赤鬼うどんは近江牛が乗った贅沢なうどん(麺匠ちゃかぽん@滋賀県彦根市)
彦根で人気のご当地グルメ、赤鬼うどん
江戸時代初期、井伊氏の拠点として築かれた彦根城。 様々な映画のロケ地になり、また、ゆるキャラの「ひこにゃん」の活躍もあって、全国的にも人気の城です。
勢いのある観光地に、勢いのあるグルメ有り。
…ということで、今回は彦根の城下町で人気のグルメを紹介します。
彦根城から程近いところに店を構える、「麺匠ちゃかぽん」。近江牛を贅沢に使ったうどんが有名な店で、訪れた日も行列ができていました。この日は土曜日でしたが、20分程待って、入店。
さて、この店の看板メニューは「赤鬼うどん」。聞き慣れない料理名ですが、「赤鬼」とは、彦根城城主だった井伊直政のこと。赤い装束を纏い、勇猛果敢に戦う姿から、「赤鬼」と呼ばれたそうです。そんな城主をイメージしたうどんが、「赤鬼うどん」なのです。
歴代城主をイメージした赤鬼うどん。井伊直政をイメージした「一代目」(1,120円)、直政の次男、井伊直孝をイメージした「二代目」(1,380円)、井伊直弼をイメージした「十三代目」(1,220円)がありますが、肉好きな私は、近江牛が乗った「二代目」をいただくことにしました。
出てきました!こちらが赤鬼うどん(二代目)。
錦糸卵と菜っ葉の上には、生の近江牛!なかなか強烈なビジュアルですが、どうやって食べるのでしょうか?
赤鬼うどんの美味しい食べ方
なるほど、上からだしをかけて、牛肉をレア状態にして食べるわけですね。
早速かけてみましょう。だしがまんべんなく行きわたるように、どんぶりを一周させるように…。
熱々のだしを全てかけました。
ほんのりと火が通り、桜色になったお肉。口に含むと、とろけるような柔らかさ!しゃぶしゃぶのようでいて、まったく違う感覚。上手く説明することができませんが、とにかく美味しいです。
赤味噌が効いただしも、優しい味わいで、肉やうどんによく合います。うどんのつるつるとした食感を味わいながら、時には肉を噛みしめながら、だしまで全ていただいてしまいました。
彦根城を訪れた際には、城主に思いを馳せながらうどんをすするのもまた良いものです。
「麺匠ちゃかぽん」へのアクセス
車でのアクセス
「麺匠ちゃかぽん」は名神高速道路の彦根ICから車で10分程度。彦根ICからはほぼ道なりで、曲がる交差点は1ヶ所のみと、とても分かりやすい立地です。
駐車場は店の向かいにあります。ただし、他の店との共用の駐車場であるため、満車になってしまうことも。
そんな時は彦根城のお堀沿いにある京橋口駐車場に停めるのがおススメ。160台を収容する大型駐車場で、2時間200円(それ以降は1時間毎に100円・1日最大800円)で駐車することができます。ただし京橋口駐車場は乗用車専用。バイクの方はその隣にあるバス専用駐車場を利用することになっているようです(時期によって変わる可能性もありますので、現地での案内に従ってください)。
鉄道またはバスでのアクセス
鉄道で訪れる場合、最寄り駅はJR東海道本線(琵琶湖線)の彦根駅。駅からは1.4km、徒歩で20分程度の道のりです。ただ、せっかく歩くのであれば、最短距離で行くのは勿体ない!途中には彦根城があるので、ぶらぶらと観光しながら向かうのが楽しいと思います。
また、彦根駅から巡回バスも運行されています。彦根城、護国神社、四番町スクエアなど、彦根市内の各所を反時計回りに巡回しているバス。夢京橋キャッスルロードが最寄りのバス停です。主に巡回バスで移動する方は、1日券(300円)を購入するとお得です。詳細は近江鉄道グループのHP(バスのご案内>彦根ご城下巡回バス)をご覧ください。
各種情報
「麺匠ちゃかぽん」 : 公式ホームページ。他の赤鬼うどんも美味しそう!
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|投稿:2015.08.29 | 最終更新:2018.10.27 |カテゴリ: 滋賀県
とり野菜(まつや桂店@石川県金沢市)
江戸時代から続く石川県の郷土料理、とり野菜
「とり野菜」。そんなシンプルな名前の郷土料理が、石川県ではお馴染みとなっています。
「とり野菜」とは、「とり野菜みそ」を使って作られた鍋料理。「とり野菜みそ」とは、石川県に本社を置く株式会社まつやが製造する調味味噌です。元々は、まつやの初代当主の松屋和平が、江戸時代に日本海を航行していた北前船の船乗りが長い航海中にも栄養が摂取できるよう、考案したものだと言われています。「とり野菜みそ」の「とり」とは、鶏肉のことではなく、『栄養を「摂る」』から来ているのです。
金沢市内の名店、まつや桂店でとり野菜をいただく
さて、そんな「とり野菜みそ」を使った「とり野菜」は石川県民の家庭料理として定着していますが、県外から来た観光客も「とり野菜」を楽しめる店が金沢市内にあります。それが、今回紹介するまつや桂店。
「とり野菜みそ」を使った鍋は、「とり野菜」、「牛野菜」、「豚野菜」の3つ。せっかくなので、「とり野菜」を注文。なお、どれも1人前500~650円と、非常にリーズナブルです。
待っていると出てきました。具材は白菜、人参、鶏肉だけと、名前に劣らずシンプル!美味しそうな香りを漂わせる鍋を見ながら待つこと5分余り。
鍋が煮え、野菜もしんなりしてきたところで、とり野菜の完成です。さっそくいただきましょう。
何と言っても気になるのは、石川県民御用達の「とり野菜みそ」をベースとしたつゆのお味。口に含んだ瞬間、ただの味噌ではないことが分かります。濃厚で存在感があるのは勿論、様々な味が混ざり合い、奥深い味わいとなっています。この主役とも言えるつゆの味を生かすため、具材を極力シンプルにしているのでしょうか。
鍋の楽しみと言えば、〆。メニューによると、そば、うどん、ラーメンがあるので、うどんを注文。濃厚なつゆにうどんがよく合いますね。
なお、「とり野菜みそ」は石川県内の各地でお土産として売られています。お店で食べて、気に入ったら、是非自宅でも試してみては如何でしょうか。
各種情報
とり野菜みそオンライン : (株)まつやの公式サイト。とり野菜みそを知るならこちら。
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|投稿:2015.08.07 | 最終更新:2018.08.21 |カテゴリ: 石川県
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