五島列島旅行記【3-2】滞在時間3時間の久賀島ドライブ【後編】
2022年5月5日(木) |
五島列島旅行3日目。
福江島の北側にある久賀島にやってきました。
島一番の観光地で、港から一番遠い旧五輪教会堂を見学したところで10:50。帰りの船の時刻は12:30。レンタカーを返却することを考えると、残された時間は1時間程度といったところでしょう。さすがは五島列島で3番目の大きな島。滞在時間3時間では全てを見ることは厳しいようです…。
■この記事の目次
1.蕨小島 日本一小さな有人島を望む
2.折紙展望台 久賀島と周辺の島々を一望できる絶景展望台
3.牢屋の窄 殉教者42名、凄惨な弾圧が行われた場所
4.浜脇教会 久賀島南部にある存在感のある教会
5.さらば久賀島
1.蕨小島 日本一小さな有人島を望む
2.折紙展望台 久賀島と周辺の島々を一望できる絶景展望台
3.牢屋の窄 殉教者42名、凄惨な弾圧が行われた場所
4.浜脇教会 久賀島南部にある存在感のある教会
5.さらば久賀島
蕨小島 日本一小さな有人島を望む
11:10
旧五輪教会堂の駐車場から再び細い山道を戻り、久賀島北部にある蕨集落に戻ってきました。蕨集落は、「とある日本一」が見られるということで、気になっていた場所なのです。
それがこちら、蕨小島です。
蕨小島は蕨漁港から手が届きそうな程の位置にある小さな島。こちらの島、日本最小の有人島なんだそうです。面積は0.03平方キロメートル。なんと阪神甲子園球場の敷地面積よりも狭い島なのです。
2019年現在、島の人口は6名。全員がカトリック教徒なんだそうです。
島に渡る航路は無いため、どうしても訪れたい場合は船をチャーターする必要があります。今回は、対岸の蕨漁港から眺めるに留めました。
そしてこちらが蕨集落の全景。久賀島では2番目に大きな集落ですが、それでも人口は100人足らず。かつては小中学校があったようですが、2009年に廃校になっています。
港の向こうには、蕨小島がちょこんと浮かんでいるのが見えました。
折紙展望台 久賀島と周辺の島々を一望できる絶景展望台
11:20
久賀島一の絶景スポットと名高い折紙展望台にやってきました。県道から細い山道を登っていく必要があり、秘境感漂う場所です。旧五輪教会堂では何組かの観光客と出会いましたが、ここまで足を伸ばしている方はなかなかいないようです。
なお、折紙展望台の駐車スペースは、車一台が停められる程度の小さいもの。あまり多くの人が来ることは想定されていないようですね。しかしここからの景色がとても素晴らしかったのです。
小さな駐車スペースから急な坂道を1~2分登ると、折紙展望台に到着します。この展望台は島民の手によって造られたそう。
こちらが折紙展望台からの景色です。
「これぞ五島!これぞ長崎!」と言いたくなるような複雑な海岸線を見下ろすことができます。海岸が入り組みすぎていて、どれがどの島か、判別できないほど。
港の向かいに浮かぶ小さな島が蕨小島、真ん中辺りに横たわる細長い島が奈留島、さらに奥にうっすらと見えるのが中通島の南端部でしょう。島好きとしては、蕨小島がこんなによく見えるというだけで、訪れる価値がある展望台だと思います。
展望台から南の方角を眺めてみました。島の中央部まで食い込んだ久賀湾を見ることができます。左下に見えているのは、クルマエビの養殖場ですね。
折紙展望台。アクセスが少し大変ですが、素晴らしい景色が独占できる穴場の展望台だと思います。
牢屋の窄 殉教者42名、凄惨な弾圧が行われた場所
11:40
続いて訪れたのは久賀島の中心に程近い場所にある牢屋の窄。
明治6(1873)年に禁教が解けるまで、厳しい弾圧が続いた日本におけるキリスト教。その歴史の中でも、非常に凄惨、そして最後の弾圧が行われたのがこの場所です。
この場所が、拷問が行われた牢屋の跡地。6坪程の牢屋に老若男女問わず200名もの信者が押し込められ、8ヶ月もの間拷問が行われました。結果として42名もの信者が亡くなりました。
この事件がきっかけで日本は諸外国から非難されることとなり、ようやく信仰の自由が認められるようになったのです。
亡くなった信者の数だけ石碑が並べられており、石碑には信者の名前、年齢、死因、最後の言葉などが掘られています。実際に石碑を読むだけでも、凄惨な状況が伝わってくる気がしました。いや、実際には、平和に暮らしてる我々が想像すらできないような壮絶さだったのでしょう。
隠れキリシタンの関連遺産を巡るのであれば、この場所は訪れた方が良いと思います。
浜脇教会 久賀島南部にある存在感のある教会
11:50
レンタカーを返却する前に、一旦島の南側まで行き、浜脇教会に立ち寄りました。久賀島に向かう船の中から見えた浜脇教会の姿が非常に素敵だったので、最後に立ち寄っておきたかったのです。
少しメルヘンチックな印象も受けるトンガリ屋根の教会。
浜脇教会は1881年に完成しましたが、当時は木造の建物でした。信者の数の増加や台風に備えるため、1931年に現在のコンクリート造りの教会に。五島列島初のコンクリート製の教会なんだそうです。【前編】でも述べましたが、改築前の木造の教会堂は移築され、五輪教会として生まれ変わりました。
旧五輪教会堂の陰に隠れがちですが、非常に教会らしく、存在感のある建物ですね。
さらば久賀島
12:10
久賀島の中心にある久賀島レンタカーに戻ってきました。車を借りてから約2時間10分。非常に慌ただしいドライブになってしまいました。やはり久賀島くらい大きな島になると半日くらいは欲しいですね…。
スタッフのお兄さんが運転する軽自動車に乗り、田ノ浦港に戻ります。ここでお兄さんから思いもよらぬ一言。
「浜脇教会には行かれましたか?」
「え…最後に立ち寄りましたが?」
「寄れたのであれば良かったです。大体のお客さんは時間が足りなくて浜脇教会に立ち寄れないので、帰りの送迎の途中に浜脇教会に寄ってあげているんです。」
なんですと!無理して浜脇教会に寄らなくても良かったー!
まぁ…こればっかりは仕方ないですね…。
12:30
ちょうど3時間の滞在が終わり、久賀島を去ります。送迎のお兄さんに礼を言ってから軽自動車を下り、船上の人に。
行きの船は大混雑でしたが、帰りの船はそこまででもありませんでした。ツアーの団体さんが久賀島から海上タクシーで直接奈留島に向かったので、その分減ったのでしょう。
久賀島を後にし、余韻に浸る間もないまま、あっと言う間に福江島が見えてきました。近いですね。鬼岳の稜線と港周辺のビル群。久賀島から戻ると、まさに大都会…!
福江港に到着する直前。背後から長崎港からやってきたジェットフォイルが迫ってきました。こちらは定員66名の小さな船、向こうは定員257名のジェットフォイル。高速で巨大なジェットフォイルが船体を大きく傾けながらこちらに迫ってくるのです。気分はサメに追われる小魚。
これは追い抜かれるかと思いきや、流石にジェットフォイルも減速。ほぼほぼ同時に福江港に入港しました。五島列島一のターミナル、福江港ならではの光景ですね。
12:50
福江港に到着。
次に乗る船は向かいの桟橋に停泊している「フェリーOCEAN」。出港は10分後の13:00。
接続をとってくれるのかどうか不安でしたが、無事に乗り換えることができました。
次回は久賀島の1つ北にある島、奈留島でのドライブを楽しみます。

五島列島旅行記【3-3】奈留島で唐揚げちゃんぽんを食べた
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|投稿:2022.08.29 | 最終更新:2022.09.08 |カテゴリ: 旅行記
五島列島旅行記【3-1】滞在時間3時間の久賀島ドライブ【前編】
2022年5月5日(木) |
五島列島旅行3日目。
2日間滞在した福江島を離れ、次なる島を目指します。
今回の旅の行程表になります。本日はスケジュールが少々タイト。五島市の福江島を出発し、同市内にある久賀島と奈留島を巡った後、最終的には新上五島町の中通島を目指します。なお、久賀島への定期船は福江島からしか出ていないため、ツアーに参加したり海上タクシーを使わない限り、久賀島から奈留島へ直接移動することはできません。従って今回は、「福江島→久賀島→福江島→奈留島→中通島」というルートを辿ることになります。
それではまず、久賀島へ行ってみましょう。
定期船「シーガル」で久賀島へ
福江港にやってきました。ここはまさに五島列島の一大ターミナル。博多や長崎といった九州本土とを結ぶ船、上五島の中通島とを結ぶ船、奈留島、久賀島、椛島、赤島、黄島など、五島市内の島々とを結ぶ船がこの港から出ています。
こちらが久賀島へ向かう定期船「シーガル」。真っ黄色に塗られたド派手な小型船です。
久賀島へ向かう船は2種類。小型船の「シーガル」と大型船の「フェリーひさか」があります。ともに、福江島と久賀島との間を1日3往復ずつ運行されていますが、「フェリーひさか」の方は福江港から7km程離れた奥浦港がメインとなっており、少々不便。車や大型バイクを久賀島へ運搬する場合を除き、福江港から発着する「シーガル」を利用するのが便利だと言えるでしょう。「シーガル」は自動車は運搬できませんが、原動機付自転車は乗せることができます。
なお、「シーガル」に乗る場合、切符は船内で購入することになります。手ぶらで乗船し、席に座っていれば、出航後に乗組員がやってくるので、その場で切符を購入しましょう。
「シーガル」には船室の他に、デッキがあります。船室内は冷房が効いていると思いますが、せっかくであれば海風に当たりたいので、デッキを選択しました。
なお、この日はツアー客も乗船しており、かなり混雑していました。ツアーは五島市観光協会が企画したものらしく、久賀島訪問後、そのまま海上タクシーで奈留島に行くのだそうです。多少お金はかかりますが、一旦福江島に戻るという時間のロスは解消できるので、参加するのも1つの手かもしれませんね。
なんと船底にも席があります。ご覧のように海の中の様子が見えるようになっています。ただ、試しに座ってみましたが、海の中の様子はほとんど見ることはできませんでした。まぁ、わざわざこの席に座る必要はないでしょう。
9:10
ほぼ満員となった「シーガル」は福江港を出港。2日間過ごした福江島が後方に遠ざかっていきます。特徴的な鬼岳の山影も見ることができました。
船はしばらく福江島の東海岸に沿って北上していきます。進行方向に向かって左側には福江島が、右側には竹ノ子島、屋根尾島、多々良島などの無人島が次々と現れます。360度どの方角を見ても、島が視界に入るという感じです。
進行方向向かって左側、福江島の海岸にマリア像がありました。周囲を森と崖と海に囲まれ、陸上からのアクセスは不可能に見える場所にあるマリア像。
こちらは福江島北部の樫ノ浦地区にあるマリア像で、山道を歩けば訪れることが可能なようです。
9:25
いつの間にか久賀島が目の前に迫っていました。ずっと福江島が見えていたので、進んだ気がしませんでしたが、久賀島は福江島から非常に近い島なんです(特に前日訪れた堂崎天主堂辺りからだと2km程度しか離れていません)。
久賀島は五島列島で3番目に大きな島。大きな島影は森で覆われ、海岸沿いには僅かな民家。そして美しい教会!あの教会は浜脇教会。久賀島で訪れる予定の教会のうちの1つです。
9:30
船は、狭い湾に潜り込むように島に近づき、定刻通りに久賀島の玄関口である田ノ浦港に到着。
海に張り出した狭い桟橋には、送迎の車がズラリ。
ツアーの団体さんは「久賀タクシー」と書かれた2台のワンボックスカーに分乗。僕ら夫婦と、1人旅のお兄さんは久賀島レンタカーの送迎車に乗せられ、慌ただしく港を後にしました。
帰りの船が出港するまでの時間は3時間。久賀島の隅々まで見ることは難しい気がしますが、存分に楽しむことにしましょう!
久賀島レンタカーで電気自動車を借りる
久賀島の田ノ浦港からスタッフのお兄さんが運転する車に揺られ、久賀島レンタカーの事務所までやってきました。久賀島は馬蹄型(U字型)の島ですが、久賀島レンタカーがある中心集落は、島の中央(Uの字の内側)に位置しています。
借りたのは、前日の引き続き電気自動車。五島市は市を挙げて電気自動車をプッシュしているようですね。久賀島でのレンタルは3時間程度なので、途中の充電は不要でしょう。
旧五輪教会堂 世界遺産にも指定された木造の教会
最初に目指すのは久賀島を訪れた観光客の全てが訪れると思われる旧五輪教会堂。
久賀島で最も有名な場所であるのと同時に、最も港や中心集落から離れた場所でもあります。先に他の場所を訪れておいて、タイムアップなんてことになったら目も当てられませんので、真っ先に旧五輪教会堂を目指すことにしたのです。
まずは久賀島北部にある蕨集落へ向かってひたすら北上。
蕨集落からは、ご覧のような細い山道を進みます。幸いにも誰ともすれ違わなかったのですが、もし対向車が来たら、延々とバックすることになるでしょう。
蕨集落から、心細くなるような山道を4km程進むと、観光客用の駐車場が現れます。
10:15
こちらが旧五輪教会堂を訪れる観光客向けの駐車場。車2~3台程のスペースしかない小さな駐車場です。この先も、車で進めそうな道路が続いていますが、この先には来訪者用の駐車場はないため、ここに駐車しましょう。
ここから先は徒歩。駐車場から旧五輪教会堂までは800m程の道のりです。
駐車場から先、200m程は舗装された道路が続きますが、その道もすぐに未舗装路になり、最終的には自動車では通ることができない程の荒れた道になります。歩く分には支障はない道ですが、ゴロゴロと石が落ちているので、足元に注意しながら進みましょう。
駐車場から歩くこと10分。海辺に出て、ついに旧五輪教会堂が見えました!
こちらが五島列島屈指の秘境集落、五輪集落の全景です。五輪は2世帯のみが暮らす小さな集落。車道は通じていないため、集落へのアクセスは徒歩か船に限られます。
こちらは五輪教会。旧五輪教会堂の老朽化に伴い、1985年にその隣に建てられた新しい教会です。確かにモダンな感じの教会ですね。
こちらは五輪の住民が祈りを捧げる現役の教会。内部を見学することはできません。
10:35
こちらが旧五輪教会堂です!
これまで見てきた教会とは明らかに異質の、素朴な木造教会。こちらの教会は1881年、久賀島南部の浜脇教会として建設されたもの。1931年に浜脇教会を改築する際、五輪集落に移築されたそうです。長崎県内の教会堂としては、長崎市の大浦天主堂に次いで古いのだそうです。
老朽化のため、新たな五輪教会が出来た際には、解体の話も持ち上がりましたが、歴史ある建造物を後世に遺したいという機運が高まり、保存されることとなりました。1999年には国の重要文化財に登録されています。
旧五輪教会堂は現役の教会ではないため、内部を見学することができます(ただし、見学する場合は2日前までに事前予約が必要)。
入口で靴を脱ぎ、中に入ります。
何とも温かみのある木造の教会。カーブを描く天井は、「リブ・ヴォールト天井」、俗に「コウモリ天井」と呼ばれる造りで、中世のキリスト教会に多用された建築構造なのだそうです。
素朴な見た目とは裏腹に、隅々にまで装飾が施されており、それだけでも愛された教会だということが伝わってくるようでした。
旧五輪教会堂の前ではネコがマッタリとしていました。
次回は久賀島ドライブの後編。久賀島の絶景スポット、悲しい歴史の舞台となった場所を巡ります。

五島列島旅行記【3-2】滞在時間3時間の久賀島ドライブ【後編】
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|投稿:2022.08.24 | 最終更新:2022.09.08 |カテゴリ: 旅行記
さくらの滝 見頃は夏!おびただしい数のサクラマスのジャンプが見られる滝(北海道清里町)
今回は北海道にあるさくらの滝を紹介します。
さくらの滝は、北海道の東部、知床半島近くの清里町にある滝。斜里岳を源流とする斜里川にあり、落差3m程の小さな滝です。
「さくら」と言っても、桜の名所というわけではありません。サケの仲間であるサクラマスの遡上が見られることから、この名が付けられたと言われています。落差3mの滝を乗り越えるため、サクラマスがジャンプする姿が見られるのだそうです。
今回は8月のお盆休みを利用してさくらの滝を訪れました。想像よりも遥かに素晴らしい場所だったので、紹介したいと思います。
さくらの滝の見頃
まずはさくらの滝の見頃について紹介します。さくらの滝を訪れる方の多くは、サクラマスの滝越えジャンプを見に来ているわけですから、当然サクラマスの遡上シーズンを押さえなくてはなりません。
サクラマスの遡上シーズンは、6月上旬から8月下旬にかけて。その時期を狙って訪れる必要があります。
また、サクラマスの体つきも時期によって変化します。6月頃には銀色ですが、産卵の時期が近づく8月頃には桜色を帯びてくるのだそうです。どんなサクラマスの姿が見たいかというこだわりがある方は、この辺りも注意する必要がありますね。
さくらの滝へのアクセス
さくらの滝へ向かう公共交通機関はありません。訪れる場合は車かバイクを利用する必要があります。
■網走市から国道391号線等を経由して約50分
■女満別空港から国道334、391号線等を経由して約1時間
■根室中標津空港から道道150、1115号線等を経由して約1時間
※一応、釧網本線の緑駅が最寄り駅ですが、5km以上離れているため、歩くのはおススメしません。
さくらの滝の駐車場
さくらの滝の駐車場について紹介します。滝の近くに砂利敷きの広い駐車場があります。ラインが引かれていないため、明確な駐車可能台数は分かりませんが、満車になることはないと思われるほど広い駐車場です。
駐車場には仮設トイレが設置されていました。
さくらの滝の遊歩道
駐車場からさくらの滝までは、徒歩1分程度で到着します。
遊歩道はこんな感じ。遊歩道の入口と滝の手前に階段があることを除いては、ほぼ平坦です。老若男女問わず、気軽に訪れることができます。
ただし、遊歩道の入口にも看板が掲げられていましたが、ヒグマが出没する可能性がある地域です。訪れる場合は、周囲に注意を払うようにしましょう(滝の音が大きく、熊鈴は役に立たないと思われます)。
さくらの滝でサクラマスの遡上を眺める
こちらがさくらの滝です!
「おー!飛んでる!飛んでる!」
あまりにも驚いてしまい、こんな間抜けな声を上げてしまいました。
正直なところ、訪れる前は「10分くらい滞在して、1~2匹のジャンプが見られれば良いかなー」と、期待値が低めでした。しかし実際に見てみると、1秒に何匹ものサクラマスが滝に向かって跳んでいるではありませんか。これは凄い…!
清里町さくらの滝。
— 代官@旅ブログ「47の記憶」 (@daikan_47) August 11, 2022
サクラマス、絶賛遡上中! pic.twitter.com/vCIhGxKSah
スマホで動画を撮ってみました。落差はそれほどないとは言え、結構な勢いで流れている滝に向かい、次々とサクラマスがジャンプしています。僕が滞在していた数分間で、無事に滝の上に進むことができたサクラマスは確認できませんでしたが、懸命に遡上するサクラマスたちを応援せずにはいられませんでした。
滝の展望スペースはこんな感じ。7~8人が来るといっぱいになってしまうほどの小さな展望スペースです。訪れた日はお盆休みということもあり、ひっきりなしに観光客が訪れていたため、あまり長時間滞在することはできませんでした。
短い滞在時間でしたが、望遠レンズを使ってサクラマスを激写してみました。個体によっては体が鮮やかな桜色になっていました。
さくらの滝。あまり期待値は高くなかったのですが、想像以上にたくさんのサクラマスを見ることができ、大満足の訪問となりました。また、思いのほか混雑していたので、ゆっくり撮影したい方は平日を狙って訪れるのが良いかもしれません。
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|投稿:2022.08.21 | 最終更新:2022.08.21 |カテゴリ: 北海道
五島列島旅行記【2-6】堂崎天主堂と福江武家屋敷通り
2022年5月4日(水) |
前日のお昼に出発した福江島一周ドライブもいよいよラストスパート。スタート地点でもあり、ゴールでもある福江を目指します。
堂崎天主堂 人気の高いレンガ造りの教会
福江エリア(旧福江市)北部にある堂崎天主堂に立ち寄りました。福江に近いこともあり、福江島の中でも最も多くの観光客で賑わっている教会です。
手前の駐車場に車を停め、入江に沿った道を歩いて天主堂へ向かいます。広めの駐車場、立派な公衆トイレ、カフェなどもあり、一大観光地といった趣です。
天主堂へ向かう道中、潮が引いた入江に不思議なフォルムの岩が転がっていました。これは「りんご石」。名前の由来は……言うまでもないですね。満潮時には海中に没してしまう岩です。
駐車場から歩いて一分程で、堂崎天主堂に到着します。
こちらが堂崎天主堂です!
重厚な煉瓦造りの教会です。先ほど見た純白の水ノ浦教会も教会らしいデザインで美しかったですが、こちらもまた素晴らしい…。思わず息を飲んでしまうほどの荘厳さを持ち合わせた教会です。
教会の周りを見ると、いろいろな像が並んでいます。現地に設置された解説を読みながら、教会や像を見学しました。
堂崎天主堂、素晴らしい教会でした。もし、「福江島で1つだけ教会に寄るとしたら?」と聞かれたら、私は堂崎天主堂を挙げると思います。
堂崎天主堂の駐車場の前には、こんな自動販売機が設置されています。これは「堂崎マドレーヌ」の自販機。
評判が高いお菓子らしいので、ひとつ買ってみました。マドレーヌは半冷凍状態で出てきます。時間をおいてから食べてみましたが、とても美味しいマドレーヌでした。
堂崎天主堂に立ち寄った後、鬼岳の麓にある鬼岳温泉に行ってみましたが、なんと2022年3月をもって日帰り入浴の受付を終了したとのこと。赤褐色のお湯に浸かれるとの評判を聞いており、楽しみにしていたのですが、残念な結果になりました…。
武家屋敷通り 玉石垣が特徴的な福江城の城下町
ドライブの最後に福江市街地の中心部近くにある武家屋敷通りを散策することにしました。教会など、キリシタン関連の観光地が注目されがちな福江島ですが、実は長年にわたり五島氏が治めていた城下町でもあります。
武家屋敷通り近くの福江武家屋敷通りふるさと館の駐車場に車を停め、歩いて回ってみました。
こちらが福江の武家屋敷通り。
両脇に石垣が積まれた、厳粛な雰囲気の道です。市街地が近いのですが、この界隈だけ静けさを保っており、タイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
家を取り囲む石垣を観察すると、少し風変わりな石垣であることに気がつきます。石垣の上に丸い石が乗せられているのです。
これは侵入者にいち早く気づくための工夫。この石垣を乗り越えようとすると、丸石が転がり落ちて、石が落ちた音が侵入者を知らせてくれるという仕組みです。
「なるほどなぁ…」と感心しながら武家屋敷通りを歩き、そのまま福江城方面へ。

こちらが福江城(池田城)跡。
福江港近くの国道沿いにあるので、福江島を訪れたことがある人であれば、誰もが目にしたことがあるのではないでしょうか。
五島藩の藩主、五島氏が1863~1872年の間、この城を拠点としていました。現在は埋め立てが進み、内陸にある城になっていますが、当時は三方を海に囲まれた城だったのだそうです。
お堀を渡り、門をくぐると、なんと保育園や高校がありました。こんな場所にある高校に通っていたら、ついつい愛校心も湧いてしまいそうですね。
本日の宿であり、車を借りていた「ごとう屋」に帰還。
今回は生まれて初めて電気自動車を運転しました。充電場所が少ない、少し馬力が弱い等の難点はありましたが、概ね快適に旅をすることができました。
このくらいの規模の島であれば、電気自動車での旅もなかなか良いのではないでしょうか。
福江港近くの「みひろ」にて皿うどんを食べる
前日に引き続き、五島バスに乗り、夕食を求めて福江市街地へ。今夜は福江港近くの「みひろ」さんにて夕食。「みひろ」では、ちゃんぽんや皿うどんを食べることができます。
私は皿うどんをいただきました。
やはり長崎県に来たら、これは外せないですよね。パリパリとした揚げ麺を、餡に馴染ませながら食べ進めます。美味い!
嫁さんは味噌ちゃんぽん。ちゃんぽんは長崎ではお馴染みですが、味噌味のちゃんぽんは珍しいですよね。生卵がトッピングされており、食欲がそそられます。少しいただきましたが、濃厚で美味しいちゃんぽんでした。
今夜もたくさん食べたので、歩いて宿まで帰りました。
次回は五島列島の旅の3日目。福江島のお隣の久賀島へ向かいます。

五島列島旅行記【3-1】滞在時間3時間の久賀島ドライブ【前編】
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|投稿:2022.08.18 | 最終更新:2022.08.24 |カテゴリ: 旅行記
五島列島旅行記【2-5】水ノ浦教会と城岳展望所 岐宿を巡る
2022年5月4日(水) |
福江島滞在2日目。
1日半をかけた福江島一周ドライブもいよいよ佳境。旧三井楽町を後にし、旧岐宿町に入ります。
旧岐宿町は福江島のちょうど中央部に位置しています。ここにも美しい教会や展望所があるので、立ち寄って行きたいと思います。
水ノ浦教会 漁村を見下ろす白亜の灯台
14:25
岐宿エリアに入って最初に立ち寄ったのは、水ノ浦地区にある水ノ浦教会。
三井楽側から来ると看板が見えず、気付かずに通り過ぎてしまいました。数百m先でUターンし、何とか駐車場に辿りつくことができました。福江側を向いた看板はありますが、三井楽側を向いた看板は設置されていないため、三井楽側(西側)からアクセスする場合には注意が必要です。
こちらが水ノ浦教会です。純白の美しい教会です。
水ノ浦教会は、迫害の時代を経て、1880年に建設されました。現在の教会は1938年に建てられた2代目のものになります。当時、諸事情により建設が中止となった雲仙教会の資材を譲り受けて建造されたもので、木造の教会なんだそうです。教会建築に関しては知識はないですが、「これぞ教会!」といった感じのデザインですね。
福江島内の他の教会と同様、新型コロナウイルスの影響で、残念ながら内部の見学は受け付けていませんでした。
山の中腹に建てられた水ノ浦教会からは、素朴な漁村風景と、複雑に入り組む海岸線を眺めることができました。
黒瓦が目立つ純和風の家が建ち並ぶ集落と、白亜の教会の対比がまた良いですね。
城岳展望台 奇景、「魚津ヶ崎」を見下ろす展望台
14:35
水ノ浦教会を見た後は、山道を登り、城岳展望所にやってきました。
城岳という山の頂上にある展望所ですが、城岳はその名のとおり、かつて城が築かれていた山。1383年に五島家の当主が宇久島から移住した際に、この山の頂上に山城を築いたのだとされています。
駐車場のすぐ近くにある展望所からは、このような景色を見ることができます。
何よりも目を引くのが、湾と外洋を区切るかのように伸びている直線状の半島。非常に細く鋭い半島で、まるでノコギリザメのよう。
この半島は魚津ヶ崎半島。数万年前に噴出した玄武岩質の溶岩で出来ているのだそうです。
ここからでも十分に素敵な景色を拝むことができたのですが、ここよりも上にさらに景色が良い第一展望所があると聞いたので、登っていくことにしました。
こんな感じの階段をえっちらおっちら登っていきます。
階段5分程登ると、電波塔のようなものが見えてきました。これは携帯電話用の無線中継塔。その一部に第一展望所が設置されています。
こちらが城岳展望所の第一展望所から見た景色です!
入り組んだ海岸線と、豊かな田畑、そして岐宿の町を一望することができます。
視線を少し左側に移すと、先ほど見下ろした魚津ヶ崎半島。
第一展望所までは5分程階段を登る必要がありますが、訪れる価値のある展望所だと思いました。
余談ですが、魚津ヶ崎半島の付け根には花の名所として知られる魚津ヶ崎公園があります。菜の花、ひまわり、コスモスなど、季節ごとに様々な花を楽しむことができるので、花のシーズンに福江島に来た場合は、是非とも立ち寄ってみてください。
ドンドン渕 豊富な水が流れ落ちる滝
比較的平坦な地形が多い福江島ですが、迫力ある滝も存在します。事前に「ドンドン渕」という滝があると聞いていたので、立ち寄ってみることにしました。
15:20
ドンドン渕の駐車場に到着。
ドンドン渕へのアクセスは少し大変。国道384号線から長崎県道162号線に入り、曲がりくねった細い道を進みます。途中からは県道からも逸れ、未舗装の林道を600m程進む必要があります。狭い道の運転に慣れていない方には、少し辛いかもしれません。
こちらがドンドン渕の駐車場。駐車場と言っても、未舗装の林道の脇に駐車スペースが3~4台あるのみ。マイナーなスポットですが、先客が1組いるようでした。
駐車場からドンドン渕までは徒歩で5分程度の道のり。一応看板は設置されているものの、訪れる人が少ないらしく、道は少し荒れ気味です。歩きやすい靴で訪れる必要があるでしょう。
倒木や岩を踏み越えていくと、滝の音が近くなり、すぐにドンドン渕が現れます。
こちらがドンドン渕です!
落差はそこまでではないものの、巨大な岩を滑るように豊富な水量が流れ落ちており、なかなかの迫力。滝壺がかなり広く、並々と水を湛えています。
「ドンドン渕」という不思議な名前の由来は、「ドーンドーン」と太鼓を打ち鳴らすような音がすることから。さすがにそこまでの音はしませんでしたが、見応えがある滝でした。
次回で福江島一周ドライブの終わり。福江の町に戻り、武家屋敷通りを散策します。

五島列島旅行記【2-6】堂崎天主堂と福江武家屋敷通り
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|投稿:2022.08.08 | 最終更新:2022.08.18 |カテゴリ: 旅行記
五島列島旅行記【2-4】福江島北部 三井楽を巡る
2022年5月4日(水) |
福江島滞在2日目。
福江島一周ドライブも半分が終わり、いよいよ後半戦。福江島の北西部に付いたタンコブのような三井楽地区(旧三井楽町)を巡ります。
■この記事の目次
1.道の駅「遣唐使ふるさと館」でランチ&EV充電
2.スケアン 伝統漁の面影が残る遺跡
3.オレンジロード 福江島北西岸を往く絶景の小道
4.辞本涯の碑 福江島の北西端で「日本の果て」を感じる
5.高崎鼻 柏崎を望む長閑な草原
1.道の駅「遣唐使ふるさと館」でランチ&EV充電
2.スケアン 伝統漁の面影が残る遺跡
3.オレンジロード 福江島北西岸を往く絶景の小道
4.辞本涯の碑 福江島の北西端で「日本の果て」を感じる
5.高崎鼻 柏崎を望む長閑な草原
道の駅「遣唐使ふるさと館」でランチ&EV充電
11:15
福江島西海岸を北上し、ドライブの舞台は三井楽地区へ。道の駅「遣唐使ふるさと館」にやってきました。
今回利用しているのは電気自動車。午後もドライブを続けるには電気の残量が若干心許なくなってきたため、そしてそろそろお昼を食べたかったため、道の駅に寄ることにしたのです。
こちらが道の駅「遣唐使ふるさと館」。五島列島で唯一の道の駅です。離島にある道の駅自体かなり珍しく、橋が架かっていない離島にある道の駅は全国に4ヶ所しかありません(あとの3ヶ所は佐渡島、小豆島、奄美大島にある)。
何はともあれ、電気自動車にとっては貴重な充電スポットなので、とてもありがたい存在です。
さて、早速充電を……と思いきや先客が…。道の駅には急速充電器が1ヶ所しかなく(2022年5月現在)、先客がいる場合は充電が終わるのを待つ必要があるのです。
道の駅で五島銘菓のかんころ餅を購入し、ベンチで食べながら、急速充電器が空くのを待ちます。予約表や順番待ちのボードなどがないため、その場から離れることができないのが辛いですね…。まぁ、GWなので仕方ないのかもしれません。
あー、かんころ餅美味い…。かんころ餅はサツマイモを使った五島名産の和菓子。どこか懐かしい素朴な味。
11:40
急速充電器が空いたので、早速充電。
レンタカーを借りる際に受け取った「認証カード」をカードリーダーにかざすと、充電することができます。充電は1回300円。車を返却する際に清算します。
事前に受け取った説明書を見ながら、ガソリンスタンドのホースのようなコードを車の充電口に差し込むと、充電が開始されました。
充電が終わるまでは約30分。せっかく道の駅にいるので、道の駅のレストランで昼食を食べながら充電完了を待つことにしました。
今回は急ぐ旅ではなかったので問題はなかったのですが、充電によって旅のスケジュールが左右されるので、その点は注意が必要ですかね。
11:50
昼食は道の駅の中にある、「ふるさとバイキング」でいただきました。店名に「バイキング」と入っていますが、バイキングが行われているのは一部の日程だけで、訪れた日はバイキングは行っていませんでした。
五島うどんやカレーライス、牛丼などのメニューが並びます。
今回食べたのはブリ丼(500円)。
もう一度言います。ブリ丼(500円)。
ブリ丼と小鉢と味噌汁が付いて500円ですよ?普通なら1500円とかとられそうなものですが…。あまりに安いので不安だったのですが、とても美味しいブリ丼でした。
ブリ丼はいつも提供されているわけではないようですが、運良くメニューに載っているのを見かけた場合は、是非とも食べてみてください。
食事をして、充電も完了したので、ドライブを再開しましょう。
スケアン 伝統漁の面影が残る遺跡
12:40
三井楽地区の海岸沿いにある「スケアン」という遺跡にやってきました。当初はまったく情報を知らず、寄る予定はなかったのですが、看板を見かけて気になったので立ち寄ってみたのです。
こちらがスケアンです。スケアンとは、遠浅の海岸に石積みをし、潮の満ち引きを利用して魚を捕るという数万年前を起源とする原始的な漁法です。こちらのスケアンは高さ1~1.5m、長さ80mにも及ぶ大規模なもの。この漁法でミズイカやスズキ、キビナゴが捕れるのだそうです。
オレンジロード 福江島北西岸を往く絶景の小道
スケアンから少し北へ進み、長崎鼻灯台を過ぎると、「オレンジロード」と呼ばれる道に差し掛かります。
この辺りから舗装がオレンジ色になるのです!
恐らく美しい夕陽が眺められることから、このような色の道が造られたのでしょう。海と寄り添うように、細いオレンジ色の小道が頼りなさげに伸びています。車でも通れますが、すれ違いが可能な場所が少ないので、自転車やバイクで訪れた方が良いかもしれません。
オレンジロード沿いには、十字架があしらわれた墓地があります。
ここは渕ノ元カトリック墓碑群。この近くにある渕ノ元集落の住民の墓地です。16世紀に現在の長崎市から移住した開拓農民が住み始めた集落だとされ、カトリック信者が多いのだそうです。
心が洗われるような景色を眺めつつ、オレンジロードを北上していきます。目指すは福江島の北西端、柏崎です。
辞本涯の碑 福江島の北西端で「日本の果て」を感じる
13:00
福江島の北西端、柏崎という岬にやってきました。ここには空海の像と辞本涯の碑という石碑が建っています。
こちらが柏崎です。この地は遣唐使とゆかりがある場所。遣唐使が船で唐(現在の中国)に向かう際、国内最後の寄港地がここだったのです。
石碑に書かれた「辞本涯」とは、遣唐使の一員だった空海が残した言葉で、「日本の最果てを去る」という意味。
まさにここは日本の最果て。海外との往来が当たり前ではなかった当時、この地を出発して唐へ向かうことは、相当な覚悟が必要だったことでしょう。唐に渡り、生きて日本に戻ることができなかった者も多くいたようです。
柏崎にはささやかな灯台。
その沖合には無人島である姫島が見えています。姫島は現在は無人島ですが、かつては弾圧から逃れるため、300人程のキリシタンが暮らしていたのだそうです。この景色からはうかがい知ることはできませんが、島の南東の緩斜面に集落があったのだとか。
長閑で美しく見える景色ですが、調べてみると暗く、悲しい歴史が眠る場所でもあるのです。
高崎鼻 柏崎を望む長閑な草原
13:35
海を見下ろす小高い丘に草原が広がる何とも長閑な風景。景色が良いことから、キャンプ地としても人気があるそうです。
前方には、先ほど訪れた柏崎とその周辺の集落が見えました。
これにて三井楽エリアはほぼ一周。次回は美しい教会や絶景展望台がある岐宿エリアを巡ります。

五島列島旅行記【2-5】水ノ浦教会と城岳展望所 岐宿を巡る
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|投稿:2022.08.05 | 最終更新:2022.08.08 |カテゴリ: 旅行記
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