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2016年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年01月

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味噌煮込みうどん(山本屋本店エスカ店@愛知県名古屋市)

“名古屋めし”の代表格、味噌煮込みうどん


名古屋を中心とする中京圏で親しまれているグルメは、「名古屋めし」と呼ばれ、広く知られています。 きしめんひつまぶし味噌カツ小倉トースト手羽先あんかけスパゲッティ天むす台湾ラーメンなどなど。ここでは挙げきらないほどのグルメがひしめき合う、全国屈指のグルメタウンなのです。

その中で、今回紹介するのは味噌煮込みうどん。名古屋めしの中でも、比較的メジャーな存在と言えるでしょう。ただ、味噌煮込みうどんは「名古屋めし」という言葉が誕生した2000年代初頭以前から、名古屋名物として有名です。起源は諸説ありますが、早くても明治時代から食べられていたようです。


駅チカの名店、山本屋本店の味噌煮込みうどん


今回は、味噌煮込みうどんの名店として知られる山本屋本店エスカ店を紹介します。エスカ店は名古屋駅の地下街「エスカ」に店を構えているので、旅行者には非常に行きやすい店だと思います。

山本屋本店エスカ店

名古屋名物の飲食店やお土産屋さんが軒を連ねる地下街の一角にありました。山本屋本店エスカ店です。


メニューは味噌煮込みうどんとツマミ各種、酒。食事だけでなく、晩酌までできそうなラインナップ。味噌煮込みうどんは基本のものから、名古屋コーチン入り、天ぷら入り、豚ロース入りなど数種類ありますが、今回はスタミナもつ入りをオーダー。


味噌煮込うどん

こちらがスタミナもつ入り味噌煮込うどん。グツグツと音を立てながら、土鍋で登場!!土鍋で煮立て、そのままアツアツの状態で提供するのが、味噌煮込みうどんの大きな特徴の1つです。また、取り皿として使えるよう、付属の蓋には空気穴がありません。


味噌煮込うどん

取り皿…いや蓋を外すと、アツアツのうどんが姿を現します!!味噌煮込みうどんの定番の具材である生卵蒲鉾に加え、たっぷりのニラ、そしてプリップリのホルモンがゴロゴロ入っています。これは美味しそう!!アツアツをいただきます。

食べてみると、意外や意外、鰹節の風味!!赤味噌のインパクトが強いですが、出汁は鰹節でとるのが主流のようですね。なお、山本屋本店のつゆには、赤味噌に白味噌を混ぜ、マイルドにしているようです。

麺は比較的固め。これも味噌煮込の特徴ですね。通常、うどんには塩を混ぜ込むことが多いのですが、味噌煮込の場合はつゆの味が濃いため、塩は混ぜないそうです。

具材も味噌味が良く染みて美味い!!冬なのに汗をかきかき平らげました。これは温まりますねぇ。


名古屋駅チカの名店。旅行、ビジネス、乗り換えのついで…などなど、名古屋を訪れた際には是非とも立ち寄りたい店です。


各種情報

煮込みうどん 山本屋本店 : 公式サイト。季節ごとの期間限定メニューも要チェック。
なごやめし : まだまだあるぞ、名古屋めしの公式サイト。

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|投稿:2016.12.27 | 最終更新:2018.07.08 |カテゴリ: 愛知県

衝撃の巨大さ!石舞台古墳で古代ロマンを感じる(奈良県明日香村)

飛鳥時代の遺跡が点在する明日香村

奈良県の中央部に位置する明日香村
飛鳥時代(592年~710年)に都が置かれていた場所です。そのため、村内には飛鳥時代の宮跡、寺院、神社、古墳などが点在しており、日本で唯一、村全域が古都保存法の対象地域となっています。

そんな中にあり、特に有名なのが石舞台古墳。盗掘に遭っており、埋葬品がほとんど残っておりませんが、「日本書紀」の記述などから、蘇我馬子が埋葬されていたと推定されてます。


インパクト抜群!巨岩によって組み上げられた石舞台古墳

石舞台古墳

こちらが石舞台古墳。何もない芝生に、突然巨岩が積み上がっている様はインパクト抜群!!元々は他の古墳と同様、土を盛って作られたものだったのですが、長い年月を経て、土が流失してしまい、現在のような姿になったそうです。その姿が石舞台に見えることから、この名で呼ばれるようになったとか。

残存している石室は長さ約7.7メートル、幅約3.5メートル、高さ約4.7メートルという大きさ。現在は失われていますが、古墳全体では一辺80メートルを超える巨大なものだったそうです。

石舞台古墳

石室内に入ることもできます。石舞台古墳は、古墳の横に穴を掘って入口を設けた横穴式石室というスタイル。石室に近づくと、ヒンヤリとした空気が伝わってきます。

石舞台古墳

入ってみると意外と大きな石室。積み上げられた岩の大きさにも圧倒されます。こんな大きな岩を、約1500年も前に運び、組み上げたという事実に、ただただ驚くばかりですね。


先に述べたように、明日香村には飛鳥時代の遺跡がたくさんあります。近鉄吉野線飛鳥駅の半径3km圏内に、ほぼすべての遺跡が揃っているので、レンタサイクルを借りてのんびりと散策するのも良いかもしれません。


各種情報

旅する明日香ネット : 明日香村を巡るなら必見!!
明日香レンタサイクル : 飛鳥駅近くのレンタサイクルショップ

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|投稿:2016.12.24 | 最終更新:2018.03.29 |カテゴリ: 奈良県

旅行記 冬の隠岐 【終章】

2016年1月3日(日)

朝の鳥取

本日は年末年始休暇の最終日。現在地は鳥取県米子市だが、本日中に自宅のある長野県松本市(拓北君は名古屋市)へ帰らねばならない。明日の今頃は、仕事場へと足を運んでいるわけだ…。

気が重いが、本日の行程を“ただ帰る”というだけにしないよう、最後まで存分に楽しみながら行こう。


6:30
まだ夜も明けきれぬ時間に米子市を発つ。部分開通している山陰自動車道に乗り、日出づる方角…東へ。


道の駅大栄

7:20
北栄町にある道の駅大栄に到着。山陰自動車道の大栄東伯ICからはわいIC間の約13kmは高速道路が開通しておらず、下道を走行することになる。この下道区間にあるのが、道の駅大栄だ。

大栄町(現:北栄町)は「名探偵コナン」の作者である青山剛昌氏の出身地。道の駅にはパイプを銜えたコナン君の銅像。また、隣には青山剛昌ふるさと館もあり、ファンなら是非訪れたいものだ。

私自身は、「金田一少年の事件簿」派なので、休憩だけして先に進む。

それにしても…改めて考えてみると、水木しげる、青山剛昌と、国民的漫画家を2人も輩出しているのだな、鳥取は。空港の名前も「鳥取砂丘コナン空港」と「米子鬼太郎空港」だし。


鳥取砂丘

8:20
鳥取に来たなら、ここに寄らずに帰ることはできないだろう。人生三度目となる鳥取砂丘。詳しくはスポット紹介のページをご覧いただきたいのだが、訪れるなら断然人が少ない朝!!しかも冬の朝はまさに貸切状態だ。

風紋

砂丘で発生する珍しい自然現象、風紋も見ることができる。昼になれば、風紋も踏み荒らされてしまうので、これは貴重だ。

スタバはないけど日本一のスナバがある」という鳥取県知事のお言葉があるが、やはり鳥取砂丘は全国に誇るべき観光地だ。この圧巻の大スケールは、実際に見てみないと味わえないと思う。

なお、“スタバ”は2015年に満を持して出店したようだ。



但馬地方をスルッと満喫

砂丘を満喫した後は、国道9号線をひたすら東進。兵庫県へ。

湯村温泉薬師の湯

9:20
湯村温泉薬師湯で朝風呂。平安時代に開湯されたという歴史のある温泉で、関西でも屈指の人気を誇る。非常に風情がある温泉街で、ゆっくりと宿泊して散策したくなるような雰囲気だ。

湯村温泉の他にも、周辺には浜坂温泉、七釜温泉など温泉地が点在する。自治体名も新温泉町、町内には温泉小学校まである、“温泉”だらけの町なのだ。

さて、風呂でサッパリした後はメシ!


出石の皿そば

11:30
豊岡市出石(旧出石町)で皿そば。今回で何度目かになるが、但馬地方に来るとついつい寄ってしまう。

こちらは島根のそばと同様、割子スタイル。一人前5皿で提供され、数種類の薬味を使いながら、麺つゆでいただくのだ。珍しい薬味として、生卵が付いてくるのが出石流。卵を絡めて食べるそばは、まろやかで美味い!!

筆者は長野県生まれなので、なかなか県外でそばを食べる機会はないが、ここのそばは美味いなー。



旅の余韻を引きずりつつ、帰路を急ぐ

帰るのは名残惜しいが、あまりノンビリしていると翌日の仕事に響くので、そろそろ“帰宅”のことも考え始める。名古屋へ向かう拓北君を途中で下しつつ、松本へ帰宅するルートを模索する。結果、舞鶴若狭自動車道福井県敦賀市へ向かい、駅で拓北君を下し、後はひたすら下道を走るルートを進むことに。

ここからは、写真をほとんど撮っていないが、ご勘弁を。


2014年に全通した舞鶴若狭自動車道。混雑する関西、中京周辺を通らずに中部地方と中国地方を行き来できるようになった。真新しい、黒光りするアスファルトを滑るように進み、あっという間に敦賀へ。


敦賀と言えば海の幸。日本海さかな街にある回転寿司で、2回目の昼食。そばを食べた後だったので、少な目に。やはり北陸の海鮮は美味い。食べた後は、拓北君を駅で下し、一人の旅路となる。


福井からは大野市郡上市高山市を通る、中部縦貫自動車道ルート。交通量は全体的に少なく、快走できるのだが、県境はいずれも人家のない長距離かつ真っ暗な山越えで、精神的にも肉体的にも堪える。中部縦貫自動車道の開通が待ち遠しいなぁ。2016年現在、福井県内および岐阜県内の一部が開通しているのみで、開通区間は全体のうち4割にも満たない。一見最短距離に見えるけど、なかなか侮れない山道を越え、ようやく長野県松本市へ…。

そして21:00。帰宅。行きは丸々3日以上かけた道程を、約15時間で戻ったことになる。さすがにしんどい。



…というわけで、年を跨いだ隠岐旅行もこれにて終了。観光のオフシーズン真っ只中に突撃してしまったが、隠岐の人々、そして大自然は優しく迎えてくれた。そしてオフシーズンならではの、静かで素朴な島の風景が見られた。お陰で素晴らしい旅になったと思う。

やはり島旅は良い。次はどこの島を巡ろうか…?


旅行記 冬の隠岐
― 完 ―


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|投稿:2016.12.22 | 最終更新:2019.02.19 |カテゴリ: 旅行記

旅行記 冬の隠岐 【3-2】さらば、隠岐

2016年1月2日(土)

島後の東海岸を行く

隠岐地図

ほぼ円形の島後。昨日の夕方、そして本日朝に西海岸の景勝地を巡ってきたので、残りの時間は東海岸観光に費やそう。隠岐諸島唯一の国道、国道485号線を進み、中村集落へ。


中村海水浴場

10:25
中村集落にある海水浴場。…というか、隠岐諸島に来て、砂浜を見るのは初めてな気がする。それもそのはずで、中村海水浴場は、島後でも数少ない海水浴場のうちの1つ。「島内の海水浴場では一番広い砂浜」で知られるビーチなのだ。今は人っ子一人見当たらないが、夏場はそれなりに賑わうのかもしれない。

島後に来て初めて見る“穏やかな海の姿”。天気も晴れてきているようで、海の色が綺麗だ。


浄土ヶ浦

10:55
浄土ヶ浦。こちらは隠岐らしい、岩場から成る海岸。隠岐が国立公園に指定された際の記念切手のデザインにも選ばれるなど、隠岐を代表する景勝地の1つである。頭の上に松の木を乗せた奇岩がポコポコと生えており、日本三景の松島を彷彿させる。とんちで有名な一休和尚がこの場所を「極楽浄土のようだ」と評し、「浄土ヶ浦」と名付けたそうだ。納得のネーミングだ。

良い釣り場なのか、釣り人が数名糸を垂らしていた。


黒島

11:20
黒島。こちらもジオパーク隠岐ならではの景勝地。解説文が書かれた看板が立っていたので、説明書きを読み、実物を見て、贅沢な地学のお勉強。この島は、約330万年前に地下深くのマントルが噴出してできたものらしい。その際、地下にある色々な岩石を取り込みながら噴出したため、この島の岩を調べると、様々な種類の岩が含まれているそうだ。このように、噴出したマントルに取り込まれた岩のことをマントルゼノリス(捕獲岩)と言う…。

現地で説明書きを読んでもチンプンカンプンで、「マントルゼノリス」という言葉だけが印象に残っていた。帰宅後、ブログの記事を書くために復習したところ、何となく理解。いやぁ、復習って大事ですなぁ。

なお、現地では、地学よりも生物のお勉強が楽しかったらしく、潮だまりで小魚を追っていた。


島後の海岸線での景勝地巡りもそろそろ終わり。漁村と景勝地が点々とする東海岸を走破し、西郷の街に戻ってきた。


西郷にてハシゴ飯

隠岐放牧牛カレー

12:20
西郷港フェリーターミナル内のカフェでランチ。隠岐の米と牛を使った「隠岐放牧牛カレー」というメニューがあったので、それをいただいた。まぁ、1月2日にフェリーターミナルのカフェで提供できるのだから、レトルトなんだろうけど、地物を使っているだけで、気分は違う。しかし、満腹にはならないな。


イカ焼き

…というわけでハシゴ。再び街へと繰り出し、新年から営業していたお好み焼き屋さんにお邪魔する。

お好み焼き屋「てっちゃん」。賑わっており、お姉さんが元気にヘラと客を捌いている。広島焼きとイカ焼きを注文し、さらには昼からビール。レンタカーを返す前だったので、私は泣く泣くノンアルコール…。

地元に愛される食堂兼居酒屋という感じ。良い店に巡り合えたと思う。


さて、本州へ戻る船が出るのは15:40。そろそろ港へ向かっておこう。


さらば、隠岐

西郷港待合室

一昨日の別府港(西ノ島)、昨日の菱浦港(中ノ島)に続き、こちらの待合室も畳!菱浦港のキンニャモニャセンターのコタツのある待合室に比べれば殺風景だが、広くてノンビリできる。他のお客さんが来ないことを良いことに、荷物と手足を投げ出してごろ寝。

…と思ったら、里帰りらしき子供軍団がワーッと入ってきて、ごろ寝おじさん2人は慌てて飛び起きるのであった。

フェリーおき

15:00
フェリーおきが入港。

―2日前、フェリーくにがで七類港を出る時、空には灰色の雲が立ち込めていた。島前に近づいた瞬間に吹雪となったり、一瞬の晴れ間を見せたり…。西ノ島では雨も降った。

そして今は澄み渡る青空。風も弱い。曇天が多い冬の日本海側だが、隠岐との別れが穏やかなものになりそうで良かった。


航海

15:40
本州へ向けて出航。2等室は帰省客でいっぱいとなっており、足の踏み場もないくらい。行きは大晦日だったのでガラガラだったが、Uターンラッシュに巻き込まれてるとこうなってしまうわけだ。

それぞれ、限られたスペースで膝を抱えたり、体を折り曲げたりして、眠ろうと試みる。動くと、近くで寝ている人の頭部を蹴り飛ばしてしまいそうな混雑状況の中、必死で寝る―。






隠岐の余韻に浸る米子の夜

米子駅前

19:20
いつの間にやら我々は大都会の真ん中にいた。鳥取県第2の都市、米子市。島前から島後へ行った時も、西郷の町を見て「都会だ!!」と思ったが…。島から帰ってくると、このギャップにいつもやられますな。

今日は米子に泊まり、明日一日かけてゆっくりと帰宅する予定だ。米子での宿は、大通りから外れた路地にある、如何にも安そうなホテル。思わず拓北君が「あー、いつもの感じっすね…


米子居酒屋

宿代を浮かせた分、今夜は飲む!!駅前通りにある山陰漁酒場丸善水産米子店。一通りの名物を取り扱う地元チェーン的な居酒屋だ。鳥取名物のとうふちくわらっきょう牛骨おでんは勿論、山陰の海の幸、銘柄鶏&豚が目白押し。

一級品というわけではないが、鳥取名物を無難な味で楽しめる良い飲み屋だった。大満足!!詳しくは食べログに書いたので、興味があればご覧いただきたい。

さて、明日は家に帰るだけの日。そして仕事始めが待っている。先のことを考えると気が滅入るが、「家に帰るまでが旅行」。最後まで楽しむとしよう。

次回、終章(終章は序章みたいにダラダラ続けないよ!!)。


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|投稿:2016.12.16 | 最終更新:2019.02.19 |カテゴリ: 旅行記

旅行記 冬の隠岐 【3-1】島後~ローソク島と白島海岸~

2016年1月2日(土)

イカ刺しと雑煮が美味い、旅館松波の朝食

本日は隠岐諸島で過ごす最後の日。結局3日しか滞在できなかったが、明後日は仕事初めなので、帰らねばならない(やれやれ…)。もう1日くらい滞在できるかもしれないが、海が荒れて船が欠航する可能性もあるので、念には念をということだ。

朝食

7:30
隠岐最終日の朝食は、朝からイカ刺しが出るという豪華なもの!これは朝から酒が進……めるのは我慢して、イカをおかずに白飯をかきこむ。

隠岐風雑煮

やはり目を引くのが、隠岐風の雑煮。磯の香りがほのかに漂い、美味!餅、米をモリモリ食べ、ガソリン満タンになったところで出発だ。

今日は、昨日観光した西海岸の続きから。国道485号線を通ってショートカット。

島後の最北部へ


福浦トンネル

8:40
西海岸にある福浦トンネル。海に落ち込む岩塊を貫く手掘りのトンネルだ。

山側に新トンネルが出来ているため、現役を退いているが、現在でも徒歩で通過することができる。さらに海側は、徒歩道時代の小トンネルが。ここ一か所で、土木技術の推移が見ることができるため、日本土木遺産に選ばれている。

徒歩道も歩こうと思えば歩けそうであったが、すぐ足元でタプンタプンと音を立てている群青色の水が恐ろしい!尻尾を巻いて逃げ出し、軽自動車に乗り込むと次なるスポットに向けて走り出すのであった。


ローソク岩

9:10
島後観光の目玉、ローソク島。海面からニョキッと聳える、その名のとおり蝋燭のような無人島だ。遊覧船での観光が可能であり、特に夕暮れ時には、島の頂上と夕日が重なり、蝋燭に火が灯ったような奇跡の光景が見られるという。

残念ながら冬期は、海が荒れるため、遊覧船は休業中。崖の上から見下ろす形になる。ローソク島の点灯が見られないのは残念だが、冬の激しい波に揉まれる姿もまた、荒々しい孤島の雰囲気が出ており、見ごたえがある。


水若酢神社

9:40
水若酢神社。昨日訪れた西ノ島の由良比女神社と並び、隠岐国の一宮だ。一宮であるから、さぞかし初詣客で賑わっていると思いきや、そうでもなかった。

せっかくの一宮なので、御朱印をいただこうと、社務所へと向かう。所在なげに座っていたのは、高校生アルバイトらしき巫女さん…。ダメ元で「あの…御朱印は…」と尋ねると、「えーと、ゴシュイン…?」とたどたどしいお返事。

…とまあ、どうもダメそうなので、諦めた。仕方ないか。


白島海岸

10:10
島の最北端、白島海岸。険しい断崖の先に、これまた険しい小島が点在する様は、まさに最果てに相応しい景観。全体的に白っぽい岩から成る島が多いことから、白島海岸と名付けられたそうだ。先端近くまでは歩いて行けるようだが、なかなか遠そうなので、今回は断念。

この辺りは、渡り鳥であるオオミズナギドリの繁殖地にもなっているようだ。

白島海岸

最果て感を演出する看板を発見。領土問題で揺れる島、竹島はここと同じ隠岐の島町。距離は160kmと遠いものの、国境特有の緊張感は、僅かながら感じることができた。

島の北端ということは、ここで折り返し。これから東海岸を通りつつ、西郷港へと向かって行こう。


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|投稿:2016.12.09 | 最終更新:2019.02.19 |カテゴリ: 旅行記

絶景と驚きの連続!房総随一の観光地、鋸山(千葉県富津市・鋸南町)

房総を代表する観光地、鋸山

房総半島随一の観光名所、鋸山(正式名称は乾坤山)。富津市鋸南町の境界に聳える標高329メートルの山で、その名のとおり切り立った稜線が特徴です。

この山は、建築資材として適している凝灰岩から成り、江戸時代から採石が盛んに行われていました。また、曹洞宗の寺院である日本寺は、鋸山全体を境内とする寺院で、奈良時代、行基により開山されたと言われています。このように、古くから信仰の対象、産業の場として時を刻んできた鋸山ですが、現在は観光地として名を知られる存在となっています。


鋸山へのアプローチは大きく分けて3つ。

  1. 富津市側からロープウェイで登る
  2. 鋸南町側から有料道路で登る
  3. 鋸南町側から無料道路+徒歩で登る

1と2は歩く距離は短いですが、休日は混雑することが多いルート。
3は空いていますが、歩く距離は長くなるルート。

ご自身の体力や訪問時期に応じてルートを選ぶと良いでしょう。筆者は秋の土日に2のルートを使いましたが、駐車場手前で少し車が詰まった以外は、特に問題はありませんでした。


鋸山への階段

1、2の場合でも、写真のような階段を数百メートル登る必要があります。道幅が狭く、登りと下りの人で混み合うので、通行の際は譲り合いの精神を大切に。また、階段は整備されていますが、段差が急なので、歩きやすい靴を履いていくことが重要です。

鋸山観光の目玉、地獄のぞきはスリル満点!

地獄のぞき

階段を上りきると、鋸山一番の目玉、地獄のぞきが目の前に現れます。石切場跡の断崖絶壁、高さ100メートル付近の場所に突き出した岩。その先端に立つことこそが、鋸山観光のハイライトだと思います。

そのため、地獄のぞきの先端に行くためには、行列を覚悟する必要があります。しかし、せっかく来て、地獄のぞきを体感せずに帰るのは勿体ないので、ある程度の時間は確保しておくことをおススメします。なお、筆者は30分ほど待ちました。


地獄のぞき

地獄のぞきからの眺め。高さ100メートルの絶壁からの眺めは圧巻です。房総の山なみ、東京湾を一望でき、条件が良い日には富士山や伊豆大島までもが望めるそうです。

景色はすこぶる良いですが、自分が立っている場所(2つ上の写真)を想像すると、背筋が凍りますね。


地獄のぞきの真下、百尺観音も見ごたえアリ!

さて、この地獄のぞきの下へも行くことができます。登ってきた階段を下り、崖の下の道を進んでいくと…。


百尺観音

なんと巨大な観音様が!!

こちらは百尺観音。世界戦争戦死病没殉難者供養と交通犠牲者供養のために、昭和36年から6年かけて彫られたものです。高さは30メートルという巨大なもので、見る者を圧倒します。

ここはちょうど地獄のぞきの真下あたり。上の写真に、地獄のぞきの先端が写っているのがお分かりいただけると思います。


この他にも、鋸山には日本寺大仏千五百羅漢などといった見どころがあります。全て周るとしたら一日がかりとなると思いますので、一度時間をかけてゆっくりと巡ってみては如何でしょうか。

各種情報

鋸山日本寺 : 鋸山へ行くならこちらは必見!!

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|投稿:2016.12.03 | 最終更新:2018.07.31 |カテゴリ: 千葉県

旅行記 冬の隠岐 【2-3】島後~壇鏡の滝と油井前の洲~

2016年1月1日(金)

隠岐地図

島後から島前へ

13:20
2015年から2016年への年越しの場となった中ノ島を後にする。島前から離れ、大きく2エリアに分かれた隠岐諸島の片割れ、島後へ!!

島後ではレンタカーを借りることになっている。レンタカー屋さんから「フェリーに乗る前に連絡して」との指示をもらっていたことを思い出し、出航前に電話。すると、「港の前に6階建ての建物があるので、そこで待ち合わせましょう」と。

了解したが、島後に6階建ての建物があることに衝撃!!


島後へ

出航。
湖のように穏やかな島前の内海を抜け、再び大海原へ。背後には幾重にも重なりあう、島前の島々。西ノ島中ノ島知夫里島、そして無数の無人島…。ここまで来ると、どの島影がどの島のものなのか、判別することは難しい。

視線を北東に向けると、既に島後の巨大な…視界に入らないほど巨大な島影が迫っていた。面積は国内の島で19位(本州・北海道・九州・四国・北方領土を除くと12位)。241平方キロメートルを誇り、大阪市や霞ヶ浦よりもやや大きいことになる。


西郷港

15:00
島後の島影が見え始めてから大分経って、ようやくフェリーは島後の玄関口、西郷港に。

都会だ!!」西郷の街並を見た瞬間、そう思った。正面に見えているのが、待ち合わせ場所に指定された「6階建ての建物」だろう。その他にも高層建造物が建っている。長閑な島前各島の港とは、また違った雰囲気だ。

西郷港

船を降りた我々は、ターミナルからそのまま連絡通路を通り、「6階建ての建物」へ。ここはどうやらホテルらしい。

レンタカー屋のおじさんと合流し、ワンボックスカーに乗せられ、郊外にあるレンタカーの事務所へ向かう。


レンタカー

借りたのはやはり軽自動車。

島後にいられるのは、明日の15:40まで。15:40には本土に向かうフェリーに乗らねばならないのだ。既に日は暮れかかっており、慌ただしいのは承知の上だが、少しでも今日のうちに観光しておこう。…というわけで、島後の西海岸巡りへと出発する。


「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」、屋那の松原の船小屋群

船小屋

15:40
屋那の松原にある船小屋群。船用のガレージ(?)として昭和初期に建てられたもので、水産庁から「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選定されているようだ。現在では、船を入れておく人は少なく、漁業用の道具を保管する倉庫として使用する方が多いとか。


「日本の滝100選」、壇鏡の滝

壇鏡の滝への道

16:00
日本の滝100選、名水100選にも選ばれている壇鏡の滝。日本の滝100選を巡っている私としては、是非とも訪れてみたかった滝だ。離島であるが故、訪問難易度が高かったわけだが、念願の逢瀬が叶うわけだ。

壇鏡の滝は、壇鏡神社の中にある。どこか荘厳な雰囲気が漂う森の中を進んでゆくと…。

壇鏡の滝

壇鏡の滝である。
落差は約40メートル。水量が少なく(他の季節は、もう少し水量が増えそうだ)、迫力には欠けるが、周囲の断崖の雰囲気と相まって、神々しさを感じる滝だ。島での行事に参加する者は、必ずこの滝で身を清めるという慣習も残っているそうだ。

壇鏡の滝

オーバーハングした断崖から流れ落ちているため、滝の裏側に回ることができる。裏見の滝は数自体が少ないうえ、崖の崩壊等で、滝の裏側が立入禁止になっているケースが増えてきているため、なかなか貴重な体験だ。


さて、いよいよ暗くなってきたので、先を急ごう。


2016年初日の入り

夕陽

16:55
油井集落の漁港で“初日の入り”。初日の出が拝むことはできなかった分、こちらはじっくりと堪能する。雲が立ち込める中、その間から顔をのぞかせる太陽は、線香花火の玉のよう。消えそうで消えぬまま、今年初の夕日は、ゆっくりと水平線の向こうに沈んでいった。

うっすらと見える島影は、島前。西ノ島あたりだろうか?今朝までは“あちら側”にいたはずだが、随分と遠くまで来てしまったようだ。

油井前の洲

ちなみに、この辺りの海は油井前の洲と呼ばれる波食棚。波食棚とは、波の浸食によって形成された、平坦な岩棚のことで、干潮時には姿を見せるらしい。この時間は残念ながら水面下に沈んでいたが、波の様子から、何となく平坦な地形が広がっていることがお分かりいただけると思う。

なお、干潮時の様子は、こちらからご覧いただけるので、興味のある方は是非。


日が暮れてしまったので、本日の観光はここまで。一目散に宿をとってある西郷へと引き返す。


旅館松波の夕食は隠岐の海産物づくし!

旅館松波の夕食

本日の宿は西郷にある旅館松波。タイ、サザエ、イカ…!本日も海の幸が食卓を彩る。

サザエは、燃える塩の上で焼かれるという斬新な調理法!!これは目でも楽しめますなぁ。

旅館に向かう途中、目ざとく見つけた自動販売機で買った隠岐誉のワンカップで、本日もシッポリ飲む。どんちゃん騒ぎをするわけでも、深酒をするわけでもない静かな夜。これもまた、島旅らしい正月の過ごし方かもしれない。


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海士伝隠岐に生きる [ 阿部裕志 ]

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|投稿:2016.12.01 | 最終更新:2019.02.19 |カテゴリ: 旅行記

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