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甑島列島旅行記【1-5】甑大橋 木の口展望所と鳥ノ巣山展望所から眺める

甑島

2022年7月17日(日)

本日は甑島列島旅行の1日目
甑島列島は北から上甑島、中甑島および下甑島の3島から成りますが、2020年に中甑島と下甑島を繋ぐ甑大橋が開通し、3島が車で往来できるようになりました。午後は、甑島の交通事情を一変させた甑大橋を見に行きたいと思います。




中甑島の木の口展望所から甑大橋を望む



13:10
甑大橋を眺めることができる場所はいくつかありますが、まずはその代表格、中甑島にある木の口展望所にやってきました。中甑島の平良港から山道を約3.5km登る必要があるのですが、道幅が狭いので注意が必要です。


甑島

こちらが木の口展望所からの景色です!

緩やかなカーブを描く甑大橋、複雑で険しい下甑島の海岸線、そして下甑島最北端に位置する鹿島集落が見えています。景色の素晴らしさに感動すると同時に、「よくこんな険しい場所にこんなに長い橋を架けることができたなー」と、日本の土木技術に素直に感心してしまうのでした。

ただ、もう少し天気に恵まれればなぁ…。こればっかりは仕方ないですが…。


甑島

木の口展望所にはかなり広めの駐車場が完備されています。満車になることはないと思うので、駐車場の心配は無用でしょう。


甑島

なお、木の口展望台からの帰り道は中甑島の西海岸の山道を下っていったのですが、鹿の子大橋甑大明神橋を一望できる場所がありました。特に展望所のような施設はないため、道路からササッと撮影を済ませる必要がありますが…。

素晴らしい景色なので、今後、展望所として整備されると良いですね。




甑大橋 渡ってみた



いよいよ甑大橋を渡って下甑島へ。

甑大橋は長さ1,533mを誇る海上橋。日本国内の橋としては18番目、鹿児島県内では最長の橋です(2023年3月現在)。開通の時期がコロナ禍と重なってしまったため、開通時の注目度は今一つでしたが、最近では絶景のドライブルートとして人気が高まりつつあります。


甑島

こちらが甑大橋です!

これはドライブ好きにはたまらない橋ですね。車のCMのロケ地になってもおかしくない程、魅力的な橋です。景色の素晴らしさもさることながら、交通量が少なく、橋をゆっくり楽しめるのが良いですね。

なお、甑大橋は駐停車禁止とのこと。




下甑島の鳥ノ巣山展望所から甑大橋を望む



14:20
甑大橋を渡り、下甑島へ。下甑島の北端にある鳥ノ巣山展望所へ向かいました。こちらも甑大橋を眺めるためのスポットとして知られています。


甑島

こちらが鳥ノ巣山展望所からの景色です!

先ほど眺めた木の口展望所からの甑大橋とは打って変わって、直線的な甑大橋を眺めることができます。眼下から、中甑島に向かって一直線に延びる甑大橋がカッコ良いですよね。木の口展望所よりも標高が低いため、甑大橋を近くから眺めることができるという点も、鳥ノ巣山展望所の魅力だと思います。


甑島

鳥ノ巣山展望所にはもう1つ見どころがあります。それが、カノコユリの群生地。海に面した斜面にカノコユリが咲き乱れており、訪れる人の目を楽しませています。斜面の真ん中に遊歩道があるので、カノコユリ鑑賞をしながら散策するのもおススメです。


甑島

このようにカノコユリと甑大橋のツーショットを撮影することも可能です。カノコユリのシーズン(7~9月)に訪れる方は是非ともツーショットを楽しんでみてください。


甑島

ちなみに鳥ノ巣山展望所は山道のどん詰まりにあり、数台分が駐車可能なスペースがあります。中甑島の木の口展望所の駐車場よりは狭いので、ご注意を。




下甑島の夜萩円山公園から鹿島断崖と甑大橋を望む



14:45
鳥ノ巣山展望所と同じく、下甑島の北端にある夜萩円山公園を訪れました。こちらは下甑島の西海岸寄りにあるため、甑大橋に加え、鹿島断崖を眺めることができるスポットです。


甑島

こちらが夜萩円山公園から眺めた鹿島断崖です。

午前中に船上から眺めた(紹介記事)鹿島断崖を、山の上から見ることができます。クジラのような形をした「甑島クジラ岩」も見えていますね。陸から見ても、物凄い迫力です…。


甑島

夜萩円山公園からも甑大橋を眺めることが可能です。ガイドブックやパンフレットでは見かけないような珍しいアングル。これはこれで新鮮で良いのではないでしょうか。


甑島

夜萩円山公園はかなり穴場の展望所。駐車場も乗用車2~3台分しかありません。バス用の駐車場もありますが、道が狭いので、アクセスする際には注意が必要です。


次回は再び上甑島に戻り、甑島列島屈指の絶景スポット、長目の浜へ向かいます。


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|投稿:2023.03.27 | 最終更新:2023.03.27 |カテゴリ: 旅行記

甑島列島旅行記【1-4】甑大明神橋と鹿の子大橋を渡って中甑島へ

甑島

2022年7月17日(日)

本日は甑島列島旅行の1日目
午後は橋を渡り、上甑島から中甑島へ向かおうと思います。昼食を食べた「寿し膳 鹿の子」(紹介記事)から南下を開始。




甑大明神橋 上甑島と中島(無人島)を結ぶ橋

甑島

12:10
中甑集落から約2km。甑大明神橋が見えてきました。

上甑島と中甑島の間には中島という無人島があります。甑大明神橋は上甑島と中島とを結ぶ橋で、1994年に開通しました。




地図を見るとお分かりいただけると思うのですが、甑大明神橋は、岩を迂回するようにカーブを描く珍しい橋。後述しますが、この岩の上に建てられているのが、この橋の名前の由来にもなった甑大明神です。


甑島

歩いて橋を渡ってみました。確かに岩を避けるように橋が架けられているのが分かりますね。橋の中ほどに、岩を観賞するためのスペースが設けられているので、そこまで行ってみましょう。

なお、歩道がそれ程広くないうえ、橋がカーブしているので渡る際には車にご注意を。まぁ…交通量自体はかなり少ないですが…。


甑島

こちらが橋の名前の由来にもなった甑大明神。岩の上に鳥居が建っていますが、社殿は存在しません。この岩自体がご神体で、その名を「甑岩」と言うのだそうです。

そもそも「」とは、古代中国発祥の蒸し器のこと。その形に似ていることから、この岩を「甑岩」と呼ぶようになり、この岩の名前が甑島列島の由来になっているのだとか。「甑」自体を見たことがないため何とも言えませんが、確かに特徴的な形をした岩ですよね。気になる方は「甑」で画像検索をしてみてください。


甑島

甑大明神橋の袂にはカノコユリが群生していました。紅色の斑模様が目立つ美しい花ですね。僕が訪れた7月はカノコユリの最盛期ということもあり、島の各地でその姿を見ることができました。




鹿の子大橋 中島(無人島)と中甑島を結ぶ橋

甑島

12:30
上甑島と中甑島の間に浮かぶ無人島、中島を一分足らずで通り抜け、次なる橋、鹿の子大橋にやってきました。鹿の子大橋を渡り、中甑島に入った直後に駐車スペースがあったので、そこに車を停めました。


甑島

駐車スペースのすぐ近くにある鹿の子大橋展望所からは、美しいフォルムの鹿の子大橋を眺めることができます。どこか西洋の神殿を思わせるアーチ橋は、海峡の波をイメージして建造されたのだそう。


甑島

駐車スペースから海岸の方へ道が伸びており、下っていくと、鹿の子大橋を下からのアングルで見ることができます。非常に美しい橋なので、是非とも両方の角度から見てみてください。




平良集落 中甑島唯一の集落

甑島

12:45
中甑島唯一の集落、平良集落にやってきました。

こちらは平良集落にある平良漁港。かつては中甑島の玄関口として、フェリーも寄港していました。上甑島と橋で繋がれた現在では、小型の漁船のみが停泊する静かな漁港となっています。


甑島

平良集落のメインストリート。中甑島は人口200人足らずの小さな島ですが、平良集落に全人口が集中しているため、人口の割には立派な市街地が形成されています。


甑島

このような細い路地もあり、散策していて楽しい集落でした。

しかし散策していると、空き家が目につき、少し寂しい気持ちになりました。2005年には約400人もの人口を有した中甑島ですが、20年足らずの間に人口が半減してしまったようです。どの島にも過疎化の波が押し寄せているのをヒシヒシと感じますね…。




帽子山展望所から平良集落を眺める



13:05
平良集落から険しい山道を登り、帽子山展望所にやってきました。帽子山展望所は、甑大橋を見晴らせる木の口展望所へ向かう途中にあります(木の口展望所については次回、紹介します)。


甑島

こちらが帽子山展望所から眺めた景色です。眼下に平良集落、さらにその向こうには上甑島を望むことができます。

展望所から眺めると、平良港はほぼ360度を陸地に囲まれた港であることが分かります。それもそのはずで、平良港は元々は池だったようです。江戸時代に工事を行い、海と池を繋げることにより、港として整備したのだとか。帽子山展望所からは、かつての平良港の姿も伺い知ることができるのです。


次回はいよいよ甑大橋へ。中甑島にある木の口展望所、下甑島にある鳥ノ巣山展望所から甑大橋の絶景を楽しみます。


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|投稿:2023.03.23 | 最終更新:2023.03.23 |カテゴリ: 旅行記

コッタロ湿原展望台 釧路湿原の北限にある穴場の展望台に行ってみた(北海道標茶町)

コッタロ湿原展望台

釧路湿原。北海道東部の釧路市釧路町標茶町および鶴居村の4市町村に跨る日本最大の湿原です。

その広大さゆえ、全体を見渡すことは困難。全体が見られない代わりに、釧路湿原の周辺には数多くの展望台が存在しており、それぞれの展望台から違った景色を楽しむことができます。メジャーな展望台からマイナーな展望台まで、展望台をハシゴして、お気に入りの景色を探すというのも釧路湿原観光の醍醐味と言えるでしょう。

数ある釧路湿原の展望台から、今回はコッタロ湿原展望台を紹介します。




コッタロ湿原展望台は釧路湿原の最北部、標茶町にある展望台。釧路湿原の中でも特に人気が高い細岡展望台や塘路湖からは少し離れており、その分他の展望台よりも秘境めいた雰囲気が楽しめます。

この記事ではコッタロ湿原展望台の魅力、遊歩道やアクセス方法などについて紹介したいと思います。






コッタロ湿原展望台の駐車場

コッタロ湿原展望台

こちらがコッタロ湿原展望台の駐車場です。唯一のアクセス路である道道1060号線の道路脇に数台分駐車可能なスペースがあります。この日はお盆の連休中だったので比較的多くの車が停まっていました。

駐車場のすぐ後ろには立派な公衆トイレ。公衆トイレの裏側から遊歩道が始まっています。


コッタロ湿原展望台へ向かう遊歩道

コッタロ湿原展望台へ向かう遊歩道を紹介します。展望台は湿原を見下ろす小高い丘の上にあります。


コッタロ湿原展望台

そのため展望台へ向かうためにはこのような階段を登っていく必要があるのです。

標高差があるわけでも、距離があるわけでもないのですが、階段がかなりワイルドな造りになっているため、躓かないように注意して登りましょう。注意さえすれば、誰でも気軽にハイキング気分が楽しめる遊歩道だと思います。


コッタロ湿原展望台

遊歩道の入口にも注意書きが貼られていましたが、ヒグマが出ることもあるようです。北海道内であれば、大体どこでもヒグマが出没する可能性はありますが、このように張り紙がされているとドキッとしますね。


コッタロ湿原展望台

階段と坂を登り続けていくと、5~7分程度でコッタロ湿原展望台に到着します。




絶景!コッタロ湿原展望台

コッタロ湿原展望台

こちらがコッタロ湿原展望台からの景色です!

派手さはないですが、美しい湿原が眼下に広がっています。ウネウネと蛇行する川は、釧路川の支流であるコッタロ川。護岸などされず、自然のままの湿原を流れています。ここからの景色はきっと何万年も前から変わらないのでしょう。

駐車場から徒歩5分程度で、こんなに素晴らしい大自然に出会えるなんて奇跡ですよね。


コッタロ湿原展望台

展望台の少し手前からの景色もおススメ。一面の緑の中に低木がポコポコと生えているという、サバンナのような景色が楽しめるのです。国内ではなかなかお目にかかれない絶景だと思いました。

展望台に向かう途中からの景色ですが、足を止めて、じっくりと眺めたいものですね。




コッタロ湿原展望台へのアクセス

コッタロ湿原展望台は釧路湿原のど真ん中。公共交通機関では行けないため、必然的にアクセス手段は車かバイクあるいは自転車になります(JR釧網本線の塘路駅から約6.6kmの道のりを歩くという手段もありますが…)。ここでは車でのアクセス方法を紹介します。

■釧路空港から道道53号線、243号線などを経由して約50分


コッタロ湿原展望台

コッタロ湿原展望台へ向かう唯一のアクセス路、道道1060号線は釧路湿原のど真ん中を貫く未舗装路。通行止になる場合もあるため、事前に交通情報を確認しておく必要があります。


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|投稿:2023.03.17 | 最終更新:2023.03.17 |カテゴリ: 北海道

甑島列島旅行記【1-3】寿し膳かのこでランチ

甑島

2022年7月17日(日)

本日は甑島列島旅行の1日目。午前中は中甑港発の鹿島断崖クルーズを楽しみました(詳細は前回の記事をご覧ください)。

鹿島断崖クルーズが終了時点で11:20。中甑港近くに評判の良い寿司屋さんがあると聞いているので、そちらで早めの昼食をいただくことにしましょう。




甑島を代表する寿司店、「寿し膳かのこ」



今回訪れたのは、上甑島の南部、中甑地区にある「寿し膳かのこ」さん。甑島列島の中でも屈指の人気店です。ランチは要予約とのことなので、クルーズが終わる時間に合わせて予約を入れておいたのです。


甑島

こちらが「寿し膳かのこ」。メインの道路からは少し奥まったところにあるこじんまりとしたお店です。店構えも飲食店というよりも普通の民家という感じで、親戚の家にお邪魔するような感覚になります。人気があることに加え、席数もあまり多くないため、ここで食事をしたい場合は早めの予約が必須ですね。




「寿し膳かのこ」でランチをいただいた

甑島

今回はランチをいただきました。
ランチには握り寿司、刺身盛り合わせに加え、3品が付きます。これで2,500円は安すぎですよね。


甑島

握り寿司はマグロを中心とした6貫。マグロは甑島で養殖されているものなのだそう。トロも赤身も柔らかくて非常に美味しいです。


甑島

こちらはセットの刺身盛り合わせ。マグロやイカ、カンパチが付いてきました。マグロは柔らかく、イカはコリコリ、カンパチは歯ごたえがあってプリプリ。さすがは離島だけあって、どれも美味しかったです。


甑島

甑島列島と言えばキビナゴも有名。キビナゴのマリネが出されました。キビナゴは小さいながらも身がふっくら。マリネの酸味に、非常によく合いました。


甑島

そしてあら煮(左)とあおさそば(右)。

あら煮。魚のダシがしっかりと染みた厚揚げと大根。これは美味くないわけがありません。

あおさそばは、お吸い物のようなアッサリとしたスープに、甑島のお土産でもあるあおさラーメンが入っていました。ツルッとした喉越しがたまりませんね。


いやー大満足。人気店ということも納得の美味しさでした。




「寿し膳かのこ」の駐車場

甑島

最後に「寿し膳かのこ」の駐車場について紹介しておきます。駐車場は砂利敷で、3~4台程度の小さなもの。


甑島

道路から駐車場まで続く砂利道がかなり狭いので、注意が必要です。両脇を塀に囲まれており、車を擦らないか、かなり神経を擦り減らしながら出入りをしました。


次回は、甑大明神橋鹿の子大橋を渡り、中甑島へ行ってみようと思います。


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|投稿:2023.03.13 | 最終更新:2023.03.13 |カテゴリ: 旅行記

甑島列島旅行記【1-2】観光船かのこ 鹿島断崖クルーズ

甑島

2022年7月17日(日)

本日は甑島列島旅行の1日目。朝一番の高速船で上甑島に到着し、里港でレンタカーを借りました。まずは甑島列島の目玉の1つである鹿島断崖クルーズに参加するため、上甑島南部にある中甑港へ向かいます。




観光船かのこに乗船



鹿島断崖クルーズに向かう「観光船かのこ」が発着している中甑港は、里港から車で十数分南下した場所にあります。「中甑」と名乗っていますが、港があるのは中甑島ではなく上甑島。少しややこしいですね…。


甑島

10:05
中甑港前にある「コシキテラス」という施設で観光船乗船の受付を行います。2012年までは中甑港にもフェリーが寄港していました。コシキテラスはかつてのフェリーの待合所を再利用した施設で、「観光船かのこ」の受付窓口だけでなく、カフェやお土産売り場が併設されています。


甑島

今回は10:20発のクルージングに申し込んでいたので、すぐに目の前の港へ。浮き桟橋の脇に停泊しているのが、今回乗る「観光船かのこ」です。

「観光船かのこ」には、所要時間1時間の「鹿島断崖コース」と所要時間1時間40分の「西海岸コース」があります。「西海岸コース」は10名以上の団体のみ予約可能なので、今回は必然的に前者の「鹿島断崖コース」に参加することになりました。


甑島

船内には、船首の方向を向いたシートが並んでおり、船室だけで24名の乗客を収容することができます。座席にはライフジャケットが置かれており、着席する前にそれを着用するよう指示がありました。

また、感染対策として、前後の席の間にはビニールカーテンも設置されていました(2022年7月時点)。




圧倒されるような断崖! 鹿島断崖コースを満喫する

10:20
中甑港を出港した観光船は、上甑島と中甑島とを結ぶ橋の1つである甑大明神橋の下を潜り、甑島列島の西海岸へ。そしてそのまま中甑島の西海岸を南下し、このクルーズのメインである下甑島西側の海域へと進んでいきます。


甑島

こちらが甑島列島を代表する断崖絶壁、鹿島断崖です!

鹿島断崖は下甑島の西海岸に16kmにわたって連なる断崖。高さが150mを超える崖が連続する、国内でも屈指の規模を誇る断崖絶壁と言って良いでしょう。規模が大きいだけではなく、その独特な縞模様も大きな特徴。甑島の地層は白亜紀から古第三紀のもので、一番古い地層は約8000万年前のもの。恐竜の化石なんかも発掘されているそうです。


甑島

見どころでは船が停泊し、このように甲板に出て絶景を楽しむことができます。


甑島

鹿島断崖は、その全てが見どころと言っても過言ではありません。今度は、塔のように聳え立つ奇岩が目の前に現れました。ここでも停泊し、撮影タイム。息をつく間もありません。


甑島

次に現れたのはクジラのような形をした岩。
こちらは下甑島の池屋崎という岬の脇にある奇岩で、「甑島クジラ岩」という愛称で親しまれている岩です。


甑島

甑島

クジラの次はトンネル!

見事な縞模様が印象的なこちらの穴は「鶴穴」。パンフレットによると鶴が羽を広げたように見えることから、この名が付けられているのだそう。

うーん、鶴に見えるかどうかは置いておいて、見応えがある岩ですよねー。



甑島

10:50
名残惜しくも、鹿島断崖を後にします。高さ150m超えの大断崖は、やはり物凄い迫力でした。

この観光船、実は船尾にも2~3名が座れるくらいの席があります。船員さんから「よければこちらも座って良いですよ」と声をかけられたので、お言葉に甘えさせていただきました。船室よりも視界が広く、海風を感じることができるのが気持ち良いですね。




海から眺める甑大橋

観光船は鹿島断崖を後にし、北…つまり元来た方角へと進路をとります。そのまま中甑港へと戻るのかと思いきや、このクルーズにはもう1つ大きな見どころがあったのです。


甑島

甑島

それがこちら、甑大橋です!!

険しい山肌に穿たれたトンネルから抜け、緩やかなカーブを描く長大な橋。余計な装飾は無く、ただただシンプルで機能的な橋。めちゃくちゃ格好良いです。


甑島

観光船は、ゆっくりと速度を落として甑大橋の下をくぐります。


甑島

甑大橋を眺めるための展望台は何ヶ所かありますが、こんな角度から見られるのはクルーズならではの魅力と言えるでしょう。参加して本当に良かったと感じました。


甑大橋の下で停泊をしたのち、観光船は中甑港に帰港し、1時間のクルージングは終了。1時間とは思えないほど中身が濃いクルージングでした。


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|投稿:2023.03.11 | 最終更新:2023.03.11 |カテゴリ: 旅行記

甑島列島旅行記【1-1】川内港から高速船で甑島里港へ

甑島

2022年7月17日(日)

川内駅からシャトルバスで川内港へ

甑島列島へ向かう船は薩摩川内市にある川内港いちき串木野市にある串木野新港から出ていますが、今回は川内港から向かうことにしました。理由は単純で、川内港を出港する高速船の方が出発時間が早く、早い時間に甑島に着くことができるためです。そのため、前日に薩摩川内市入りし、川内駅前にある東横INNに前泊しました。


甑島

川内港行きのシャトルバスは川内駅西口のロータリーから発着しています。「川内港シャトルバス」という表示に加え、ご丁寧に「甑島航路行のバス停はこちらです」というシールまで貼られていたので、迷うことはないでしょう。


甑島

8:00
シャトルバスに乗り込み、川内駅を出発します。川内駅には九州新幹線も発着しているので、博多発の始発の新幹線に乗っても間に合いますね。

シャトルバスは川内の中心街などで客を拾いつつ、快調に川内港へと進みます。この日は連休の中日でしたが、バスはそこまで混雑していませんでした。


甑島

8:30
シャトルバスはほぼ定刻通りに川内港に到着。シャトルバスは混んでいませんでしたが、川内港のターミナル内はなかなかの混雑ぶり。多くのお客さんはマイカー等で港までアクセスしているようですね。




高速船で川内港から上甑島の里港へ

船の出港まであまり時間がないため、混雑するターミナル内でいそいそとチケットを受け取ります。私は「こしきまる旅フリーチョイス」というパックに申し込んでいたので、バウチャーと引き換えに高速船のチケットを受け取りました。


甑島

ターミナル内の自動販売機で飲み物を購入し、いよいよ高速船に乗り込みます。

今回乗るのは、平成26年にデビューした「高速船甑島」。外観は白を基調とした洗練されたデザイン。JR九州の車両のデザインなどを手がける水戸岡鋭治氏によりデザインされた船体です。


甑島

甑島

船内も、これまでの船の内装とは一線を画すオシャレなデザイン。列車のように前方を向いた2列の座席、カフェを思わせるテーブル席、海風を感じることができるデッキ席などがあります。残念ながら、本日は雨模様だったため、デッキは立入禁止になっていました。


甑島

連休ということもありほぼ満席だったため、窓に背を向けたロングシートタイプの席を陣取りました。一応窓際ですが、列車のロングシートと同様、身体を大きくひねらないと景色が見られないタイプの座席です。シャトルバスは出港前ギリギリに到着するので、座席の争奪戦には間に合わない点が難点ですね。




甑島

8:50
多くの客を乗せた高速船は川内港を出港。

生憎の空模様でしたが海況は悪くはなく。沖に出てもそれほど揺れはありません。身体をひねり、ボーっと海の景色を眺めながら過ごしていました。



甑島

9:20
上甑島とその周辺の小さな島々が見えてきました。ゴツゴツとした、来るものを拒むような険しい島々。奥に見えている上甑島以外は全て無人島です。

見える島の数に比例して、漁船の数も増えてきました。


甑島

船は速度を落とし、ゆっくりと里港へ近づいていきます。里港は陸繋砂州(トンボロ)という特殊な地形の上に形成された集落。船上から見ても、真っ平らな低い土地に家々が建ち並んでいるのが分かります。

この船は里港に寄港後、下甑島の長浜港まで向かいますが、ほとんどのお客さんが下船の準備を始めました。


甑島

9:40
上甑島、里港に到着~!

港には宿泊施設やレンタカー業者さんたちがプラカードを持って立っているという離島ならではの光景を見ることができます。僕はレンタカーを予約していたので、港の前で業者さんと待ち合わせ、その場で手続きをさせていただきました。

今回利用したのは「甑島レンタカー 風見鶏」(公式サイト)さん。港まで車を持ってきてくれていたので、その場で手続きをして、すぐに出発することができました。貸出だけでなく、返却の手続も里港で行うことができ、非常に助かりました。


無事にレンタカーを借りることができたので、甑島列島ドライブを始めましょう。まずは観光船によるクルーズに参加するため、上甑島南部へ向かいます。その模様は次回で紹介します。


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|投稿:2023.03.05 | 最終更新:2023.03.05 |カテゴリ: 旅行記

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