fc2ブログ
TOP > ARCHIVE - 2021年11月

2021年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年12月

| PAGE-SELECT |

【宿泊記】奥山田温泉 Spa Lodge Redwood Inn(レッドウッドイン)(長野県高山村)

レッドウッドイン

新型コロナウイルスの影響で、厳しい状況に置かれている観光業界。そんな観光業界を支援するため、僕が住む長野県では「信州の宿 県民応援前売割」という事業が行われました(事業は既に終了しています)。事業は長野県内の宿泊施設や旅行会社を対象とするもの。せっかくなので、普段はあまり宿泊することがない地元の宿に泊まってみることにしました。

2021年9月、以前から宿泊してみたかった長野県高山村にある奥山田温泉Spa Lodge Redwood Inn」(以下、「レッドウッドイン」と言います)に泊まりました。日帰り入浴では何回も訪れたことがあったのですが、宿泊は今回が初めて。とても素晴らしい宿でしたので、紹介したいと思います。






レッドウッドインってどこにあるの?



レッドウッドインがあるのは、長野県北部(北信地方)にある高山村。以前、同じ村内にある五色温泉紹介記事)も紹介しましたが、高山村は長野県内でも屈指の秘湯密集エリアです。同じ北信地方だと、野沢温泉や渋・湯田中温泉郷が有名ですが、個人的には信州高山温泉郷もそれらに匹敵するほど魅力的な温泉だと思います。


五色の湯旅館

こちらが高山村にある信州高山温泉郷の位置関係を表した地図です。松川渓谷に沿って、いくつもの秘湯がひしめきあっています。下流から子安温泉蕨温泉山田温泉松川渓谷温泉五色温泉七味温泉…。そして、最も標高が高い場所にあるのが、今回紹介する奥山田温泉です。


レッドウッドイン

奥山田温泉にはヤマボクワイルドスノーパークというスキー場(夏は牧場)があり、その周りに温泉宿やペンションが何軒か点在しています。今回宿泊したレッドウッドインはゲレンデの目の前にあるログハウス風の宿。パッと見た感じでは、温泉宿とは思えないお洒落な感じの宿ですね。

レッドウッドインの魅力と言えば

①白く濁った温泉

②自家製の燻製が美味しい食事

③個性豊かなお部屋


次章以降で、それぞれについて紹介していこうと思います。




レッドウッドインのお風呂

レッドウッドインと言えば、白い濁り湯と、ダイナミックな造りの露天風呂が有名です。

レッドウッドインには、浴室が2つあります(内風呂と露天風呂が2セット)。日中は男女別で使い分けているのですが、日帰り入浴の時間帯が終了すると、2ヶ所のお風呂は貸切風呂になるのです。2つの浴室は造りが異なるのですが、宿泊すると両方の浴室が楽しめるわけですね。


レッドウッドイン

貸切風呂は予約は不要で、好きな時間に利用することができます。利用するときは浴室の入口に「貸し切り入浴中」の札を掲げるというルール。僕が泊まった時は、全部で3組しか泊まっていなかったので、利用時間が重なるといったことはあまりありませんでした。


内風呂

まずは内風呂を紹介していきましょう。


レッドウッドイン

こちらは、日帰り入浴の時間帯は男性用として利用されている浴室。

木がふんだんに使われた湯船に白い濁り湯がかけ流されています。お湯は適温。鼻孔を刺激する硫黄臭が温泉気分を高揚させてくれます。


レッドウッドイン

一方こちらは、日帰り入浴の時間帯は女性用として利用されている浴室。当然と言えば当然ですが、こちらは初めて利用しました。

それにしても、全く造りが違うのですね。なんだか新鮮な気分。こちらは少し洋風な感じの湯船。男性用よりも少し広いような気がしますね。



露天風呂

露天風呂の造りは、ともに似たような感じ。湯船までは少し離れているので、内風呂にあるサンダルを履き、露天風呂に向かいます。


レッドウッドイン

こちらがレッドウッドインの露天風呂です。

大木をくり貫いて造った、レッドウッドイン自慢の露天風呂。

この大木は、元々はアメリカのカリフォルニア州のセコイア国立公園に生えていたレッドウッドと呼ばれる木。先代のオーナーが苦労の末に発見し、日本に持ち帰ったのだそうです。天然記念物であるこの木は伐採が禁じられています。この木は倒木であるため、日本に持ち帰ることが許されたのだそうです(現在では倒木であっても、伐採、国外への持ち出しは禁止)。

この露天風呂は、樹齢1650年、直径3.2mのレッドウッドで造られています。そんな貴重な湯船で極上湯に浸かるのは、何物にも代えがたい贅沢なひととき。晴れていれば満天の星空が楽しめるようなのですが、残念ながらこの日の空は分厚い雲に覆われていました…。


なお、巨木であるレッドウッドは露天風呂だけでなく、宿の建物の至る場所に使われているそうです。




レッドウッドインの食事

レッドウッドインは食事も人気。特に自家製の燻製料理には定評があり、クラフトビールやワインと共に食事を楽しむことができます。

夕食、朝食ともに1階のレストランでいただきました。


夕食

夕食を紹介します。夕食はフルコースになっており、料理が順番にサーブされます。

レッドウッドイン

まずは、思わず目移りしてしまう前菜。

お品書きには全ての料理名が書かれていたわけではないので、分かる範囲で…。北寄貝の燻製(左上)、コリンキーのサラダ仕立て(右上)、彩り野菜のラタトゥイユ(中央)、自家製ベーコンとキノコのペペロンチーノ(中央右)、カリフラワーのエスニックフリット(左下)、ゴルゴンゾーラチーズのムース(右下)。

盛り付けも美しく、とても美味しい品々でした。


レッドウッドイン

志賀高原のクラフトビールがあったので、まずは「志賀高原ハウスIPA」を注文。アルコール度数8%と、ビールにしては強めですが、それを感じさせない爽快さ。美味いなー。


レッドウッドイン

南瓜のスープ


レッドウッドイン

金目鯛のポワレ。長野県の山中で金目鯛が食べられるとは思いませんでした。お洒落で美味しい一品。


レッドウッドイン

松阪牛うちもも肉のステーキ。これは見事な焼き加減。たまり醤油ベースのソースとニンニクとともに口に運ぶと、もう最高。カブなどの付け合わせも美味。


レッドウッドイン

〆は枝豆としらすの炊き込みご飯


レッドウッドイン

そしてデザートの自家製ガトーショコラでフィニッシュ。

どちらもこだわりを感じる美味しい品々でした。


朝食

レッドウッドイン

こちらがレッドウッドインの朝食。

自家製のベーコンとソーセージ、スパニッシュオムレツを中心とした洋朝食です。燻製にこだわる宿だけあって、ベーコンとソーセージは絶品ですね。

とても健康的な朝食でした。たまには洋朝食も良いものですね。




レッドウッドインのお部屋・その他設備

レッドウッドインにはタイプが異なる6種類、8つの部屋があり、好みに合わせて部屋を選ぶことができます。洋室がメインですが、和室が1室、和洋室も1室あります。


レッドウッドイン

今回僕が泊まったのは、8畳の屋根裏部屋

レッドウッドインの屋根裏部屋は、以前から泊まってみたかったんですよね。屋根裏部屋は全部で3室あり、うち1室はロフト付きの16畳の部屋となっています。

“屋根裏感”を存分に感じることができる天井。部屋の奥に行くほどに天井が低くなっており、身長が高い人だと頭をぶつけてしまう程。レッドウッドを使っているであろう存在感のある梁も良い味出してます。

なお、訪れたのは9月でしたが、標高が高いだけあって夜は冷え込みました。部屋にはストーブが置かれており、重宝しました。


レッドウッドイン

なお、2階には共用の冷蔵庫とウォーターサーバーが置かれています。グラスが用意されており、いつでも水やお湯を飲むことができます。


レッドウッドイン

ウォーターサーバーの近くにはベランダがあったので、景色を眺めてみました。ベランダからは、夏は山田牧場の牧草地を、冬はスキー場を見ることができます。今回は残念な天気でしたが、風呂上がりにベランダで星空を眺めるのも良いですね。


今回初めて宿泊したレッドウッドイン。温泉、食事、部屋ともに大満足の宿でした。




レッドウッドインへのアクセス

車でのアクセス

上信越道小布施スマートICから約40分。

上信越道須坂長野東ICから約45分。



バスでのアクセス

長野電鉄須坂駅から長電バスの山田温泉線に乗車し、約1時間。終点の「山田温泉」停留所で下車。停留所から宿までは送迎有。



ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村

スポンサードリンク

|投稿:2021.11.28 | 最終更新:2021.11.28 |カテゴリ: 長野県

古城山展望台 石州瓦の街並を見下ろす絶景展望台 アクセス方法も紹介(島根県江津市)

古城山展望台

突然ですが、瓦屋根って良いですよね。

最近、瓦屋根の家自体がめっきり減りました。旅をしている時、瓦屋根がずらりと並ぶ町などを見かけると、テンションが上がるものです。そんな瓦屋根ですが、多くの旅人を魅了して止まない、「瓦屋根の聖地」とも呼ぶべき地域があります。


古城山展望台

それが島根県の西部の石見地方

石見地方と言えば、石州瓦と言う石見地方原産の赤瓦が有名。少し褐色気味の赤瓦屋根の家が並んでいるのを見ると、「島根に来たなー」と感じるものです。

今回は、そんな石州瓦の街並を一望することができる展望台を紹介したいと思います。それが島根県江津市にある古城山展望台。あまり知られていない穴場スポットなので、アクセス方法も詳しく説明したいと思います。






波子駅から古城山展望台へのアクセス

古城山展望台

古城山展望台はJR山陰本線波子駅の裏山にあるため、訪れるのであれば波子駅からアクセスするのが便利です。波子駅は、約1時間おきに普通列車が停まる他、1日2本特急も停車します。


古城山展望台

波子駅は中国地方最大の水族館として人気が高い「しまね海洋館アクアス」の最寄り駅であり、駅前の看板も「アクアス」を猛プッシュ。当駅から徒歩12分で行けるようで、地図まで描かれています。


古城山展望台

我らが「古城山展望台」へと誘ってくれる看板もありました。展望台までの道中、何ヶ所かに看板が立っているので、基本的にはこの看板に従って進みましょう。展望台までは駅から徒歩で7~8分です。


古城山展望台

波子駅の南側(浜田・益田側)にある、少し目立たない階段を下りていくようですね。これは看板がなければ見逃してしまうかもしれません。


古城山展望台

階段を下りると、山陰本線の線路を潜る小さなトンネルがありました。普通乗用車だと通り抜けられなそうな小さなトンネルです。古城山展望台へ向かうためには、このトンネルを潜って線路の東側(内陸側)へ進みます。


古城山展望台

トンネルを抜けたら左折。線路に沿って北へ進みます。


古城山展望台

すぐに古城山展望台への入口が現れます。「赤がわらとはんどの町 古城山展望台」と書かれた瓶が目印です。瓶の中には杖も入っており、来訪者が自由に使えるようになっています。

線路脇の金網と民家のブロック塀の間の小道を進みましょう。古城山展望台は地元の有志によって整備されたようで、随所に手作り感が溢れています。




古城山展望台

小道に入ってすぐに、注意してほしい分岐点があります。ブロック塀に沿って小道を進んでいくと、トラ柄ロープで造られた柵に突き当ります。柵がない部分があり、そのまま直進してしまいそうになるのですが、展望台への道は右折です。私も間違えそうになりましたが、トラ柄ロープに沿って進みましょう。


古城山展望台

トラ柄ロープの道は民家の真裏なので、「本当にこの道で良いのかな」と不安になりますが、その不安を払拭するように、丘の上へと向かう階段が現れます。


古城山展望台

この階段と斜面を登っていければ、古城山展望台に到着します。






古城山展望台から石州瓦の街並を見下ろす

古城山展望台

こちらが古城山展望台からの眺めです!

雄大な日本海と美しい砂浜。そしてビッシリと建ち並ぶ瓦屋根の家々。その多くが赤褐色の石州瓦を使っており、石見地方らしい街並を眺めることができます。


奥のほうに、イナバウアーをしているような独特なモニュメントがありますが、これは「しまね海洋館アクアス」の歩道橋の一部ですね。


古城山展望台

展望台から北の方を眺めてみました。こちらにも赤瓦の家が密集しています。


古城山展望台

展望台から景色を見ていると、ちょうど良いタイミングで普通列車がやってきました。展望台からは波子駅を見下ろすこともできます。駅や鉄道を撮るのであれば、展望台よりも少し下からの方が、木の枝などが入らないのでおススメです。




車の場合は波子海水浴場の駐車場を

2021年現在、古城山展望台専用の駐車場というものは整備されていないようです。恐らく鉄道で訪れることを想定しているのでしょう。




車で訪れる場合は、国道9号線沿いにある波子海水浴場の駐車場に停めるのが良いでしょう。広めの駐車場が完備されており、夏場でなければ確実に停められると思います。

夏季は駐車料金が1000円かかるとのことなので、注意しましょう。

海水浴場駐車場から古城山展望台までは、徒歩15分程の道のりです。


ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村

スポンサードリンク

|投稿:2021.11.22 | 最終更新:2021.11.22 |カテゴリ: 島根県

十勝岳温泉 湯元凌雲閣 北海道最高所にある絶景露天風呂が自慢の宿に泊まってみた(北海道上富良野町)

十勝岳温泉 湯元凌雲閣

北海道の中央部にある上富良野町。観光地として有名な富良野市や美瑛町の近くにある町ですが、この町には全国の温泉好きに人気の温泉宿があります。

それが今回する「十勝岳温泉 湯元凌雲閣」。

泉質の良さもさることながら、そのロケーションが人気の理由。この宿は標高1280mという、北海道で最も高い場所にある温泉宿なのです。

2021年8月。マイカーで北海道旅行に出かけたので、憧れの十勝岳温泉に宿泊しました。非常に素晴らしい宿でしたので、この記事ではその魅力をお伝えしたいと思います。






標高1280m!北海道最高所にある温泉宿、十勝岳温泉 湯元凌雲閣

十勝岳温泉 湯元凌雲閣

今回宿泊したのは十勝岳温泉にある3軒ある宿のうちの1つ、「湯元凌雲閣」。



先ほども書きましたが、湯元凌雲閣は北海道内最高所、標高1280mにある温泉宿。大雪山系の真っ只中に位置し、十勝岳連峰が眼前に迫るという絶好のロケーションです。今回訪れた時は、残念ながら濃い霧が出ていましたが、遥か眼下の富良野盆地を見晴らすこともできるようです。


十勝岳温泉 湯元凌雲閣

また、周辺は野生動物の宝庫。訪れた時、エゾシカやキタキツネを見かけました。そういった動物たちに会える可能性があることも、十勝岳温泉の魅力ですね。

それでは、次章以降で湯元凌雲閣のお部屋、お風呂、お食事などの情報を紹介していきたいと思います。




十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお部屋

十勝岳温泉 湯元凌雲閣

こちらが今回泊まったお部屋です。10畳の和室。バス・トイレは付いていませんが、洗面台は部屋の中に設置されていました。これは嬉しいですね。


十勝岳温泉 湯元凌雲閣

そして窓の外にはこの絶景!私が泊まった部屋は十勝岳連峰側を向いた部屋。雄大な山々を望むことができました。もう少し雲が晴れていれば…。

この景色は、数ある日本の宿の中でも屈指のものなのではないでしょうか。




十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお風呂

湯元凌雲閣のお風呂を紹介します。

お風呂は「大岩の湯」、「小岩の湯」という2種類の浴室があり、造りや趣きが大きく異なります。こちらは男女交代制となっており、毎日8:00と20:00に浴室入口の暖簾が入れ替えられるのだそうです。今回は、宿泊者の特権を生かして、両方のお風呂を堪能してきました。


大岩の湯

十勝岳温泉 湯元凌雲閣
(写真は公式ホームページより)

こちらが大岩の湯です。

その名のとおり、浴室の中に巨大な岩がドンと鎮座しています。あまりに巨大なので、湯船が岩に侵食されてしまっている状態です。実は、この岩は宿ができる以前からこの場所にあったのだそう。まさに湯元凌雲閣のシンボル的な存在と言えるでしょう。

お湯も、巨岩のインパクトにも負けない強烈なもの。茶褐色…言い方は悪いですが、泥水のような色をしたお湯がかけ流されています。温泉に含まれる鉄成分が酸化し、このような色になっているのだそうです。


十勝岳温泉 湯元凌雲閣
(写真は公式ホームページより)

内湯にはもう1つ語らなければならない湯船があります。

泉温32℃、無色透明なお湯がかけ流されている湯船です。「お湯」と呼ぶにはあまりに冷たく、水風呂と間違える人もいるかもしれないのですが、こちらもれっきとした温泉。入るときには冷たいですが、身体を沈めてしまうと非常に気持ちが良いです。酸性のお湯なので、少し肌がピリピリするのも特徴です。

温かい湯船と、交互に入ると良いと思います。エンドレスに入っていられますよ!




小岩の湯

十勝岳温泉 湯元凌雲閣
(写真は公式ホームページより)

こちらが小岩の湯です。

大岩の湯とは違い、控えめな大きさの岩が湯船に配されています。岩がそこまで主張していないため、大岩の湯に比べて湯船が広いのが特徴です。

お湯は大岩の湯と同様、茶褐色のお湯と無色透明の冷泉の湯船の2つです。




露天風呂

次に露天風呂を紹介します。大岩の湯も凄いですが、湯元凌雲閣は何といっても露天風呂が人気です。


十勝岳温泉 湯元凌雲閣
(写真は公式ホームページより)

こちらが湯元凌雲閣の露天風呂です!

十勝岳連峰を眼前に望む、絶景の露天風呂です。全国でも屈指の絶景露天風呂だと思います。標高が高く、外気温が寒いため、何時間でも入っていられそうな気持ち良さですね。


なお、大岩の湯、小岩の湯のそれぞれに露天風呂が付いているのですが、露天風呂もまた造りが違います。個人的におススメなのが小岩の湯の露天風呂。露天風呂には湯船が2つあるのですが、そのうちの1つは巨大な岩の陰に造られた湯船なんです。あまりに岩が巨大で、さながら洞窟風呂のような気分が味わうことができます。

このように、時間帯によって色々なお風呂を楽しめることができることが、湯元凌雲閣に宿泊することの醍醐味と言えるでしょう。




十勝岳温泉 湯元凌雲閣の食事

湯元凌雲閣の食事を紹介します。

夕食、朝食ともにロビーの隣にある食堂でいただきました。新型コロナウイルスの対策として、各テーブルにアクリルパネルが設置されていました。

夕食

今回は「かみふらのポークの和食膳」というプランを予約。地元上富良野町のブランド豚を満喫できる内容になっていました。

十勝岳温泉 湯元凌雲閣

こちらが湯元凌雲閣の夕食です。

メインは中央にあるかみふらのポーク。ほうれん草で作られたソースがかけられていて、めちゃくちゃ美味い!

豚肉だけでなく、米、味噌、アスパラ、ミニトマト、ピーマンなど、上富良野町産の食材がふんだんに使われています。その他の野菜や魚も、北海道産のものが使われており、地産地消にこだわっているのが伝わってきました。


十勝岳温泉 湯元凌雲閣

ビールも上富良野産。上富良野産のホップを使用し、上富良野で醸造された「忽布古丹ビール」というクラフトビールです。三種類の味があったのですが、ピルスナーをいただきました。「upopo」という名前が付いていますが、これはアイヌ語で「歌」を意味するそうです。

クラフトビール以外にも「ふらのワイン」や旭川の地酒「男山」、上富良野産のどぶろく「大地を醸せ」など、ご当地のお酒が揃っているので、色々と飲んでみるのも良いのではないでしょうか。


朝食

十勝岳温泉 湯元凌雲閣

朝食はビュッフェスタイル。

ベーコンやサラダ、温泉卵、味噌汁など、定番の朝食メニューに加え、「子和え」、「イカの醤油漬け」、「とうもろこし」など、北海道らしいメニューも豊富です。

少しずつ、色々な料理が食べられるのが嬉しいですね。




十勝岳温泉 湯元凌雲閣へのアクセス

車でのアクセス

上富良野町市街地から道道291号線を経由し、約25分

道央道旭川鷹栖ICから道道90号、国道237号線、道道291号線等を経由し、約1時間30分

道央道滝川ICから国道38号、道道851号、道道291号線等を経由し、約1時間40分

道東道占冠ICから国道237号、道道291号線等を経由し、約1時間40分


十勝岳温泉の手前は急坂です。冬期間は四輪駆動の車で訪れることがおススメです。


バスでのアクセス

上富良野駅前から上富良野町営バス「十勝岳線」に乗車し、約45分。終点の「十勝岳温泉凌雲閣」停留所で下車。


【参考】上富良野町公式サイト(生活情報>上富良野町営バス路線の案内)


ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村

スポンサードリンク

|投稿:2021.11.15 | 最終更新:2021.11.15 |カテゴリ: 北海道

断魚渓 魚をも遮断する大迫力の渓谷 仮設の遊歩道・駐車場の情報も(島根県邑南町)

断魚渓

島根県の西部、広島県との県境に位置する邑南町。中国山地の真っ只中にある自然豊かなこの町に、「断魚渓」というなかなかナイスな名前の景勝地があります。




断魚渓…。魚を断つ渓(たに)。

断魚渓は、中国地方を代表する大河、江の川の支流である濁川に位置しています。如何にも谷が狭く、流れが激しそうな名前ですね。2021年の10月、実際に訪れてみたのですが、その名に恥じない程険しい谷でした。

この記事では、断魚渓の遊歩道に加え、駐車場などの情報についてもお伝えしたいと思います。






2021年現在 災害により遊歩道が通行止

まず初めにお伝えしておきたいことがあります。2021年現在、断魚渓の遊歩道は全てを歩くことができるわけではありません


断魚渓

こちらの地図をご覧ください。

現地に貼ってあった地図です。ご覧のように、赤線で示された当初の遊歩道は2017年(平成29年)から通行止となっています。原因は「雪害」とのこと。西日本ではありますが、この辺りは雪が多い地域故、雪による被害もあるということでしょう。

…というわけで、ほとんどの遊歩道が通行止。2021年現在、断魚渓へのルートは緑線で書かれた「仮設道」に限られています。その影響で、断魚渓の全てを見られるわけではないので、ご注意ください。


断魚渓の遊歩道の最新情報は、邑南町観光協会の公式サイトをご確認ください。




断魚渓の駐車場



断魚渓の駐車場を紹介します。断魚渓の近くには、広島市と島根県江津市を結ぶ国道261号線が通っていますが、駐車場があるのは国道の旧道。長さ1km以上の断魚トンネルでショートカットする現道に対し、旧道は濁川を見下ろす崖の上を通る曲がりくねった道です。


断魚渓

こちらが断魚渓の駐車場。ラインは引かれていませんが、何十台もの車が停められる広大な駐車場です。訪れた時は、私を含めて3台程の車しか停まっていませんでした。

駐車場には公衆トイレが設置されています。




断魚渓の遊歩道(仮設道)

断魚渓の遊歩道を紹介します。

先述したように、2021年現在、断魚渓の遊歩道は通行止となっているため、仮設道を通る必要があります。仮設道の入口は駐車場から南へ5分程歩いた場所。


断魚渓

仮設道入口までは舗装路を通って向かいます。この道はかつての国道261号線。現在は旧道となっており、専ら断魚渓へのアクセス路として利用されています。そのため交通量が少なく、歩きやすいです。


断魚渓

途中、眼下に断魚渓を望めるポイントも。目が眩むほど深い谷。飛沫を上げる急流が見えますね。かなり離れた場所からの眺めですが、凄い迫力。

川の流れの傍らには細い遊歩道が見えますが、残念ながらこの区間は通行止となっています。


断魚渓

駐車場を出発して約5分で仮設道の入口に到着しました。「仮設」ということですが、約4年間利用されているせいか、看板には年季が入っていますね。

谷底へと下って行ってみましょう!


断魚渓

仮設道とは言え、4年もの間観光客が行き来した道だけあり、意外としっかりとした山道です。ただ、柵などは設置されていないので十分に注意しながら通行しましょう。何度もヘアピンカーブを描きながら、どんどん谷底へと下っていきます。

行きは良いですが、帰り道の登りは少し大変でした。涼しい季節に訪れて良かった…。

仮設道の入口から約5分。断魚渓最大の見どころ、千畳敷に到着しました。




断魚渓最大の見どころ 千畳敷

断魚渓

こちらが断魚渓最大の見どころ、千畳敷です!

その名のとおり、大量の畳を敷くことが出来る程、広く平らな岩場が広がっています。川の浸食作用によって造り上げられた芸術品。素晴らしいですね。


断魚渓

さらに特筆すべき点と言えば、この部分だけ川幅がギュッと狭まっていること。狭い場所では1mもないでしょうか。大人であれば、簡単に跨ぐことが出来そうな程の狭さです!

これは魚が行き来することは難しそうですね。「断魚渓」とは上手く言ったものです。


断魚渓

断魚渓

川が狭まった部分には、シンプルな橋が架けられています。橋というにはあまりに簡素!ただの角材が岩の間に渡してあるだけのような…。最初は誰かが勝手に設置した橋なのかなと思いましたが、橋が置かれた岩が人工的に削られているし、橋には流失防止のためかチェーンが付いているので、正式に設置されたもので間違いないようです。

この橋は「通仙橋」という名前が付いています。今回訪れた時は、残念ながら通仙橋は通行止となっていました。調べてみると本来は角材2本分の橋なんだそう。1本が流失し、「幅が半分では危ない!」ということで通行止にされたんでしょうね。


断魚渓

今回はこの先へ進むことはできないので、千畳敷を楽しみました。千畳敷には、川底の石が岩を削ることによって造り出される甌穴が数多くあったりして、非常に興味深かったです。

全ての遊歩道の通行止が解除されたら、再訪してみたいものですね。




断魚渓へのアクセス

車でのアクセス

浜田道瑞穂ICから県道327号線、国道261号線等を経由して約20分

山陰道石見福光ICから県道32号線、国道261号線等を経由して約40分



バスでのアクセス

バスで断魚渓を訪れる場合は、山陰本線江津駅から路線バスを2本乗り継いで行く必要があります。

江津駅から石見交通の路線バス(江津川本線)に乗車し約1時間。「道の駅かわもと」停留所で下車。

②「道の駅かわもと」から、おおなんバスの路線バス(邑南川本線)に乗車し約10分。「断魚渓」停留所で下車。



ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村

スポンサードリンク

|投稿:2021.11.08 | 最終更新:2021.11.08 |カテゴリ: 島根県

| PAGE-SELECT |