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2021年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年07月

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小松市名物! 塩焼きそばを町中華で食べてみた(南栄@石川県小松市)

小松塩焼きそば

金沢市、白山市に次ぐ石川県第3の都市、小松市小松空港を有しており、北陸の空の玄関口として知られています。

今回は、そんな小松市のご当地グルメを紹介します。

それが小松塩焼きそば

小松塩焼きそばは、1950年代に小松市内の老舗中華料理店「清ちゃん」で誕生しました。元々は清ちゃんの店主が東京の中華料理店で修行中に考案したメニューなのだそう。2021年現在、小松市内の8店舗で小松塩焼きそばを食べることができます。

今回訪れたのは、小松市街地にある中華料理店、「南栄」。この記事では南栄の小松塩焼きそばを食べた感想や、南栄のメニューなどについて紹介したいと思います。






小松の市街地にある中華料理店、南栄

小松塩焼きそば

今回は小松市の繁華街にある中華料理店、南栄にお邪魔しました。1960年代創業で、小松塩焼きそば発祥の清ちゃんと並ぶ老舗です。

こじんまりとした店内にはL字型のカウンターテーブル。昔ながらの中華食堂、所謂「町中華」という趣です。深夜1時まで営業しているため、飲んだ後の〆に寄る方も多いのかもしれません。




実食!小松塩焼きそば

小松塩焼きそば

こちらが小松塩焼きそば(600円)です!

全国の数あるご当地焼きそばの中でも、とりわけシンプルな焼きそばです。

豚肉やニンジン、ネギなどが入っていますが、具材の中で最も目立っているのはもやし!もやしがたくさん入ることにより、シャキシャキとした食感が楽しめる仕上がりになっているのです。

塩焼きそばということで、アッサリとした味を想像する方も多いと思いますが、意外とコッテリ系。中華料理の特徴なのかもしれませんが、麺や具材が程よく油をまとっていて、とても美味しいのです。

卓上にある酢をかけて味変を楽しむのもおススメです。




南栄のメニュー

南栄のメニューを紹介します。


小松塩焼きそば
いかにも「町の中華屋さん」といった感じのラインナップ。


小松塩焼きそば

裏には写真付きのメニュー(一部のメニューのみ)も付いていました。焼きそば(600円)の所に「小松塩焼きそば」という吹き出しが書かれており、小松の名物であることを静かにアピールしています。


小松塩焼きそば

瓶ビールを飲みながら、焼きそば以外のメニューも食べてみました。

ビールと言えば、やはり餃子ですよね。鉄板の組み合わせでビールが進みます。


小松塩焼きそば

こちらはバラ肉のニンニクソース

冷しゃぶ風の豚バラ肉とキュウリに、パンチの効いたニンニクダレがかけられています。


小松塩焼きそば

もう1品欲張って、ヤキブタ。当然これもツマミには最適ですよ。

安くお腹いっぱい食べられ、さらには飲める!町中華の醍醐味を味わいつくしました。




南栄へのアクセス

車でのアクセス

北陸道小松ICから約10分


小松塩焼きそばの公式サイトによると、駐車場に関してはお店のスタッフまで、とのこと。僕は近くのビジネスホテルから歩いて行ったので、利用していませんが、駐車場はあるようです。


鉄道でのアクセス

■JR北陸本線の小松駅から約750m(徒歩10分程度)



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|投稿:2021.06.30 | 最終更新:2021.06.30 |カテゴリ: 石川県

宇和海を望む外泊集落 石垣の里を散策してみた(愛媛県愛南町)

外泊

愛媛県の最南端、高知県との県境に位置する愛南町。今回は愛南町にある素敵な集落を紹介します。



地図を見ていただけると分かるように、佐田岬半島から愛南町にかけ、愛媛県南西部にはリアス式海岸が発達しています。愛南町にも由良半島西海半島といった、複雑な海岸線を持つ半島が存在します。

複雑に入り組んだ海岸は、まさに天然の良港。愛南町はハマチや真珠の養殖が盛んで、入り組んだ海岸沿いにはたくさんの漁村が点在しています。この記事ではそんな無数にある漁村の中から、「石垣の里」と呼ばれる外泊集落を紹介したいと思います。






愛南町外泊集落とは?


今回紹介する外泊集落は、愛南町の南部にある西海半島にある小さな漁村。サンゴのように枝分かれしている西海半島ですが、外泊集落は半島の西部に位置しています。2つの岬に挟まれた小さな湾に面しており、湾内ではハマチの養殖が行われているようです。

集落が出来たのは幕末~明治時代頃。外泊集落の東隣にある中泊集落の人口が増え、家を建てるスペースが無くなってしまったため、二男以下の住民が土地を開拓し、移住したのだそうです。こちらの集落には、33世帯78人が暮らしています(2015年時点のデータ)。


外泊

こちらが外泊集落。

海と山に挟まれた谷に、重厚な石垣に囲まれた要塞のような家々がビッシリと建ち並んでいます。外洋からの強風や塩害から家を守るため、このような風景が生まれたのだそうです。全国的に見ても非常に独特な街並が残されており、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」、「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されています。




外泊集落へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

宇和島道路津島岩松ICから国道56号線、愛媛県道34号線などを経由して約50分

中村宿毛道路宿毛和田ICから国道56号線、愛媛県道34号線などを経由して約50分


外泊

外泊集落の海側、県道34号線沿いに外泊公会所があります。観光で来た場合、こちらの駐車場を利用することが可能です。十数台分の駐車スペースに加え、公衆トイレと休憩所が併設されています。


バスでのアクセス

公共交通機関で外泊集落に行くためには、まずは愛南町御荘まで行き、そこから外泊行きのバスに乗り換える必要があります。御荘までは①愛媛県の宇和島駅②高知県の宿毛駅からそれぞれアクセス可能です。

①宇和島駅から御荘へのアクセス

■予讃線の宇和島駅から宇和島自動車の路線バス「城辺行き」または「宿毛行き」に乗車し、約1時間20分。「御荘」停留所で下車。

※バスは概ね1時間に1本


②宿毛駅から御荘へのアクセス

■土佐くろしお鉄道の宿毛駅から宇和島自動車の路線バス「宇和島駅前行き」に乗車し、約45分。「御荘」停留所で下車。

※バスは概ね2時間に1本



御荘から外泊へのアクセス

■「御荘」停留所から宇和島自動車の路線バス「外泊行き」に乗車し、約30分。終点の「外泊」停留所で下車。

※バスは1日5本


【参考】宇和島自動車
 ※宇和島または宿毛から御荘までのバスは「松山線」というメニューを参照
 ※御荘から外泊へのバスは「路線バス→城辺支線」を参照




外泊集落を散策してみた

外泊集落まで来たら、是非とも集落の中を散策してください。駐車場に車を停め、徒歩で歩いてみました。


外泊

こちらが現地に設置してあったガイドマップ。

山に挟まれた谷の中に、石垣に囲まれた家が所狭しと並んでいるのが分かると思います。そして家々の間を、階段や路地が碁盤の目のように張り巡らされているのです。


外泊

まずは、民家の間をくぐるように延びている路地に入っていきます。


外泊

細い路地を突き進むと、まるで城跡のような石垣と階段が現れます。いよいよ「石垣の里」と呼ばれる外泊の核心部へと入っていくわけです。

この精巧な石垣も、住民が1つ1つ積み上げたもの。山を切り拓いた際に出土した石を使用しているそうです。


外泊

よく見ると石垣の一部が凹んでいますが、これは「遠見の窓」と呼ばれる構造。ちょうど家の窓の正面にあたる部分が凹んでいます。家の中から海の状況が見られるように、このような構造になっているんだとか。漁師町ならではの工夫ですね。


外泊

石垣に囲まれた家並は斜面の上の方まで続いています。ほぼ垂直にそそり立つ石垣の間に設置された急な階段を登っていきます。もちろん自動車や自転車で入ることはできません。自分の足でえっちらおっちらと登っていきます。


外泊

両脇に聳える石垣が凄すぎて、城跡を散策しているような錯覚に陥りますが、ここは漁村です。

上まで登ってくると、少し息が切れますね。住民の方は毎日ここを上り下りしているのだから、頭が下がります。大きな買い物をした時などは大変そうですね。


外泊

石が敷き詰められた「石畳の道」もあったり。細かな石がビッシリと敷き詰められているのですが、驚くほど平らに造られており、意外と歩きやすいんです。これは凄い。


外泊

石造りの坂を登っていくと、海を見下す展望所がありました。複雑に入り組んだリアス式海岸の美しさを、ここから眺めることができます。海面に幾つも浮かぶ生簀は、ハマチの養殖場のようですね。

非常に素晴らしい景色なんですが、所々石垣の上が更地になっている区画が見えました。この集落にも過疎化の波が押し寄せているようです。空き家になってしまうと、石垣や建物の維持は難しいでしょう。伝統的な町並の保存の難しさを、改めて考えさせられました。


外泊

旅程の関係上あまり時間がなく、外泊集落散策に費やした時間は20分程度でした。色々な見どころをしっかりと見るのであれば30分~1時間程は確保したいところですね。

写真にもチラリと写っていますが、「だんだん館」という食事処もあるので、ゆっくりと腰を据えて楽しむのも良いと思いますよ。


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|投稿:2021.06.25 | 最終更新:2021.06.25 |カテゴリ: 愛媛県

尻羽岬は穴場の絶景岬!アクセス・駐車場情報も紹介(北海道釧路町)

尻羽岬

四方を海に囲まれた北海道。無名なものも含めれば、約200箇所もの岬があるそうです。

今回は、星の数ほどある北海道の岬の中から、非常に景色が素晴らしく、かつ観光客も少ない穴場の岬を紹介したいと思います。

それが道東の釧路町にある尻羽岬

実は、北海道には大学生時代の4年間暮らしていたのですが、尻羽岬は訪れたことがありませんでした。2020年の8月、初めて行ってみたのですが、今まで訪問しなかったことを後悔するほどの絶景が待っていました。

この記事では尻羽岬の魅力だけではなく、アクセス方法や駐車場の情報なども紹介します。






尻羽岬とは?


尻羽岬は釧路市のお隣にある釧路町のある岬。太平洋に向かって鋭角に突き出した岬で、牡蠣で有名な厚岸湾の入口にあたります。

読み方は「しれぱ」。初見では読めないですね。アイヌ語で「地の頭の出ている岬」を意味するのだそう。


道東の岬と言えば、本土最東端の納沙布岬や世界遺産知床半島の先端にあたる知床岬が有名です。少し北海道に慣れた旅人であれば、霧多布岬や落石岬(紹介記事)を目指す場合もあるでしょう。尻羽岬は、そこまでの知名度はないですが、これらの岬と比べても遜色ないほど素晴らしい岬。まさに「穴場」と呼ぶに相応しい岬なんです。


そんな尻羽岬ですが、2021年3月に厚岸霧多布昆布森国定公園の一部に指定されました。その影響もあり、今後脚光を浴びる可能性もありますので、静かな尻羽岬を見たい方は早めに訪れた方が良いかもしれませんね。




尻羽岬へのアクセス・駐車場

尻羽岬へ向かう公共交通機関はないので、車・バイク等で訪れる必要があります。

■釧路市街地から国道44号線道道142号線を経由して約1時間



尻羽岬への入口は、釧路町東部にある知方学(ちっぽまない)集落。道道142号線から分かれ、数百m海岸の方へ南下したところにある小さな集落です。

上のストリートビューでも示しましたが、集落の入口に「尻羽岬」と書かれた看板が建つ交差点がありますので、看板に従って左折してください。


尻羽岬

左折するとすぐに未舗装の道路となり、尻羽岬の駐車場まで約3.7km未舗装路が続きます。未舗装路と言っても、幅は広く、路面状況は比較的良好です。ただし、舗装路と比べると滑りやすいので、スピードは抑えめでいきましょう。


尻羽岬

3.7kmの未舗装路を走りきると、尻羽岬の駐車場に到着します。草原のど真ん中にある未舗装の駐車場で、ラインなどは引かれていません。僕が訪れた時には2~3台が停まっていました。まぁ満車になることはないでしょう。


なお、尻羽岬の周辺にはガソリンスタンドやコンビニはありませんので、釧路や厚岸の市街地で済ませておくのが無難です。




駐車場から尻羽岬への道のり

駐車場から尻羽岬までは10~15分の道のり。


尻羽岬

ご覧のように草原の中の一本道を歩いていきます。これは爽快!

草原に刻まれた轍に沿って歩いていきます。轍があるということは、かつては車が入ったことがあるようですが、現在では柵が設置されているため、車での進入は不可能です。

アップダウンが少ない道なので、サクサクと進むことができます。陽射しを遮るものは一切ないので、気になる方は日焼け対策は必要です。


尻羽岬

こんな素晴らしい風景を横目に歩いていきます。Windowsのデスクトップ画面を彷彿させる景色ですね。

駐車場から岬までは1km程の道のりですが、景色が良いため、あまり距離を感じることなく岬に到着しました。




絶景!尻羽岬!

尻羽岬

これが尻羽岬からの景色です!

岬の先まで美しい草原が広がり、その向こうには大海原が広がっています。緩やかそうに見える草原ですが、海面からの高さは100m!草原の向こうは断崖絶壁となっているのです。

正面に見えている島は大黒島。コンブ漁のための番屋が1軒あるのみで、定住者はいません。海鳥の繁殖地としても知られており、国の天然記念物にも指定されています。


尻羽岬

大黒島と隣に見える小さな島は厚岸小島。こちらも大黒島と同様、コンブ漁の時期のみ漁業従事者が移り住む島です。


尻羽岬

岬から南側の海を眺めると、鳥居が立っている岩が見えます。帆掛岩という名前の岩です。鳥居は明治時代に初代が建てられ、昭和50年代に自衛隊の手に建て替えられたそうですが、元々誰が何のために建てたのかは不明なんだそうです。

帆掛岩の周囲の磯では、運が良ければゼニガタアザラシを見ることもできるんだとか。


尻羽岬

尻羽岬、初めて訪れましたが、素晴らしい岬でした。岬からの景色はもちろん、岬へ至る道も、歩いていて非常に気持ちが良いんですよね。観光客も少なく、穴場な岬だと思いますので、道東を旅する際には是非訪れてみてはいかがでしょうか。


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|投稿:2021.06.18 | 最終更新:2021.06.18 |カテゴリ: 北海道

宇佐名物、からあげを定食でいただいた(からあげ食堂天@大分県宇佐市)

宇佐からあげ

大分県と言えば、鶏料理が有名です。


とり天

以前、大分県内にあるサービスエリアでこんな看板を見かけましたが、大分県の二大鶏料理と言えば、からあげとり天をイメージされる方が多いのではないでしょうか。僕自身、どちらも大好きなんですが、今回はからあげを紹介したいと思います。

…と、ここまで、とり天の記事と全く同じ出だしなんですが、今回はからあげを取り上げます。

からあげと言えば大分県を代表するご当地グルメとして知られていますが、特に大分県北部の中津市宇佐市が有名です。中津市と宇佐市は隣り合っており、さらには共にからあげを提供する店舗が多く、どちらも「からあげの町」として名を馳せています。

全国的に見ると、ファミリーマートで販売されていることもあって、中津のからあげの方が知名度はあるような気がしますが、からあげ専門店の発祥は宇佐市だとされています。宇佐市にあった「からあげ庄助」というお店が初めてのからあげ専門店であり、徐々に隣接する中津市にも専門店が増えていったのだそうです。

…というように隣り合う「からあげの町」。どちらで食べるか非常に迷うところですが、今回は宇佐市にある「からあげ食堂天」にてからあげを食べてきたので、その時の様子を紹介したいと思います。






イートインもテイクアウトも可能!宇佐市内にある「からあげ食堂天」

宇佐からあげ

こちらが今回訪れたからあげ食堂天です。

目の前には国道10号線が通っており、周囲にはマクドナルドやガストなどの郊外型店舗が建ち並んでいます。

宇佐や中津のからあげ専門店は、テイクアウト専門の店が多いのですが、からあげ食堂天はイートインとテイクアウトの両方に対応しています。店内で食べられるのは、旅行者にとっては嬉しい限りですね。

今回は休日の13時過ぎに訪れたのですが、行列ができており、15分程度並ぶことになりました。




からあげ食堂天のメニュー

まずは、からあげ食堂天のメニューを紹介します。


宇佐からあげ

一口にからあげと言っても色々な種類があります。「骨なし」、「骨つき」といった基本メニューから始まり、手羽先手羽元ビッグモモといった部位別のメニュー、さらにはとり天チキン南蛮などのからあげではないメニューも。

定食メニューがメインですが、単品での注文も可能です。




宇佐名物のからあげを定食でいただいた

宇佐からあげ

こちらが宇佐のからあげです!

今回は骨なし定食(870円)を注文しました。からあげにご飯、味噌汁、冷奴、小鉢(ひじきの煮物)、漬物と佃煮が付きました。同じ値段でご飯を大盛りにすることもできるようです。


宇佐からあげ

メインのからあげ(骨なし)。良い色に仕上がっており、見るからに美味しそう!とんかつの下に敷かれているような網がセットされており、油が皿にたまらないようになっているなど、細かな気遣いがされています。

食べてみると、衣がザックザクで美味しい!モモ肉が使われているようで、とてもジューシーです。程よくニンニクと醤油が効いており、非常に美味しいからあげでした。




からあげ食堂天へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

東九州道宇佐ICから宇佐道路等を経由して約10分


駐車場は店の前に10台分程が確保されています。


バスでのアクセス

■JR日豊本線柳ヶ浦駅から大分交通の路線バス四日市行きに乗車し約10分、「法鏡寺」停留所で下車。

■JR日豊本線宇佐駅から大分交通の路線バス四日市行きに乗車し約15分、「法鏡寺」停留所で下車。


【参考】大分交通(TOP>バス情報>路線バス)


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|投稿:2021.06.14 | 最終更新:2021.06.14 |カテゴリ: 大分県

鳥海山麓で湧き出す神秘的な滝、元滝伏流水 駐車場・アクセス情報も紹介(秋田県にかほ市)

元滝伏流水

秋田県と山形県の県境に聳える鳥海山。標高2236mの火山で、その標高の高さもあってか、非常に目立つ山です。

火山と言えば水が染みやすい地質故、地下水が豊富にあり、麓には湧水が分布していることが多いです。鳥海山もまた例外ではなく、以前紹介した山形県遊佐町の丸池様など、麓に多くの湧水があります。

今回紹介する秋田県にかほ市元滝伏流水もまた、鳥海山が生み出した湧水のうちの1つ。元滝伏流水は、その名のとおり、鳥海山の伏流水が滝となって流れ落ちる珍しい場所です。訪れてみたところ、非常に幻想的な風景が待っていました。

この記事では元滝伏流水の素晴らしさ、駐車場や遊歩道、アクセス情報についてお伝えしたいと思います。






溶岩の縁から染み出す幻想的な滝、元滝伏流水

元滝伏流水

こちらが元滝伏流水です!

斜面から水が流れ落ち、川に注いでいます。流れ落ちる大量の水は、全て地下水。鳥海山の山頂付近に降った雨や雪が地中に染み込み、10~20年という長い時を経て、この場所から湧き出しているのです。

落差は5m程ですが、横幅が広く、なんと幅30mもあるそうです。水温は1年を通じて10度程度に保たれています。


元滝伏流水

その冷たい水温故、外気温が高い夏場には一帯に霧が発生します。この写真は、8月中旬の午前10時頃に訪れた時のものですが、川面に薄い霧が立ち込めていました。


元滝伏流水

これが非常に幻想的なんです。霧と日光が織り成す光のアート、「光芒」を撮ることができました。

この時、普段撮影に使用しているデジカメが故障しており、スマートフォンのカメラしかなかったことが悔やまれます…。

水温が低い滝の周りは、空気までもがヒンヤリとしています。暑い夏場には絶好の避暑地だと思います。




元滝伏流水の駐車場

元滝伏流水

元滝伏流水の駐車場は20~30台が停められるほどの広々としたもの。

公衆トイレと自動販売機が設置されています。駐車場より先にはトイレや飲み物を買える場所はないので、こちらで済ませておきましょう。


元滝伏流水への遊歩道

元滝伏流水

元滝伏流水は、駐車場から約700m散策道を歩いたところにあります。時間にして約10分です。


元滝伏流水

しばらくは写真のような、用水路にそった平坦な道が続きます。元滝伏流水の辺りから取水しているため、非常に綺麗な水が流れています。


元滝伏流水

駐車場から7~8分歩くと、渓流沿いの道となります。ここまで来れば、元滝伏流水はもうすぐ。

苔むした石がゴロゴロと転がる美しい渓流を横目に上流を目指します。この辺りからは所々アップダウンや階段が出てきます。木の根が張り出している箇所もあるので、足元に注意しながら進みましょう。




元滝伏流水へのアクセス

車でのアクセス

日本海東北自動車道象潟ICから県道58号、131号線等を経由して約10分

※ICから「鳥海山」、「元滝」と書かれた方へ進んでいけば、駐車場に到着します。



バスでのアクセス

■JR羽越本線の象潟駅からにかほ市コミュニティバス上郷・小滝線に乗車し、30~40分。「象潟病院前」停留所で下車。バス停から元滝伏流水までは徒歩で約15分。

※本数が少ない(土日は4.5往復)ので、事前に時刻を調べておきましょう。


【参考】にかほ市公式HP(TOP>生活と環境>道路と交通)


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|投稿:2021.06.08 | 最終更新:2021.06.08 |カテゴリ: 秋田県

【宿泊記】驚異の炭酸泉!湯之元温泉に泊まってみた(素泊まり)(宮崎県高原町)

湯之元温泉

宮崎県と鹿児島県の境に聳える霧島連山韓国岳新燃岳高千穂峰など、現在でもバリバリ活動を続けている活火山から構成される火山群です。

火山があるということは、周囲には温泉が湧いているということ。特に鹿児島県側には有名な霧島温泉を初めとして、妙見温泉日当山温泉など著名な温泉が分布しています。一方宮崎県側には、知名度はそこまで高くはないものの、味わい深い温泉が数多く存在します。

そのうちの1つが宮崎県高原町にある湯之元温泉。霧島山麓の農村にある一軒宿です。2021年の5月、湯之元温泉に宿泊してきました。非常に素晴らしい温泉だったので、宿泊した時の様子をお伝えしたいと思います。

なお、今回は素泊まりだったので、お食事については紹介できませんが、あらかじめご了承ください。






霧島山麓にある鉱泉宿、湯之元温泉

湯之元温泉

今回宿泊した湯之元温泉は、霧島山麓にある高原町郊外にある鉱泉宿。周囲に田畑が広がり、西側には霧島連山を望む長閑な環境にある宿です。

建物は2階建てでそこまで大規模なものではありません。少しレトロで、飾らない雰囲気が特徴の宿と言えるでしょう。

辺鄙な場所にある湯之元温泉ですが、非常に多くの人が訪れていました。人々を惹きつけるのは、その泉質の良さ!国内でも珍しい高濃度の炭酸泉が湧き出しているのです。宿泊だけではなく、日帰り入浴も積極的に受け入れており、観光客と地元客で賑わっていました。




湯之元温泉のお風呂

湯之元温泉の魅力は何といっても炭酸泉に浸かれること!湯之元温泉のお風呂について紹介します。

湯之元温泉の浴室は、少し照明が抑えられた落ち着いた感じの浴室。4つの浴槽とサウナがあります。4つの浴槽と、その温度は以下のとおり。

①鉱泉風呂(41度)

②源泉 高濃度炭酸泉(22度)

③中濃度炭酸泉(31度)

④霧島レッカ水 水風呂


①鉱泉風呂

湯之元温泉
(写真は高原町観光協会より)

一番大きなメイン浴槽が鉱泉風呂。こちらは源泉を41度まで加温した浴槽です。適温に設定されているので、ゆっくりと温まることができます。7~8人が入ることができる大きさです。

特徴はなんと言っても赤褐色のお湯!言い方は悪いですが、まるで泥水のような色。でもとても気持ち良いんです。ただし、風呂上がりにそのままタオルで体を拭き取ると、タオルが茶色に染まってしまうので要注意。




②源泉 高濃度炭酸泉

湯之元温泉
(写真は楽天トラベルより)

湯之元温泉に来たら、是非とも入浴していただきたいのが、高濃度炭酸泉(源泉)

湯之元温泉の源泉が、加温もされず、そのままかけ流されています。そのため温度は22度。一般的に遊泳用のプールは26~31度ですから、それよりも冷たいんです。

恐る恐る入ってみると、心臓がキュッと締め付けられる(ような気がする)程冷たい…!気合で肩まで浸かると、シュワシュワという感触とともに、あっという間に体中が気泡に覆われます。これが国内屈指の炭酸泉の威力。ジッとしていると体がジンジンとしてきます。温度は低いのですが、慣れてくると気持ち良くなってくるから不思議なものです。

高濃度炭酸泉は、2人浸かるといっぱいになってしまう程の小さな浴槽。湯之元温泉を訪れる多くの人がお目当てにしている人気の浴槽なので、長時間独占せず、譲り合って入浴する必要があります。

高濃度炭酸泉と加温された鉱泉風呂を交互に入ると、凄く気持ち良く、エンドレスで入浴できますよ。




③中濃度炭酸泉

湯之元温泉
(写真は楽天トラベルより)

露天風呂は中濃度炭酸泉の浴槽。

源泉を少しだけ加温した31度のお湯が注がれています。少し加温している影響で、炭酸が少し抜けてマイルドになってはいますが、それでもシュワシュワ感を感じることができます。何より素晴らしいのがこの温度。冷たさを感じないほどの温さ。肩まで身を沈めると、もう二度とこの湯から出たくなくなります。人をダメにするような魅力が、このお湯にはあるのです。

パイプから、時折ボコッボコッとお湯が勢いよく噴出しており、温泉は生き物なんだなぁと再認識しました。

なお、中濃度炭酸泉も2人分ほどの小さな浴槽。ここも人気なので、譲り合って利用しましょう。


④霧島レッカ水 水風呂

私はサウナを利用しなかったので浸かっていないのですが、水風呂もあります。使われている水はただの水ではありません。霧島山系に降った雨が火山灰の地層に染み込んで濾過された美しい湧水。霧島レッカ水という名前で、焼酎造りにも使われている有名な水なんだそう。


夜遅くまで日帰り入浴可!

旅館の日帰り入浴は営業時間が短いことが多いのですが、湯之元温泉は10:00~22:00まで日帰り入浴を受け付けています。そのため、夜遅くまで日帰り入浴客がひっきりなしにやってきます。

宿泊客としては静かに落ち着いて入浴できる時間が欲しいので、もう少し早く受付を終了しても良いような気もするのですが…。まぁ地元のお客さんも大事にするという宿の方針だと思うので、文句は言えませんね。

22:00~翌朝7:00までは清掃が入るため、宿泊客だけに入浴が許された時間は朝7:00~10:00ということになります。この宿の来るお客さんは温泉好きが多いせいか、朝早くから多くのお客さんが入浴されていました。




湯之元温泉の部屋

湯之元温泉

こちらが湯之元温泉のお部屋です。

今回は和室6畳のお部屋に泊まりました。これが湯之元温泉で最もリーズナブルかつスタンダードなお部屋です。部屋にはバス・トイレはありません。

この他にも特別室離れという、グレードが高い部屋もあるようです。特別室と離れにはトイレが付いています。




湯之元温泉の名物、鉱泉おにぎりと鉱泉ハイボール

湯之元温泉には是非食べて欲しい名物があります。


湯之元温泉

それがこちら、鉱泉おにぎり

その名のとおり、湯之元温泉の炭酸泉で炊かれたおにぎりです。素泊まりであっても、事前に申し込んでおけばいただくことができる他、日帰り入浴客も購入可能とのこと。

炭酸泉で炊かれた影響なのかどうかは分かりませんが、とてもモッチリとした仕上がり。これは美味しいですね~。


湯之元温泉

そしてこちらは鉱泉ハイボール(450円)。

天然の炭酸泉を使っているので、市販の炭酸水ほど発泡は強くはありませんが、しっかりとハイボールになっていました。湯之元温泉の源泉は、飲むと消化器疾患や肝臓などに良いとされています。このハイボールも体に良いのかも?

他にも鉱泉カルピス鉱泉リンゴ酢といった、炭酸泉で割った飲み物が注文可能です。夕食時などに試してみるのも良いと思います。




湯之元温泉に来たら、鉱泉を飲むべし

湯之元温泉

湯之元温泉の建物の脇には、鉱泉飲み場、鉱泉くみ場が用意されています。


湯之元温泉

コックをひねると、勢いよく炭酸泉が出てきます。口に含むと少し酸味を帯びた味。

非常に人気の鉱泉で、タンクなどに汲んで帰る方もいるんだとか。2リットルあたり100円で汲むことが可能です。




ついでに高原町のトトロを見に行こう

湯之元温泉を訪れたら、是非見て欲しいものがあります。


湯之元温泉

それがこちら、「高原町のトトロ」です!

湯之元温泉から徒歩1分以内の場所にある民家の庭先に、何故かトトロが!

実はこちらのトトロ、民家のお住いの夫婦が孫のために作成したものなのだそう。一般にも開放されており、知る人ぞ知る撮影スポットとなっています。トトロの背後には霧島連山の主峰である高千穂峰が聳えており、とても美しい風景だと思います。

一般開放されているとはいえ、一般人の民家なので、訪れる際には迷惑にならないようにする必要があります。




湯之元温泉へのアクセス

車でのアクセス

宮崎道高原ICから約10分


宿の前に砂利敷の駐車場があります。宿の前にある第1駐車場に加え、第1駐車場のすぐ南側に第2駐車場が用意されているので、駐車できないという事態にはならないかと思います。


鉄道でのアクセス

■JR吉都線の高原駅から約3.4km。徒歩で約45分。

※距離があるので、タクシーの利用がおススメです。

※乗合タクシーがありますが、週2便のみとなっているため、観光での利用は難しいと思います。



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|投稿:2021.06.05 | 最終更新:2021.06.05 |カテゴリ: 宮崎県

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