島根県の琴ヶ浜は国内有数の鳴き砂(鳴り砂)の浜(島根県大田市)
砂浜を踏みしめると、砂が鳴く。
そんな不思議な「鳴き砂(地域によっては「鳴り砂」とも)の浜」が全国各地にあります。「鳴き砂の浜」として、特に有名なのが、島根県大田市にある琴ヶ浜。
この記事では、大田市の琴ヶ浜の楽しみ方、アクセス方法や駐車場情報についてお伝えしたいと思います。
鳴き砂(鳴り砂)の浜、琴ヶ浜がとっても楽しい!
こちらが琴ヶ浜です!
ご覧のとおり、琴ヶ浜は美しい砂浜です。ドライブしていてこのような綺麗な海岸に出くわしたら、思わず車を停めてしまうでしょう。
美しいだけではありません。琴ヶ浜は「鳴き砂の浜」として有名な海岸です。写真の看板にも書かれているように、この地域では「鳴り砂」と呼ぶようですね。
鳴き砂(鳴り砂)とは、上を歩くと「キュッキュッ」と音が鳴る砂のこと。砂が鳴る詳細なメカニズムは分かっていないのですが、砂同士の摩擦により音が鳴っていると言われています。
さて、この琴ヶ浜、すべての砂が鳴るわけではありません。耳を澄ませながら、浜を歩き回って鳴き砂を見つけましょう。靴底で砂を擦るようにして歩くと、見つけやすいと思います。
僕は、1~2分くらい砂浜を徘徊したところで、砂が鳴るところを発見しました。動画を撮ってみたので、音を聴いてみてください。
確かに鳴っています!
想像していたよりも大きな音がしたので、驚きました。雪国に暮らす方にはお馴染みの、湿った雪を踏んだ音に似ているかもしれません。
鳴き砂を探し当てた時の喜びはなかなかのものですよ。
琴ヶ浜から見る美しい夕日も魅力!
琴ヶ浜は夕日の名所でもあります。西向きの海岸なので、水平線に沈むダイナミックな夕日を見ることが可能です。
琴ヶ浜へのアクセス
車でのアクセス
■山陰道の湯里ICから約10分
■山陰道の大田中央・三瓶山ICから約20分
琴ヶ浜近くの国道9号線を走っていると、「琴ヶ浜海岸」へと導く標識がいくつかありますが、そのうちの多くは集落内の狭い道を通ることになるため、あまりおススメできません。
個人的にはこちらの交差点から日本海側へ曲がるのがおススメ。そこまで狭い箇所を通らずに、琴ヶ浜の駐車場まで辿りつくことができます。
ルート上に、ご覧のように高さ制限(2.2メートル)のあるトンネルがあるので、要注意です。
琴ヶ浜の目の前に、十数台が停められる駐車場があります。そこまで広くはありませんが、海水浴シーズンや大型連休でなければ、恐らく満車にはならないでしょう。
少し遠いですが、国道9号線沿いにも駐車場はありますので、混雑時はそちらを利用しましょう。
鉄道でのアクセス
■JR山陰本線の馬路駅から徒歩5分
※山陰本線は概ね1時間に1本以下。また、馬路駅には特急は停車しないので、鉄道で訪れる際には注意が必要です。
近くにある仁摩サンドミュージアムもセットで訪れたい!
なお、以前当ブログでは、同じ大田市内にある砂の博物館、仁摩サンドミュージアムを紹介しました。
琴ヶ浜から仁摩サンドミュージアムからは距離にしてわずか3km。車だと10分足らずで着いてしまうほどの近さです。是非、セットで訪れてほしいスポットです。
仁摩サンドミュージアムは世界一の砂時計と砂の展示が見られる楽しい博物館!(島根県大田市)
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|投稿:2015.06.19 | 最終更新:2019.03.30 |カテゴリ: 島根県
上野スカイブリッジ(群馬県上野村)
群馬県の南西、埼玉県と長野県に接する山村、上野村。

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神流川が刻む谷に沿って集落が点在するほかは、山林が広がる自然豊かな村です。
そんな村を東西に貫く国道299号線を走っていると、見上げるような位置に、突如として巨大な吊橋が現れます。
それが今回紹介する上野スカイブリッジです。
上野スカイブリッジは神流川に注ぐ深い谷を跨ぐ吊橋で、全長225メートル、高さ90メートルを誇ります。
この一帯は「天空回廊」という名のリゾートエリア。
関東随一の規模を誇る鍾乳洞、不二洞を擁する「川和自然公園」、コテージが建ち並ぶ宿泊ゾーン「まほーばの森」。
2つのエリアが深い谷を隔てて向かい合っており、両者を結ぶのがリゾートの目玉でもある上野スカイブリッジなのです。
さて、渡ってみましょう。
頑丈な造りなので揺れるわけではないですが、高さがあるため、なかなかスリリングです。
橋の上からは蛇行して流れる神流川の谷と点在する集落が臨めます。
その他は山、山、山!!
上野村の秘境ぶりがよく伝わってきます。
上野スカイブリッジでは、景色の他にも“ある物”を見て楽しむことができます。
その“ある物”とは…?
シャボン玉です!!
橋の何か所かに機械が取り付けられており、そこからシャボン玉が次々と飛び出します。
深い谷に無数のシャボン玉が飛ぶ様は、壮観です。
シャボン玉タイムは概ね30分毎。
時期や時間によってはシャボン玉を飛ばさないため、事前にホームページを確認しておくことをお勧めします。
各種情報 |
上野村観光情報 : 魅惑の山村、上野村の魅力を知るならコチラ。
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|投稿:2015.06.16 | 最終更新:2018.06.12 |カテゴリ: 群馬県
阿波の土柱(徳島県阿波市)
土柱。

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…なかなか聞き慣れない単語ですね。
ただ、聞き慣れずとも、地学の教科書などに載っている写真に見覚えがある方も多いと思います。
その「土柱」とやらは、徳島県の内陸部、阿波市にあります。
阿波の土柱は、イタリアのティロル地方、アメリカのロッキー山脈と並び、「世界三大土柱」と称されています。
どうやら世界的に見ても、大変珍しい地形のようです。
さて、土柱を見るためには、駐車場からご覧のような遊歩道を登っていきます。
5分程度で目的の、土柱に到着します。
これが阿波の土柱です!!
崖の中腹からニョキニョキと柱が生えているという、なんとも珍しい光景。
ここは阿波の土柱でも特に大規模なもので、波濤嶽(はとうがたけ)と名付けられています。
高さ10メートルほどの土柱が南北約90メートル、東西約50メートルの範囲にひしめいている様は圧巻です。
これ程の複雑な地形は、どのように形作られたのでしょうか。
もとよりこの辺りは130万年も前の地層が露出しており、絶えず雨風に晒されるという環境にありました。
強風や雨水により、地質が軟らかい部分が削り取られ、長い年月を経て、このような造形が出来上がったのです。
気の遠くなるような話ですね。
話は変わりますが、阿波の土柱は高速道路のパーキングエリアからもアクセス可能です。
すぐ近くを通る徳島自動車道に設置されている阿波PA。
PA内には土柱への案内板があり、従って歩いて行くと高速道路の外に出ることができ、徒歩5分程で土柱に到着します。
つまりPAに車を停めたまま、土柱観光が楽しめるというわけです。
PAで休憩がてら見に行くのも良いかもしれませんね。
各種情報 |
阿波市観光協会 : 土柱の後は阿波市を巡るのも吉。
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|投稿:2015.06.08 | 最終更新:2018.04.07 |カテゴリ: 徳島県
冷たい肉そば@といや(山形県河北町)
北国ながら、夏場の暑さは全国屈指の山形県。

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そんな暑さに対抗するために生まれた郷土料理として、冷やしラーメン(紹介記事)があることは、以前紹介しましたが、山形が誇る冷やし麺はそれだけではありません。
その麺料理が食べられるのは、山形市の北東に位置する河北町。
当町名物で、B1グランプリに出場するなど、知名度を着実に上げているのは「冷たい肉そば」です。
「冷たい肉そば」の原型が生まれたのは戦前。
当時は酒を飲む場所はそば屋しかなく、そば屋には飲兵衛たちが集っていました。
馬肉の煮込みをつまみながら飲み、冷たいそばで〆て帰る、というのが当時のスタンダードだったそうです。
ある日、つまみの馬肉をそばに乗せて食べる常連がいたそうですが、それが大層美味かったとのこと。
これが「冷たい肉そば」の始まりなのです。
「冷たい肉そば」を提供する店は、河北町内に十数店舗ありますが、今回はといやを紹介します。
といやは「冷たい肉そば」とカツ丼が人気の食堂。
名物のカツ丼も気になるところですが、ここは「冷たい肉そば」を注文。
こちらが「冷たい肉そば」です。
見た目は普通の鶏そばのようですが、その名のとおり冷たいのです。
ベースは醤油味で、鶏の旨味がよく出ています。
ひんやりとしたつゆが、清涼感満点で良いですね。
具材は鶏肉とネギのみというシンプルな構成。
鶏肉はしっかりした歯応えで、噛めば噛むほど味が染み出してきます。
シンプルな具材だからこそ、主役のそばもより引き立つというものです。
サッパリしているので、ツルツルっと平らげてしまいました。
このように紹介すると、「夏季限定メニューでは?」と思われる方もいるかもしれません。
決してそんなことはなく、「冷たい肉そば」は通年提供されており、冬でも食べる方も多いようです。
一年を通して愛される、山形のソウルフード。
訪れた際には是非お試しください。
各種情報 |
かほく冷たい肉そば研究会 : 「冷たい肉そば」について知りたいならこちら。
食べログ : 店舗情報、口コミはこちらをチェック。
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|投稿:2015.06.03 | 最終更新:2018.07.26 |カテゴリ: 山形県
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