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留浦浮橋 スリル満点!ダム湖に漂う橋を渡ってみた(東京都奥多摩町)

留浦浮橋

東京都奥多摩町

東京の都心、新宿駅から鉄道で2時間あまりで行くことができる自然豊かな町です。東京都最高峰である雲取山や関東地方最大級を誇る日原鍾乳洞を擁しており、休日ともなると都心から多くのハイカーや観光客が訪れます。

今回は、そんな奥多摩町の定番の観光地…ではなく、密かな人気を集めるスポット、留浦浮橋を紹介したいと思います。






留浦浮橋とは?

今回紹介する留浦浮橋、「留浦」と書いて「とずら」と読みます。



留浦浮橋があるのは、多摩川の上流、小河内ダムによって形成された奥多摩湖の湖上。数百m上流に行くと山梨県という、東京都の端っこに存在します。

そもそも「浮橋」というもの自体、あまり聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。橋は橋脚などによってしっかりと地面に固定されているものが一般的ですが、浮橋は水上に並べられた船や浮きの上に板を敷き、それを繋いで造られた簡易的な橋です。通常の橋に比べて架けるのは簡単な反面、ちょっとした流れや波によって影響を受けてしまいます。全国的に見ても数が少ないタイプの橋と言えるでしょう。


留浦浮橋

こちらが留浦浮橋です!

ダム湖の水面を真っ二つに割るように架かっている橋。等間隔に並ぶオレンジ色の“浮き”と、少し上流側にカーブしている線形が印象的です。

ダムが出来る前、留浦集落の住民が多摩川の対岸の山林へと通う道があったのですが、ダムによって水没してしまうため、その道の代替として架けられたのがこの浮橋なんだそう。今では奥多摩の隠れた観光地として、ちょっと知られた存在になっています。

それでは実際に渡ってみましょう。




留浦浮橋を渡ってみた

留浦浮橋

留浦浮橋は特殊な橋なので、渡る際には注意すべき点があります。特に注意すべきなのが以下の点。

  • 一橋節(五メートル)に十名以上乗らないこと。
  • 風の強い時は渡らないこと。

湖面に浮いているだけという、不安定な浮橋ならではの注意事項ですね。また、ここには書かれていませんが、水が少なくなる時期などは橋が取り外され、渡ることができなくなるようです。


留浦浮橋

実際に渡ってみると、歩くたびに橋が浮き沈みするのが実感できます。特に板と板を繋ぐ“節”の部分は大きく沈みますね。しっかりとした鉄製の柵があるため転落の恐怖はないですが、この浮き沈みによってそこそこのスリルを感じることはできます。

ちなみに“節”の部分は段差になっているため、躓かないよう注意が必要です。「転倒=即転落」といったことはなさそうですが、ユラユラと揺れる湖上の橋で転倒したら、しばらくトラウマになりそうですね…。


留浦浮橋

留浦浮橋

橋からの景色。通常の橋と違い、水面が目と鼻の先なのが新鮮ですね。ダム湖なので、湖面はいたって穏やか。浮橋を歩くたびに聞こえるギシッギシッという金属音だけが山にこだまします。


留浦浮橋

写真を撮りながらゆっくりと歩き、5~6分で渡り切りました。振り返ると対岸には留浦集落が見えています。この集落の住民で、現在も生活のためにこの橋を利用している方はいるのでしょうか…。




留浦浮橋の駐車場

留浦浮橋

留浦浮橋の前には国道411号線が通っているのですが、国道に沿って20台分が停められるくらいの駐車場があります。橋を訪れる人だけでなく、釣り人にも利用されているようで、比較的混雑していました。

なお、駐車場の脇には公衆トイレもあります。


留浦浮橋のアクセス

車でのアクセス

中央道大月ICから国道139号線等を経由して約1時間

圏央道青梅ICから国道411号線等を経由して約1時間10分

中央道勝沼ICから国道411号線等を経由して約1時間20分



バスでのアクセス

■JR青梅線奥多摩駅から西東京バスの路線バス(鴨沢西行き、丹波山村役場行き、小菅の湯行き)に乗車し約30分。「留浦」停留所で下車。



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|投稿:2023.06.30 | 最終更新:2023.06.30 |カテゴリ: 東京都

沖縄ちゃんぽん 麺が入っていない沖縄流のちゃんぽんを食べてみた(お食事処みかど@沖縄県那覇市)

沖縄ちゃんぽん

今回はちゃんぽんを紹介します。

ちゃんぽんと言えば長崎県名物の麺料理として有名。これまで当ブログでは愛媛県八幡浜市の八幡浜ちゃんぽん紹介記事)や熊本県水俣市の水俣ちゃんぽん紹介記事)など、全国各地で独自の進化を遂げたちゃんぽんを紹介してきましたが、どのちゃんぽんも麺料理でした。

今回は沖縄県で食べられているちゃんぽんを取り上げるのですが、沖縄のちゃんぽんはなんと麺料理ではなくご飯ものなのです。

沖縄県の大衆食堂で提供されることが多いちゃんぽんですが、今回は那覇市内にある人気店「お食事処みかど」でいただきました。この記事では沖縄のちゃんぽんについて、お食事処みかどのメニューなどについて紹介したいと思います。






那覇市内にある人気の食堂、「お食事処みかど」



今回紹介するお食事処みかどは那覇市の中心部近く、沖縄県の大動脈である国道58号線に面しているお店です。


沖縄ちゃんぽん

こちらがお食事処みかどです。連休の11時前に訪問したのですが、店の前まで行列が出来ていました(写真は食後に撮影したもの)。ランチの時間帯を外して訪れたのですが、さすがは人気店ですね。並び始めてから10分程で着席することができました。

店内は大衆食堂といった雰囲気で、2~4人掛けのテーブル席とカウンターが所狭しと並んでいます。今回はカウンターでいただきました。


沖縄ちゃんぽん

この日は非常に暑かったので、オリオンの缶ビールを飲みながらちゃんぽんが出てくるのを待ちました。




麺ではなくご飯!?ちゃんぽんを食べてみた

沖縄ちゃんぽん

こちらがちゃんぽんです!

ちゃんぽんと味噌汁が付いてきます。ちゃんぽんは、ご覧の通り一般的に知られているちゃんぽんとは全く異なるビジュアル。「野菜炒めの卵とじ丼」という表現が適切でしょうか…?


沖縄ちゃんぽん

沖縄風のちゃんぽんを食べてみました。

ご飯のうえに卵でとじた野菜炒めが乗っている料理。全国の大衆食堂でありそうで無い感じの料理ですね。

上に乗った具材とご飯をスプーンでかき込みながらいただきます。和風かつ甘みがあり、どこかチャンプルーっぽい優しい味。ご飯にもビールにも合います。飲むように完食しました。見た目よりもボリュームがあり、大満足の量でした。




お食事処みかどのメニュー

沖縄ちゃんぽん

お食事処みかどのメニューを紹介します。

こちらは店の前に掲げられている代表的なメニューの写真を並べたもの。沖縄ちゃんぽんの他にもゆし豆腐ゴーヤチャンプルーソーキそばなど、沖縄らしい料理の数々が目白押し。本土とは一風違ったすき焼きも気になるところですね。


沖縄ちゃんぽん

こちらが店内にあるメニュー。麺類や定食、さらにはハンバーガーまで、幅広い料理を取り扱っています。近所にあったら通い詰めて色々な料理を試してみたくなりますね。




お食事処みかどへのアクセス

車でのアクセス

那覇空港から那覇西道路を経由して約15分


駐車場はないため、近隣のコインパーキングを利用しましょう。


モノレールでのアクセス

ゆいレール県庁前駅から約450m。徒歩で6~7分。



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|投稿:2023.06.25 | 最終更新:2023.06.25 |カテゴリ: 沖縄県

【宿泊記】湯ノ花温泉「民宿かじや」 共同浴場も巡ってみた(福島県南会津町)

民宿かじや

福島県南会津町

その名のとおり会津地方の南部に位置しており、会津高原たかつえスキー場木賊温泉など、首都圏から比較的近いながらも秘境感が楽しめる地域です。そんな南会津町の南西部、平成の大合併前は舘岩村であったところに湯ノ花温泉という小さな温泉地があります。

2023年の冬、僕は湯ノ花温泉にある民宿かじやに宿泊しました。

奥会津らしい素晴らしいお宿だったので、今回は民宿かじやの魅力、食事などについて紹介します。

なお、民宿かじやを初めとして、湯ノ花温泉にある多くの宿には温泉は付いていません。その代わりに湯ノ花温泉には4つの共同浴場があり、宿泊客はそちらが利用可能なのです。この記事では湯ノ花温泉の共同浴場についても併せて紹介したいと思います。






湯ノ花温泉にある「民宿かじや」

民宿かじや

こちらが今回宿泊した、湯ノ花温泉の民宿かじや

奥会津らしい傾斜がキツい重厚な屋根と、純和風な造りが印象的なお宿です。古臭いということは全く無く、玄関をくぐると、ピカピカに磨かれた木目調の床、階段が目に飛び込んできました。


民宿かじや

8畳程の広さのシンプルな和室。部屋の真ん中にはコンパクトなコタツがありました。寒い時期に宿泊したのですが、これは嬉しいですね。なんだか祖父母の家に泊まりにきたような感覚に陥ります。

洗面所、トイレ、風呂は共同ですが、最低限のものは揃っており、特段の不便はありませんでした。なお、今回は入浴は後述する共同浴場で済ませたので、民宿のお風呂は利用しませんでした。




民宿かじやの夕食

民宿かじや

こちらが民宿かじやの夕食です。

メインは川魚の王様、イワナ。その他にも山の幸を使った手の込んだ料理が出されました。


民宿かじや

イワナのフライ

見てください、この大きさ。アジフライくらいの大きさがあるイワナのフライです。衣はサクサク、身はシットリとしていて絶品です。


民宿かじや

口の中でとろけそうな程柔らかいイワナの刺身(左)。こちらは説明は不要でしょう。美味しくないわけがありません。

そして他ではなかなかお目にかかれないイワナのなめろう(右)。イワナのネットリとした身に薬味と味噌の風味が加わり、最強のおつまみに…!温泉に入る予定があったのでビール一杯で我慢しましたが、これは日本酒に合うやつですね。


民宿かじや

こちらはウド。シャキシャキとした食感で、普段食べているウドとはちょっと違う感じ。味噌ダレにつけていただきます。


民宿かじや

〆は裁ちそば。つなぎを使用しない奥会津地方独特の製法で作られるそばで、民宿かじやのご主人による手打ちなんだそう。

風味が豊かなそばで、おかわりをしたくなるほど美味しい一杯でした。


民宿かじや

なお、夕食、朝食ともにご覧のような囲炉裏があるお部屋でいただきます。囲炉裏ではイワナの骨が炙られていました。ドリンクメニューにはイワナの骨酒もあるようなので、興味がある方は是非とも注文してみてください。




民宿かじやの朝食

民宿かじや

こちらが民宿かじやの朝食です。

ご飯が進むおかずが並ぶ正統派の旅館の和朝食といった感じ。具沢山のお味噌汁、野菜の煮びたしなど、朝からとても手が込んでいるメニューばかりでした。

そして特筆すべきはハート形の目玉焼き!遊び心もあり、朝から楽しい気分になりました。




湯ノ花温泉の共同浴場巡り

民宿かじや

先述しましたが、民宿かじやのお風呂は温泉ではありません。

宿泊客はご覧のような「宿泊入浴券」を購入することができます。こちらの入浴券で、湯ノ花温泉にある4つの共同浴場を利用することができるのです(宿泊日の翌日まで有効)。


民宿かじや

また、民宿かじやではシャンプー、リンス、ボディーソープが入ったお風呂セットを借りることが可能です。僕も共同浴場へ出かける際にお借りしました。

4つの共同浴場はいずれも民宿から徒歩圏内にあるので、歩きで行ってみることにしました。


弘法の湯(男女別)

民宿かじや

弘法の湯は民宿かじやから徒歩5分くらいの場所にある共同浴場。湯ノ花温泉にある4つの共同浴場の中では一番規模が大きな浴場です。


民宿かじや

浴室はコンクリート打ちっ放しという無骨なもの。湯船には無色透明のお湯がドバドバとかけ流されています。匂いはあまりしないですが、ピュアなお湯でとても気持ち良いですね。

なお、4つの共同浴場では唯一、シャワーが設置されています(シャンプーなどのアメニティはありません)。体を洗うならここが良いでしょう。




湯端の湯(男女別)

民宿かじや

続いて紹介するのが湯端の湯。湯ノ花温泉の集落の南端付近にあり、民宿かじやからは徒歩で6~7分程。こちらには男女別の浴室の他に地元民専用の浴室が存在します。

こちらも弘法の湯と同じように、コンクリート造りの浴室。無色透明のお湯がかけ流されていました。




石湯(混浴)

民宿かじや

湯ノ花温泉で最も有名な共同浴場が石湯

川辺に建つ簡素な掘っ立て小屋のような浴場。巨大な岩が小屋にめり込んでいる…というよりも巨大な岩がある場所に小屋を建てたというなかなか強烈な外観をしています。

こちらは混浴の共同浴場。地元民で賑わっていた弘法の湯や湯端の湯とは違い、利用者が少なめなようなので、終始貸切状態でした。


民宿かじや

民宿かじや

浴室の中にはあの巨大な岩。木の壁が巨岩の形にくり貫かれており、見事に岩が浴室の壁を貫通している形になっています。この石湯にとって、この岩はご神体のようなものなのかもしれません。

肝心のお湯は激熱!岩の隙間から熱めのお湯がどんどん注がれており、なかなかの温度になっていました。幸いにも小屋の中には水道とホースが用意されているので、加水を行ったうえで風呂桶でお湯をかき混ぜ、ようやく入浴することができました。かなり熱いですが、お湯は新鮮で最高でした。


民宿かじや

衝立を挟んで東側(川側)には、もう1つ湯船が存在します。メインの浴槽から溢れたお湯が、床に刻まれた水路を通ってこちらの小さな湯船に流れ込む形になっています。

そのため、こちらの湯船の方が温度は低め。メインの浴槽が熱すぎて入れない場合は、こちらに入浴するのもおススメです。ただし、1人しか入浴できないくらい小さな湯船なので、譲り合って利用するようにしましょう。


天神湯(混浴)

民宿かじや

最後に紹介するのが天神湯。民宿かじやに最も近い共同浴場で、徒歩2分くらいの近さです。

残念ながら天神湯は、何度か足を運んだのですが、清掃中、お湯を溜めている最中に当たってしまい、入浴することは叶いませんでした。清掃は当番制らしいのですが、ボランティアなので、当番の方によって微妙に清掃時間が違うとのこと。地元民が優先の共同浴場なので、この辺りは仕方ない面はありますね。




民宿かじやへのアクセス

東北道西那須野塩原ICから国道400号、国道121号、国道352号線等を経由して約1時間20分

東北道白河ICから国道289号、国道121号、国道352号線等を経由して約1時間30分



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|投稿:2023.06.20 | 最終更新:2023.06.20 |カテゴリ: 福島県

スープ入り焼きそば 塩原温泉で人気のご当地焼きそばを食べてみた(こばや食堂@栃木県那須塩原市)

スープ入り焼きそば

栃木県那須塩原市
関東地方有数の人気温泉地、塩原温泉を擁する観光都市です。今回は塩原温泉で人気のご当地グルメを紹介します。

それがスープ入り焼きそば

栃木県のご当地焼きそばと言えばじゃがいも入り焼きそば紹介記事)が有名ですが、スープ入り焼きそばも負けず劣らず人気が高いご当地焼きそばです。塩原温泉には「こばや食堂」、「釜彦」という二大人気店があります。今回はこばや食堂さんでスープ入り焼きそばをいただきました。

この記事ではスープ入り焼きそばの魅力、こばや食堂のメニューや駐車場情報などを紹介したいと思います。






塩原温泉の人気食堂 こばや食堂



こばや食堂は塩原温泉の温泉街にある食堂。国道ではなく、旧道にあたる塩原街道沿いにあるので、訪れる際には注意が必要です。


スープ入り焼きそば

こちらがこばや食堂です。

訪れたのは休日の正午。人気店だけあって、雨にも関わらず店の前には列ができていました。店の外に数名、店内でも数名の列が出来ており、並び始めてから席につくまでの時間は20~30分くらいでした。

店内はカウンター席と小上がり。昔ながらの食堂といった雰囲気です。




実食!スープ入り焼きそば

スープ入り焼きそば

こちらがスープ入り焼きそばです!

その名のとおりスープが並々と入った焼きそば。ここまでスープが多いとラーメンにも見えなくもないですが、炒められたキャベツと豚肉、やや茶色に染まった麺、そしてソース色のスープが「俺は焼きそばだ!」と主張しています。

食べてみると確かにソースの味。ソースと言っても、そこまで尖った味ではなく、ダシと中和されて思いのほか優しい味わいです。これは美味しい!焼きそばともラーメンとも違ったクセになりそうな味ですね。


スープ入り焼きそば

卓上には七味唐辛子、ブラックペッパー、そしてニンニク入りの酢。この酢がスープ入り焼きそばとの相性が抜群なのです。

半分以上食べ進めたところで少し酢を垂らすと、味が劇的に変わります。酸味により味が締まるとともに、ニンニクにより深みが増します。本当に味が変わるので、入れるのは途中からにしてくださいね。




こばや食堂のメニュー

スープ入り焼きそば

こちらがこばや食堂のメニューです。看板メニューであるスープ入り焼きそばは並、大、特大から量を選ぶことが可能。訪れていたお客さんのほぼ全員がスープ入り焼きそばを食べていました。

その他にもラーメン、焼きそば、カレーライス、チャーハン、定食系など、昔ながらの食堂らしいメニューが並びます。


こばや食堂の駐車場

スープ入り焼きそば

こちらがこばや食堂の駐車場です。店の東側に数台が停められる砂利敷きの駐車場が用意されています。


スープ入り焼きそば

店の向かい側にも数台分の駐車場。こちらの駐車場は舗装されています。




こばや食堂へのアクセス

車でのアクセス

東北道西那須野塩原ICから国道400号線等を経由して約25分



バスでのアクセス

東北本線西那須野駅からJRバス関東の路線バス塩原温泉行きに乗車し約45分。終点の塩原温泉で下車。



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|投稿:2023.06.14 | 最終更新:2023.06.14 |カテゴリ: 栃木県

甑島列島旅行記【終章】上甑島里港からフェリーで串木野新港へ

甑島

2022年7月19日(火)

本日は甑島列島旅行の3日目(最終日)。2日間過ごした甑島列島を離れ、本土に戻る時が近づいてきました。


甑島

7:30
下甑島瀬々野浦にある「民宿浦島」を出発。フェリーの出港時間までは2時間ありますが、港がある上甑島里港までは約50kmあるので、早めに出発することにしたのです。

なお、本日乗るフェリーは下甑島長浜港7:45に出港し、同じ下甑島の鹿島港、上甑島の里港に寄港して、九州本土の串木野新港へ向かいます。「民宿浦島」の最寄りの港は長浜港なのですが、長浜港でフェリーに乗るためには相当早い時間に民宿を出発する必要があります。フェリーが長浜港から里港へ向かう際に大回りすることを利用し、2つ先の港でフェリーに追いつくという目論見です。

まずは曲がりくねった峠道を越え、下甑島の東海岸へ。


甑島

8:25
下甑島北部にある鹿島港で、フェリーに追いつきました。フェリーは今にも出港しそうな様子でしたが、慌てる必要はありません。自動車の方が速度が速いため、次の寄港地である里港に先回りすることができるのです。


甑島

8:50
上甑島の里港に到着しました。道が空いていたこともあり、余裕を持って到着することができました。レンタカーの返却もスムーズに完了。

残った時間で、お土産でも物色しましょう。




上甑島の玄関口 里港ターミナル

甑島

こちらが上甑島の玄関口、里港ターミナルです。甑大橋が出来てからは、下甑島へ向かう場合でもこちらで降りる方が多いようですね。

出港時間まで余裕があるので、ここでお土産を買うことに。


甑島

この日は平日でしたが、里港ターミナル内は多くの観光客で賑わっていました。

ターミナル内にはフェリーの待合所だけでなく、観光案内所、土産店が併設されています。


甑島

お土産としてきびなごのオイル漬け(プレーンと柚子胡椒味)と海苔の佃煮、船内で食べるおやつとしてアイス(ドラゴン&パッション味)を購入。

きびなごのオイル漬けはそのままおつまみとして、佃煮はご飯のお供として後日美味しくいただきました。




フェリーこしきに乗って里港から串木野新港へ

甑島

9:15
早朝に下甑島の長浜港を出発したフェリーこしきが里港にやってきました。

本日は波が少し高いようで、高速船は欠航。フェリーも出港するかどうか不安でしたが、朝一番のフェリーは無事に運航されるようです。甑島の大地に別れを告げつつ、乗り込んでいきます。


甑島

船に乗り込むと、早速甑島列島名物のカノコユリが出迎えてくれました。ライトもユリの形。

今回の旅では、島内のあらゆる場所でカノコユリを目にしましたね。最盛期を狙ったわけではないですが、非常に良い時期に旅が出来たと思います。


甑島

新造された高速船とは違い、「THE 船旅」といった雰囲気が味わえるフェリーこしき。

船内には、ゴロリと横になれるカーペット席やビッシリと椅子が並ぶ椅子席が多く用意されています。欠航となった高速船の客も流れてきているためか、平日にしては客が多めという感じでした。


甑島

船旅の醍醐味と言えば、やはり開放感抜群のデッキ。デッキにはベンチ席や4人掛けの円卓が設置されていました。この日は雨交じりの風が吹いていたので、船が沖合に出るころには多くの客が船内に引っ込んでしまっていました。


甑島

なお、船内には自動販売機が設置されており、飲み物であれば購入することができます。


甑島

9:30
上甑島の里港を出発。2日間過ごした甑島列島ともお別れです。

ハッキリとしない天気が続く2日間でしたが、観光に支障が出る程の悪天候にならなかったのは不幸中の幸いと言えるでしょう。


甑島

出港後約20分。
山がちな甑島列島の島影は遥か後方に遠ざかり、雲の中に消えつつありました。それと入れ替わるように前方からは九州本土が見えてきたのですが、本土の姿がハッキリ見えてくる頃には甑島列島はすっかり見えなくなっていました。


甑島

10:45
1時間余りの航海を経て、フェリーこしきはいちき串木野市串木野新港に到着しました。波が高いと聞いていましたが、ずっとデッキにいたせいか、酔うことはありませんでした。




串木野新港からバスで川内駅へ

甑島

11:00
串木野新港からは南国交通が運行するシャトルバス「串木野新港線」に乗車し、薩摩川内市にある川内駅へ向かいます。僅か300円で九州新幹線が止まる川内駅まで行けるので、非常にありがたい存在。

ただ、一点注意すべき点があります。串木野新港からは船の到着に合わせて、川内駅行きの他にも鹿児島中央駅、串木野駅へ向かうバスが同時刻に発車します(上の写真に写る前のバスは川内駅行き、後ろのバスが串木野駅行きです)。乗り間違えがないよう、注意しましょう。


甑島

11:27
串木野新港から約30分。川内駅に到着しました。

川内駅の1階部分には「駅市 薩摩川内」という土産店が併設されており、ここでも甑島列島のお土産を買うことができます。万が一島で買い忘れたもの等があれば、ここで購入しましょう。


ここから九州新幹線で福岡県の博多へ、福岡空港から愛知県の小牧空港へ。そして小牧空港から自家用車で長野県にある自宅へ…と、家に帰るまではまだまだ先は長いですが、この旅行記はここで締めさせていただきます。

長い旅行記になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。


甑島列島旅行記 完


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|投稿:2023.06.11 | 最終更新:2023.06.11 |カテゴリ: 旅行記

甑島列島旅行記【2-6】民宿浦島 宿泊記

甑島

2022年7月18日(月)

本日は甑島列島旅行の2日目。今夜は下甑島西海岸に位置する瀬々野浦集落にある宿、「民宿浦島」に宿泊します。

「民宿浦島」を選んだ理由は、他の集落とは離れた秘境めいたロケーションに位置しているから。折角離島に来ているので、出来る限り人が少ない場所に泊まってみたかったのです。




瀬々野浦地区の海岸沿いにある宿、「民宿浦島」



今夜の宿、「民宿浦島」は瀬々野浦地区にある2つの宿のうちの1つ。ナポレオン岩を望む、瀬々野浦地区の海岸沿いに建つ宿です。


甑島

こちらが民宿浦島です。まさに東シナ海の目の前にある宿。玄関を出て10秒で海岸に到着するほどの近さです。


甑島

今回は2階のお部屋に宿泊しました。懐かしい感じの和室。風呂とトイレは共同ですが、エアコンやテレビなど最低限なものは揃っているので不便はありません。

民宿ではありがちですが、壁が薄いため隣の部屋の人の声が聞こえてしまいます。ただ、お値段(1泊2食付き6,000円台)を考えると、許容範囲でしょう。

…ただ、同宿の方が夜遅くまで長電話をしていたのは残念でした…。


ちなみにお風呂は普通の家庭のお風呂のような感じ。他のお客さんが入っていないタイミングに利用する必要があります。僕が泊まった日は、僕らを含めて2組しか泊まっていなかったので、まったく不便はありませんでした。




「民宿浦島」の夕食

「民宿浦島」の楽しみと言えば、何といっても夕食。1泊2食付き6,000円台とは思えないほど、豪華な夕食が堪能できます。


甑島

こちらが民宿浦島の夕食です!

ご主人が捕ってきた新鮮な魚や貝だけでなく、家庭的な料理がズラリと並びます。量も多すぎるということはなく、適量でした。


甑島

地魚の煮付けや刺身。


甑島

ポテサラや冷奴などの家庭料理なども、一ひねりがしてあり、非常に美味。ご飯もお酒も進む味でした。


甑島

夕食は2階の食堂でいただくのですが、食堂の窓からは東シナ海に沈む夕陽を拝むことができました。この日は残念ながら雲がかかってしまいましたが、非常に贅沢な時間ですね。

ちなみに、食堂には宿に泊まっている人に加え、近所のおじさんたちも飲みに来ていました。集落の人たちの憩いの場にもなっているのかもしれません。


2022年7月19日(火)


「民宿浦島」の朝食

甑島

7:00
こちらが民宿浦島の朝食です。ご飯に合うおかずを中心とした素朴な和朝食。島らしく、魚料理が中心です。

本日は甑島列島を離れる日。9:30に上甑島の里港を出発するフェリーに乗るため、早めに朝食を用意していただきました。民宿浦島がある瀬々野浦は里港から約50km離れています。朝食を用意していただけるかどうか不安だったので、事前に電話で問い合わせたのですが、快く対応いただきました。

民宿浦島、非常に安い宿ですが、快適で食事も美味しい素晴らしい宿でした。


次回は終章。2日間過ごした甑島列島を離れ、串木野港へ向かいます。


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|投稿:2023.06.06 | 最終更新:2023.06.06 |カテゴリ: 旅行記

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