鉱山の町に伝わる絶品ホルモングルメ、神岡とんちゃん(岐阜県飛騨市)
鉱山の町に絶品ホルモン料理あり
B級グルメの中でも高い人気を誇るホルモン料理。特にかつて鉱山などで栄えた都市には、ホルモンを使った料理が根付いています。ガッツリとしたホルモン料理は、鉱山で働く労働者に人気があったのでしょう。
岐阜県の北部にある神岡(現飛騨市)も例外ではありません。神岡はかつて亜鉛、鉛、銀の採掘が盛んに行われ、最盛期は3万人近くの人口を誇りました。労働者たちの胃袋を満たしたのが、今回紹介する神岡とんちゃん。現在では飛騨市内の6店舗で味わうことができます。
神岡の市街地にある焼肉店で絶品とんちゃんを
今回訪れたのは、旧町役場近くにある焼肉店、炭火焼肉えんや本店。閑静な市街地にあるこじんまりとしたお店です。
メニューは当然ながら焼肉が充実しています。サンチュ、キムチ、ナムルなど、焼肉店には欠かせない副菜なども。今回のお目当ては神岡とんちゃんなので、「牛ホルモン鉄板トンチャン」を注文します。
お待ちかねのとんちゃんが登場しました。重厚な鉄板の上に乗せられたホルモン、そしてキャベツ、ニラ、もやしなどの野菜!ホルモンは100パーセント飛騨牛を使っているようです。鉄板の下のカセットコンロが懐かしい雰囲気を醸し出していて良いですね。カチッと点火して、出来上がりを待ちます。
野菜がシンナリし、良い感じになってきました。野菜から水分が出て、グツグツと煮立っており、見るからに美味しそう!
ホルモンと野菜と汁を一気にいただくと…美味い!ピリ辛で、ホルモンのダシが出ていて、これはビールが進みそうな味ですなぁ。ホルモンは色々な種類が入っているので、様々な食感を楽しむことができます。
〆まで美味しく、ガッツリいただこう!
とんちゃん鍋の〆はうどんまたはパスタ。うどんを注文。
〆のうどんです。ホルモンダシが出たスープがうどんに絡み、非常に美味しいですね。
とんちゃん+〆のうどんで、非常にリーズナブルに満腹になることができました。これは鉱山都市で人気が出るのも頷けますね。明日への活力が生まれそうな、そんな味でした。
各種情報
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|投稿:2017.03.26 | 最終更新:2019.02.18 |カテゴリ: 岐阜県
旅行記 9月のアイスランド【3-1】シンクヴェトリルでギャオを観る
2016年9月18日(日) |
レイキャビクから一歩郊外に出ると、そこは絶景だった
アイスランド2日目。本日は朝からツアーに参加する。
首都レイキャビクから然程遠くないエリアに、アイスランドを代表する観光地が点在している。そのエリアは「ゴールデンサークル」と呼ばれ、アイスランド観光の目玉とされている。それは行くしかないでしょう、と2日目に日帰りツアーを予約していたのだ。
8:30
朝食を食べて出発だ。
9:10
今回はバスターミナルではなく、郊外のツアー会社オフィスからの出発だ。様々なツアーが催行されており、次々とバスが発車していく。ゴールデンサークルのツアーはやはり人気で、バスはほぼ満席だ。
郊外へと向かうハイウェイのような道を疾走。しばらくは郊外型の大型店舗や住宅街が続く。ただし、日本のようなゴミゴミとした市街地ではなく、自然と隣り合わせのスッキリとした風景。多少不便かもしれないが、住みやすそうだ。
9:50
首都からわずか30分程で、このようなダイナミックな風景が現れる。バスから降りて写真の一枚でも撮りたいが、「こんな景色など掃いて捨てるほどある!」と言わんばかりにバスは高速で走り抜ける。
この辺りから、バスは内陸へ向かう。
スケールが大きな景色の中、のびのびと草を食む馬。身体が小さいので、写真は上手く撮れなかったが、アイスランドで最もよく見た家畜は羊であった。
車窓を彩るのはひたすら荒野、牧草地…、そして遠くには切り立った山。シンプル、そして雄大だ。
シンクヴェトリル国立公園のギャオ
10:15
最初の目的地、シンクヴェトリル国立公園に到着。バスへの集合時間を確認し、外へ繰り出す。
シンクヴェトリル国立公園。ゴールデンサークルの一角を成す観光地で、世界遺産にも登録されている。広大な荒野の中に、駐車場、トイレ、遊歩道がキチンと整備されており、誰でも安心して観光を楽しむことができる。
駐車場の裏には、さりげなく美しい湖が広がっている。シンクヴァトラヴァトン湖。アイスランド最大の湖だ。鏡のように静かな湖面。ため息が出るほどに美しい。
視線を180度移すと、シンクヴェトリル国立公園のメインディッシュ、地理や地学の教科書でも見たことのある地形が目の前に!ギャオ(ギャウ)だ。
プレートが生まれる大地の裂け目、それがギャオだ。通常は「海嶺」と呼ばれ、海底にあるものだが、アイスランドでは地表に顔を出している。世界でも稀有な場所なのだ。
大地の裂け目の中へ。ここはユーラシアプレートと北米プレートが生まれ、別れて行く場所。向かって右側がユーラシア、左側が北米プレートだ。ここで別れたプレートは地球を半周し、日本のフォッサマグナで再び出会う。そんな途方もなく長く、大スケールな物語の出発点がこの場所なのだ。
実際、この裂け目は毎年数ミリずつ幅が広がっているらしい。地理・地学好きにはたまらない場所だ。
ふと日本語が聞こえ、振り返ってみると、添乗員付きツアーの団体さん!軽妙な語り口でギャオについて説明する若い添乗員と、ぞろぞろと列を成す中高年。
添乗員は、バックパッカー風の青年。趣味をそのまま仕事にしたような雰囲気で、羨ましいような大変なような…。お客様はがやがやがやがや…。途端に日本語が溢れ返って、異国情緒が薄れる…。
急な日本語の襲来を振り切るように、景色を眺める。ギャオも良いが、その周りに広がる風景もまた掛け値なしに素晴らしい!
バスへの集合の前にトイレに寄る。すると驚くべき光景が!
トイレの入口にゲートがあり、お金を払わないと入れないようになっているのだ。日本でも山や観光地などには有料トイレがあるが、お金を入れないと物理的に入れないというのは初めてだ。一瞬失われた異国の雰囲気を感じながら用を足し、バスへと戻った。
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|投稿:2017.03.17 | 最終更新:2019.02.20 |カテゴリ: 旅行記
旅行記 9月のアイスランド【2-3】オーロラツアー
2016年9月17日(土) |
レイキャビクに帰る
14:30
4時間ほどの湯浴みを楽しみ、ブルーラグーンを後にする。この後はレイキャビクに戻り、スーパーでの買い出し、レストランでの夕食を済ませたのち、オーロラツアーに参加することになる。
来るときと同様、バスターミナルに下されるのかと思いきや、何故か市街地の外れの海辺で下される。念のため運転手に「ホテルフロン?」と確認してみたが、間違いないらしい。
まずは現在地を確認しないと…。私はガラケーなので、嫁のスマホを…。…えーと、ここか…ゲッ、ホテルまで結構遠い!
…というわけで、ホテルまでえっちらおっちら歩いて帰る。寒風が身に染みる。あれだけ入浴したのに、体が一気に冷えてくる。
ショッピングエリアを歩いていると、店の前のなんと白熊!こちらは土産屋のようだ。白熊グッズ専門店…というわけではなく、アイスランド土産が幅広く買えるようだ。
一旦ホテルに荷物を下ろし、近くのスーパーマーケットへ。
スーパーマーケット「BONUS」でお買い物
16:30
ホテルから程近い所にあるスーパーマーケット、BONUS。アイスランドを代表するスーパーで、レイキャビクは勿論、郊外の町をもカバーしている。ピンク色の豚のロゴが目印なのだが、この豚さん、表情が何だかエロいぞ…。
店内もエロい豚さんがたくさん!ハムやチーズ、パンなどの加工食品からトイレットペーパーに至るまで、自社製の製品が多く並んでおり、このロゴが印刷されている。
お目当ては食料品と土産。物価が高いこの国で、毎日外食三昧なんてしたら破産してしまいそうだし、スーパーなら話のネタになるお土産がありそうだ。というわけで、翌日以降の夕飯や土産のチョコ、その他諸々を買い込んだ。
レストラン「Ostabudin」でラムとシーフードを
17:10
今夜は19:00よりオーロラツアーに参加するため、早めの夕食を摂る。ホテルの近くにあるレストラン「Ostabudin」。事前にインターネットで得た情報によると、比較的お手頃な値段でラムやシーフード料理がいただけるとのことだ。
既に注文するものは決まっている。実は今朝の散歩の際、店の軒先に張り出されたメニューを写真に撮り、事前に注文するメニューを検討していたのだ。写真が掲載されていないメニューなので、単語を調べながらでないと、どんなものが出てくるのか見当がつかない。
私が頼んだ Lamb Fille(ラムのヒレ肉)。大ぶりに切られたラム肉。ミディアムレアで焼かれていて、とても柔らかい!「これならラムが嫌いな方でも…」と言いたいところだが、ラム独特の風味はあるので、ラム嫌いは避けた方が良いかな?私はラムに目がないので、美味しくいただいた。
嫁はARCTIC CHARを注文。全く知らない単語だったが、どうやら「ホッキョクイワナ」というサケ科の魚らしい。少しいただいたが、サケよりもさっぱりとした感じで食べやすい。
これだけだとやや少ないが、サワークリームとパンが一緒に出されたので、意外と満腹になった。ただ、2人で約10,000円と、やはり高いなぁ…。
夕暮れのレイキャビク
18:30
食後、時間があったのでハットルグリムス教会へ。遠くからでも存在感を放っていたが、こうして近くから見ると物凄い迫力だ。
今日は朝からドンヨリしていたが、教会の上空に晴れ間が!オーロラ鑑賞に雲は大敵なので、何とかもう少し晴れて欲しいものだが…。
教会の中に入るのは後日にするとして、そろそろホテルに戻っておこう。
レイキャビクの市街地は小高い丘に広がっており、下り坂の向こうに海が見える場所が多い。何となく、小樽や函館をコンパクトにしたような街だなぁ…としみじみ。
Northern Lights Mystery Tour
19:00
さて、お待ちかねのオーロラ鑑賞だ。ツアー会社「Gray Line Iceland」によるNorthern Lights Mystery Tour。「Northern Lights」とはオーロラのことだ。バスに乗って郊外へ繰り出し、周囲に灯りがない暗闇の中、心行くまでオーロラを楽しむわけだ。
…というツアーなのだが…、結論から言ってしまうと、オーロラは見ることはできなかった。
22:40
レイキャビク郊外にある教会の前で、オーロラ鑑賞のために停車。ツアー客がゾロゾロと温かいバスの中から寒空の下に出てくる。皆さん目をこらして真っ暗な空を凝視する。
…が、残念ながら見える気配はない。パラパラと車内に戻り始める客たち。諦めの悪い私は、肉眼では見えずとも写真には写るだろうと三脚を組み立てる。
お!オーロラっぽい写真が撮れたかな?と色めき立ち、ガイドに尋ねてみると、「オール・クラウド(すべて雲だよ)!」と無情なる回答。
このポイントは空振りに終わる。その後もバスはオーロラを求めて暗闇の荒野を走り回るが、無情にも時は過ぎるばかり。日付が変わる頃、遂にオーロラが見られないまま、ツアーはお開きとなった。
翌日以降、リベンジせねば…。
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|投稿:2017.03.07 | 最終更新:2019.02.20 |カテゴリ: 旅行記
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