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【宿泊記】栃尾又温泉自在館 冬の大正棟に泊まってみた(新潟県魚沼市)

自在館

2022年1月。温泉好きの間で人気の高い、栃尾又温泉の自在館に宿泊してきました。



栃尾又温泉は新潟県魚沼市にある温泉。魚沼市の中心である小出から10km以上東へ進んだ山の奥に位置しており、秘湯としても知られる温泉です。


自在館

周りを山に囲まれた狭い谷沿いにある栃尾又温泉。「自在館」、「神風館」、「宝巌堂」という3軒の湯治宿が身を寄せ合うように建ち並んでいます。今回は、以前から気になっていた自在館に宿泊することにしました。

後述しますが、栃尾又温泉には「うえの湯」、「したの湯」、「おくの湯」という3つの大浴場があり、この3軒の宿に泊まった方であれば誰でも利用することができます。このあたりが湯治場独特の文化なんですね。

この記事では自在館に泊まった時の感想、大浴場や貸切風呂、お食事などについて紹介していきたいと思います。






人気の高い湯治宿、自在館

自在館

こちらが今回宿泊した栃尾又温泉自在館。歴史がある宿ですが、少し和モダンな外観を持ち、女性にも非常に人気が高い宿なのだそうです。

魚沼地方は豪雪地帯。訪れた時は、雪がコンモリと積もっていました。


自在館

囲炉裏のあるロビーでチェックインの手続と館内の説明を受けます。自在館はいくつかの棟があり、館内が少し複雑であること、貸切風呂の利用方法に関する説明もあることから、ここでの説明はしっかりと聞いておきましょう。説明が書かれた紙もいただくので、万が一聞き逃したとしても大丈夫だと思いますが…。


自在館

ロビーは照明が抑えられており、とても落ち着く雰囲気。エスプレッソマシンや自由にいただける温泉水なども用意されています。滞在中、何回かロビーでマッタリと寛がせていただきました。


自在館

チェックイン後、ロビーに置いてある作務衣を受け取り、部屋へ向かいました。自在館は少人数による経営のため、基本的にはセルフサービスが多いです。高級旅館に泊まることが多い方は戸惑うかもしれませんが、特に不自由なく過ごすことができました。




築100年の湯治棟、大正棟

自在館

今回宿泊したのは、本館の向かい側にある木造3階建ての大正棟。その名のとおり、大正時代に建てられた建物で、築100年を超えるのだそうです。設備が古いため、本館よりも安く泊まることができますが、古い建物が好きな自分としては追加料金を払ってでも泊まりたいものですね。


自在館

本館とを繋ぐ渡り廊下を渡り大正棟に入った瞬間に空気が変わりました。真っ直ぐに伸びる木造の廊下。まるでタイムスリップしたかのような感覚。廊下を歩くと、板張りの廊下がギシッ、ギシッと音をたてます。入った瞬間、この大正棟に心を奪われてしまいました。


自在館

自在館

こちらが大正棟のお部屋です。

古さを残しつつも、快適に過ごせるようにリフォームされた部屋。半分はフローリングになっており、ソファとロッキングチェアまで置いてありました。

そして何といっても炬燵。寒い雪国ではやはりこれですよね。部屋には炬燵だけでなく、エアコンとヒーターも設置されており、これらをフル稼働して、快適な夜を過ごすことができました。




栃尾又温泉の大浴場

大浴場は男女入替制

まずは大浴場を紹介します。先述しましたが、栃尾又温泉には3軒の湯治宿共同の大浴場があります。自在館自体には大浴場は存在しません。

うえの湯」、「したの湯」、「おくの湯」という3つの大浴場があるのですが、日替わりで男女が入れ替わります。訪れた日は「したの湯」と「おくの湯」が男性、「うえの湯」が女性用となっていました。チェックアウトの日の早朝に入れ替わるので、1泊すれば3つの浴場を利用することができます。


したの湯

自在館

3つの大浴場のうち、一番気に入ったのが「したの湯」。自在館からは長い長い廊下と階段を通ってアプローチします。「したの湯」は渓流沿いの源泉井戸に近い浴室なので、下へ下へと下っていきます。浴室までの廊下が長いというのも、非日常感があり、温泉への期待がグングンと高まるというものです。


自在館
※写真は自在館の公式サイトより

こちらが「したの湯」です。

大きな浴槽と小さな浴槽があります。大きい方が源泉がそのまま注ぎ込まれている温めの浴槽、小さい方が源泉を加温した浴槽です。おススメは何といっても温めの浴槽。体温とほぼ変わらないような温度のお湯がコンコンと湧き出し、かけ流されています。非常に柔らかいお湯で、体がとろけそうな程の気持ち良さ。時間が許せば永遠に浸かっていたい…。

実際に長湯をしている方が多いようでした。僕も1時間近く浸かっていましたが、途中、気持ち良すぎて寝てしまいそうになりました(笑)。冬だったので、「温いお湯だと風邪をひかないかな…」と心配していましたが、じっくり浸かっていたら、体がポカポカになりましたよ。

仕上げに加温している方の浴槽に浸かりましたが、こちらもまた気持ち良かったですね。

なお、「したの湯」には洗い場が一カ所しかないので要注意です。




うえの湯

自在館

うえの湯」と「おくの湯」は大正棟の東側(上流側)に位置する建物の中にあります。自在館の大正棟からは、屋根の付いた渡り廊下で繋がっており、雨や雪を気にせず行き来することが可能です。


自在館
※写真は自在館の公式サイトより

こちらが「うえの湯」です。タイル張りの浴槽が特徴で、全体的に昭和な香りがする浴室。「したの湯」と同様に源泉そのままの浴槽と加温浴槽、さらには水深が浅い寝湯まで完備されています。

この温いお湯で寝湯というのは、反則でしょう。あまりの気持ち良さに、朝から1時間以上浸かってしまいました。

こちらも長湯しているお客さんが多く、ほとんどの方が本を読みながら湯船に浸かっていました。その本は自前なんでしょうかね。読書をしながら入浴する人がこんなに多い温泉は初めて見ました。

なお、「うえの湯」と、この後紹介する「おくの湯」には洗い場が複数あります。体を洗うのであれば、この2箇所がおススメですね。




おくの湯

自在館
※写真は自在館の公式サイトより

最後に紹介するのが「おくの湯」です。こちらも「うえの湯」と同様に、源泉そのままの浴槽、加温浴槽、温めの寝湯に分かれています。こちらは一番近代的な浴室という印象。雰囲気という点では他の浴室に比べて見劣りしますが、お湯の気持ち良さは同等のものでした。

こちらの浴室でも読書をしていらっしゃる方が多数いました。




自在館の貸切風呂

自在館に泊まった場合、栃尾又温泉共同の3つの大浴場の他に、3つの貸切風呂も利用することができます。貸切風呂は自在館宿泊者専用で、利用するためには事前予約が必要です。

貸切風呂の予約方法

貸切風呂を利用するためには、ロビーに置いてある予約簿に部屋番号を書いておく必要があります。1組あたりの利用時間は45分。また、利用者が集中するゴールデンタイム(15:00~22:25)は、1組1回までという制限が設けられていました。

貸切風呂は3ヶ所あるので、ゴールデンタイムに1ヶ所、深夜に1ヶ所、早朝に1ヶ所を予約させていただきました。


貸切露天風呂 うけづの湯

自在館

こちらが貸切露天風呂、うけづの湯。自在館で入れる唯一の露天風呂です。深夜に入ったため景色は見えませんでしたが、昼間であれば渓流を見ることができるのだとか。

比較的小さな浴槽で、2~3名で入ったらいっぱいになりそうな感じ。洗い場はありません。

ここのお湯はしっかりと加温されていました。「露天風呂も温いお湯だったら本気で風邪をひきそう…」と心配していましたが、杞憂でした。寒空の下、温かい露天風呂に入るのは、このうえない贅沢ですね。

余談ですが、湯船の縁に、何故か可愛い猫の置物が置かれていました。




貸切風呂 たぬきの湯・うさぎの湯

自在館

たぬきの湯(左)とうさぎの湯(右)。貸切風呂とは思えないほど大きな浴室です。小さな温泉旅館の大浴場くらいの大きさはあると思います。

こちらの貸切風呂は、元々は男湯と女湯として使われていたのでしょうか。浴室が隣り合っており、造りはほぼ同じです。どちらも加温されたお湯をかけ流しで楽しむことができます。

なお、それぞれの脱衣所や浴室にたぬきやうさぎの置物が置かれています。そういった遊び心を感じることができるのも、この貸切風呂の魅力と言えるでしょう。




自在館の食事

自在館は食事にも湯治宿としてのこだわりを感じます。旅館などは食べきれない程の量の食事が出てくることが多いですよね。自在館の食事はバランスが良く、適量。長期間滞在すれば、たちまち健康になるんじゃないかというお食事が出されるのです。

夕食、朝食ともにロビーの隣の食堂でいただきました。


夕食

自在館

こちらが自在館の夕食です。…と言ってもこれが全てではなく、色々なお料理が順番に出てきました。

お盆のセンターに鎮座するのは「車麩とごぼうのごま酢」(左)と「舞茸の大葉和え」(右)。派手さはないものの、しみじみと美味しいいぶし銀な品々です。こういう料理が出る呑み屋があったら通いそうだなぁ。


自在館

ニジマスのお造り(左)と岩魚の塩焼き(右)。これは美味くないわけがないですよね。


自在館

里芋まんじゅう(左)と鶏むね肉のみぞれ煮(右)。個人的にはみぞれ煮がドストライクな味付けでした。とても優しい味…。


自在館

豚汁(左)、牛乳寒天(右)でフィニッシュ。牛乳寒天はまるで飲み物のような喉越しの良さでした。

写真には撮っていませんが、魚沼産のコシヒカリを使ったご飯も美味しかったですよ。多すぎず少なすぎず、ちょうど良い量のお食事でした!


自在館

ちなみにお酒は「秘湯ビール」というクラフトビールをいただきました。他にも緑川八海山などの地酒、越後ワインなども取り扱っています。夕食後も温泉に浸かる予定だったので、お酒は程々にしておきました。




朝食

自在館

こちらが自在館の朝食です。

野菜、魚、そして発酵食品がバランス良く摂取できる健康的な朝食。普通のご飯かお粥かを選ぶことができます。


自在館

そして朝食のメインと言っても過言ではないのが、「栃尾又温泉のラジウム納豆」!

新潟県産の大粒の大豆を使い、地元魚沼市で生産されている納豆です。大豆を蒸かす際に栃尾又のラジウム温泉が使われているそうで、栃尾又温泉の名物として知られています。大粒で、食べ応えのある納豆でした。ラジウム納豆はお土産でも買えるので、気になる方は是非。




栃尾又温泉自在館へのアクセス

車でのアクセス

関越道小出ICから国道352号線等を経由して約20分


鉄道でのアクセス

上越新幹線浦佐駅から無料送迎バス有。

※ただし、送迎バスの時刻が決まっているので、事前に公式サイトで確認してください。


バスでのアクセス

上越線小出駅から南越後観光バスの路線バス栃尾又温泉行きに乗車し、約30分。終点の「栃尾又温泉」で下車。




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|投稿:2022.02.24 | 最終更新:2022.02.24 |カテゴリ: 新潟県

西海橋公園 西海の丘 新旧西海橋と針尾送信所を一望できる展望台(長崎県西海市)

西海の丘

今回は、長崎県西海市にある西海の丘(西海橋公園)を紹介します。



西海の丘(西海橋公園)は、西海市がある西彼杵半島佐世保市針尾島との間を隔てる海峡、針尾瀬戸を見下ろす展望公園。

針尾島は大村湾と佐世保湾の間に位置する島で、ちょうど「大村湾に蓋をする」ような形で存在しています。九州本土と一体化しているように見える針尾島ですが、れっきとした島。地図では分かりにくいですが、針尾島の東西には島と本土とを隔てる狭い海峡があります。東側の海峡が「早岐瀬戸」、西側の海峡が「針尾瀬戸」。今回紹介する「西海の丘」は、針尾瀬戸に面した公園です。



長崎県は海岸線が長い都道府県として知られていますが、西海の丘からは半島、島そして湾が複雑に絡み合う、いかにも「長崎県らしい」風景を見ることができます。さらにこの場所は、県庁所在地である長崎市と、県第二の都市である佐世保市を結ぶ最短ルートに位置する交通の要衝。そのため、この海峡には道路橋が2本も架かっており、その橋もまた景色に花を添えているのです。

自然と人工物が融合した絶景が楽しめる西海の丘。意外にも穴場であり、訪れた時は比較的空いていました。今回はそんな西海の丘の展望台や駐車場、アクセスなどについて解説していきたいと思います。






西海の丘 展望台から針尾瀬戸と針尾送信所を眺める

西海橋と新西海橋

西海の丘

こちらが西海の丘の展望台からの眺めです!

とても美しい景色。それと同時に、人間が土木技術を結集させて大自然に挑んでいく熱さを感じることができる景色です。


西海の丘

情報量が多いので、写真に情報を加えてみました。

一番手前の陸地が九州本土(西彼杵半島)、写真中央にある陸地が針尾島、奥に連なる山々が九州本土です。そして西彼杵半島と針尾島の間にある海が針尾瀬戸、右側に広がる海が大村湾です。

針尾瀬戸には橋が2本架かっています。向かって左側が有料道路である西海パールラインの新西海橋、右側が国道202号線の西海橋です。


西海の丘

1955年に完成した国道202号線の西海橋。完成当時は、固定アーチ橋としては世界第3位の長さを誇る大規模な橋でした。高い技術が詰め込まれているだけでなく、美しさも兼ね備えた橋で、2020年には国の重要文化財にも指定されています。


西海の丘

こちらは2006年に完成した新西海橋。有料道路である西海パールラインの途中にある橋で、こちらは片側2車線となっています。西海橋のバイパス的な存在の橋。西海橋とは形状が異なりますが、こちらも非常に美しい橋ですね。


針尾送信所の電波塔

西海の丘の展望台からは、もう1つ気になるモノが見えます。


西海の丘

針尾島に聳え立つ3本の塔…。

これは、1922年に旧海軍の手によって建設された無線電信施設、針尾送信所の電波塔。高さ約130m。長崎県内で最も高い建造物であると同時に、戦前に建てられた塔としては日本一の高さを誇ります。現在では電波塔としての役割は終えていますが、国の重要文化財として保存活動が行われているそうです。

この針尾送信所の電波塔も、西海の丘から見られる特異な光景の1つですね。




西海の丘の駐車場

西海の丘

西海の丘には、約50台が停められる広々とした駐車場が完備されています。駐車場の脇には、比較的綺麗な公衆トイレも。典型的な郊外の公園という感じです。


西海の丘へのアクセス

車でのアクセス

西九州道佐世保大塔ICから国道202号線、西海パールラインを通って約20分

■長崎市街地から国道206号線等を経由して約1時間15分



上のストリートビューは、西海パールラインの小迎ICのすぐ北に位置する交差点。この交差点で国道202号線から離れ、左折します(西海橋方面から来た場合は右折)。交差点の手前に「西海橋公園(西海の丘)」と書かれた案内板がありますので、分かりやすいと思います。

この交差点から公園までの間にも右左折する箇所がありますが、基本的に案内板が付いているので、見落とさなければ公園に辿りつくことができると思います。逆に看板を見落としてしまうと非常に分かりにくい場所になるので要注意です。


バスでのアクセス

佐世保駅前から西肥バスの西海橋西口行きに乗り約40分。終点の「西海橋西口」停留所で下車。バス停から徒歩10分程度。



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|投稿:2022.02.18 | 最終更新:2022.02.18 |カテゴリ: 長崎県

ソースカツ丼 信州を代表するB級グルメを食べてみた(明治亭駒ヶ根本店@長野県駒ヶ根市)

駒ヶ根ソースカツ丼

当ブログでは、全国の様々なご当地カツ丼を紹介してきました。

福島県の柳津風ソースカツ丼紹介記事)、群馬県のタルタルカツ丼紹介記事)、福井県のソースカツ丼紹介記事)、岡山県のデミカツ丼紹介記事)など、全国には個性的なご当地カツ丼がいくつも存在します。

今回は長野県の南信地方を中心に愛されているソースカツ丼を取り上げます。ソースカツ丼は長野県南部の駒ヶ根市伊那市を中心に食べられているご当地カツ丼。南信地方にはソースカツ丼を提供する店が多数ありますが、今回は県内屈指の人気店である明治亭駒ヶ根本店のソースカツ丼を紹介したいと思います。






長野県を代表するソースカツ丼の名店、明治亭

駒ヶ根ソースカツ丼

今回訪れたのは、中央道駒ヶ根IC近くにある明治亭駒ヶ根本店。明治亭と言えば駒ヶ根だけでなく、長野駅や軽井沢にも店舗を持つソースカツ丼の人気店。長野県を訪れた方であれば、「明治亭」の看板を見たことがある人が多いと思いますが、ここが本店です。

店自体は和食ファミレス風。広めの店内にはボックス席、小上がり、カウンター席があり、幅広い客層に対応できるようになっています。結構なキャパシティを誇りますが、人気店なので、休日のお昼時は少し待つこともあるのでご注意を。




これが明治亭のソースカツ丼だ!

明治亭に来たので、迷わずソースカツ丼を注文。ソースカツ丼はロースかヒレが選べますが、ロースを選択しました。


駒ヶ根ソースカツ丼

こちらが明治亭のソースカツ丼です!

物凄い迫力!盛りの凄さとカツの大きさのおかげで、蓋が閉まらず、蓋としての機能を果たしていません。「それではこの蓋は無駄じゃないか」と思いきや、この蓋は小皿としての役割を果たすのです。


駒ヶ根ソースカツ丼

豪快な盛りのソースカツ丼。勢い良くがっついたら大惨事になることは必至。そうなることを防ぐため、カツを小皿代わりの蓋に移動させながら食べ進めるわけです。

豪快にいきたいところですが、僕も良い年をした大人なので、蓋を小皿にしていただきました。


駒ヶ根ソースカツ丼

ちなみに、ソースカツ丼は「ご飯少なめ」を選択することも可能。その場合は55円引きとなります。なお、「ご飯少なめ」の場合は蓋は付いておらず、「本当の小皿」が用意されます。


駒ヶ根ソースカツ丼

それでは明治亭のソースカツ丼を食べてみましょう。

厚めのロースかつは絶品。甘めのタレがよく染みており、脂の甘みと相まって最高のハーモニーを奏でています。特にカツの端っこが美味しいですね。

カツの下には千切りキャベツ。千切りキャベツがカツとご飯の間に敷き詰めてあるのが駒ヶ根流。ソースを吸ってしんなりとしたキャベツがカツの美味しさを引き立てます。これぞ名脇役。

見た目はかなりのヘビー級ですが、意外とペロッといただくことができました。


駒ヶ根ソースカツ丼

卓上にはカツ丼用のソース、からしなどの調味料。途中、ソースカツにからしを付けてみましたが、タレの甘さにスパイシーさが加わって、非常に良かったですね。


駒ヶ根ソースカツ丼

ソースカツ丼と一緒に提供される味噌汁。具材は白髪ねぎと肉団子。少し風変わりな味噌汁でしたが、こちらも美味かったです。




明治亭駒ヶ根本店のメニュー

駒ヶ根ソースカツ丼

明治亭駒ヶ根本店のメニューを紹介します。

看板メニューであるソースカツ丼はロースとヒレの2種類。ご飯の大盛り(+110円)だけでなく、ご飯少なめ(-55円)も対応可能です。エビフライが入った丼や卵とじカツ丼などの派生メニューも充実しています。

その他にも信州そば、馬刺を使用したさくら丼、信州サーモンを使った清流丼など、地消地産にこだわったメニューがたくさん。観光客には嬉しいラインナップですよね。


駒ヶ根ソースカツ丼

一品メニューのラインナップも居酒屋並。酒も取り扱っているので、ちょっと飲んで帰るということも出来るようです。


駒ヶ根ソースカツ丼

テイクアウトメニューも取り扱っています。ソースカツ丼をお土産として持って帰ることができるのが嬉しいですね。




明治亭駒ヶ根本店へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

中央道駒ヶ根ICから約1分


駒ヶ根ソースカツ丼

かなり広い駐車場が用意されています。

なお、駒ヶ根ICから車で5分くらいのところに、明治亭中央アルプス登山口店もあります。本店が混雑しているときには、こちらに行ってみるのも良いかと思います。


バスでのアクセス

飯田線駒ヶ根駅から駒ヶ岳ロープウェイバスに乗車し、約7分。「女体入口」停留所で下車。バス停から店までは徒歩5~6分程度。


【参考】伊那バス(TOP>駒ヶ岳ロープウェイ線)


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|投稿:2022.02.09 | 最終更新:2022.02.09 |カテゴリ: 長野県

【宿泊記】温泉と海鮮が自慢の宿、美又温泉とらや旅館(島根県浜田市)

とらや旅館

2021年の10月島根県浜田市にある美又温泉に泊まりました。



美又温泉は島根県西部、浜田市(合併前は金城町)にある温泉地。浜田市と言えば港町というイメージがありますが、美又温泉は日本海から10km以上離れた山の中にあります。細い通り沿いに小さな旅館が建ち並ぶ、鄙びた温泉地という感じです。そんな鄙びた雰囲気に惹かれ、今回宿泊地に選んだわけです。

また、美又温泉は泉質の良さも魅力。ヌルヌルとした肌触りのアルカリ性単純泉が特徴で、「泉質日本一」、「美人の湯」として評判の高い温泉です。

今回はそんな美又温泉の中から、特に泉質に定評がある「とらや旅館」に宿泊しました。この記事ではとらや旅館に泊まった時の様子(温泉、食事など)を紹介したいと思います。






美又温泉にある小さな宿、とらや旅館

とらや旅館

今回泊まった美又温泉は、江の川の支流である家古屋川沿いにある小さな温泉地。車が行き交う県道の対岸に温泉街が形成されているため、とても静かな雰囲気です。ご覧のとおり、1車線幅の狭い通りを挟むようにして、渋い外観の旅館が軒を連ねています。

宿や商店の名前が書かれた渡り廊下が良い味を出していますね。昭和の雰囲気が色濃く残っている温泉街です。この温泉街を見られただけでも、美又温泉に泊まった甲斐があるというものですね。


とらや旅館

こちらが今回宿泊したとらや旅館。美又温泉の中でもお湯が良いと評判が高い宿です。家族経営の小さな宿で、アットホームな雰囲気が魅力です。1日3組限定の宿なので、静かに過ごせるのも嬉しいですよね。

予約サイトには掲載されていなかったので、電話で予約しました。


とらや旅館

お部屋は懐かしい雰囲気のする和室。まるで実家のような安心感でした。

次章以降でとらや旅館のお風呂、食事について書いていこうと思います。




とらや旅館のお風呂

まずはとらや旅館のお風呂を紹介します。


とらや旅館

とらや旅館のお風呂は、内湯のみというシンプルな構成。レトロなタイル張りの浴槽に無色透明なお湯がかけ流し。浸かってみるとヌルヌルとしたお湯で、体に膜が張ったかのような不思議な感覚が楽しめます。なるほど、これは確かに美容に良さそうな感じ。

とても気持ちの良い温泉でした!

シャワーは1ヶ所ですが、宿泊客の受け入れ自体が1日3組だけなので十分な数なのでしょう。




とらや旅館の食事

とらや旅館は食事も自慢の宿です。浜田港で水揚げされる海の幸や、地元で採れる山の幸の両方をいただくことができます。

夕食、朝食いずれも、客室の隣にある個室でいただきました。特にコロナ禍にはありがたい対応ですね。


夕食

とらや旅館

こちらがとらや旅館の夕食です!

これは最初に配膳された料理で、この後次々と料理が登場していくことになります。


とらや旅館

中央には新鮮なお造り。ヒラマサ、フグ、サザエ、ホウボウ、バトウ、ヤガラの刺身が豪勢に盛られていて、これだけでもご飯が一杯食べられそうな程。

聞き慣れない「バトウ」という魚は正式にはマトウダイという名前で、浜田市ではお馴染みの魚だそう。


とらや旅館

焼き蛤(左上)、黒豆のおから(右上)、むかご(左下)、栗(右下)など、地物がずらりと並びます。

とらや旅館

途中から、温かい料理が次々と運ばれてきます。

カレイのみぞれ揚げ(左)とかぶら蒸し(右)。カレイはこの夕食の中でも、一番のお気に入りとなりました。


とらや旅館

子持ち鮎の塩焼き(左)とアンコウの唐揚げ(右)。子持ち鮎はシーズン中しか食べられないのだそう。卵が詰まっていて美味しい!


とらや旅館

〆には鯛が入ったお吸い物と栗ご飯をいただきました。かなりボリュームのある夕食でした。満腹!




朝食

とらや旅館

こちらがとらや旅館の朝食です。

焼き魚と味噌汁と温泉卵とご飯が並ぶ、「これぞ温泉旅館の朝!」という感じの朝食。しらす干しや大根おろしなど、ご飯のお供が船形のお皿に盛られており、ちょっとオシャレ。どのおかずも美味しくて、ご飯がガンガン進みました。


とらや旅館

とらや旅館に泊まったら、可愛らしい箸置きにも注目してみてください。夕食には犬、朝食にはカエルの箸置きが使われていました。




美又温泉街の散策も楽しい

とらや旅館

美又温泉に泊まったら、風情のある温泉街を散策するのも乙なもの。歩いて1~2分で歩き通せてしまうくらい小さな温泉街ですし、歓楽街があるわけでもありませんが、何とも味がある温泉街だと思います。


とらや旅館

川を見下ろす足湯があるので、ここで冷えた足を温めるのも良いかと。派手さはありませんが、静かな環境で料理を楽しみつつ、お湯と向き合うことができるのが美又温泉の魅力だと思います。




とらや旅館へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

浜田道金城スマートICから約10分

浜田道旭ICから約15分



とらや旅館

美又温泉の温泉街は狭いため、宿泊客は温泉街の対岸にある月極駐車場を利用する必要があります。駐車位置に各宿の名前が書かれているので、指定された場所に駐車しましょう。


バスでのアクセス

山陰本線浜田駅から広島行きの高速バス「いさり火号」に乗車し約15分。「金城」停留所で下車。

※あらかじめ到着時刻を連絡しておくと、金城停留所まで送迎が可能とのことです。



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|投稿:2022.02.06 | 最終更新:2022.02.06 |カテゴリ: 島根県

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