です。


関之尾滝への遊歩道

「滝の駅せきのお」から関之尾滝までは、歩いて5分以内。

関之尾滝

このような舗装された遊歩道を下っていきます。途中に階段がありますが、隣にスロープが設置されていて、バリアフリー化がなされています。ただし、スロープが少し急な箇所もあるので、注意が必要です。




これが関之尾滝だ!

関之尾滝

関之尾滝が見えてきました!

これは滝見広場からの眺め。正面に豪快に水が流れ落ちる関之尾滝が見えます。落差は18mと控え目ですが、幅が約40mあり、ドッシリとした印象がある滝です。この写真は水量が少ない12月に撮ったものですが、それでも結構な迫力がありますね。

そして上流まで続く凸凹とした岩も魅力的ですね。


ここまでの遊歩道がバリアフリー化されている区間。写真に写っている滝の正面の吊り橋まで行くためには、急な階段を下る必要があります。


関之尾滝

吊り橋まで降りてきました。鉄製の頑丈な吊り橋で、安心感があります。


関之尾滝

こちらが吊り橋から眺めた関之尾滝です!

真正面から関之尾滝を眺めることができます。滝が近い分、迫力はこちらの方が上ですかね。ただ、吊り橋からは上流の景色が見えないので、「どちらが素晴らしいか?」と問われると、優劣がつけがたいですなー。


いずれにしても、水量が豊富で迫力があり、尚且つ岩の造形美が魅力的な滝だと言えるでしょう。




関之尾滝上流の甌穴群も必見!

関之尾滝を見て、そのまま帰るのは勿体ない!是非とも関之尾滝の上流にある甌穴群を見に行きましょう。


関之尾滝

こちらが関之尾の甌穴群です!

川幅いっぱいに広がるゴツゴツとした岩肌は圧巻です。


関之尾滝

庄内川にかけられた沈下橋の上から、甌穴をじっくりと観察することができます。ただし、水量が多い時期には、この橋は渡れないそうです。


関之尾滝

よーく見ると、それぞれの岩には、丸くくり貫かれたような穴がありますね。これが甌穴ポットホール)です。

砂粒や小さな小石が急流によって生まれた渦に巻き込まれ、岩の柔らかい部分を削り取った結果、このような無数の甌穴が生まれました。

甌穴は日本各地に存在しますが、関之尾の甌穴群は世界でも有数の規模を誇ることで知られ、国の天然記念物にも指定されています。確かに見応えがあるので、是非とも見ていってください。


所要時間としては、関之尾滝と甌穴群合わせて30分くらいあれば、回れると思います。




関之尾滝へのアクセス

車でのアクセス

宮崎道都城ICから約20分

東九州道末吉財部ICから約30分



バスでのアクセス

都城駅から高崎観光バスが運行する霧島神宮行きの路線バスに乗り、約40分。「関之尾の滝」停留所で下車。

※休日は1日3往復と、本数が非常に少ないので要注意。


■参考:高崎観光バス(TOP>霧島⇔都城駅)


溝ノ口洞穴もセットで巡りたい!

溝ノ口洞穴

隣県の鹿児島県ではありますが、関之尾滝から約5kmの所に以前当ブログでも紹介した溝ノ口洞穴があります。こちらも加久藤カルデラの火山活動によって誕生した景勝地で、ちょっと面白い景色を見ることができます。

関之尾滝とセットで訪れては如何でしょうか?

溝ノ口洞穴 鹿児島の山奥に眠る神秘の洞穴 アクセス・駐車場情報も(鹿児島県曽於市)
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|投稿:2020.06.14 | 最終更新:2020.06.14 |カテゴリ: 宮崎県

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