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与那国島旅行記【12】アヤミハビル館で日本最大の蛾、ヨナグニサンを見た

2019年6月8日

10:10
約1時間の与那国島海底遺跡クルーズから帰港した我々。船酔いの影響で、陸に着いても吐き気が収まらなかったので、一度宿に戻ることにしました。

宿に戻り、1時間程の仮眠。船酔いによる気持ち悪さもありましたが、加えて脱水症状を起こしかけていたのかもしれません。なお、船酔いは小1時間寝たら治り、脱水症状は商店で経口補水液を買って飲んだところ解消しました。


カフェRERAでカレーを食べる

体調がだいぶ回復したので、本日も原付バイクを借りてツーリング。明朝の飛行機で島を発つので、島を巡れるのは本日が最後ということになります。


「カフェRERA」のカレー

13:30
昨日、かき氷をいただいた「カフェRERA」にて、ランチをいただきました。色々なメニューの中からカレーを選択。様々なスパイスが入った本格派で、とても美味しかったです。

カレーと一緒に頼んだのがマンゴージュース。こちらも濃厚で絶品でした。


体調が回復したところでツーリング再開です!




ヨナグニサンを見られるかも!アヤミハビル館

天気が下り坂に向かっていたので、屋内で楽しめる施設に向かうことにしました。


アヤミハビル館

14:55
やってきたのは島の内陸部にあるアヤミハビル館。日本では与那国島と石垣島、西表島にしか生息が確認されていない蛾、ヨナグニサンに関する展示が充実している博物館です。

入場料(大人500円)を受付で支払い入場。


ここで、ヨナグニサンに関する基礎情報を紹介しておきます。

■羽の長さが片方だけで13~14cmにもなる、日本最大の蛾(世界では第2位)。

■もちろん幼虫(芋虫)も巨大。

■インドや東南アジア、中国などに生息するが、日本では与那国島、石垣島、西表島のみに生息。

■一生の大半を幼虫として過ごす。羽化した後の寿命は一週間程度。

■准絶滅危惧種に指定されている。

■与那国島の方言で「アヤミハビル」(「アヤミ」=「模様がある」、「ハビル」=「蝶」)と呼ばれている。



アヤミハビル館

まずはシアタールームにて、ヨナグニサンの生態について映像で学びます。

ヨナグニサンの誕生から幼虫、脱皮、蛹を経て、成虫に至るまで、実際の映像を交えながら分かりやすくまとめられています。大スクリーンで映し出されるヨナグニサンは少しグロテスクですが、分かりやすい解説で中和されたせいか、食い入るように見てしまいました。


アヤミハビル館

アヤミハビル館

映像を見た後は、展示を見て周りました。

与那国島のヨナグニサンのみではなく、世界各地にいるヨナグニサンの仲間、そして与那国島に生息する様々な生物に関する展示がされています。小さな島の博物館とは思えない程充実した展示で、夢中になってしまいました。


ヨナグニサン@アヤミハビル館

そして、見学順路の最後には、ヨナグニサンを実物で見ることができるのです!

この日は、たまたま蛹から羽化した成虫がいたようで、日本最大の蛾をこの目で見ることができました。学芸員さんのお話しによると、この成虫は昨日までは蛹だったようで、成虫の姿を見ることができるのはラッキーなんだとか。


ヨナグニサン@アヤミハビル館

成虫を見ることが出来たこと以上に驚きだったのが、この斬新な展示方法!逃げ出す恐れがあるのでガラスケースや檻の中に展示されていると予想していたのですが、なんとむき出しなんです!

この展示方法について、学芸員さんに質問したところ、「ヨナグニサンは夜行性なので、開館時間はほとんど活動しない。そのため、むき出しで展示してある。」とのこと。学芸員さんも、「アヤミハビル館に赴任した当初は、かなり驚いた」のだそう。ちなみに、夜になると活動を開始するため、閉館時間に合わせて専用の部屋に移すのだそうです。

確かに、至近距離から観察してみましたが、羽が僅かに動くだけで、活動らしい活動は全くしていませんでした。



なお、成虫の隣には色々な成長段階の幼虫、蛹が、これまたむき出しで展示されていました。左から右に行くに従って、成虫に近づいているという並び順。とても分かりやすいです。


なお、この後強めのにわか雨が降ってきたため、しばらくヨナグニサンの展示を見ていました。1時間程滞在しましたが、飽きることなく楽しむことができました。


アヤミハビル館。准絶滅危惧種に指定されているヨナグニサンを生で見られるかもしれないので、余程の虫嫌いでなければ是非とも訪れて欲しいスポットです。




アヤミハビル館は、他の観光地や集落から離れた辺鄙な場所にあります。少々道が分かりにくいため、行かれる場合は事前に場所を調べておくと良いでしょう。


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|投稿:2019.09.17 | 最終更新:2019.09.17 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【11】グラスボートで行く!海底遺跡(海底地形)ツアー

2019年6月8日

与那国島滞在2日目

この日は与那国島で最も有名なスポット、与那国島海底遺跡与那国島海底地形)へ向かいます。


与那国島海底遺跡(海底地形)とは?

今回向かうのは、「与那国島海底遺跡」。正式名称は「与那国島海底地形」ですが、「与那国島海底遺跡」とも呼ばれています。後者の方が通りが良いようなので、この記事では「海底遺跡」という名称で統一させていただきます。



上の地図をご覧ください。「与那国島海底遺跡」があるのは、与那国島の南側の海の底。この海域には、人工的に造られた階段や溝のような地形が広がっています。その名のとおり「遺跡」のような光景なのだとか。

自然に出来た地形だとする説が有力ですが、古代文明の建物であったとする説、石切場の跡だとする説もあり、2019年現在結論は出ていません。

そんな神秘性が話題になり、全国的にも有名なスポットとなっています。与那国島の名前を知らなくても、「沖縄の海に海底遺跡のような地形がある」ことを知っている方もいるのではないでしょうか?

海底遺跡がある海域を潜るダイビングが人気なのですが、スキューバダイビング未経験の僕にはハードルが高いため、お手軽に行けるグラスボートによるツアーを選択しました。




海底遺跡観光船、出航!

今回は、有限会社入船エンタープライズが運航する海底遺跡観光船に乗りました。事前にネット予約をしたのですが、レスポンスが無く、電話をしたところ予約がとれました。なかなかアバウトですな…(汗)

波の状況によっては中止になることもあるようですが、無事出航できることになりました。ただ、前日いただいた連絡によると、かなりの揺れが予想されるとのこと。これはヤバいぞ。


海底遺跡観光船

前置きが長くなってしまいましたが、8:30、指定された時刻よりも少し早く久部良港に到着。僕たちは久部良に宿泊していたので歩いて来ましたが、送迎サービスも行っているようです。

簡単な受付を済ませ、船に乗り込みます。


海底遺跡観光船

観光船の中はこんな感じ。船の左右両側に座席があり、背中合わせで座ります。真ん中には何もない謎のスペース。この真下に海底遺跡を見るための、船室があるのでしょう。

なお、僕たちは一番乗りだったので、前の方から詰めて座るよう案内されました。そして手渡されるビニール袋。コイツの世話にはならないようにしたいですね。

席に座り、酔い止め薬を飲み、出航の時を待ちます。


海底遺跡の図

船内にあった海底遺跡の図。ほうほう、こうなっているのか。結構複雑で人工的な地形。これは本当に遺跡のようではないですか。


海底遺跡観光船

8:59
出航の1分前に大型の観光バスがやってきて、中高年の団体がゾロゾロと乗り込みます。最終的には席の7割近くが埋まりました。

団体さんを乗せ、船はエンジン音を轟かせて久部良港を出航しました。


海底遺跡観光船

西崎を周り込み、与那国島の南側の海に出ると、船がグワングワンと揺れ始めます。上下左右にグワングワン。窓に貼られたアクリル板を、容赦なく波が打ち付けます。

このアクリル板がなかなかの曲者でした。波の侵入を防いでくれる半面、風も全く入ってこないので、船の中の空気が籠り、めちゃくちゃ蒸し暑いのです!汗がドッと噴き出します。熱中症を防ぐためには、水を飲むべきなのでしょうが、船が揺れすぎてリュックサックからペットボトルを取り出すのも一苦労。

暑さと揺れに翻弄され、海底遺跡に到着する前には若干グロッキーになっていました。




到着!与那国島海底遺跡!

海底遺跡観光船

9:30
出航から30分で海底遺跡がある海域に到着。ここでアナウンスがあり、全員船底にある船室に移動します。

大揺れの中、狭い階段を下ると青白い光で包まれた小さな部屋。そう、ここはもう海面下なのです。足元にズラリと並んだ四角い窓からは海中を漂う気泡が見えました。

「大変揺れるので、どちらかの窓の方に顔を向けてうつ伏せになってください」

スタッフの指示に従い、床に腹ばいになって窓の外を見ます。

どんどん酷くなる揺れ。この海域の波が特に高いのか、船底に移動したからなのかは分かりませんが、振り子のように激しく揺さぶられます。かなりヤバい。変な汗がダラダラと流れ始めました。


与那国島海底遺跡

それでも、海中に目を凝らすと、真下には海底遺跡が広がっています。写真は上手く撮ることはできませんでしたが、確かに階段のような地形が見えますね。少しずつポイントを移動するため、海底遺跡の色々な部分を見ることができます。


与那国島海底遺跡

溝のような地形も見られました。

もう少しじっくりと見たかったのですが、こみあげて来る吐き気を抑えるのに必死で、それどころではありませんでした。もう少し波が穏やかな時に来たかったですなぁ…。

船は10分程海底遺跡の上をグルグルと巡り、久部良港へと戻り始めました。




船酔いをしやすい方は十分な対策を!

帰りは風通しの良い席に移動し、グッタリと休んでいました。風と共に波も容赦なくかかる席ですが、そんなことは全く気にならない程具合が悪い状態でした。

…というわけで、与那国島の海底遺跡ツアーに参加しようとしている方は、十分な船酔い対策をして望んだ方が良いと思います。いざ海底遺跡に着いても、具合が悪くなっていては楽しめないと思うので。


僕は、愛用している酔い止め薬を迂闊にも忘れてしまったため、現地で手に入れた薬を飲みました。

個人的におススメなのはアネロンニスキャップ」ですね。

●【第(2)類医薬品】 アネロン「ニスキャップ」 9カプセル 【エスエス製薬株式会社】

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感想(0件)



また、本日は運が悪く波が高い日に当たってしまいました。旅程が柔軟に変えられる方であれば、乗船日時を海が穏やかになりそうな日に変更するなどの方法を採っても良いかもしれません。


西崎とトゥイシ

10:02
西崎の沖をグルリと迂回して久部良港に帰港。何気なく撮影した写真ですが、手前には2019年6月に「新たな日本最西端」となったトゥイシが写っていますね。


フェリーよなくに

久部良港に到着する寸前、今まさに出航した「フェリーよなくに」とすれ違いました。「フェリーよなくに」は飛行機と並ぶ、与那国島へのアクセス手段の1つ。当然飛行機よりも大幅に時間がかかり、約3時間40分をかけてゆっくりと石垣島へ向かいます。

大変良く揺れるため、通称「ゲロ船」という不名誉な呼ばれ方をされています。海況から判断されるに、今日はさぞかし揺れるのでしょう。甲板からこちらに向かって手を振っている旅人が何人かいましたが、彼らの無事を祈らずにはいられませんでした。

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|投稿:2019.09.14 | 最終更新:2019.09.17 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【10】与那国島の人気居酒屋、「島料理 海響(いすん)」で呑む

2019年6月7日

与那国島で過ごす最初の夜。宿泊している「民宿もすら」は夕食が出ない宿なので、島の居酒屋で飲むことにしました。


島料理 海響(いすん)

19:55
やってきたのは久部良にある人気居酒屋、「島料理 海響(いすん)」。「日本最後の夕日が見える丘」からそのまま歩いてやってきました。

人気があるため予約必須という情報も得ていたので、夕日の時間の後の20時から予約していたのです。実際に、席はほぼ満席状態だったので、予約していったのは正解だったようですね。




与那国随一の人気居酒屋、「海響」のメニュー

メニュー@島料理 海響(いすん)

こちらが「海響」のメニュー。

ちゃんぷるー」や「ソーキ」、「ひらやちー」など、定番の沖縄料理がメニューに並んでます。そして、よーく見ると、与那国島ならではのメニューが。

まず、何と言っても与那国島で水揚げされるカジキは食べておきたいですね。この店では刺身やバター焼き、中身(内臓)ポン酢など、様々な形で提供されています。

また、目を引くのが「長命草」の文字。長命草は、与那国島に自生する野草。健康にも美容にも効果があると注目されている植物で、青汁やサプリメントにもなっているようです。

与那国島に来たのであれば、カジキと長命草は外せないですね!


メニュー@島料理 海響(いすん)

ドリンクメニューがこちら。

やはり与那国島と言えば、60度という半端ない度数を誇るお酒、花酒。そんな強烈なお酒が、さりげなくメニューに掲載されているのが恐ろしい所です。

翌日は海底遺跡を観に行く予定で、花酒は船酔いの引き金にもなりかねないので、今夜はパス。明日の夜、飲むことにしました。


メニュー@島料理 海響(いすん)

壁にはその日のオススメメニューが貼り出されていました。通常メニューに載っていない物もあるので、要チェックです。




カジキや長命草… 「海響」で与那国の幸を堪能する

まずは、与那国特産のカジキを刺身でいただきましょう。するとお店のお姉さんから耳寄りな情報が!

「今夜は『アカマチ』っていう、沖縄県では高級魚と言われている魚が入ってますが、一緒に出しますか?」
是非お願いします!


島料理 海響(いすん)

…というわけで、カジキとアカマチの刺身です。中央に盛られているのがアカマチ、両側がカジキですね。

カジキ、アカマチともにめちゃくちゃ美味いですね!オリオン生ビールが進みます。

アカマチ」は沖縄での呼び名で、正式名称は「ハマダイ」というそうです。関東地方などでは「オナガ」と呼ばれているのだとか。伊豆諸島や南西諸島など、南の海で獲れる魚で、地方によっては高級魚として人気がある魚なのだそうです。


島料理 海響(いすん)

ふーちゃんぷるー

沖縄と言えばやっぱりチャンプルー。この店では4種類のチャンプルーがメニューに載っていました。車麩の独特の食感がたまりませんね。


島料理 海響(いすん)

ゴーヤのかき揚げ

珍しいので食べてみました。ゴーヤと言えばチャンプルー一択だと思っていましたが、これはアリですね。塩をつけていただきました。


島料理 海響(いすん)

車海老の塩焼き

カジキマグロ漁とならび、与那国島では車海老の養殖が盛んです。特産の車海老はシンプルに塩焼きにして提供されています。

この辺りからビールから古酒にチェンジ。強い古酒がガンガン進んでしまって、危険ですね(笑)


島料理 海響(いすん)

長命草の白和え

長命草を扱ったメニューはいくつかありましたが、一番素材の味を楽しめそうな白和えを頼んでみました。

白和えの中に細かく刻まれた緑色の葉のような物が入っていますが、これが長命草でしょう。食感は固め。味付けがされており、長命草本来の味はよく分かりませんでした。


島料理 海響(いすん)

かじきバター焼き

淡白でクセがないカジキマグロは、シンプルにバター焼きが美味いですね。ホロリとした食感がたまりません。


島料理 海響(いすん)

ジーマミの揚げだし

沖縄の名物、ジーマミー豆腐(ピーナッツで作られた豆腐)を揚げ出し豆腐にしたもの。沖縄の居酒屋でたびたび目にするメニューですが、個人的にはかなり好きな料理なんです。

ジーマミー豆腐特有の仄かな甘さと、トロっとした食感が病みつきになりそうな美味しさでした。




この店では1時間30分程飲み、21:40頃帰路につきました。料理も酒も美味しく、与那国産の食材も食べることができて、大満足のお店でした。



日本最西端の集落、久部良にある名酒場、「島料理 海響(いすん)」。与那国島を訪れた際には、是非とも立ち寄ってみてください。


次回は与那国島滞在2日目。与那国島観光の目玉である海底遺跡クルーズに出かけます。

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|投稿:2019.09.09 | 最終更新:2019.09.14 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【9】久部良バリと日本最後の夕日が見える丘

2019年6月7日

17:40
与那国島をおおよそ半日で一周し、本日の宿、「民宿もすら」のある久部良集落に戻ってきました。



本日周ったルートは概ねこんな感じ。一周約27kmの与那国島を、グルリと一周。途中、岬を歩いたり、馬と戯れたり、沖縄そばを食べたり、ビーチでマッタリしたり、のんびりと観光しながら島を巡ることができました。

やはり、このくらいの大きさの島を巡るのであれば、スピードが速すぎない原付バイクが良いですね。




ガソリンスタンドや小中学校 日本最西端が揃う久部良集落

最西端のガソリンスタンド

バイクを民宿に返却する前に、燃料を満タンに。

なお、こちらのENEOS久部良給油所は、日本最西端のガソリンスタンド。給油すると「日本最西端のガソリンスタンド給油証明書」をいただくことができます。僕も記念にいただいたのですが、迂闊にも紛失してしまいました…。悔しい!


久部良

民宿にバイクと荷物を置き、すぐに徒歩で出かけました。目指すは集落の外れにある「日本最後の夕日が見える丘」。

調べによると、本日(6月7日)の日の入時刻は19:36。さすがは日本の最西端。那覇よりも約15分、東京よりも約40分も遅いんですね。


最西端の小学校

久部良は日本最西端の集落。日本最西端の“モノ”がひしめき合っています。

こちらは日本最西端の小学校久部良小学校。与那国島に3つある小学校のうちの1つです。


最西端の中学校

そして小学校のすぐ隣にあるのが久部良中学校。こちらは日本最西端の中学校であるのと同時に、日本最西端の学校でもあります。


その他にも久部良には最西端の郵便局、港など、色々な最西端が点在しています。それらを尋ねながら歩くのも楽しそうですね。



悲しき伝説が残る久部良バリ



18:40
夕日を見る前に、まずは久部良バリにやってきました。ここは非常に悲しい伝説が残る場所です。

久部良村の北方、海岸の岩場にある全長20メートル余、幅3~5メートル、深さ7~8メートルの割れ目。人頭税に苦しむ島では、人口制限のため村々の妊婦を集めて、このバリ(割れ目の意)を跳ばせるという残酷なことを行ったという伝説がつくられた地。

現地にあった看板を引用すると、このような伝説があるようです。



久部良バリ

こちらが久部良バリ

かなり深い割れ目で、落ちたら怪我どころではないでしょう。幅も3メートル以上あり、また満足に助走をつけられる場所もないため、妊婦の方でなくても跳ぶことは難しいと思います。

長閑な雰囲気を持つ与那国島ですが、このような凄惨な歴史があったことは忘れてはならないでしょう。実際に訪れていただきたい場所です。




日本最後の夕日が見える丘は大賑わい



18:50
日本最後の夕日が見える丘」にやってきました。

久部良集落から徒歩圏内にあり、宿から散歩がてら来ることができました。また、広めの駐車場があるため、祖納など別の集落に泊まっている場合でも訪れることは可能です。実際に夕日近い時間に、大勢の客を乗せた観光バスがやってきました。


日本最後の夕日が見える丘

早めに到着したので、まだ誰もいません。岩に腰かけ、ボーっと海を眺めながら日の入りの時を待ちます。

ただ、水平線近くには分厚い雲。夕日を拝むことは絶望的です。昼間はあんなに晴れていたのに…。

日の入り時刻が近づくにつれ、1人、2人、見物客が増え始めました。そして日の入り直前には大型バスが到着し、団体御一行様が到着!静かにサンセットタイムを楽しもうと目論んでいたのですが、一気に賑やかになりました。平日だというのに、意外と人が来ているんだなぁ。


日本最後の夕日が見える丘

19:35
結局綺麗な夕日を拝むことはできませんでした。雲の隙間から僅かに顔を覗かせる太陽は見えたのですが…。夕日を見るために集まった方々も、ギリギリまで粘っていましたが、日の入り時間が過ぎたところで、三々五々帰っていきました。

我々も夕日は諦め、飲みに行くことにしました。


次回は、久部良集落にある人気居酒屋を紹介します。

与那国島旅行記【10】与那国島の人気居酒屋、「島料理 海響(いすん)」で呑む
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|投稿:2019.09.06 | 最終更新:2019.09.09 |カテゴリ: 旅行記

与那国島旅行記【8】ティンダバナと台湾風マンゴーかき氷 祖納を巡る

2019年6月7日

与那国島滞在1日目

11時頃から島の一周を開始して、色々と立ち寄りつつ、約5時間で4分の3を周りました。


祖納

16:15
やってきたのは与那国島の中心部、役場もある祖納(そない)集落。ここにも立ち寄るべきところがたくさんあります。


与那国島随一の神聖な場所、ティンダバナから祖納を眺める



まず訪れたのが祖納集落を見下ろす険しい断崖、ティンダバナ


ティンダバナ

祖納の町のすぐ近くに聳える高さ70mの断崖絶壁で、如何にも“神聖な場所”という感じ。近くに来ると、えも言われぬ迫力を感じます。


ティンダバナの駐車場

与那国島を一周する県道から逸れ、急な坂を登っていくと、カーブの途中にティンダバナを訪れるための駐車場があります。駐車場は小さめですが、離島なのでそこまで混み合うことはないでしょう。


ティンダバナへの道

祖納の町を望む展望所までは、駐車場から徒歩で5分程度。舗装された遊歩道が続いています。ご覧のとおり歩きやすい道ですが、岩肌から水が染み出しており、滑りやすい箇所があったりするので十分に注意しましょう。


ティンダバナ

途中、こんな感じで湧水があったり。毎年行われる祭事において、水を汲む神聖な場所なのだそうです。

非常に暑かったこともあり、こちらの湧水で、手を清めさせていただきました。そこまで冷たくはなかったですが、気持ち良いですね。


ティンダバナから祖納

ティンダバナから見た祖納の街並。濃い青と緑に囲まれたコンパクトな町。沖縄らしく、壁が白く、四角い家が建ち並んでいます。

僕が訪れた2019年現在、与那国島の人口は約2,000人。小さな島ですが、なかなか別の島へ出かけることができない絶海の孤島であるせいか、意外と多くの店が揃っているという印象でした。




カフェRERAで台湾風マンゴーかき氷

ティンダバナで絶景を堪能した後は、おやつを食べることに。


カフェRERA

時刻は16:45。既に夕方ですが、相変わらず暑いので何か冷たいものを……ということで、祖納の集落にあるカフェRERAにやってきました。

こちらのお店は飲み物やスイーツだけではなく、カレーライスや丼物、麺類など、普通のお食事も扱っています。また、お土産や雑貨も買うことができるマルチな店なのです。

冷房が効いた室内の席もありましたが、敢えてテラス席に座ります。屋外にあるテラス席ですが、屋根付きなので陽射しが遮られ、さらに風の通り道になっているらしく、なかなか気持ち良い場所でした。


台湾風マンゴーかき氷

ここでは台湾風マンゴーかき氷をいただきました。「台湾風」を取り扱っているとは、さすがは台湾から100kmちょっとしか離れていない島。

かき氷はマンゴーの果肉たっぷりで、氷がフンワリとしていて、それはそれは美味しかったです。味は勿論美味しいですが、この暑さの中食べるかき氷は格別でした。




祖納をブラブラお買い物

せっかくなので、祖納の町の中をブラブラしてみました。


前原商店

渋い雰囲気に誘われて入店してみた前原商店。小さな小売店ですが、飲み物を買うために2日連続で立ち寄ってしまいました。特に2日目は脱水症状になりかけていたので、この店で経口補水液を購入。とても助かりました。

冷房が効いた店内では地元のお母さんたちが絶賛井戸端会議中(井戸端ではないけれど)。

「あなたたち日焼けしすぎじゃない?大丈夫?」
「日焼け止めちゃんと塗った?1回じゃダメよ、1日に何回か塗り直さないと」

たった半日で真っ赤に焼けた腕や顔を、お母さんたちに心配されてしまいました。この感じ、いいなぁ。


onemahina

お次は、町の外れにあるonemahinaオネマヒナ)というお店にやってきました。

こちらはオリジナルの島Tシャツや土産用小物が買える店。センス溢れる島Tシャツはお土産に最適です。僕も自分用に、牛と鷺と最西端の碑が描かれた島Tシャツを購入。とても良い買い物ができました。



与那国町役場

あと、こちらは外せませんね。日本最西の市町村役場、与那国町役場

こじんまりとしていますが、シーサーが3体も鎮座する、堂々たる佇まいでした。

そういえば本日は平日。絶賛公務中なのですね。仕事を放り出して休みをいただき、南の島で豪遊していることに少しの罪悪感を感じながら、役場を後にしました。


次回は、日本最西端の集落、久部良にて日本で最も遅い夕日を見に行きます。果たして夕日は見られるのか!?

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|投稿:2019.09.04 | 最終更新:2019.09.06 |カテゴリ: 旅行記

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