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対馬・壱岐旅行記 【3-1】 ジェットフォイルで対馬から壱岐へ

2019年8月17日(土)

対馬・壱岐

今日は2日間楽しんだ対馬を離れ、約50km先の壱岐へと向かいます。壱岐でもレンタカーを借りて、1日かけて壱岐を周る予定。

まずは厳原港から壱岐経由博多行きのジェットフォイルに乗ります。






早朝の厳原港フェリーターミナル

対馬壱岐

6:10
始発の便に乗るため、厳原港フェリーターミナルにやってきました。朝から駐車場は満車!地元住民が帰省などのために、フェリーを利用しているんでしょうか。

これから乗るのは6:45に厳原港を出発し、2時間15分かけて博多港へ向かうジェットフォイル。途中で壱岐島の芦辺港に寄港するので、そこで下船します。


対馬壱岐

早朝にも関わらず、フェリーターミナルは混雑していました。韓国からの観光客は減っているものの、本土へと戻る帰省客が多いのでしょう。

所定の用紙に必要事項を記入したうえで、窓口の列に並びます。


対馬壱岐

無事、チケットを購入することができました。

GWやお盆などの行楽シーズンは非常に混みあうので、予約しないと乗れないこともあるそうです。また、ジェットフォイルの場合、窓際の席に座りたければ閑散期であっても予約しておくことをおススメします。


対馬壱岐

フェリーターミナル内の売店も朝から営業を開始していました。お土産や飲み物、お菓子、雑誌、カップ麺などを購入することができます。

対馬銘菓の「かすまき」が1個単位で売られていたので、朝食として購入。船内で食べることにしましょう。




ジェットフォイル「ヴィーナス2」に乗船

対馬壱岐

6:30
乗船が始まりました。乗船位置がターミナルから少し離れているため、ターミナルビルを出てから少し歩く必要があります。岸壁に設置された通路を通って船のもとへ。


対馬壱岐

九州郵船のジェットフォイル「ヴィーナス2」。フェリーに比べると収容客数は少なく、車両を運搬することはできませんが、とにかくスピードが速いことが魅力。最高時速は70kmを超え、まさにトビウオのように玄界灘を快走します。

朝の港、朝日を浴びながら停泊しているジェットフォイルの姿はめちゃくちゃ格好良いですね。仕事人の風格が漂っています。


対馬壱岐

船内には、窓側から中央までビッシリと座席が並んでおり、まるでジャンボジェット機の機内のよう。フェリーのように、甲板に出たりすることはできません。

また、高速で航行するジェットフォイルは、シートベルトの着用が義務付けられています。この辺りも、船というよりも飛行機に近いですね。


対馬壱岐

前のシートの背もたれからテーブルを出すことができる点も、飛行機と同様。テーブルを出し、対馬銘菓の「かすまき」を食べながら、出航の時を待ちました。


対馬壱岐

ちなみに、船内には売店があります。こちらが、シートポケットに入っていた売店のメニュー。飲み物やお菓子程度であれば、船内でも購入することができるようです。


さらば、対馬

対馬壱岐

6:45
出航。エンジン音を響かせながら、岸壁を離れます。岸壁には手を振る人々がちらほら。本土へ戻る親戚を見送っているのでしょうか。別れの余韻を感じる暇もないまま、ジェットフォイルはぐんぐん加速していきます。


対馬壱岐

そしてあっという間に防波堤を抜け、外海へ。

キャンドルのような真っ赤な灯台。遥か遠くまで続く対馬の東海岸。こうして見ると、「本当に大きい島なんだなぁ」と、月並みな感想を改めて抱いてしまうのでした。

初めて訪れた対馬。2日間で周るには大きすぎる島でした。絶景あり、歴史的に貴重な史跡あり、美味しいご当地グルメあり。日本よりも韓国に近く、あまり日本人には馴染みのない島だと思いますが、非常に魅力に溢れる島でした。是非とも多くの日本人に訪れて欲しいですね。




壱岐に到着

対馬壱岐

7:45
ふと気が付くと、前方に壱岐の島影が見えていました。山がちな対馬とは違い、のっぺりとした島影。

実は、ジェットフォイルがあまりに快適で、対馬を離れてすぐに寝落ちしてしまったのです。ハッと目覚めたら目の前に壱岐、という感じでした。乗り過ごさなくて良かった…。


対馬壱岐

7:55
壱岐の東海岸に位置する芦辺港に到着しました。約1時間の船旅でした。


次回、レンタカーを借り、壱岐周遊ドライブに出発します。まずは壱岐島の東側のはらほげ地蔵左京鼻を目指します。

対馬・壱岐旅行記 【3-2】 はらほげ地蔵と左京鼻 ~壱岐東部を巡る~
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|投稿:2019.12.27 | 最終更新:2020.01.02 |カテゴリ: 旅行記

金沢おでんを居酒屋で食べてみた! 11~12月限定のカニ面は絶品!(ごいし奴2@石川県金沢市)

金沢おでん
冬と言えばおでんが美味しい季節ですよね。

一言で「おでん」と言っても、その特徴は地域によって様々。生姜味噌を付けて食べる青森のおでん、とろろ昆布が入る富山のおでん、生姜醤油を付けて食べる姫路のおでんなど、全国各地には非常に魅力的なご当地おでんが数多く存在するのです。

今回紹介する金沢のおでんも、そんな特徴的なおでんの1つ。今回は金沢市の居酒屋でおでんを食べてきたので、その魅力を紹介したいと思います。






金沢おでんを出す居酒屋、「ごいし奴2」

金沢おでん

今回訪れたのは、金沢市木倉町にある居酒屋、「ごいし奴2」。

木倉町は金沢市の繁華街として有名な香林坊片町に隣接し、多くの居酒屋が建ち並ぶエリアです。「おでん」、「金沢おでん」と書かれた幟を出している店が多く、金沢のおでん熱の高さが伺えました。


「ごいし奴2」もおでんを扱っている居酒屋。おでんの他にも加賀料理を提供しているようで、観光客にはうってつけの店だと言えるでしょう。カウンター席と小上がりの席はほぼ満席となっており、店内は活気に溢れていました。カウンターの席に着き、おでんを何品か注文します。




これが金沢おでんだ!車麩、バイ貝など個性的な具材が特徴

金沢おでん

こちらが金沢おでんです!

メニューが書かれた黒板には、色々な具材が書かれていましたが、珍しい具材を選んで注文してみました。

手前から時計回りに、車麩金沢堅どうふ梅貝ふかし。金沢おでんには明確な定義はありませんが、この辺りの具材は金沢特有の具材として知られています。

車麩はバウムクーヘンのような形をした焼き麩の一種で、北陸地方を中心に食べられています。金沢おでんでは定番の具材として人気。口に含んだ瞬間に、麩からジュワっとつゆが染み出します。

金沢堅どうふは加賀豆腐とも呼ばれ、豆乳の濃度が濃いことが特徴。その名のとおり、固めに仕上げられており、箸で持っても崩れることはありません。

梅貝は北陸地方でよく食べられている巻貝の一種。串を使い、螺旋状になった貝殻から身を取り出して食べます。身が大ぶりかつ弾力があり、非常に食べ応えがある貝ですね。

ふかしは蒲鉾を蒸したもので、金沢の伝統料理の一種。蒲鉾というより、どちらかというとハンペンに似たフワフワとした食感が特徴。おでんにはとても合いますね。

おでんの美味しさの要、おでんつゆ。ここのつゆはとても優しい味で、全部飲み干してしまえる程。とても美味でした。

この店では、他にも赤カマ、ごぼ天、玉子などの具材を取り扱っているようです。




11~12月限定のカニ面はおススメ!

金沢おでんを語るうえで、外すことが出来ない具材があります。


金沢おでん

それがこちら!カニ面です!!

なんて豪華な具材なんでしょう!

カニ面とは、北陸で水揚げされるズワイガニのメスの甲羅にカニの身や外子(受精卵)、内子(卵巣)をギッシリと詰めたもの。めちゃくちゃ手が込んでいます。

食べてみると本当に美味しいんです!カニの身は甘みがあって美味しいし、外子や内子は濃厚なカニの味を感じることが出来て、絶品。お値段は1,980円と、結構お高め。しかしカニ自体の高級さと、カニの身を取り出す手間を考えると、妥当なお値段と言えるでしょう。

なお、ズワイガニのメスは、別名「香箱蟹」と呼ばれています。「香りが詰まった箱」とは、よく言ったものですね。


なお、カニ面に使われるズワイガニのメスは、個体数を維持するために漁期が決められています。漁期は11月上旬から12月末頃まで。したがって、カニ面が食べられるのは11~12月の間だけということになるのです。期間限定のカニ面、是非ともシーズン中に訪れて食べて欲しいと思います。




「ごいし奴2」のメニュー

ごいし奴2のメニューを紹介します。


金沢おでん

金沢おでん

メニューは厨房にかけられた黒板にビッシリと書かれていました。

金沢港や能登で水揚げされた海の幸、加賀野菜を使った料理、加賀地方の郷土料理など、様々な料理をいただくことができます。


金沢おでん

こちらは能登黒岩もずく。通常のもずくよりもかなり太いのが特徴。コリコリとした食感と酸味がクセになりそう。


金沢おでん

赤いかのいしる焼き。「いしる」とは魚醤の一種で、能登地方の特産品。柔らかなイカといしるの独特な風味が抜群の相性!ついつい日本酒が進んでしまう一品です。


おでんの他にも魅力的なメニューがたくさんある「ごいし奴2」。ついつい長居してしまうこと間違いなしですね。





「ごいし奴2」へのアクセス

バスでのアクセス

金沢駅東口から北陸鉄道の路線バスに乗り、約10分。「香林坊」停留所で下車。


※金沢駅東口の「のりば3、6、8~11」から発着するバスのほとんどが香林坊を経由します。のりばとバスの行き先にさえ注意すれば、すぐに香林坊に行くことはできるでしょう。


車でのアクセス

北陸道金沢東ICまたは金沢西ICから約15分


店専用の駐車場はないため、車で訪れる場合には周辺のコインパーキングを利用しましょう。


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|投稿:2019.12.24 | 最終更新:2019.12.24 |カテゴリ: 石川県

対馬・壱岐旅行記 【2-7】 厳原の人気居酒屋「味処 千両」で対馬の郷土料理を食べる

2019年8月16日(金)

対馬滞在2日目。
対馬で過ごす時間もあと僅か。翌朝6:45の船で、対馬を離れて壱岐へ向かいます。今夜は対馬で過ごす最後の夜なので、厳原の町で飲むことにしましょう。

今夜の宿、「宿坊対馬西山寺」から徒歩で市街地へと向かいました。






厳原の中心街を歩いてみた

対馬壱岐

南を海、それ以外の三方を山で囲まれた厳原。細長い平地に、建物が密集しています。その中でも特に、南北に流れる厳原本川(写真に写っている川)の両岸沿いに繁華街が形成されているのです。

この厳原本川沿いをブラブラと歩いてみようと思います。


対馬壱岐

18:35
夕暮れの厳原。厳原本川に沿った川端通りを歩きます。川の両岸に建物が建ち並んでおり、飲食店もちらほら。

川辺には柳の木が立っていて、なかなか良い雰囲気。川の中を見ると、海水魚らしき魚が泳いでいました。河口が近いので、ほぼ海水なのでしょう。


対馬壱岐

様々な店が建ち並んでいますが、ほとんどの店に共通していることは、ハングルが並記してあること。僅か50km先にある韓国から、2018年には41万人もの観光客が訪れたそうです。しかし日韓関係の悪化で観光客は激減。

時たま韓国人らしき方の姿は見かけましたが、全体的に町は寂しい感じでした。


対馬壱岐

川端通り沿いには、ファミリーマートがあります。厳原中心街で唯一のコンビニなので、覚えておくと何かと便利かもしれません。




対馬の郷土料理が食べられる居酒屋 「味処 千両」

対馬壱岐

対馬最後の夜、せっかくなので対馬の名物が食べたいと思い、人気居酒屋の「味処 千両」を訪れました。

こちらは、「いりやき」や「石焼き」など、対馬の郷土料理を食べながら対馬の地酒を飲むことができる店。小上がりの個室が何席もあり、プライベートな空間が確保されています。カップルや家族・グループ旅行には良いでしょう。


対馬壱岐

まずは、対馬の地酒「白嶽」で乾杯。対馬唯一の酒造所、河内酒造で製造されている日本酒です。うむ、美味い!


対馬壱岐

さて、メインのお出ましです。カセットコンロと巨大な鍋が運ばれてきました。

対馬の郷土料理、「いりやき」です!

並々と入ったつゆの中に、魚のアラがゴロゴロと入っています。


対馬壱岐

続いて大皿に盛られた大漁の野菜が登場!〆として対州そばも付いています。


対馬壱岐

大鍋に野菜を投入し、しばし待って、出来上がり!魚のアラと野菜、つゆを取り分けていただきます。

見た目の豪快さに反して、とても繊細で優しいつゆ!魚のダシがよく出ており、さらに甘みがあって美味いんです。〆の対州そばも含めて、かなりのボリュームでした。


他にも対馬の名物を色々と注文してみました。


対馬壱岐

こちらは穴子の白焼き

昨夜も穴子を食べましたが、実は対馬は穴子の水揚げ量が日本一を誇る島なんです。昨夜は穴子ちらしと天ぷらでいただきましたが、今夜はシンプルに白焼き。塩とワサビでいただきました。パリッとした皮とフンワリとした身が絶品ですな。


対馬壱岐

最後に刺身盛り合わせ

やはり対馬に来たら新鮮な地魚をいただきたいですよね。九州特有の甘い醤油につけていただきます。美味い!


今回はいりやきでかなり満腹になったので、ここまで。他にも魚介類を石で焼いた「石焼き」、対馬独特の麺料理「ろくべえ」などの郷土料理も食べることが出来ます。さらには中華料理のメニューが充実しているのも特徴ですね。




味処 千両」。厳原の中心街で、郷土料理をいただける素晴らしい居酒屋でした。


次回、朝イチのジェットフォイルに乗り、次なる目的地、壱岐へと向かいます。

対馬・壱岐旅行記 【3-1】 ジェットフォイルで対馬から壱岐へ
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|投稿:2019.12.21 | 最終更新:2019.12.28 |カテゴリ: 旅行記

対馬・壱岐旅行記 【2-6】 対馬藩お船江跡を観たり、宿坊対馬西山寺に泊まったり

2019年8月16日(金)

対馬滞在2日目。

対馬の南西の端にある豆酘岬を制覇したので、あとは今夜の宿がある厳原へと戻るだけ。長崎県道24号線を走り、厳原を目指します。この県道24号線は対馬南部の海岸沿いのメインルートですが、山と谷を登っては下っての繰り返し。また道幅も狭く、カーブも多いため、なかなか時間がかかる道です。


対馬壱岐

そんな県道24号線を走っている時、印象的なトンネルに出会いました。

久和隧道。なかなか歴史がありそうなトンネルです。

トンネルも素晴らしいのですが、手前に設置されている案内標識がまた良い!「厳原まで17km、比田勝まで109km」。何気なく100kmを超えていますが、日本国内の離島(沖縄本島も含む)で、100kmを超える距離が書かれた案内標識は対馬以外にはないのではないでしょうか。真偽のほどは分かりませんが、対馬の大きさが伝わる標識でした。

このように、対馬の大きさを思う存分感じながら、厳原を目指しました。






対馬藩お船江跡 江戸時代に建造された貴重な遺構

17:30
厳原まで戻ってきました。

対馬壱岐

レンタカーを返却する前、最後に立ち寄ったのが「対馬藩お船江跡」。

こちらは、1633年に対馬藩によって造られた船渠。かつては対馬藩の御用船が係留されていました。5つの船渠(うち1つは埋め立てられてしまった)があり、4本の築堤によって区切られていますが、この築堤の石積みは当時のままの姿を残しているのだそうです。

目の前にある築堤はとても立派で、江戸時代からあると言われても俄かには信じられません。現役でも十分に利用できそうな程、ガッシリとした造りでした。

大変貴重な遺構として、長崎県指定の史跡に指定されています。




お船江跡は、車で訪れるには少し分かりにくい場所にあります。

厳原の湾岸沿いを橋で通過するバイパスのような道があるのですが、その道を使うと、お船江跡よりも海側を橋で超えてしまいます。お船江跡に行くには、内陸側を通る旧道(長崎県道24号線)からアプローチする必要があります。


対馬壱岐

小さいので大変分かりにくいのですが、県道沿いには「対馬藩お船江跡」を示す看板が立っています(上の写真の右上に見切れている看板)。そして、写真に写っている細い道が、お船江跡へと続く道です。細いのは一瞬だけですが、運転に自信のない方はやめておいた方が無難でしょう。なお、近くには他の駐車場はない模様…。


対馬壱岐

細い路地のような道を抜けると、このような広い空き地が現れます。車で訪れた場合は、この空き地に駐車することができます。

「対馬藩のお船江跡」。見ごたえがあり、特に歴史や建造物が好きな方には是非ともおススメしたいスポットです。厳原の市街地から2km程度なので、いっそのこと歩いて訪れるという選択肢もアリだと思います。


17:55
厳原港近くの事務所に、レンタカーを返却しました。

2日間のわたる対馬ドライブはこれにて終了。1日目の悪天候で、一時はどうなるかと思いましたが、2日目は快晴となり、島内の主な見どころは巡ることができました。広すぎて、時間の関係上行けなかった場所もいくつかありますが、それは次回以降への宿題ですかね。対馬の大きさを思い知る形となりました。




宿坊対馬西山寺に宿泊した

対馬壱岐

18:10
本日の宿、「宿坊対馬西山寺」に到着しました。

今夜は宿坊に泊まります。厳原には大型ホテルも含め、宿泊施設が何軒もありますが、こちらの宿はその中でも特に人気が高い宿。通常のホテル並みの設備やサービスが整いつつも、宿坊体験ができて、リーズナブル。さらには朝食がとても美味しいらしいのです。

最初に断っておきますが、我々は翌日早朝の船に乗る必要があったため、残念ながら朝食や宿坊らしい体験は味わうことはできませんでしたので、その辺りの紹介はできません。時間に余裕を持って泊まりたい宿ですね。


対馬壱岐

外観は完全にお寺です。厳粛な雰囲気に緊張しながらも門を潜ります。玄関に入って呼び鈴を押すと、お坊さんが出てきてチェックインの手続きをしてくれました。とても丁寧な対応で、緊張も徐々にほぐれてきました。


対馬壱岐

部屋は洋室。とても豪華で、ここがお寺の中であることを忘れてしまう程。とても広くて、ビジネスホテルよりも格段に過ごしやすいお部屋です。

部屋にはバスとトイレが付いていましたが、共同の風呂も別にあります。今回は共同の風呂を使わせていただきました。そこまで広い風呂ではありませんが、足を伸ばして湯船に浸かることができます。

我々はたまたま洋室でしたが、和室のお部屋もあるようです。


対馬壱岐

廊下の雰囲気は、お寺の雰囲気そのもの!床もピカピカに磨かれており、通るたびに心が洗われるような気持ちになります。

こんな厳粛な雰囲気ながら、門限は23時。町に繰り出して飲んでくることもできます。そのあたりが意外とユルいのも、この宿の魅力と言えるでしょう。


また、先述しましたが、この宿坊は朝食の評判が良いのだとか。今回は早朝(6:45)の船に乗るため、泣く泣く朝食無しのプランにしました。この宿の朝食を食べたい方は、予定を立てる際に注意しておきましょう。

また、平日の朝の5時半からは座禅が体験できるようです。これぞ宿坊という体験なので、平日に泊まる機会がある方は、是非参加してみては如何でしょうか。


次回は厳原の夜。「千両」という居酒屋で、「いりやき」などの郷土料理を堪能します。

対馬・壱岐旅行記 【2-7】 厳原の人気居酒屋「味処 千両」で対馬の郷土料理を食べる
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|投稿:2019.12.18 | 最終更新:2019.12.21 |カテゴリ: 旅行記

溝ノ口洞穴 鹿児島の山奥に眠る神秘の洞穴 アクセス・駐車場情報も(鹿児島県曽於市)

溝ノ口洞穴
鹿児島県の東部、宮崎県との県境付近に位置する曽於市。曽於市の外れの山の中に、近年SNS映えすると話題のスポットがあることはご存知でしょうか?

そのスポットの名前は、溝ノ口洞穴

2019年の11月、鹿児島をレンタカーで旅する機会があったので、溝ノ口洞穴を訪れてみました。非常に神秘的で、尚且つ写真映えする場所でした。この記事では、溝ノ口洞穴の魅力やアクセス・駐車場情報、訪れる際の持ち物について、お伝えしたいと思います。






溝ノ口洞穴へのアクセス



溝ノ口洞穴は鹿児島県の端っこ、あと数百メートル北上すると宮崎県という場所に位置しています。鉄道の駅や町からは離れた山の中にあるため、車で訪れるのが無難です。


車でのアクセス

東九州道末吉財部ICから約30分

宮崎道都城ICから約40分

九州道溝辺鹿児島空港ICから約55分


どのインターチェンジからアクセスする場合も、メインルートからは外れているため、アクセスする道は少し分かりにくいかもしれません。カーナビでも検索されない可能性もあるので、地図を読むのが苦手な方はGoogleマップのナビ機能を使うことをオススメします。

また、道中には小さな看板があるので、見落とさないようにすれば、辿りつくことができると思います。




近くまで来れば、大きな看板が出てきます。上のストリートビューで示した場所から先は一本道なので、迷うことはないでしょう。ただし、すれ違いができない道が1km程続くので、注意が必要です。所々に設けられている離合スペースを有効活用しましょう。


鉄道・バスでのアクセス

都城駅から高崎観光バスが運行する霧島神宮行きの路線バスに乗り、約40分。「」停留所で下車し、そこから徒歩で約3km。


歩く距離が長いうえ、バスの本数が非常に少ないので、公共交通機関で訪れるのはあまりおススメすることはできません。

■参考:高崎観光バス(TOP>霧島⇔都城駅)




溝ノ口洞穴の駐車場・トイレ情報

溝ノ口洞穴には無料の駐車場があります。駐車場は洞穴の目と鼻の先にあるので、ほとんど歩く必要はありません。そこまで広い駐車場ではありませんが、2019年現在、「知る人ぞ知るスポット」という感じなので、そこまで混み合うことはないでしょう。


駐車場には、公衆トイレが設置されていました。人里離れた山の中ですが、とても綺麗に管理されていました。ありがたい限りです。


溝ノ口洞穴に入ってみた!

溝ノ口洞穴

こちらが溝ノ口洞穴です!

山の斜面にポッカリと口を開けた大きな洞穴。入口の横幅14.6m、高さ6.4m、全長209.5m。約33万年前の加久藤カルデラ(霧島山を含むカルデラ)の火山活動、約2万9千年前の姶良カルデラ(桜島を含むカルデラ)の火山活動などにより堆積した地層が、浸食と崩壊を繰り返すことにより、このような洞穴が出来上がりました。


外側から見るだけでは、溝ノ口洞穴の本当の魅力に気づくことはできません。是非とも洞穴の中に入り、振り返ってみてください。




溝ノ口洞穴

これが溝ノ口洞穴内部から見た景色です!!

なんて神秘的な光景なのでしょう!真っ暗な洞穴の中に差し込む陽光。そして光に照らされた真っ赤な鳥居。


溝ノ口洞穴

洞穴に数歩足を踏み入れるだけで、こんな素敵な光景を見ることができるのです。洞穴の入口と鳥居の位置関係、そして光の差し具合が違っていれば、この光景は生まれなかったことでしょう。まさに神様が降臨しそうな、そんな光景です。


洞穴は奥行きがあり、バリケードがある位置までは入ることができます。ただし、ある程度まで進むと外の光が届かないので、明かりを持っていない方は光が届く範囲までにしておきましょう。足元はデコボコしており、転倒の可能性があります。


溝ノ口洞穴

一番奥まで来ると、こんな感じです。洞内が少しカーブしているため、入口の光は全くと言って良い程届きません。照明を消すとこのとおり全く何も見えないので、わざわざ一番奥まで行く必要はないと言えるでしょう。




溝ノ口洞穴を訪れる際の持ち物・靴

溝ノ口洞穴に行かれる際に持って行った方が便利な物、そして靴について述べておきます。


洞穴内には灯りは無し!奥まで行く場合には照明の準備を!

洞内には照明設備は一切ありません。一番奥まで行く場合には、照明を持参するようにしましょう。

先述しましたが、洞内は緩いカーブを描いているため、奥の方は本当に真っ暗です。スマートフォンのライト機能では力不足でしょう。強力な照明を持っていない方は、自然光が届く範囲までで留めておくのが無難だと思います。


溝ノ口洞穴

上のような写真を撮るだけであれば、奥まで行く必要はないため、照明はなくても問題ないと思います。


洞内はデコボコや傾斜有り!歩きやすい靴が良い

洞内はデコボコしているうえに、傾斜している箇所もあります。洞穴に入る場合は、スニーカーなどの歩きやすい靴を履き、踵の無いサンダルやヒールが高い靴は避けるようにしましょう。


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|投稿:2019.12.16 | 最終更新:2020.02.19 |カテゴリ: 鹿児島県

対馬・壱岐旅行記 【2-5】 鮎もどし自然公園と豆酘岬~対馬南部を巡る~

2019年8月16日(金)

対馬滞在2日目。

時刻は14時過ぎ。本日の夕方までにはレンタカーを返却する必要があります。残された時間を使い、まだ訪れていない対馬の南部を巡ることにしましょう。

厳原市街地から南へ向かうためには、標高250m以上の峠を超える必要があります。ガソリンの残量が心許なかったため、厳原の市街地で給油をしてから向かいました。






鮎もどし自然公園で渓谷美を楽しむ 川遊びも可

対馬壱岐

15:05
まずは対馬南部随一の観光地、鮎もどし自然公園を訪れました。

鮎もどし自然公園は、巨大な花崗岩の一枚岩の上を川が流れるという全国的にも珍しい場所。ペターンとしたツルツルの岩肌が広がり、その上を水が流れている様子はかなり独特です。水流によってえぐられた穴(甌穴)も点在しており、見ているだけで面白いですね。


対馬壱岐

川には吊橋が架かっており、橋の上から、この珍しい地形の全体像を見ることができます。


対馬壱岐

川原に下りることも可能です。訪れた日はお盆休みだったので、多くの家族連れが川遊びを楽しんでいました。


対馬壱岐

川原が平坦であることに加え、プールように流れが少ない箇所も多いため、川遊びに適した場所だと思います。ただし、場所によっては流れが速い場所や深い場所があったりするので、遊ぶ場合は十分に注意しましょう!


対馬壱岐

鮎もどし自然公園には広めの駐車場が何ヶ所か用意されています。それでもかなり多くの車が停まっており、第1駐車場はほぼ満車の状態でした。今回の旅で訪れた対馬の観光地の中でも一番の賑わいだったのではないでしょうか。




豆酘岬で大迫力の断崖絶壁と大海原を堪能する


15:35
対馬の南海岸沿いにある豆酘岬にやってきました。「豆酘」と書いて「つつ」と読みます。初見では絶対に読めない難読地名ですね。


対馬壱岐

岬をぐるりと周るように、遊歩道が整備されています。舗装がひび割れていたり、落石が転がっていたり、なかなかワイルドな状況ですが、割と歩きやすい道です。駐車場から約5分程度で岬を一望する展望台に到着しました。


対馬壱岐

こちらが岬の先端付近にある展望台からの眺め。

目の前には大海原!しばらく先までポツポツと岩礁が続いており、岩礁が途切れる所には灯台が建っています。まさに島の先端!「これぞ岬!」という光景!

よく晴れていますが、遮るものがないため風は非常に強いです。海も白波が立っており、見た目よりも荒れていそうな雰囲気です。


対馬壱岐

東の方角を見ると、神崎という岬が見えました。この神崎が対馬最南端の地なのです。神崎からの景色も素晴らしいそうですが、道が荒れており、訪れるのが結構大変なんだとか。今回は断念しました。



駐車場への帰りは、西海岸沿いの道を通ってみました。この西海岸沿いの遊歩道から見る景色こそが、豆酘岬のベストビューポイントだったのです。


対馬壱岐

ここが豆酘岬のベストビューポイント!

対馬を南北に貫く稜線が険しい断崖絶壁となり、まさに海に没する様子を一望することができます。

大海原に向かって突き出した矢じりのような姿!両側から押し寄せる風と波!荒々しい断崖絶壁!

北海道の襟裳岬や神威岬など、絶景の岬として知られる全国各地の岬にも決して見劣りしない素晴らしい岬だと思いました。是非とも豆酘岬西海岸の遊歩道を通り、この絶景を眺めてみて欲しいですね。


対馬壱岐

なお、豆酘岬には駐車場が2ヶ所あります。僕は岬により近い、一番奥の駐車場を利用したのですが、車の運転に自信のない方は手前の駐車場を利用した方が無難です。




岬に近い「奥の駐車場」へ向かうためには、数百メートルではありますが、すれ違いができない崖っぷち道を通る必要があるのです。この道で対向車と出会ってしまったら、悪夢としか言えないですよね…。幸いにも訪れる人があまり多くなかったため、対向車と出会うことはありませんでした。




手前の駐車場は広々としており、公衆トイレも設置されています。岬までの距離が400m程度遠くなりますが、崖っぷちの道を運転することを考えると、大した距離ではないですね。


次回、いよいよ対馬ドライブも大詰めです。今夜の宿、「宿坊対馬西山寺」についても紹介したいと思います。

対馬・壱岐旅行記 【2-6】 対馬藩お船江跡を観たり、宿坊対馬西山寺に泊まったり
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|投稿:2019.12.13 | 最終更新:2019.12.18 |カテゴリ: 旅行記

対馬・壱岐旅行記 【2-4】 絶景の赤島大橋と万関瀬戸

2019年8月16日(金)

対馬滞在2日目。

午前中、対馬から橋で渡れる島山島という離島を訪れましたが、対馬の周りにはそのような離島があと3つあります。それが沖ノ島赤島泊島です。是非とも訪れたかったので、対馬の南部を周る前に、行っておくことにしました。






対馬から橋で行ける島、沖ノ島、赤島、泊島

対馬壱岐

これから向かう3つの島は、対馬の東海岸に位置しています。複雑に入り組んだリアス式海岸沿いにあり、地図上で見ると対馬と完全にくっついているかのよう。

対馬本土のすぐ東に沖ノ島、そして沖ノ島のすぐ北東に赤島があります。それぞれの間には、僅か50m程の海峡。海峡には橋が架けられており、対馬から沖ノ島へ、さらには赤島まで移動することが可能です。なお、泊島は元々は独立した島だったのですが、現在では埋め立てにより、赤島と一体化しています。


対馬壱岐

13:35
対馬から2つの海峡を渡り、赤島までやってきました。国道382号線から赤島までは約5kmの道程。車であればあっという間です。

それにしても、やはり快晴と海という組み合わせは最高ですね。写真の右側に写っているのが沖ノ島、左側が赤島、そして正面に架かっている赤い橋が赤島大橋です。


対馬壱岐

この辺りの海は本当に美しいですね。美しい青色のグラデーションの海は、まるで南国の海のよう。ここが日本海の島とは思えない程です。


対馬壱岐

赤島の海を見るなら赤島大橋から見下ろすのがおススメです。歩道がない狭い橋ですが、交通量が少ないので、ノンビリと海を眺めることができます。


対馬壱岐

こちらが赤島大橋の上からの眺め!

ここから見た海は、対馬で出会った海の中でも特に美しいものでした。南国風の海でありつつ、複雑な海岸線に縁どられた対馬らしい海。



対馬壱岐

ボーっと橋の上から海を眺めていたら、バスがやってきました。対馬交通の路線バスです。赤島線という路線で、1日わずか2往復ですが、厳原と赤島の間を結んでいます。

ダイヤとしては、赤島方面へ向かう便が午後に偏った「赤島の住民向けのダイヤ」になっています。観光客がバスを利用して赤島を訪れるのは、あまり現実的ではないと言えるでしょう。




万関瀬戸 対馬を2つに分かつ運河

対馬壱岐

14:00
対馬本土に戻り、万関瀬戸にやってきました。

万関瀬戸は、対馬の中央の一番くびれた部分に掘られた、長さ約500mの運河。対馬の西側の浅茅湾から対馬の東側の海までを短縮すべく、1900年に旧大日本帝国海軍により掘削されました。

万関瀬戸を跨ぐ唯一の橋が国道382号線の万関橋です。


対馬壱岐

対馬壱岐

万関橋から東を見た風景(上)と西を見た風景(下)。

本当に細い川のような運河ですが、ここで対馬が南北に分かれているのです。万関瀬戸を境にして北側(比田勝、豊玉など)が上島、南側(厳原、美津島など)が下島と呼ばれています。


対馬壱岐

実は、万関瀬戸よりも少し南にも大船越瀬戸という運河があります。

1つの大きな島のように見える対馬島ですが、万関瀬戸、大船越瀬戸という2つの運河により、3つに分断されてしまっているのです。


さて、次回対馬の南部、下島を巡ります。鮎もどし自然公園豆酘岬という対馬南部の見どころを紹介します。

対馬・壱岐旅行記 【2-5】 鮎もどし自然公園と豆酘岬~対馬南部を巡る~
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|投稿:2019.12.10 | 最終更新:2019.12.13 |カテゴリ: 旅行記

岩本そば屋で須賀川そばを食べてみた 出川さんも訪れた北志賀高原の名店(長野県山ノ内町)

須賀川そば
そば王国、信州。正統派から変わり種まで、県内各地にご当地のそばが存在します。旅をしながら食べ歩き、違いを感じるのも楽しいものです。

今回は、長野県北部に位置する山ノ内町須賀川そばを食べてきました。これが非常に個性的で、新感覚なそばだったので紹介したいと思います。






北志賀高原を通る国道403号線は名店が点在する「そば街道」



今回紹介する須賀川そばは長野県の北信地域にある山ノ内町の名物。山ノ内町はスキーリゾートで有名な志賀高原やスノーモンキーで知られる地獄谷温泉、さらには湯田中・渋温泉郷を有する長野県を代表する一大観光地です。


須賀川そば

須賀川そばが食べられるのは山ノ内町北部の須賀川地区。渋・湯田中温泉郷や志賀高原などがあるエリアとは少し離れた「北志賀高原」エリアにあります。スキーリゾート、竜王スキーパークがある辺りです。

山ノ内町から隣の木島平村へ抜ける国道403号線沿いには須賀川の集落があり、集落の中にはそばを提供する店が何軒か点在しています。そのため、国道403号線は「そば街道」とも呼ばれているようです。

そんな中から、今回は岩本そば屋を選択しました。




出川さんも訪れた名店、岩本そば屋で須賀川そばを食べた

須賀川そば

今回訪れた岩本そば屋は、まるで民家のような佇まいのお店。玄関で靴を脱ぎ、広めの畳敷きの部屋に案内されました。内部の造りも昔ながらの民家のようで、親戚の家にお邪魔しているかのような気分になります。

座敷には席がいくつかありましたが、大方席が埋まっていました。やはり人気の店のようですね。


須賀川そば

席に着くと、そば茶と一緒に漬物とリンゴが出されました。暖かい心遣いが嬉しいですね。そばを注文し、漬物やリンゴをつまみながら待ちます。


須賀川そば

こちらが須賀川そばです!

岩本そば屋では「盛そば」という名前で提供されています。ざるに乗ったそば、つゆ、薬味というシンプルな構成。しかし、そばを味わうならこのくらいシンプルな方が良いもの!早速いただきます。


…お!これは新食感!

長野県生まれの私は、長野県内の様々な地域のそばを食べてきたつもりでしたが、この食感は初めて味わうものです。味はそばなのですが、麺に独特な弾力というかコシがあるのです。


須賀川そば

この食感の秘密は「つなぎ」にあります。そばのつなぎとしては、小麦粉が使われることが多いのですが、須賀川そばは「オヤマボクチ」という山菜をつなぎにしているのです。

オヤマボクチ、あまり聞き慣れない名前の山菜ですが、新潟県の笹団子、山梨や東京の山間部の草餅にも使われているようです。

オヤマボクチが生み出すのはコシだけではありません。オヤマボクチ自体が無味無臭であるため、そばに余計な味がつかず、そば本来の味を味わうことができるのです。

初めて食べた須賀川そば。非常にインパクトのある、感動の一食でした!


須賀川そば

余談ですが、岩本そば屋は「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」という旅番組で登場し、出川哲朗さんと、ゲストの岡田圭右(ますだおかだ)さんが訪れています。座敷の壁には、写真と番組のオリジナルシールが貼られていました。番組のファンは必見だと思います。




岩本そば屋のメニュー はやそばもオススメ!

須賀川そば

こちらが岩本そば屋のメニュー。非常にシンプルなメニューです。今回はいただきませんでしたが、きのこや野菜を使った天ぷらも美味しいのだとか。


須賀川そば

はやそばを注文してみました。はやそばは、茹でた千切り大根と蕎麦粉を合わせてかき混ぜた郷土料理。長野県内でも、須賀川を含む北信の一部の地域でしか作られていない珍しい料理なのだそうです。

こちらは熱々の状態で提供されます。ネッチョリとした食感。底に溜まっているつゆを和えながらガシガシといただきました。美味い!そして、結構腹にたまる料理ですね。盛そばとはやそばを食べ、満腹になりました。




岩本そば屋のアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

上信越道信州中野ICから国道292号、国道403号線経由で約20分


駐車場は店の前の道路沿いに数台分。そこまで広くないため、行楽シーズンには混み合う可能性があります。


バスでのアクセス

長野電鉄夜間瀬駅から山ノ内町コミュニティバスに乗り、約10分。「苗間」停留所で下車。

※本数が非常に少ないので、バスで行く場合は事前に時刻表をチェックしておきましょう。


■参考:山ノ内町(TOP>くらしのガイド>楽ちんバス)


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|投稿:2019.12.06 | 最終更新:2019.12.06 |カテゴリ: 長野県

対馬・壱岐旅行記 【2-3】 「そば道場 美津島店」で「対州そば」と「せんそば」を食べる

2019年8月16日(金)

対馬滞在2日目。

対馬北部の周りたいところは午前中に大方周ることができました。午後は対馬南部をドライブしていきたいと思います。

その前に、飲食店が多い対馬空港付近で昼食を摂っておくことにしましょう。






「そば道場 美津島店」で対州そばとせんそばを食べる

対馬壱岐

12:25
昼食のため、「そば道場 美津島店」にやってきました。一般財団法人「対馬市農業振興公社」が経営するそば屋さんで、対馬に2店舗を構えています。

対馬空港がある旧美津島町は郊外型大型店舗も多く、厳原に次いで栄えているエリア。飲食店のみならず大型スーパーやホームセンターもあるため、対馬滞在中に何か買いたいものがある場合には便利なエリアと言えるでしょう。

「そば道場 美津島店」も広い駐車場を持つ郊外型店舗。2015年にオープンした新しいお店のようです。


対馬壱岐

郷土料理である対州そばせんそばが同時に味わえる二種盛り(800円)をいただきました。

右側が「対州そば」。そばは元々、大陸から日本に伝来してきたのが始まりです。長い年月の中で品種改良がなされ、日本独自のそばが作られてきました。そんな中、離島である対馬では、伝来した当初のままの原種に近いそばが現在でも残されています。

そんな「日本のそばの元祖」とも言うべき対州そばは、つなぎを使わない「十割そば」で味わうのが特徴です。


左側が「せんそば」。さつまいもを原料とした、対馬独特のそばです。プルプルとした食感が特徴です。


対馬壱岐

少し甘めのつゆにつけていただきます。

うん、対州そば、美味い!つなぎを使っていないとのことですが、ボソボソとした食感もなく、美味しいです。

そして、せんそばはクセになりそうな食感!シラタキや葛切りなどとも違った独特な弾力。プルンプルンとした食感ながら、歯切れが良く、非常に美味しかったです。


対馬壱岐

「そば道場 美津島店」のメニューを紹介します。対州そば、せんそば以外にも対馬の郷土料理をいただくことができます。

地鶏を使った鍋料理「いりやき」をベースにした「いりやきそば」、せんそばと同様にサツマイモを原料とした麺料理「ろくべえ」。どれもこれも対馬以外ではなかなか食べる機会がない料理ばかり。非常に魅力的です。


対馬壱岐

対州そばを使ったメニューも、バリエーションが豊富です。

他にも丼物や定食メニュー、ドリンクメニューも充実していました。全体的にリーズナブルな点も嬉しいところですね。この安さもあってか、地元客も結構来店しているようでした。

美味しかった!ごちそうさまでした!



そば道場 美津島店」はメインルートである国道382号線からは少し外れた場所にあります。国道から県道179号線に入り、1分程度で店に到着。店には広めの駐車場が完備されているので、車で訪れる方も安心ですね。




対馬空港近くの「コインランドリーさかい」でお洗濯

実は「そば道場」で昼食を食べている間、コインランドリーで溜まった洗濯物を洗っていました。


対馬壱岐

こちらは「コインランドリーさかい」。対馬では数少ないコインランドリーです。営業時間が7:00~24:00と比較的長く、昼間の時間帯はスタッフも常駐しています。

長旅となると、どうしても持って行く着替えが増えてしまうもの。荷物を減らすため、思い切って現地で洗濯をするという選択もアリだと思います。洗濯だけに…。

幸いにも周辺には飲食店や大型スーパー、さらには空港もあるため、洗濯をしている間に昼食を摂ったり、お土産を買ったりすることも可能です。




「コインランドリーさかい」が店を構えているのは、国道382号線沿い。ロードサイド店舗なので、駐車場も完備されています。周辺に色々な店が揃っているため、洗濯だけでなく、他の用事も一度に済ませることが出来る点が強みです。


さて、次回は対馬から橋を渡り、小さな島へ向かいます。沖ノ島赤島泊島。そこでは、感動的に美しい海に出会うことができました。ご期待ください!

対馬・壱岐旅行記 【2-4】 絶景の赤島大橋と万関瀬戸
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|投稿:2019.12.03 | 最終更新:2019.12.10 |カテゴリ: 旅行記

対馬・壱岐旅行記 【2-2】 烏帽子岳展望台 ~対馬随一の絶景を楽しむ~

対馬壱岐
2019年8月16日(金)

対馬滞在2日目。

前日とはうってかわって、天気はどんどん良い方向へ。晴れているうちに絶景ポイントに行っておきましょう。

…というわけで、対馬一の絶景スポットとして名高い烏帽子岳展望台へと向かいます。






烏帽子岳展望台で絶景を堪能する

対馬壱岐

10:10
くねくねとした山道を登り、烏帽子岳展望台の駐車場に到着しました。烏帽子展望台の駐車場は2ヶ所にあります。

山道を登っていくと、最初に広めの駐車場が現れます。1つめの駐車場を過ぎ、さらに登っていくと、道の行き止まりに小さめの駐車場があります。どちらからも展望台に行くことが可能です。今回は行き止まりにある2つめの駐車場(小さい方)を利用しました。


対馬壱岐

駐車場からはご覧のような階段と遊歩道を3~5分登ります。大した距離ではありませんが、夏の猛暑が堪えますね…。


対馬壱岐

こちらが烏帽子岳展望台からの景色です!

展望台から南東の方角を見た景色ですが、絵画のように美しい多島海の風景です。見えている海は、対馬の北側と南側を分かつ浅茅湾。地図をご覧いただくと分かりますが、複雑すぎるリアス式海岸と無数の小島が点在する海域です。


対馬壱岐

サンゴの枝のように伸びる小さな半島にも集落が点在しています。何か養殖が行われているのでしょうか。キラキラと反射する穏やかな海に、たくさんのイカダが浮かんでいました。


対馬壱岐

南の方角を見るとこんな感じ。見えている海、全て浅茅湾です。複雑過ぎて、最早訳が分からないレベルですが、ため息が漏れる程素晴らしい景観ですね。

正面に見える高い山は、対馬の最高峰、白嶽(標高518m)でしょうか。


対馬壱岐

西側を見ても浅茅湾と対馬の海岸線を眺めることができます。ほぼ270度、どちらの方向を見ても浅茅湾が見えるのです。この大パノラマは、他の場所ではなかなか見られないのではないでしょうか。

烏帽子岳展望台、侮りがたし…!



対馬壱岐

これだけ海岸線が複雑だと、陸路で移動するのは大変です。その不便さを補うべく、浅茅湾に面した漁村を、対馬市営の渡船が結んでいます。主に島民のために運航されている船であり、観光客が乗る機会はないと思いますが、市営渡船での小さな船旅も魅力的ですよね。

■参考:対馬市公式サイト(トップページにある「市営渡海船うみさちひこ」のリンクを参照してください)


対馬から橋を渡って島山島へ



対馬島の周囲には100を超える無人島と6つの有人島が浮かんでいます。6つの有人島のうち、航空自衛隊の基地がある海栗島を除く5島は、対馬と橋で繋がれており、車で行き来することができます。




車で行けるのであれば、せっかくなので行ってみましょう!ということで、浅茅湾に浮かぶ島山島に行ってみました。

リアス式海岸に縁どられた浅茅湾に浮かぶ島山島ですが、島山島自体も複雑な海岸線を有しています。また、地図上で確認すると、一見対馬島とくっついているように見える島です。それもそのはず。対馬島と島山島を隔てる海峡は、一番狭い場所で幅50mという狭さなのです!


対馬壱岐

10:55
対馬島と島山島との間に架かる浅茅パールブリッジの袂にやってきました。目の前の橋を渡ると、島山島です。橋の手前に駐車場があったので、車を停め、橋を歩いてみることにしました。


対馬壱岐

橋の上から海峡を眺めてみました。まるで沖縄のような海の青さ!そして、やっぱり海峡が狭い!向かって左側と正面に見えている陸地が対馬島、右側の陸地が島山島です。

海峡が狭いので、当然橋も短いです。ものの1分程度で島と島の間を往復してしまいました。

せっかくなので、島山島の中もドライブしてみることにしましょう。


対馬壱岐

島山島に入り、約3km走ったところで、小さな漁村に突き当りました。僅かな平地に民家は数軒のみ。島山島唯一にして最大の集落です。人口は僅かに30名程度。この島の住民は、真珠やハマチ、タイの養殖を生業にしているそうです。

この島で行われているのは漁業だけではありません。ここまで来る途中、ブルーベリー農園を見かけました。道路沿いに幟が立っていましたが、島山島では8月限定でブルーベリー狩りが楽しめるそうです。500.円でブルーベリーが食べ放題のようなので、興味がある方は立ち寄ってみては如何でしょうか。


次回はランチ。対馬の郷土料理である対州そばをいただきます。

対馬・壱岐旅行記 【2-3】 「そば道場 美津島店」で「対州そば」と「せんそば」を食べる
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|投稿:2019.12.01 | 最終更新:2019.12.03 |カテゴリ: 旅行記

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