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マーボー焼きそば 仙台のソウルフードと呼ばれるご当地焼きそばを食べてみた(まんみ泉中央店@宮城県仙台市)

マーボー焼きそば

宮城県の県庁所在地、仙台市

仙台市のご当地グルメと言えば、やはり牛タンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。僕自身も仙台には何回か足を運びましたが、そのたびに牛タンを食べており(紹介記事)、他のグルメを楽しんだことがありませんでした。

そんな牛タンばかりが目立ちがちな仙台グルメから、仙台市民のソウルフードとして高い人気を誇るマーボー焼きそばを紹介したいと思います。

今回はマーボー焼きそばの人気店、「まんみ泉中央店」を訪れました。この記事ではマーボー焼きそばを食べた感想に加え、「まんみ」のメニューや駐車場、アクセス情報を紹介したいと思います。






仙台市郊外 泉中央駅近くにある人気店、まんみ

マーボー焼きそば

今回訪れたのは、仙台市北部にある泉区の中心、泉中央駅近くにある人気店、「まんみ 泉中央店」。いくつかの飲食店がテナントとして入っているビルの1階にあるお店です。「まんみ」は、暖簾分けを含めて仙台市内に3店舗を持つお店。ここ、泉中央店が本店とのことです。

今回は15時という中途半端な時間に訪れたのですが、なんと満席。席につくまで10分程度待つことになりました。さすがは人気店ですね。




実食!マーボー焼きそば

マーボー焼きそば

こちらがマーボー焼きそばです!

マーボー焼きそばに加え、スープが付いてきます。


マーボー焼きそば

これは思ったよりも麻婆豆腐感が強いですね。誇張ではなく、まさに焼きそばの上に麻婆豆腐が乗っている感じ。麻婆豆腐は比較的甘めで、辛いものが苦手な方でも美味しくいただけると思います。

麺は細くて少し固め。これが麻婆豆腐と絡んでめちゃくちゃ美味しいのです。食べる前は、味が濃いマーボーに麺が負けるんじゃないかと、いらない心配をしていたのですが、良い意味で予想を裏切られました。麺と調和するための甘めの味付け、マーボーに負けないよう固めの仕上げということなんでしょうね。

いやー、今まで食べたことなかったですが、非常に美味しいご当地焼きそばでした!


マーボー焼きそば

店の壁に書かれていましたが、こちらがマーボー焼きそばの定義。

マーボーであれば、具材は豆腐じゃなくても良いようですね。また、麺に関しても「焼いた焼きそば」でも「揚げた焼きそば」でも良いとのこと。




まんみのメニュー

「まんみ泉中央店」のメニューを紹介します。


マーボー焼きそば

注文は食券制。席に付く前に食券を購入します。

「オススメ」と書かれているのが、今回食べたマーボー焼きそば五目焼きそばスーラータンメン。その他にもラーメンやセットメニューなど様々なメニューがありますね。

訪れたのが年末ということもあり、店内には地元のお客さんも多い様子でしたが、多くの方がマーボー焼きそばを食べていました。本当にソウルフードなんですね。


マーボー焼きそば

店の前には昔懐かしい食品サンプルもあるので、入店する前にメニューをじっくり吟味することも可能です。




まんみへのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

東北道泉スマートICから宮城県道35号線を経由して約6分

東北道泉中央ICから国道4号線、宮城県道22号線を経由して約8分


マーボー焼きそば

店舗のすぐ東側に提携駐車場があります。駐車券を受け取り、店内の食券機横にある機械で手続きをすると、120分無料になります。


鉄道でのアクセス

仙台市営地下鉄の終点、泉中央駅の西出口1から約250m。徒歩約3分。



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|投稿:2023.02.23 | 最終更新:2023.02.23 |カテゴリ: 宮城県

【宿泊記】新湯温泉くりこま荘 絶品の岩魚丼が食べられる秘湯宿(宮城県栗原市)

新湯温泉

魅力的な温泉が数多く存在する東北地方。東北最大の都市、仙台市を擁する宮城県も例外ではなく、鳴子温泉秋保温泉遠刈田温泉など、有名な温泉地を多く抱えています(以前、東鳴子温泉の旅館大沼を紹介しましたね)。

宮城県北部、活火山である栗駒山の麓に位置する栗原市も、知名度はそこまで高くないものの、温泉ファンを惹きつけてやまない秘湯が点在するエリアです。2022年の冬、栗原市の栗駒山の中腹にある新湯温泉くりこま荘に宿泊してきました。

温泉は勿論、名物の岩魚を使った食事も美味しい宿でした。この記事では冬の新湯温泉くりこま荘の様子、温泉、食事などについて紹介していきたいと思います。






栗駒山中腹にある新湯温泉くりこま荘



2022年の12月末宮城県栗原市にある新湯温泉くりこま荘に宿泊しました。くりこま荘は岩手県、秋田県との県境に聳える栗駒山の中腹、標高約600mの高原にあります。


新湯温泉

こちらが新湯温泉くりこま荘です。

麓ではほとんど雪は見られませんでしたが、ここは山の中腹。どっさりと雪が積もっていました。豪雪地帯特有の三角屋根が目立つ山小屋のような建物です。


新湯温泉

宿に入ると出迎えてくれるのがツキノワグマとタヌキの剥製。これは秘湯ムードが高まります。

宿は2階建て。1階に食堂や大浴場、貸切風呂、そして2階に客室があります(一部の客室は1階)。


新湯温泉

こちらがロビー。ソファーとテーブル、本が置いてあり、寛ぐことができます。灰皿もあったので、ここでは喫煙も可能なんだと思います。




新湯温泉くりこま荘の風呂

くりこま荘のお風呂を紹介します。くりこま荘には大浴場と貸切風呂があります。それぞれに内風呂と露天風呂が付いていますが、冬期は大浴場の露天風呂は閉鎖しているので要注意です。


大浴場

新湯温泉

こちらがくりこま荘の大浴場です。

ご覧のように白く濁ったお湯がかけ流されています。白い濁り湯と聞くと、硫黄臭が強い温泉をイメージする方が多いと思いますが、こちらのお湯の匂いはそこまで強くはありません。

なお、大浴場は比較的コンパクト。4人が入るといっぱいになってしまうくらいの大きさなので、他の宿泊客が入っている場合は少し時間をずらして入浴するのが良いかと思います。


なお、先述したように、冬期は大浴場の露天風呂が閉鎖されるため、今回は露天風呂への入浴は叶いませんでした。


貸切風呂

館内には貸切風呂が1ヶ所あり、宿泊客のみが利用することができます。予約制ではなく、入口に掲げられている札で利用中かどうかを確認したうえで利用する仕組みです。

貸切風呂は内風呂と露天風呂に分かれています。貸切風呂の方の露天風呂は冬期も利用可能です。


新湯温泉

こちらか貸切風呂の内風呂。洗い場が1ヶ所。湯船もギリギリ2人入れる程度の小さなもの。木製の湯船に白濁湯がゆるゆるとかけ流し。とても気持ち良いです。


新湯温泉

そしてこちらが露天風呂。露天風呂は内風呂よりも広めで3~4人は入ることができる大きさ。外気温の影響もあるのか、内風呂よりは少し温めですが、特に寒さを感じずに湯浴みを楽しむことができました。

何よりも雪をまとった木々を眺めながら湯船に浸かることができるのが良いですね。屋根が設置されており、横殴りの雪が降らない限りは吹き込んでこない構造になっていました。

貸切の露天風呂はとても気持ち良かったので、滞在中2回利用させていただきました。




新湯温泉くりこま荘の食事

くりこま荘は食事も魅力。栗駒山麓では岩魚の養殖が行われており、くりこま荘では数々の岩魚料理を堪能することができます。

食事は夕食、朝食ともに1階ロビー隣の食堂でいただきました。


夕食

新湯温泉

こちらがくりこま荘の夕食です。岩魚料理だけでなく山の幸、宮城県の名物が並びます。


新湯温泉

こちらは岩魚のお造り。身がとても柔らかく、臭みは全く感じません。これは美味しい。


新湯温泉

イノブタのしゃぶしゃぶ。イノブタと野菜をサッとしゃぶしゃぶして、ポン酢でいただきます。甘みがあって非常に美味しいお肉ですね~。ポン酢との相性も抜群です。


新湯温泉

ムキダケ(左)とずんだ餅(右)。

ムキダケは「山のフカヒレ」とも呼ばれているキノコ。ムキダケは初めていただきましたが、どことなく貝のような食感で、とても美味しかったです。

ずんだ餅は言わずと知れた宮城県の名物。美味しくいただきました。


新湯温泉

途中で登場した第2の岩魚料理、岩魚田楽。何やら竹細工のようなものにぶっ刺さった状態で提供されました。これは凄いインパクト。

見た目ばかりに目が行ってしまいますが、味も素晴らしかったです。焼かれた岩魚は身がしっとりしており、骨まで全て食べることができます。味噌の香ばしさに、ついつい酒のペースも進んでしまうのでした。。


新湯温泉

というわけで、日本酒を追加注文。こちらは栗原市内の金の井酒造で作られている美山錦。私の故郷である長野県の米を使っているらしく、親近感からこちらを選びました。


新湯温泉

最後に出てきたのがくりこま荘名物の岩魚丼

岩魚や舞茸の天ぷらが山のように盛られています。既に腹八分目くらいでしたが、意外とアッサリしていてペロッと食べることができました。生でも焼いても揚げても美味しい岩魚、ポテンシャルが高いですね。

岩魚丼の隣には宮城県名物の油麩とうどんが入った汁物。油麩は麩とは思えないほどの食べ応えがあって好きなんですよね。

大満足の夕食でした!


朝食

新湯温泉

こちらがくりこま荘の朝食です。

正統派の温泉旅館の和朝食という感じ。どのおかずもご飯が進むおかずばかりで、朝からおかわりしました。笹かまぼこが付いてくるのが宮城県らしいですね。




新湯温泉くりこま荘の部屋

くりこま荘のお部屋を紹介します。今回は2階の和室に宿泊しました。


新湯温泉

こちらが今回泊まったお部屋。シンプルな感じの和室で、バス・トイレは共用です。テレビやWi-fiを使うことができ、特に不便することなく過ごすことができました。


新湯温泉くりこま荘へのアクセス

車でのアクセス

東北道若柳金成ICまたは一関ICから約50分


冬期はかなりの積雪があり、さらには路面が凍結するので要注意です。平野部で雪が無くても、中腹辺りから積雪量が凄いです。


公共交通機関でのアクセス

くりこま荘への公共交通機関はありません。マイクロバスによる送迎を行っているようです。詳細は宿に直接お問い合わせください、とのこと。


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|投稿:2023.01.22 | 最終更新:2023.01.22 |カテゴリ: 宮城県

【宿泊記】東鳴子温泉 旅館大沼 貸切露天風呂が魅力の湯治宿(宮城県大崎市)

旅館大沼

2022年の年始、宮城県の鳴子温泉郷に泊まりました。

鳴子温泉郷と言えば、東北地方を代表する温泉地。宮城県と山形県の県境付近に位置し、鳴子温泉東鳴子温泉川渡温泉中山平温泉そして鬼首温泉の5つの温泉で構成されています。

鳴子温泉郷の魅力は、何といってもバラエティに富む泉質。温泉の泉質は11種類に分類されますが、鳴子温泉郷にはそのうち9種類もの泉質の温泉が湧出しています。まさに温泉マニア垂涎のエリアなんです。




今回宿泊したのは東鳴子温泉にある旅館大沼


旅館大沼

東鳴子温泉は鳴子温泉駅の一駅隣の鳴子御殿湯駅周辺に広がる静かな温泉地。大規模な旅館が建ち並ぶ鳴子温泉とは趣が異なり、小さな旅館や湯治宿が建ち並ぶ鄙びた雰囲気が魅力的な温泉地です。

旅館大沼は湯治宿の雰囲気を残しつつ、新しさも取り入れた宿として高い人気を持つ旅館。この記事では、東鳴子温泉の旅館大沼に宿泊した時の記録…、特に温泉や食事について紹介していきたいと思います。






東鳴子温泉 旅館大沼

旅館大沼

旅館大沼は、東鳴子温泉の中では比較的規模が大きな旅館。こちらの写真は、角度の関係で2階建てに見えますが、実は4階建ての旅館です。創業は1910年。相当歴史がある旅館ですが、古さを残しつつも現代風にリフォームされており、快適に泊まることができます。

ただし、エレベーターがないので、予約をする際には要注意です。


湯治宿としての性格も併せ持つ旅館大沼。食事付きのプランだけでなく、素泊まりで共同の台所を利用できる自炊湯治プランもあります。今回は食事の付く「一汁八菜・仙台牛の陶板焼き付」のプランを選びました。食事付きのプランも様々なプランがあるので、好みに合わせて選びことができますよ。

それでは次の章から、旅館大沼の温泉そして食事などについて解説していきます。




貸切露天風呂「母里の湯」

最初に紹介したいのが、旅館大沼で最も人気が高い貸切露天風呂「母里の湯」。

母里の湯に関して、注意していただきたい点があります。それは宿泊プランによっては母里の湯を利用できないプランがあること。僕は予約サイトから予約をしましたが、注意書きに書いてある場合がありますので、よく確認のうえ予約をする必要があります。


また、母里の湯は完全予約制。僕はチェックインの時に利用予約しました。完全予約制である理由は、母里の湯が貸切であるだけでなく、旅館から500m程離れた場所にあるため。車による送迎が発生する関係上、予約が必須というわけですね。…というわけで、チェックイン後の17時半から母里の湯を予約しました。


旅館大沼

17:25頃、利用時間の5分前にロビーに集合し、ワンボックスで母里の湯まで送っていただきます。訪れた日は雪がかなり積もっていたためか、出かける際に長靴を貸してくれました。

ワンボックスは夜の温泉街を走り抜け、途中で細い山道に入り、母里の里に到着しました。


旅館大沼

こちらが母里の湯の建物。雪が深く積もっていることも相まって、山奥の秘湯に来たような感覚。宿から車で2~3分とは思えません。

送迎してくれた方が建物の鍵を開けてくれました。「30分後に迎えに来るのでごゆっくりお楽しみください」。

よし!楽しむぞ!


旅館大沼

こちらが貸切庭園露天風呂、母里の湯です!

感動のあまり、しばし絶句。貸切とは思えない程広々とした露天風呂。脱衣所も半露天となっており、脱衣所から母里の湯の全てが見通せます。

湯船にはツルツルとした肌触りのお湯がかけ流し。東鳴子らしい油臭漂うお湯で、いかにも肌に良さそう。比較的熱めのお湯ですが、外気が冷たいのでちょうど良い塩梅ですね。浸かっては、少し外で休むということを繰り返しながら30分間を過ごしました。


旅館大沼

持ち時間が終わる頃、再び送迎車がやってきます。それまでは、浴室の近くにある待合室で過ごすことが可能です。待合室には暖房が効いているので、湯冷めの心配はありません。

送迎付きで、こんな極上のお湯に入ることができて、本当にありがたい限りですね。




旅館の館内で湯巡りが可能

旅館大沼には、離れにある「母里の湯」に加え、7つのお風呂があります。内訳としては、混浴の大浴場と女性専用風呂がそれぞれ1ヶ所ずつ、貸切風呂が4ヶ所(うち1ヶ所は蒸気風呂)、足湯が1ヶ所となっています。館内で湯巡りを楽しむことができるのです。

そのうち、足湯露天風呂「石割の湯」は冬期間は残念ながら利用不可。また、僕は男性なので当然女性専用風呂の「天女風呂」は紹介することができません。

これらを除いた5ヶ所のお風呂を紹介したいと思います。


大浴場 「薬師千人風呂」

旅館大沼
※写真は旅館大沼の公式サイトより。

旅館大沼のメインの浴室は、大浴場「薬師千人風呂」。

こちらは一番大きな浴室であり、また混浴の浴室となっています。19:30から21:00までは女性専用時間です。

1階にある脱衣所から階段を数段下りた所に湯船があるため、実質的には「半地下にある」と言えるでしょう。浴室の真ん中に大きな湯船がドドンと鎮座しています。湯船の底からお湯が注がれており、こちらも油臭のするお湯をかけ流しで楽しむことが可能です。

窓側にお地蔵さまがあったり、壁に天女の絵が描かれていたり、どこか神秘的な雰囲気が漂う浴室。天女の絵は、1996年にこの旅館に滞在した高橋典子さんの手によるものなのだそうです。





赤湯 「灯りの湯」

旅館大沼

1階にある貸切風呂、赤湯「灯りの湯」。「薬師千人風呂」とは廊下を挟んだ向かい側にあります。旅館大沼の中では最もこじんまりとした浴室。湯船の大きさとしては1人で入浴するのに適していると思います。

なお、「母里の湯」以外の貸切風呂は予約不要。利用する際は、扉の前にスリッパを置き、内側から鍵をかけましょう。


芳香浴 「ふかし風呂」

旅館大沼

1階には一風変わった貸切風呂、「ふかし風呂」があります。こちらはお湯に浸かるのではなく、温泉で温められた床に寝転がって温まるための部屋。浴衣を着たまま利用します。

「風呂じゃないし、ここはパスでも良いかなー」と思いましたが、せっかくなので利用してみました。

正直あまり期待していなかったのですが、これがめちゃくちゃ気持ち良いのです!ぬくぬくの床に横たわると、身体の芯からポカポカになる感じ。アロマの効果もあってか、あっという間に睡魔に襲われます。「パスでも良いか」と一度でも思ってしまった自分を恥じつつも、滞在中3回も利用してしまいました。

なお、汗だくになり、浴衣が濡れてしまった場合は交換してくれるとのことです。




備長炭浴槽 「陽の湯」

旅館大沼

4階にも2つの貸切風呂があります。その名も「陽の湯」と「陰の湯」。こちらの貸切風呂はどちらも人気が高いらしく、いつ行ってもどちらかの浴室は使用中でした。夜の遅い時間帯や早朝が狙い目だと思います。


旅館大沼

まずは「陽の湯」を紹介します。

こちらは竹炭を練り込んだという真っ黒な木の浴槽が特徴。黒い竹炭の浴槽は、落ち着いた雰囲気を演出することに加え、とても肌にも良いのだそうです。

この浴室の窓は南東側にあり、日の光がよく差し込むことから「陽の湯」と名づけられたのだとか。左側に写っている木の壁に開けられた丸い穴も、太陽をイメージしているのでしょう。

ちなみにこちらの浴室からは、旅館のすぐ裏を通る陸羽東線の線路を見ることができます。鉄道が好きな方は、列車が通る時間を見計らって入浴するのもおススメです。


薬石浴槽 「陰の湯」

旅館大沼

一方こちらが「陰の湯」。「陽の湯」とは逆で、北西に位置していることが名前の由来ということでしょう。壁には三日月を思わせる穴が開けられており、設計者のセンスを感じます。

こちらの湯船には、古くから薬効が高いと言われている薬石や水晶が埋め込まれています。「薬石」という言葉自体を初めて聞きましたが、体の痛みなどに効くのだとか。


この浴室からも陸羽東線を見ることができるので、こちらも鉄道好きにはおススメです。


このように旅館大沼の中だけでも非常に多くの浴室があり、大袈裟ではなく館内で湯巡りを楽しむことができました。




旅館大沼の食事

旅館大沼はお食事もまた魅力。夕食、朝食ともに1階にある食堂でいただきました。


夕食

旅館大沼

こちらが旅館大沼の夕食です。今回は、「一汁八菜・仙台牛の陶板焼き付」プラン。食事の量や内容によって、「一汁五菜」、「一汁七菜」など複数のプランから選択することができます。


旅館大沼

新年早々に泊まったので、中央にはおせち。おせちの定番である蒲鉾や数の子、昆布巻きなどが並びますが、どれもオシャレな仕上がりです。


旅館大沼

今回のプランの目玉、仙台牛の陶板焼き。サシが程良く入った牛肉、野菜、キノコをじっくりと蒸し焼きにし、特製のタレに付けていただきます。

…美味い!サラッとしたタレがとても合いますね。牛肉の脂を吸った野菜も、甘みがあって美味しいです。


旅館大沼

こちらは薬膳鍋。生姜やニンニクなどが効いたつゆで野菜やキノコを煮込んでいただきます。つゆ自体にも味があるのでそのまま食べても美味しいのですが、濃厚なゴマダレにくぐらせて食べると色々な味が楽しめます。


旅館大沼

焼き魚は高級魚、キンキの開き。キンキは好きなんですよねー。宮城県の方言では「キチジ」と言うのだそうです。


旅館大沼

この他にも、お造り(マグロ、海老、鯛、イカ)(左上)、角煮大根の青梗菜添え(右上)、天ぷら(春菊、湯葉巻き)(左下)、地大豆の冷奴(右下)など、豊富な品々が提供され、かなり満腹になりました。


旅館大沼

食事のお供には地元のお酒。地ビールである「鳴子の風」、宮城県内の酒造所で醸造された「天音」をいただきました。「天音」は鳴子在住の音楽家が作曲した「お酒の子守唄」を4ヶ月間聴かせて寝かせた日本酒なんだそう。音楽がお酒にどういった効果を及ぼすのかは分からないですが、甘くて美味しいお酒でした。




朝食

旅館大沼

こちらは旅館大沼の朝食。

ご飯がもりもり進む、「正統派の旅館の和朝食」という感じ。左上の湯豆腐は、地大豆で作った豆腐を、温泉水で煮たもの。温泉の効果なのかは分かりませんが、豆腐がほろほろになるほどに柔らかくなっており、とても美味しかったです。また大粒の納豆も食べ応えがあって良いですね。

美味しいおかずにご飯もどんどん進み、御櫃を空にしてしまいました。




旅館大沼のお部屋

旅館大沼

こちらが今回泊まったお部屋です。1~3名用の小さめのお部屋で、大きさは6畳。この旅館の中では一番リーズナブルな部屋です。Wi-fi、テレビ、ケトルなど必要最低限のものは揃っていました。トイレ、洗面所は共同です。

旅館大沼には他にも3種類のお部屋があります。料金によっては最大6名が泊まれる部屋、トイレが付いている部屋もあるようです。




旅館大沼へのアクセス

車でのアクセス

■東北道の古川ICから国道47号線を通り約40分

■東北中央道の舟形ICから県道56号線、国道47号線を通り約1時間



鉄道でのアクセス

陸羽東線鳴子御殿湯駅から約5分



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|投稿:2022.01.20 | 最終更新:2022.01.20 |カテゴリ: 宮城県

宮城蔵王キツネ村はモフモフなキツネたちの楽園!アクセス・周辺の温泉情報も(宮城県白石市)

東北を代表する観光地、蔵王。そんな蔵王に人気急上昇中の癒しのスポットがあります。それが今回紹介する宮城蔵王キツネ村。その名のとおり、キツネ専門の動物園です。

この記事では、宮城蔵王キツネ村の楽しみ方やアクセス情報、周辺の温泉情報などについて紹介したいと思います。






宮城蔵王キツネ村とは?



宮城蔵王キツネ村は、宮城県南部の白石市にあるキツネ専門の動物園。ただの動物園とは違い、人間がキツネの檻の中に入り、より近くからキツネを観られるということで人気を集めています。

宮城蔵王キツネ村は南蔵王高原と呼ばれるエリアに位置しています。多くのスキーリゾートや温泉を抱える「宮城蔵王」と呼ばれるエリアとは20km程度離れているので、要注意です。


宮城蔵王キツネ村

こちらがキツネ村の入口です。入場するためには以下のとおり、入場料が必要です。

大人(中学生以上):1,000円

小学生以下:無料




宮城蔵王キツネ村に入る際の注意事項

宮城蔵王キツネ村

入場料を払い進んでいくと、物々しいゲートが待ち受けています。キツネ村は通常の動物園とは違い、人間がキツネの檻に入っていくスタイルの動物園なのです。そのため、キツネに噛まれる可能性もあるのだとか。スタッフの指示や注意書きにはとにかく従いましょう。

書かれている注意書きを抜粋すると、

●キツネに触らない

●通路以外は立入禁止

●落とし物をしないように注意

●至近距離またはしゃがんで撮影しない

●子供だけの入場は不可

●小さい子供は手をつなぐか、抱っこをすること

●エサは専用のエサ場であげること

などなど。基本的には書かれた注意事項やスタッフから説明されることをしっかりと守り、キツネたちを刺激するようなことをしなければ、それほど危険はないと思います。




宮城蔵王キツネ村の楽しみ方

キツネ

宮城蔵王キツネ村

宮城蔵王キツネ村

ゲートをくぐると、そこは癒しの空間。

100頭以上のキツネが園内の至る所にいます。寝ていたり、歩き回っていたり、餌を食べていたり、表情は様々。見られるキツネの種類も様々で、北海道ではお馴染みのキタキツネ、本州以南に生息するホンドギツネ、非常に珍しいホッキョクギツネなど、6種類のキツネを観ることができます。

そして、冬は冬毛でモフモフになっており、とても可愛いですね。


じゃれ合うキツネ

こんな風にじゃれ合っている子ギツネもいます。結構激しいので、まるで喧嘩をしているよう。

そういえば、ここに来て分かったのですが、キツネって「ミューミュー」と鳴くんですね。


わらわらキツネ

自然の地形を生かして作られたことが分かる園内。キツネたちはその中で伸び伸びと過ごしています。丘があったり、稲荷神社があったりで、一周するだけでも結構楽しいです。




エサをもらうキツネ

忘れてはいけないのが、キツネへのエサやり。キツネが入ってこないように囲われた専用エサ場から、エサをあげることができるのです。エサを持った手を出すだけで、キツネがワーッと集まってきます。そしてエサを投げると見事にキャッチ。これは楽しいですよ。


…というように、心行くまでキツネの魅力を堪能することができるキツネ村。癒しを求め、訪れてみては如何でしょうか。

なお、出産シーズンである春に訪れると、子ギツネが見られるそうです。子ギツネを抱っこすることもできるのだとか。是非とも色々なシーズンに足を運びたいですね。




宮城蔵王キツネ村へのアクセス

宮城蔵王キツネ村は鉄道の駅だけでなく、町からも遠く離れた高原に位置しています。自家用車やレンタカーで訪れるのがおススメです。

車でのアクセス

東北道白石ICから約20分


駐車場は3つに分かれており、第1~3駐車場までを合わせて、約140台が駐車可能です。


バスでのアクセス

白石市がコミュニティバスを運行していますが、運行日が火、金曜日に限られるだけでなく、本数が非常に少ないです。車以外の交通機関で行かれる場合は、白石駅等からタクシーを利用するのが現実的です。


宮城蔵王キツネ村周辺の温泉情報

宮城蔵王キツネ村のある白石市、そしてお隣の蔵王町には多くの温泉地があります。キツネ村と併せて、湯めぐりをするのもおススメです。

★宮城蔵王キツネ村から周辺の温泉までの所要時間(車での時間)


【白石市内】

鎌先温泉まで約10分

小原温泉まで約25分


【蔵王町内】

遠刈田温泉まで約20分

青根温泉まで約30分

峩々温泉まで約35分



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|投稿:2017.05.12 | 最終更新:2019.12.02 |カテゴリ: 宮城県

素朴な味のご当地どんぶり、油麩丼(首藤屋@宮城県登米市)

宮城県登米市のご当地どんぶり、油麩丼

宮城県北部、登米市を中心に親しまれている伝統的な食材、油麩。一般的に知られている「麩」は、小麦粉のたんぱく質成分であるグルテンを焼いたものですが、油麩はそれを揚げたものです。主に味噌汁や煮物、うどんの具などに使われるようですが、近年注目を浴びている油麩料理があります。

それが今回紹介する油麩丼カツ丼のカツを油麩で代用した料理です。比較的地味で、脇役であった油麩を主役に据えた料理と言えるでしょう。

油麩丼を提供している店は、登米市内(平成の大合併前は登米町)に約10軒あります。(余談ですが、市名は「とめ」市、旧町名は「とよま」町です)
今回は、首藤屋にお邪魔しました。

町の食堂、首藤屋でいただく絶品油麩丼

首藤屋はこじんまりとした“町の食堂”といった趣で、ラーメンや定食、そば、うどんなどがリーズナブルな価格で食べられます。油麩入りのラーメンやうどんもあり、実に気になるのですが、今回は目当ての油麩丼を注文しました。


油麩丼

出てきました、油麩丼。味噌汁、春雨サラダ、漬物もついてきました。

油麩丼

さて、油麩丼、見た目は本当にカツ丼のよう。卵の隙間から、輪切りにされた油麩が覗いていますね。早速その大ぶりな油麩を口に含んでみると…。

じゅわっ。

つゆが染み出し、口の中に広がります。肉ではなく、麩なので、よりつゆの味を吸いやすいわけですね。なるほど、これは良い!油麩は、基本的には柔らかいフニャッとした食感なのですが、端っこはやや硬いです。これもまた、良いアクセントになっていますね。

つゆは、カツ丼や親子丼で使用されるような甘じょっぱいもの。この店のオリジナルなのか、鶏肉も入っていました。

安くて素朴で美味い、満足な一品でした。


各種情報

油麩丼の会 : 油麩丼、油麩について知るならコチラ!
首藤屋
夜総合点★★★☆☆ 3.3

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ささきの手焼 油麩 4本入り

価格:668円
(2015/12/27 21:58時点)
感想(8件)

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|投稿:2015.12.27 | 最終更新:2018.08.21 |カテゴリ: 宮城県

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