クセになる濃厚さ! 弘前で進化系「煮干しラーメン」を食べた(煮干結社 弘前店@青森県弘前市)
ここ数年でブームが到来している煮干しラーメン。少しクセがありますが、あの独特の風味が美味しいですよね。そんな煮干しラーメンですが、青森県の津軽地方が発祥だとされています。
今回は津軽地方の中心、青森県弘前市にて煮干しラーメンを食べてきました。さすがは発祥の地だけあって、煮干しラーメンを提供する店が数多く存在します。進化系の煮干しラーメンが食べられる店、その名も「煮干結社 弘前店」にお邪魔してきました。
この記事では、煮干結社の煮干しラーメンについて、さらには同店のメニューやアクセス情報などを紹介したいと思います。
有形文化財のビルに店を構える煮干結社 弘前店
今回訪れたのは弘前市の中心部にある煮干結社弘前店。
店の前に到着して驚いたのですが、ラーメン屋とは思えないレトロな建物です。このビルは三上ビルという名前で、昭和2年に建造されたものなんだそう。元々は弘前無尽株式会社(後の弘前相互銀行)の社屋として建てられたもので、国の有形文化財に登録されています。
2021年現在、このビルにはバー、喫茶店、そしてラーメン屋である煮干結社弘前店の計3店舗が入居しています。
今回は20時前という少し遅い時間に訪れたのですが、店内は満席。10分くらい店の前で待つことになりました。
看板メニュー、「煮干番長」を食べてみた
入店したら、まずは食券を購入します。人気メニューである「煮干番長」を選択。カウンター席に座って、ラーメンの到着を待ちます。
こちらが「煮干番長」(味玉トッピング)です!
立ち上る煮干しの香り!濃厚そうなスープ!美味しそう!
スープは煮干だけでなく豚骨が効いたドロッとしたもの。煮干しラーメンというと味が濃いイメージがありますが、意外とマイルドな味わいです。
麺は中細ストレート麺で、パツッとした食感。濃厚な煮干し出汁スープにも負けない力強い麺です。
具材ですが、柔らかいチャーシュー、煮干しラーメンには定番となっている刻みタマネギ、メンマ、そしてプラス100円でトッピングした味玉。どの具材もこの濃厚なラーメンを引き立てる名脇役でした。
ちなみに卓上にはコショウ、ゆず酢、一味唐辛子といった味変用の調味料もあります。食べ進めながら、お好みに合わせて追加するのもおススメです。
煮干結社 弘前店のメニュー
煮干結社弘前店のメニューを紹介します。
メニューはラーメンとつけ麺の二本柱。
ラーメンは煮干番長(煮干だし)、チキンファンク(鶏だし)、紅の海老(海老だし)、焙煎深煎り煮干し(煮干だし)の4種。つけ麺は濃厚魚介つけ麺、エビ辛つけ麺、煮干大王のつけ麺など。
その他にもにぼ飯、チャーマヨ丼、カレーなどのサイドメニューも充実しています。
ちなみにこちらは嫁が食べた濃厚魚介つけ麺。バケットがトッピングされているのが面白いですよね。少しいただきましたが、とても美味しかったです。
スープ割はセルフサービスとなっており、カツオ、エビ、チキンコンソメの3種が用意されていました。スープ割がここまで充実しているのも珍しいですね。
煮干結社 弘前店へのアクセス
車でのアクセス
■東北道の大鰐弘前ICから国道7号線、県道260号線などを経由して約20分
■東北道の黒石ICから国道102号線、県道260号線などを経由して約25分
駐車場は、店が入っている三上ビルの北西(目の前の交差点を北へ20mくらい進んだ所)に15台分用意されています。
私はそれに気づかず、店の目の前にあるコインパーキングに停めてしまいました。まぁ、こちらも30分100円(夜間は60分100円)なので、そこまでの出費ではないですが…。
バスでのアクセス
■弘前駅前から弘南バスの路線バスに乗車し、約10分。「下土手町②」停留所で下車。
ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。

にほんブログ村
|投稿:2021.10.31 | 最終更新:2021.10.31 |カテゴリ: 青森県
手結港可動橋 インパクト抜群の「動く橋」を見に行ってみた(高知県香南市)
高知県の県都、高知市から東へ約20kmの場所にある高知県香南市。農業が盛んな長閑な香南市ですが、見た人がアッと驚く橋があります。
それが今回紹介する手結港可動橋。
「可動橋」という名前からお分かりいただけると思いますが、「動く橋」です。以前、当ブログでは筑後川昇開橋(記事)を紹介しましたが、今回紹介する手結港可動橋は筑後川昇開橋とは違った動き方をする橋です。
一体どんな動きをするのか、実際に見てきましたので、この記事で紹介していきたいと思います。
手結港可動橋とは?
手結港(ていこう)可動橋は、高知県東部に位置する香南市夜須(旧夜須町)にあります。
香南市夜須にある手結港は、江戸時代に海岸線を人工的に掘削して造られた堀込港。堀込港としては日本最古と言われています。
手結港が出来たことにより手結地区は南北に分断され、港を大きく迂回しないと往来ができないようになりました。2002年、そんな不便を解消すべく建設されたのが手結港可動橋。手結港可動橋は手結港の入口部分に掛けられており、港の北側と南側をショートカットする役割を果たしています。
ただ、港の入口に橋を掛ける場合、橋が船の出入りの障害となってしまいます。そのため、船が出入りする時間には橋を上げることができるよう、「可動橋」として建設されたのです。
そんな経緯で建設された手結港可動橋ですが、世にも珍しい「動く橋」が見られるとのことで、香南市を代表する観光名所となりつつあります。実際にどんな感じの橋だったか、次章以降で紹介していきましょう。
手結港可動橋の開閉時間
手結港可動橋を見に行くうえで一番重要なのは、橋の開閉時間を調べておくこと。橋が動いていない時間に行っても、「ただの橋」ですからね。
香南市のホームページに手結港可動橋の通行可能時間が書かれています(通行可能時間は変更になる可能性もあるそうです)。通行可能時間は橋が下がっている状態、それ以外の時間は橋が上がっている状態というわけですね。
すなわち、通行可能時間の開始時刻に行けば、橋が下がっていく様子が見ることができ、通行可能時間の終了時刻に行けば、橋が上がっていく様子を見ることができるのです。せっかく訪れるのなら、実際に橋が動くところを見たいもの。橋の開閉時間に合わせて旅程を調整するのがおススメです。
手結港可動橋の開閉の様子を見てみた
こちらが手結港可動橋です!!
初めて見た人は、誰もが目を疑う光景!道路が…道路が地面に突き刺さっています!
見てのとおり、今は手結港可動橋が「通行不可能」な時間帯。誇張ではなく、道路がほぼ垂直に聳え立っています。この状態で突っ込む人はさすがにいないとは思いますが、橋の手前には遮断機が設置されており、進入できないようになっています。
手結港の港内に入ると、手結港可動橋を真横から見ることができます。ここから見ると、可動橋の角度が如何に急なのか、開閉するときにどのような動きをするのかが分かりますね。
可動橋の隣にある展望台からの眺めもおススメ。可動橋の海側には階段で登れる展望台が設けられており、そそり立つアスファルト路面を間近に見ることができます。迫力ならここからの眺めが一番でしょう。
また、ここからはインパクト抜群の可動橋と歴史ある手結港をツーショットで眺めることが可能です。
このように、手結港可動橋は様々な角度から眺めることができます。ただし、実際に橋が開閉するのにかかる時間は僅かなので、動いていない時間帯に、お気に入りの角度を探しておきましょう。僕は、真横から開閉の様子を観察することにしました。
10:57
最後の船が、垂直に立った橋の横をすり抜け、港に戻ってきました。橋が通行可能になる時刻が11:00なので、かなりギリギリのタイミングです。あまりにベストなタイミングなので、仕込みを疑ってしまった程。船には結構高い棒のようなものが立っていて、橋が下がった状態では引っかかっていたでしょう。
11:01
橋の通行可能時刻を少し過ぎたところで可動橋が下がり始めました。これだけ大きな橋が動くのだから、さぞかし大きな音がするだろうと予想していたのですが、意外にも静か。
僅かなモーター音を響かせ、可動橋は約4分をかけてゆっくりと水平になりました。
いやー、面白いものを見せていただきました!
橋が下がりきると、すぐに遮断機が上がります。すると待っていた車や歩行者が一斉に渡り始めました。
当然、僕も渡らせていただきました。しっかりと歩道も完備されており、歩行者にも優しい橋でした(1日に7時間しか渡れないことを除けば…)。
手結港可動橋の駐車場
可動橋の山側には10台弱が停められる小さな駐車場があります。僕は橋が下がり始める20分くらい前に到着しましたが、すんなり停めることができました。ただし、開閉時間の直前は少し混みあっていたと記憶しています。
なお、駐車場の利用可能時間は6:30~18:00。夜間や早朝は停めることができないのでご注意を。
手結港可動橋へのアクセス
車でのアクセス
■高知東部道の香南やすICから約5分
「手結港」という看板に従って進むと、可動橋に辿りつくことができます。
鉄道でのアクセス
■ごめん・なはり線の夜須駅から約800m、徒歩で約10分
ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。

にほんブログ村
|投稿:2021.10.19 | 最終更新:2021.10.19 |カテゴリ: 高知県
板鼻館のタルタルカツ丼 群馬が誇る個性派カツ丼を食べてみた(群馬県安中市)
全国各地には様々なご当地カツ丼がありますが、群馬県安中市にも一風変わったカツ丼が存在します。
それが、今回紹介するタルタルカツ丼。
タルタルカツ丼…。何とも魅力的な響きじゃないですか。名前だけで既に美味しそうなカツ丼です。
タルタルカツ丼が食べられるのは群馬県安中市にある名店、板鼻館。この記事では、板鼻館のタルタルカツ丼について、さらには板鼻館のメニューやアクセス情報について紹介したいと思います。
旧中山道の宿場町にある名店、板鼻館
今回訪れたのは群馬県西部、安中市にある板鼻館。旧中山道の宿場町、板鼻宿にあるお店で、周囲には僅かではありますが、古い街並が残っています。
板鼻館はタルタルカツ丼で名を馳せている人気店。休日には混雑する店でもあります。今回は少し遅い時間帯に訪れたためか、待つことなく入店することができました。店内には4人掛けのテーブル席と小上がり席があります。昔ながらの食堂といった、懐かしい雰囲気でした。
実食 板鼻館のタルタルカツ丼
さて、お目当てのタルタルカツ丼について、紹介していきましょう。
タルタルカツ丼を注文すると、まずは「タルタルカツ丼の『タルタル』の部分」が出されます。タルタルソースと輪切りになった茹で卵。スプーンで茹で卵を潰しながら、ソースと混ぜていきましょう。
茹で卵がゴロゴロしたタルタルソースが好きな方もいますし、逆の方もいると思います。自分好みのタルタルソースを作りながら、カツ丼の到着を待ちましょう。
タルタルを混ぜながら待っていると、カツ丼がやってきました!カツ丼、タルタルソース、味噌汁、漬物。役者は揃いました!
カツ丼は、比較的薄めのトンカツが乗ったシンプルなもの。甘じょっぱいタレにくぐらせてあるため、これ単品でも美味しくいただくことができます。
カツ丼単体でも十分に美味しいのですが、このカツ丼をさらに美味しくいただくため、タルタルソースもかけてみましょう!
これがタルタルカツ丼です!!
まさに鬼に金棒!!
甘じょっぱいカツに、濃厚なタルタルソースがベストマッチ。揚げ物にタルタルとは胃がもたれそうな組み合わせですが、カツが薄めなので意外とアッサリをいただくことができます。温かいカツとヒンヤリとしたタルタルが合わさり、何とも言えないギャップ。これが美味いんです!
タルタルソースをカツやご飯と絡ませながら、さらにはカツを単体で楽しみながら、あっという間に完食しました。
板鼻館のメニュー
板鼻館のメニューを紹介します。
看板メニューは「タルタルカツ丼」。この店を訪れる多くの人が注文する人気メニューです。
タルタルカツ丼の派生系として、ヒレ肉を使った「上タルタルカツ丼」、エビフライが付く「エビトンタルタルカツ丼」、「帆立と牡蠣のタルタルカツ丼」など、バラエティーに富んだメニューが並びます。
さらに、「タルタルカツバーガー」なるメニューも!次はこちらも食べてみたいですね。
他には、タルタルソースが乗っていない「カツ丼」、所謂スタンダードな「玉子とじカツ丼」などのオーソドックスなカツ丼メニュー、ラーメン、カレーなどもメニューに並んでいます。「らーめんとミニタルカツ丼」というセットメニューもあるようです。欲張りな方は是非!
板鼻館のアクセス・駐車場情報
車でのアクセス
■上信越道の富岡ICから県道10号線等を経由して約20分
■関越道の前橋ICから国道17号線、18号線等を経由して約25分
■関越道の高崎ICから県道27号線、国道18号線等を経由して約25分
駐車場は、お店の西側の細い道(写真の左側に写っている道)を進んだ先にあります。
店から約50m程進んだところに、10台くらいが停められる駐車場があります。
鉄道でのアクセス
■JR信越線の安中駅から約1.9km。徒歩で約30分。
ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。

にほんブログ村
|投稿:2021.10.12 | 最終更新:2021.10.12 |カテゴリ: 群馬県
雄冬岬展望台 北海道随一の陸の孤島を眺めることができる展望台(北海道増毛町)
北海道石狩市と増毛町の境界に位置する雄冬(おふゆ)集落。人口100人にも満たない小さな漁村ですが、北海道好きや地理好きの間ではちょっと知られた存在です。
現在は雄冬集落には国道231号線が通っており、札幌市から簡単に車で訪れることが可能ですが、国道が全通する1981年までは車で訪れることができない「陸の孤島」でした。国道全通後も崩落事故が発生したり、冬場は通行ができなかったりと、「陸の孤島」に近い状況が続いたそうです。そのため、同じ町内の増毛港とを結ぶ雄冬航路が、雄冬の住民にとって重要な交通手段であり続けました。
1年を通して国道が通行可能となったのは1992年(平成4年)のこと。同じ年に雄冬航路も廃止され、ようやく雄冬集落が「陸の孤島」状態から解放されたのです。
前置きが長くなりましたが、今回はそんな雄冬集落を一望できる展望台、その名も雄冬岬展望台を紹介したいと思います。
雄冬岬展望台から絶景を眺めてみた
こちらが雄冬岬展望台への入口です。無骨な鉄骨の階段が山の方へ向かって伸びています。観光地というよりも管理用の階段と言った趣…。
入口には展望台の利用時間が書かれています。
6~8月は8:00~20:00
5、9、10月は9:00~18:00
この看板を見る限り、冬期は利用できないようですね。階段の入口にはゲートが設置されていて、夜間はこのゲートが閉ざされるようです。
日が長い夏と言えど、20:00には真っ暗になるような気がするんですが、大丈夫なんでしょうか…。階段には照明の類はなかったと思いますが…。
展望台までは2~3分の距離。木々を跨ぐように設置された鉄階段を登っていきます。
「マムシ出没注意」という看板も設置されていました。
階段を登りきると、展望台が見えました!
急斜面の樹林帯にニョキッと聳えるボルトのような形状の展望台。そこまで知名度が高くない展望台なので、正直なところ、こんなに立派な施設があるとは思いませんでした。
展望台の根元部分は螺旋階段になっており、それを登って階上へ。展望台はガラス張りとなっており、窓を開けることができないため、開放感には欠けます。夏場は少し蒸し暑いかもしれません。
こちらが雄冬岬展望台からの眺めです!
猫の額ほどの土地に数軒の民家が身を寄せ合うように点在する雄冬集落。眼前には広大な日本海!そして背後には屏風のような急斜面が控えており、そのまま標高1000m級の山々へと続いています。
展望台から北、つまり増毛方面を眺めます。どこまでも続く険しい海岸。長年の間、雄冬を「陸の孤島」たらしめていたのが、この海岸です。現在では長大なトンネルを抜け、増毛町中心部や留萌市方面へ向かうことができますが、かつては陸上に道を通すことができず、海上交通に頼るしかありませんでした。
展望台からは絶景だけでなく、雄冬集落の立地の厳しさも感じることができます。
ちなみに、展望台の手前の通路(3つ前の写真の場所)からも同じような景色を眺めることができます。展望台からだとガラス越しになってしまうので、通行の妨げにならなければ、通路から景色を眺めるのも良いのではないでしょうか。
雄冬岬展望台の駐車場
雄冬岬展望台の駐車場を紹介します。展望台へ向かう階段の入口前に、約30台が停められる駐車場があります。まぁ…穴場の展望台なので、満車になることはないでしょう。
駐車場には公衆トイレもあります。
雄冬岬展望台へのアクセス
雄冬へは留萌方面から路線バスで訪れることも可能ですが、1日に3往復しか走っていないため、観光で使うには現実的ではありません(しかも日中は1便のみ)。訪れるには車かバイクが便利です。
■深川留萌道の留萌ICから国道231号線を経由して約50分
■札幌市内から国道231号線等を経由して約2時間
展望台の駐車場へ行くためには、国道231号線から離れ、急坂を登っていく必要があります。上のストリートビューで示した場所が展望台への入口です。ささやかながら、「雄冬岬展望台」と書かれた看板が立っているので、見逃さないように注意してください。
ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。

にほんブログ村
|投稿:2021.10.05 | 最終更新:2021.10.05 |カテゴリ: 北海道
| PAGE-SELECT |