東村山市の黒焼きそばはクセになる味!(ラーメン本舗まるみ)
黒ソースが決め手!まろやかさがクセになりそうな東村山黒焼きそば
東京都多摩地域の北部で、近年破竹の勢いを見せるご当地グルメがあります。それが東村山市のご当地焼きそば、東村山黒焼きそばです。
2009年に黒焼きそばを取り扱う店舗を周るスタンプラリーが開催されて以来、人気に火がつき、現在では東村山市内の100店舗以上で提供されています。取扱い店舗は多種多様。食堂や居酒屋だけでなく、カフェ、イタリアンレストラン、パン屋、スナックなどでも食べることができます。
今回は東村山駅近くにある「ラーメン本舗まるみ」を訪れました。
こちらが黒焼きそば。その名の通り黒みがかったソースが特徴です。
黒ソースの存在感は見た目だけでなく、味にもインパクトを与えています。食べてみると、通常のソース焼きそばに比べてコクがあり、まろやかなのです。このコクはイカスミ特有のものでしょうか。イカスミパスタのまったりした味にも通じるものがあると思います。この店では黒ソースに加えてりんごと黒蜜などを味付けに使っているようです。そんな隠し味も味に奥行きを与えているのでしょう。
具材はオーソドックスに肉と野菜が入っていますが、薄く切られたイカが存在感を放っていました。クニッとしたイカの食感が楽しめます。
ラーメン屋と言えば餃子!…というわけで、今回は黒焼きそばとセットで餃子を注文しました。こちらの餃子はニンニク不使用なので、匂いが気になる方も安心して食べることができます。
東村山駅近くの「ラーメン本舗まるみ」は地元民に愛される人気店
今回訪れた「ラーメン本舗まるみ」は東村山駅から徒歩3分程度という便利な場所に立地しています。地元民に愛される店らしく、お昼時に訪れたところ、常連や学生で賑わっていました。メニューはラーメンが中心ですが、近年は黒焼きそばもプッシュしているようです。
東京のベッドタウン、東村山市。西武線を使えば、新宿から30分あまりでアクセスすることが可能です。近年人気急上昇中のご当地焼きそばを食べに、訪れてみては如何でしょうか。
各種情報
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株式会社ポールスタア : 黒ソースの生みの親!食べ歩きマップも見ることができる。
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|投稿:2018.02.27 | 最終更新:2019.01.16 |カテゴリ: 東京都
夫婦の島旅~三河湾三島編~ 【2-1】日間賀島から佐久島への大移動
2018年1月7日(日) |
さらば、日間賀島
朝食を食べ、宿を発つ。
今回は1泊2日の小旅行なので、これから帰路につくわけだが、もう1つ島に寄っていく。
三河湾三島の一角を成す、佐久島だ。
序章でも述べたが、昨日訪れた篠島、現在地である日間賀島、そしてこれから向かおうとしている佐久島は寄り添うように三河湾に浮かんでいる。近接している三島であるが、日間賀島および篠島から佐久島へと向かう定期航路は存在しない。
海上タクシーを使えば日間賀島から佐久島に行くことはできるそうだが、料金が高いため個人旅行向きではない(しかも自家用車を師崎港前に停めてあるため、また日間賀島に戻って来る必要がある)。
そのため、一旦師崎港へと戻り、三河地方にある一色港へ向かい、そこからまた船に乗って佐久島を目指すことになる。ご覧のように、三河湾を大回りするという若干面倒なルートだ。
9:05
…というわけで、若干慌ただしい行程であるが、まずは一晩を過ごした日間賀島を後にする。
日間賀島東港から乗船したのは3組程。例によって甲板席を陣取り、日間賀島に別れを告げる。
港を出ると、日間賀島の南海岸に沿って真っすぐ西へ。
9:10
日間賀島西港にて大勢の観光客が乗り込み、船内は一気に賑やかになる。甲板席もいつになく盛況だ。
長閑な東港に比べて都会的な西港周辺。昨日もこの辺りは歩いて感じたことであるが、船で一気に移動すると、尚更変化を実感する。
日間賀島西港を出発すると、あっという間に師崎港だ。港の立体駐車場がグングンと近づき、長い防波堤の間をすり抜け、到着。約21時間ぶりの本州だ。
さて、ここからが忙しい。現在時刻は9:15。佐久島へと向かう高速船は11:30に出発するため、それまでには一色港へ到着する必要がある。佐久島への航路は、概ね2時間に1本と少なめであるため、この便は逃せない。
日間賀島に行ってきた余韻に浸る間もないまま車に乗り込み、師崎港を後にした。
佐久島へ向かう船は大賑わい
11:00
愛知県西尾市にある一色港に到着。南知多道路、衣浦トンネルなどの有料道路を駆使したおかげで、何とか30分前に着くことができた。オフシーズンであるからこそ可能な芸当であり、道路が混みあう海水浴シーズンなどは無理があるかもしれない。
港の隣には一色さかな広場がある。一色港の駐車場はさかな広場と共同なので、遠慮なく停めさせていただく。
出発まである程度余裕があるため、さかな広場も覗いていく。鮮魚を扱う店が並んでおり、見ていて楽しい。中でも特産品のウナギとエビが人気のようだ。
さすがに鮮魚は買っていけないため、巨大なイカ焼きを買い食いする。柔らかくてジューシーだ。
出航時間が迫ってきたので、港へと舞い戻る。
師崎港に比べてこじんまり・・・というか、サッパリとした印象の一色港。発着する船の便数もローカル線並みだし、お土産関係はお隣で事足りるためか、「必要最小限」という感じだ。
券売機で佐久島への往復チケットを買って待っていると、乗客らしき人々が続々とやってきた。「アートの島」としてSNSでは有名な佐久島らしく、若者のグループやカップルが多い。年配者が多かった日間賀島とは客層が随分違う。
成人式帰りらしき若者もチラホラ。佐久島の若者は成人式に出席するために、船に揺られ、西尾まで行かなくてはならない。・・・大変だ。
平均年齢低めの乗客たちと共に高速船に乗り込み、後方の“甲板席”の一角を陣取る。“甲板席”と言ってもこちらの船の甲板には椅子がないため、立ちっぱなしということになる。
佐久島には港が2ヶ所あり、この高速船は佐久島西港、東港の順に寄るらしい。突貫で旅行を計画したため、佐久島の下調べをほとんどしてこなかった我々は乗船後にその事実を知った。港で貰った佐久島のイラストマップを大慌てで広げ、嫁と緊急会議。
結果、気になる飲食店や見どころがある西港で降り、島内を散策し、帰りは東港から乗船することにした。
11:30
佐久島へ向けて出航!高速船は唸りをあげながら加速。防波堤を抜け、海苔の養殖場を横目に外海へと飛び出す。
佐久島までは約20分の船旅。日間賀島や篠島よりも少しだけ長い船旅だ。その“少しだけの長さ”は、波の荒さとなって現れた。昨日乗った船よりも明らかに激しく揺れるのだ。むき出しの甲板に波飛沫が降り注ぎ、私を含む数名の乗客がビショビショに…。慌てて船室に逃げ込む人々。しかし船室も混雑していたため、行き場もなく甲板の中の安全地帯に寄り添うように立ち尽くす人々も…。
…という具合に、乗船時間は短いながらもなかなかエキサイティング。「小粒でも何とやらな山椒」のような船旅となった。
佐久島に近づくにつれ、右手前方には日間賀島が見えてきた。あんなに近くに見える日間賀島。ここまで来るのにどんなに遠回りをしたことか…。
左手前方を見ると、佐久島がすぐ近くまで迫っていた。これまで周った2島よりも開発の手が及んでおらず、素朴な雰囲気が漂う島…。そんな第一印象を受けた。
島にどんどん近づいてゆくが、家らしきものはポツポツと見える程度。船は急減速し、港へと進入していく。港の周りには………何もない!!
あの賑やかな「さかな広場」のある一色港から20分足らずの航海だが、随分と遠い孤島に来てしまったかのような錯覚を覚えずにはいられなかった。
11:46
佐久島に上陸!
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|投稿:2018.02.23 | 最終更新:2019.11.09 |カテゴリ: 旅行記
大分の郷土料理「りゅうきゅう」を大人気居酒屋で味わう(こつこつ庵@大分県大分市)
大分の海の幸を味わうなら「りゅうきゅう」がおススメ!
豊後水道に面し、豊かな漁場を抱える大分県。全国的にも有名な関サバ、関アジを初めとして、カンパチ、鯛、伊勢エビなど、豊富な種類の魚介類が水揚げされています。
大分県を旅する際には、是非ともこれら豊後水道の恵みを堪能したいもの。そこで今回は大分の魚を味わうには最適な郷土料理を紹介します。
それがこちら。「りゅうきゅう」という名前の料理です。
ぶつ切りの刺身を醤油ベースのタレに漬け込み、薬味と共に食べるというシンプル極まりない料理。良い素材を味わうなら、調理はシンプルなのが一番ですね。元々は、獲れた魚を保存するため、漁師が考案した料理とのこと。現在では、大分県内の居酒屋などで人気メニューとして定着しています。
今回は大分市内にある郷土料理を出す居酒屋、「こつこつ庵」にて「りゅうきゅう」をいただきました。こちらはカンパチの「りゅうきゅう」。ネットリとしたカンパチの身と甘みの効いたタレとの相性が抜群です。
さらにこちらは、贅沢にも関サバを使った「りゅうきゅう」。新鮮な関サバはやはりプリップリで歯応えがありますねぇ。タレ、薬味を絡めて食べるとこれまた絶品!
「こつこつ庵」では、関サバ、関アジ、カンパチ、鯛の「りゅうきゅう」をいただくことができます。
大分の郷土料理が盛りだくさん!こつこつ庵のメニューが魅力的すぎる!
今回お邪魔した「こつこつ庵」は「りゅうきゅう」だけでなく、様々な郷土料理を味わうことができる人気店。
「りゅうきゅう」と並ぶ大人気メニュー、関サバと関アジの刺身。お願いしてハーフ&ハーフにしていただきました。大分らしく、カボスを搾っていただきます。
サバもアジも新鮮で、プリプリとした食感がたまりません。
メニューを見ると、その他にも目移りしてしまいそうな程の郷土料理がズラリ。
カンパチのワタをポン酢で和えた「わた酢」(左上)。焼酎のアテに最高ですね。
大分と言えば「とり天」(右上)は外せませんね。唐揚げとは一味違うので、是非試して欲しい一品です。
そして変わり種、「椎茸ぎょろっけ」(左下)。大分県津久見市名物のぎょろっけ(魚のすり身を揚げたもの)と、これまた大分名産の椎茸を合わせたもの。ジューシーで美味しいです。
椎茸と言えばもう一品、「椎茸豆腐」(右下)。椎茸の旨味と味噌ダレと揚げ豆腐の相性が抜群です。
料理だけでなく、焼酎のメニューも豊富です。大分県内各地の焼酎が揃っているので、店員さんにオススメなんかを聞いてみたりして、心行くまで食事を楽しみましょう。
なお、こつこつ庵は大分市内屈指の人気店。私はこれまで3回訪問する機会がありましたが、いつも観光客や地元民で賑わっており、満席で入ることができなかったこともありました。訪れる際には、是非とも早めの予約をおススメします。
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|投稿:2018.02.20 | 最終更新:2019.03.13 |カテゴリ: 大分県
夫婦の島旅~三河湾三島編~ 【1-4】サンホテル太陽荘宿泊記
2018年1月6日(土) |
オーシャンビューの客室が魅力!
今回宿泊したのは日間賀島の南海岸沿いの高台にあるサンホテル太陽荘。
外観はやや年季が入っているが、内部は清潔感があり、古さも特に気にならなかった。
何よりも魅力的なのが、オーシャンビューの客室!高台に建っているので、まるで海の上に浮かんでいるかのような眺めだ。
部屋自体は普通の和室という感じ。2人で泊まったのだが、特に窮屈さは感じなかった。
残念ながら部屋から夕陽を見ることはできなかったが、東南の方向を向いている部屋なので明朝の日の出は期待できるかもしれない。
アメニティにもタコとフグがあしらわれていた。こちらは浴衣とタオル。ちょっとしたことだが、これは嬉しい。
夕食までの時間を利用して大浴場に行ってみた。日間賀島には温泉は湧いていないので、風呂は沸かし湯であったが、ゆったりと足を伸ばせる大浴場は良いものだ。大浴場には大きな窓があり、明るい時間であればここからもオーシャンビューを楽しめるようだ。
夕食は夢のフグ三昧!
18:30
いよいよ待ちに待った夕食だ。大広間での食事となるが、大広間が一組ずつパーテーションで区切られているため、ほとんど個室と同じような状況だ。
まず登場したのは「てっさ(フグの刺身)」。
フグと言えば、まずはてっさでしょう!夢にまで見たこの豪勢な盛り付け、透き通った身…!贅沢に数枚まとめて食べてみようとも思ったが、庶民らしく1枚1枚味わって食べた。
う…美味い…!味わいは白身魚らしく淡白だが、身がしまっているため歯ごたえがある。薬味のネギを巻いて食べてもまた良し。
てっさと一緒に登場したのが「てっぴ(フグの皮)のサラダ」。これは初めて食べる一品。
フグの皮はいかにもコラーゲンがたっぷり含まれていそうな感じ。プリプリというか、クニュクニュとした独特な食感がクセになりそうだ。
ここでフグは小休止。日間賀島のもう1つの特産品、タコが出される。足が丸ごと出されるので、鋏で切りながらいただく。豪快だ。
シンプルな塩茹でなのだが、非常に美味い!やはり素材が良いものは、シンプルな調理が良い。酒が進む一品だ。
続いてフグの唐揚げ。フグの身をマルッと揚げた贅沢な一品。サクッとした衣とフワフワとした身。アッサリした魚なので、揚げ物に合うのだ。レモンを搾って食べると爽やかさもアップする。
メインディッシュは何と言っても「てっちり(フグ鍋)」!
え……?これは〆の雑炊の写真じゃないかって?
…なんと、あまりに箸と酒が進み過ぎてしまって、肝心のてっちりの写真を撮り忘れてしまったのだ…!てっちりは…素晴らしい味だった。プリップリのフグの身が特に。撮影を忘れてしまう程に…。
その他にもタコの塩辛やもずく酢など全9品が付いた大満足の夕食だった。
食後は部屋に戻ってTAC-MATEで購入した「多幸酒」をチビチビ。辛口で美味い…!
全部飲んでしまうと悪酔いしそうなので、程々のところでストップ。残りはお持ち帰りすることにした。
周りに光源が少ない離島なので、さすがに星が綺麗だ。出かけるのも億劫なので、ベランダに三脚を立ててなんちゃって星空撮影。
右下の眩しい光が集まっているところは篠島だ。
…さて、明日もたくさん歩くことになるだろうし、寝るとしようか。
2018年1月7日(日) |
素晴らしい日の出と素朴な朝食
7:07
渥美半島の向こう側から朝日が昇る。窓際の椅子に腰かけてご来光を拝む。起きがけに浴衣のまま、寒い思いをせずに朝日を眺めることができるなんて素晴らしい。早く起きた(…とは言ってももう7時)甲斐があるというものだ。
8:00
地産の海産物が中心の朝食。開きを網で炙りながらいただく。素朴だが、とても美味しい。
フグづくしの夕食に地物中心の朝食、オーシャンビューの客室と大浴場。サンホテル太陽荘は素晴らしい宿であった。やや古びてはいるが、特に気にならない程度だろう。
昨日は島中を歩き回り、今日は早起きをして健康的な朝食。旅行中は不摂生になりがちであるが、今回はとても体に良い旅をしている気がする。これから佐久島へと向かい、今日もまた島内を散歩する予定だ。
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|投稿:2018.02.17 | 最終更新:2019.01.16 |カテゴリ: 旅行記
夫婦の島旅~三河湾三島編~【1-3】日間賀島をお散歩(後編)
2018年1月6日(土) |
日間賀島の北海岸を行く
(画像にカーソルを合わせると、拡大します)
15:25
日間賀島の東端にある「ハイジのブランコ」を満喫した後は北海岸を通り、島の西端へと向かう。歩道になった防波堤の上を歩いてゆく。大分体が温まってきたせいか、潮風が気持ち良い。
なお、遥か向こうにノッポなビルが見えるが、あれは知多半島の南部にあるリゾート施設「ナポリタワー」。高さ111メートル、34階建て。他に高層ビルのないこの辺りでは、どこにいても目立つ存在だ。
そんな天高く聳えるナポリタワーに目を奪われながらも、我々はあくまで足下を捜索中。
あったあった!フグのマンホール!タコに続き、日間賀島のご当地マンホールを発見することができた。
西へ進むと、一際大きな港が見えてきた。日間賀島の北港である。約600隻もの漁船が出入りする日間賀島最大の港だ。
本数が少ないため、あまりメジャーではないが、日間賀島へは高速船だけでなくカーフェリーも就航している(篠島も同様)。カーフェリーは規模が小さな東・西港ではなく、北港を発着する。カーフェリーを利用すれば愛車を日間賀島に持ち込むことができるが、道が狭い島内は一部走行制限がある。車は本土に置いてきて、島内はレンタサイクルや徒歩で巡るのが無難だろう。
岸壁には大量の蛸壺が並べられていた。「さすがはタコの島!」といった光景だ。
沢山のタコたちが海底にばら撒かれた蛸壺に潜り込んでいく様子を想像すると可笑しい。そんなノホホンとした方法で、タコが捕れるもんなんだなぁと感心してしまった。
日間賀島西港近くで絶品天ぷらを
15:50
東西の長さが1kmにも及ぶ北港の岸壁に沿って歩き、ようやく島の西側に到着した。
旅館や土産屋などの高層建造物がビッシリと建ち並び、この一角だけ「別の島に来たんじゃないか?」と錯覚するほどの都会っぷり。ヤシの木が植えられており、どこかトロピカルな雰囲気さえ漂う。
ここが日間賀島の西の玄関口、西港だ。 多くの高速船が発着するのはここだし、島内の宿泊施設や土産屋の大半がここに集中しているし、師崎港から見えている高層建造物群はこの辺りだ。日間賀島としては西港を“表の玄関口”としているのだろう。
西港で船を下り、西港付近の宿泊施設でフグを堪能し、島内散策をしないまま、西港から帰る客もいるのかもしれない。それはとても勿体無いことであるが・・・。
せっかくなので、西港周辺を散策してみる。
まずは土産屋を物色。ここでは「たこ飯の素」を購入する。基本的に扱っている土産物は海産物がほとんどだ。
16:05
土産屋を出たところで、気になる店を発見。鄙びてはいるが、何となく美味しそうな雰囲気を醸し出す天ぷら屋。
我々は夕食前の腹ごなしに来たのであって、ここで買い食いしては・・・。なんていう葛藤もあったが、誘惑に負けて入店。
手前からタコ、エビ、フグの天ぷら。揚げてもらっている間に近くの土産屋にビールを買いに走り、準備は万端だ。
店内には薪ストーブがあり、それを囲むようにベンチが置かれている。天ぷらを肴にスーパードライをグビグビ。美味い…!たくさん歩いた後に飲むビールはまた格別だ!
天ぷらは揚げたてでサクサク!タコとエビはプリップリ。フグはフワフワとした身がまた美味い。甘さが際立つタレもまた絶品だ。夕方という微妙な時間ではあったが、こじんまりとした店内は満員状態であった。
三河湾に沈む夕日
16:15
思わぬところでごちそうにありつけ、大満足で店を後にする。あとは夕日を見て、宿に戻るだけだ。
…と、その前に気になるスポットを見つけたので立ち寄ってみる。
タコの形を模した日間賀島駐在所。イラストマップに書かれていたので、興味本位で寄ってみたところ、予想以上にタコっぽくて驚いた。鉢巻きに警察章があしらわれているのが憎いね。
16:30
南海岸沿いの道を歩いてホテルに戻る途中、振り返ると美しい夕焼け空が広がっていた。本日は2島合わせて10km近く歩いたが、その疲れも吹き飛ぶような美しさだ。立ち止まってしばしボーっと夕日を眺める。
美しい夕日を眺めた後は、美味しいフグを食べて、お酒を飲んで寝るだけ。新年早々こんな贅沢していて良いのかな…なんて思いながら、宿へのラストスパートをかけるのであった。
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|投稿:2018.02.14 | 最終更新:2019.01.16 |カテゴリ: 旅行記
夫婦の島旅~三河湾三島編~ 【1-2】日間賀島をお散歩(前編)
2018年1月6日(土) |
タコとフグの島、日間賀島へ
14:05
篠島を後にし、今夜の宿がある日間賀島へと向かう。篠島はたった1時間の滞在であった。今度はもう少しゆっくりと巡りたいものだ。
左側に停泊しているのが我々が乗る高速船。日間賀島の東港、西港を経由し、河和港へ向かう。この辺りの航路は複雑に入り乱れているので、時刻表などを念入りにチェックし、行き先や寄港地を事前に把握しておくことが大事だ。
船室内はこんな感じ。乗客は2~3組しかおらず、ほとんど貸切状態だ。しかし、我々の座席はこちらではない!
当然こちら(甲板席)でしょう!
篠島へ向かう時に乗った船とは違い、こちらの船は屋根の上に甲板席がある。開放感と見晴らしは段違いだ。
物珍しさからか、観光客らしきご婦人が甲板に上がってきて、景色を楽しんでいた。
楽しんでいられるのは出航前までだ。港を出ると、遮るもののない屋上甲板は暴風の通り道と化す。ご婦人は堪え切れず船室へと下りて行った。
しかし、温かさと引き換えに観ることができる海や島の風景は掛け値なしに素晴らしい。遠ざかりゆく篠島を、風に耐えながらじっと眺めていた。
何だか海鳥にでもなった気分だ。
視線を180度移すと、既に日間賀島が眼前に迫っていた。篠島から距離にして3km余りという近さだ。
船は急減速し、日間賀島東港へと進入していく。日間賀島には高速船が発着する港が2ヶ所(東港と西港)ある。どちらかにしか寄港しない便もあるので、繰り返しになるが時刻表は十分にチェックしておくことが重要だ。
我々の宿泊するホテルは東港に近いため、ここで下船だ。
到着寸前、船上から今夜の宿が見えた。
サンホテル太陽荘。比較的安価で泊まれて、フグ料理もいただけるお得な宿だ。ここから見る限り、部屋からの海の眺めも素晴らしそうだ。
日間賀島に到着
14:15
10分間の船旅を経て、日間賀島に上陸!
東港前には土産屋が一軒のみ。栄えているのは西港の方であり、こちらは閑静なものだ。
なお、港の前には信号機があるが、こちらは日間賀島唯一の信号機だ。なお、今回の旅の舞台である他の2島(篠島、佐久島)には信号機がないため、三河湾三島の中でも唯一の信号機ということになる。
港の前にあり、“信号機の赤”よりも目を引く“赤い物体”がこちら。
日間賀島名物のタコである。平成になってから“フグの島”としてもPRし始めたが、日間賀島の島おこしは元々タコから始まった。このタコのモニュメントは東西の港の前にあり、島を訪れる人たちを出迎えている。
日間賀島は一周6.6kmという小さくて平坦な島。先ほど訪れた篠島よりも一回り小さいくらいだ。西港周辺が栄えており、多くの宿泊施設や飲食店も島の西側に位置している。
まずはホテルに荷物を置いてから、腹ごなしに島一周の散歩にでも出かけてみよう。
ホテルに向かう道すがら、早速面白いものを見つけた。海岸沿いの道を歩いていると、堤防の側面にタイルアートが!
島民が作ったもの、観光客が訪れたもの、個人が作ったもの、小中学校のクラス全員で作ったもの。
様々なアートが堤防を埋め尽くしており、一見の価値がある。島内にあるギャラリー「鬼の栖」でタイルの絵付け体験をすれば、自身の作品をこちらに展示してもらえるらしい。旅の思い出に描いてみるのも一興だと思う。
日間賀島一周散歩に出発!
14:40
宿に荷物を置き、身軽になったところで島内一周散歩に出発だ(お宿の紹介は次の次の章あたりでゆっくりと…)。
夕食の時間は18:30から。今夜はフグ三昧だからたっぷり歩いてお腹を空かせることにしよう。師崎港でもらったイラストマップを片手に、島を反時計回りに歩いていくことにする。ちょうど島の西側に着く頃には日の入が見られるかもしれない。
こちらは宿の近所にある島唯一のコンビニエンスストア、TAC-MATE。食料品から日用品まで何でも揃うため、島旅行で何か足りない物があった場合はこちらに駆け込むと良いだろう。ただし、24時間営業ではないため、営業時間は事前に確認しておく必要がある。
一周散歩終了後、私はこちらで「多幸酒(たこざけ)」という名前の日本酒を購入した。
篠島と同様、こちらも路地歩きが楽しい。民家がギッシリ建ち並ぶ路地を抜けて、海岸線へと向かう。ゆるゆる歩いていると、時々原付に乗った島人とすれ違う。長閑な時間。
タコが描かれたマンホールを発見!島内にはタコとフグが描かれたマンホールが点在しているらしい。それらを探しながら歩いてみるのも、また楽しい。
14:55
島の東側に位置する、その名もサンライズビーチに到着。弓なりになった美しい浜で、夏場は賑わいそうだ。篠島同様、この時期は勿論貸切状態。
広々とした砂浜には如何にも“インスタ映え”しそうな監視台。インスタはやっていないけれど、どこか異国情緒があって美しい監視台だと思い、シャッターを切る。写真を撮るなら、海水浴客がいない冬場が良いと思う。
“インスタ映え”と言えば、凪いだ海がウユニ塩湖のような鏡張りに見えなくもなかったので、海鳥と一緒にパチリ。うーん、無理があるか…。
このあとしばらく海鳥撮影会が続いた。
15:05
島の東端、宮ノ鼻を回り込み、島の北側へと向かう。この周辺は島の地層が露出しており、見ていて面白い。この道でウォーキングや犬の散歩をする島人とすれ違った。こんな景色が良い散歩道を日常的に歩けるとは羨ましい。
目の前に浮かぶ島は佐久島。これだけ近くに見えるが、直接向かう定期便は存在しない。
宮ノ鼻の崖の上には海を臨むブランコがあった。何を隠そうここは日間賀島一の人気観光スポット、「ハイジのブランコ」!ブランコに乗るために順番待ちをしなければならない程だ。
客足が途絶えたのを見計らって、ブランコを存分に満喫した。
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|投稿:2018.02.12 | 最終更新:2019.01.16 |カテゴリ: 旅行記
冬限定の絶景、尾ノ内百景氷柱が美しすぎる!(埼玉県小鹿野町)
冬の間だけ見られる絶景、尾ノ内百景氷柱
埼玉県秩父地方の山間部にある小鹿野町。1月から2月にかけて平均最低気温が-5℃を下回る当地では、冬季限定の絶景を楽しむことができます。
それが今回紹介する尾ノ内百景氷柱。
こちらが尾ノ内百景氷柱です。断崖を覆わんとする青白い氷柱は正に圧巻の光景!
氷柱だけでも十分素晴らしいのですが、ここの大きな魅力の1つとなっているのが、氷柱の目の前に吊橋がかかっていること。吊橋の上からは氷柱を間近に観ることができますし、対岸からは吊橋と氷柱の2ショットという珍しい光景を拝むことができます。
なお、夜間のライトアップをする日もあるようです。毎日実施しているわけではないので、観に行く方は西秩父商工会のホームページで事前に日程を確認しておくと良いでしょう。
さて、吊橋を渡って氷柱に近づいてみましょう。吊橋は人がギリギリすれ違える位の幅。混雑時は長時間立ち止まったりせず、譲り合うことが大切ですね。
対岸に渡ると氷柱を至近距離で観ることができます。
この写真から分かるように、こちらの氷柱はポンプで放水することにより、人工的に作られたものなのです!「なんだ、天然じゃないのかよー」とガッカリする方もいるかもしれませんが、迫力や美しさは天然の氷柱をも凌いでいると思います。
水は人工ですが、寒さは天然なので、「人と自然の共同作品」と言えると思います。
尾ノ内百景氷柱へのアクセス
尾ノ内百景氷柱へは、埼玉県秩父市から群馬県神流町へと抜ける国道299号線からアクセスします。群馬県からアプローチする場合、比較的険しい志賀坂峠を通るため、特に冬期の場合は注意が必要です。
上のストリートビューの分岐から1.5車線幅の道を進んでいくと、駐車場に到着します。駐車場は約100台分ありますが、混雑時には遠くの駐車場に停めざるを得ないこともあるので、注意が必要です。
公共交通機関を利用する場合は、西武秩父駅から路線バスでアクセスすることになります。直通するバスはないため、途中の小鹿野町役場で乗り換えをする必要があります。
一番近い駐車場から氷柱までは歩いて5~10分程度の距離。上の写真の場所で環境整備協力金200円を支払って入場します。氷柱までは比較的整備された道ですが、滑りやすい箇所もあるので、足下には注意が必要です。
なお、上の写真の場所には売店が設置されており、コーヒーや甘酒などの温かい飲み物や軽食が売られています。氷柱観光で冷えた体をここで温めるのも良いですね。
冬の間だけ見られる絶景。今シーズン、是非観に行ってみては如何でしょうか。
各種情報
西秩父商工会 : 氷柱の現在の様子を確認するならこちらから。
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|投稿:2018.02.09 | 最終更新:2019.01.16 |カテゴリ: 埼玉県
夫婦の島旅~三河湾三島編~ 【1-1】篠島をお散歩
2018年1月6日(土) |
活気溢れる篠島漁港から篠島散歩スタート!
12:55
今回の島旅最初の目的地、篠島に到着。地元の方らしき人と釣り人が数人下船。観光客はあまりいないようだ。
桟橋を渡り、篠島上陸!今夜の宿がある日間賀島へ向かう船は14:05発。篠島での滞在時間は僅か1時間。急ぎ足での散歩を始めよう。
篠島は南北に細長い島(上の写真の地図は左側が北になっている)。1時間では隅々までは巡れないので、島の真ん中辺りに位置する「前浜サンサンビーチ」に向かうことにした。
港を出ると、鯛のオブジェがお出迎え。篠島で採れる鯛は美味しいと評判で、伊勢神宮に奉納される程であるそうだ。
愛知県有数の漁業基地である篠島。有名なのは鯛だけではない。冬はフグや海苔、夏はしらす、穴子、ハモ、アオリイカなどが旬を迎える。また、渡り蟹やタコ、伊勢エビは一年中食べることができる。
篠島の漁業を支える漁船たち。この日は正月飾りの大漁旗を掲げた漁船が多くあり、壮観だ。
ズラリと並ぶ漁船を横目に歩いてゆく。船の出入りが少ない時間だからか、港周辺の道は人通りも少なく、まだ正月休みが続いているかのようなノンビリとした雰囲気が流れている。愛知の都市部の喧騒からそれ程離れてはいないのだが、島に来たことを実感する。
漁港を出て、一旦内陸へ。島の一番くびれた部分を通って、東海岸を目指す。
集落を歩いていると、まさかまさかのスパイダーマン登場!
巨大タヌキと蛸壺とスパイダーマンというシュールな共演。いきなりこんな珍百景に出会えるとは思わなんだ…。今日は営業してはいなさそうだが、店構えからすると何らかの飲食店だろうか。
穏やかな三河湾を眺めながらの贅沢散歩
13:10
スパイダーマンの出現に驚きつつも、島の東海岸に出た。ちなみに西海岸からここまで、距離にして約300メートル。細長い篠島の中でもこの辺りは特にくびれた部分なのだ。
何もない海。船がびっしりと並ぶ西海岸とは対照的だ。東海岸に沿うこの道を歩いて行けば、目的地である「前浜サンサンビーチ」に到達する。
キラキラと輝く海が視界いっぱいに広がる贅沢な散歩道。半島や島影が重なり合う「瀬戸内海」的な海。景色も良く、歩いていてとても気持ち良い。
13:18
気持ち良さも手伝い、あっという間に「前浜サンサンビーチ」に到着した。
誰もいない波打ち際をブラブラと歩いてみる。対岸に都市や工業地帯があるとは思えない程美しく澄んだ海。砂浜にもほとんどゴミが落ちていない。
夏場は多くの海水浴客で賑わい、パラソルで埋め尽くされるであろう砂浜も、ご覧のようにプライベートビーチ状態!
浅瀬に横たわるヒトデを眺めたり、打ち上げられて干からびかけたクラゲを観察したり、まさに「何もしない」ことを満喫するひととき。これを退屈と感じるか贅沢と感じるかは人それぞれだろう。私にとっては日々の疲れが洗い流されていくような、そんな貴重な時間だったと思う。
篠島は海だけでなく路地散策も楽しい。民家の軒下を通り抜けるような細い路地が縦横無尽に巡らされており、パンフレットでも「巨大迷路」と称される程。
写真の路地を奥へ奥へと進んでみたが、他人様の家の裏庭のような場所を通ったり、いくつも分かれ道があったりと、まさに「迷路」だった。島公認なので、時間があればゆっくりと散策したいものだ。
あっという間の篠島での1時間
日間賀島に向かう船に乗るため、そろそろ篠島港への帰路を急ぐ。行きとは違う道で西海岸に戻る。
途中で通った島唯一のアーケード(?)。ここで漁業関係の作業をするために屋根が取り付けられているのだろうか?
13:55
篠島到着からちょうど1時間。ちょっと慌ただしかった篠島散歩を終え、篠島港に戻ってきた。
日間賀島行きの船の出航まではあと10分。港の待合室を兼ねた「島の駅SHINOJIMA」を覗いてみよう。
建物の中には観光案内所(レンタサイクルも扱っている)、土産屋、軽食コーナー、切符売り場、コインロッカーなどがある。まさに篠島観光の拠点となる施設なのだ。2014年オープンであるため、建物も真新しく、非常に居心地の良かった。
なお、こちらの土産屋で「篠島しらすつくだ煮と明太子のごはんじゅれ」なるものを買った。食品会社と愛知県の水産高校の共同開発商品らしい。帰って食べてみたところ、とても美味しく、ご飯が進む一品だった。
![]() | 価格:470円 |

あっという間であったが、篠島観光はこれで終わり。島のほんの一部しか周れなかったのが心残りだ。
さて、舞台は今夜の宿泊地、日間賀島へ…。
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|投稿:2018.02.07 | 最終更新:2019.01.16 |カテゴリ: 旅行記
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