大東諸島旅行記【南大東島編④】日の丸山展望台と南大東島地方気象台
2023年5月6日(土) |
大東諸島旅行の3日目。本日は1日南大東島で過ごします。昨日から宿でレンタカーを借りているので、南大東ドライブを楽しむことにします。
出かける前に朝食。今回2泊しているホテルよしざとは食事を付けることもできますが、1泊目は敢えて素泊まりにしていました。そのため、近くにあるスーパーミナミでお弁当と惣菜を買ってきたのです。
南大東島には数軒の商店がありますが、それぞれお総菜を扱っています。島寿司も扱っているようですが、朝の時間帯には店頭に並んでいなかったので、おにぎりとフライドチキンをいただきました。
お腹を満たしたところで、南大東ドライブに出発です。
亀池港 南大東島の南の端に位置する港
7:20
南大東島の南端にある亀池港にやってきました。
「フェリーだいとう」は島の西側にある西港に発着することが多いようですが、波や風の状況によっては亀池港に着くこともあるようです。
こちらが亀池港です。大東諸島にある他の港と同様、防波堤が無いワイルドなスタイル。無骨な岸壁の向こうには群青の大海原が広がっています。
一見穏やかそうに見えますが、時々強い波が押し寄せ、岸壁が波で洗われている状態。南大東島基準で見れば穏やかな方だと思うのですが、大東諸島に船で訪れることの難しさが垣間見えた気がしました。
日の丸山展望台 南大東島を一望する展望台
7:45
南大東島の南部にある日の丸山展望台にやってきました。
標高は約50m。高くはありませんが、全体的に平坦で標高が低い南大東島の中ではかなりの高所になります。日の丸山展望台があった場所は、戦時中に旧日本軍の部隊によって造られた陣地があった場所なんだそうです。
路肩のスペースに車を停め、ちょっとした小道に入ると、すぐに展望台が見えてきます。
こちらが日の丸山展望台からの眺望です!
南大東島を一望することが可能。南大東島は元々環礁が隆起して出来た島であるため、島の外周が高く、中央部が低いという非常に特殊な地形になっています。地平線の辺り、森になっているところが島の外周にあたる高台です。
島の中央部の窪地になっている部分には、北海道の十勝平野を彷彿させるような大規模な畑作地帯。そのほとんどが島の基幹産業を支えるサトウキビ畑です。中心部に役場や製糖工場、商業施設、家々が密集している他は、ただただひたすら広大な畑が広がっています。そんなところもどこか北海道っぽいな、と感じたのでした。
南大東島地方気象台 気象観測用の気球の打ち上げを見学しよう
8:20
南大東村の中心部に戻り、南大東島地方気象台を訪れました。朝っぱらから観光とは無縁そうな気象台を訪れるのには理由があります。
南大東地方気象台では、毎日2回、気象観測用の機材を付けた気球の打ち上げを行っており、毎朝8:30の打ち上げは誰でも自由に見学できるのです。このような観測をラジオゾンデ観測と呼ぶようなのですが、この方法で観測を行っている気象台は全国で16ヶ所のみなので、非常に貴重な存在と言えるでしょう。
ただのコンテナのように見えますが、こちらが観測用の気球を打ち上げるための装置です。打ち上げ時刻まで10分を切っていたので、3~4名の見物客が集まってきていました。カメラを準備して、打ち上げの時を待ちます。
8:30
コンテナ上部の「MEISEI」と書かれた蓋がゆっくりと右側にスライドしました。何のアナウンスも、前触れも無くです。
次の瞬間、大きめの気球が音もなくコンテナの中から飛び出してきました。紐の先には白い機材が取り付けられていますが、温度計や湿度計、GPSなどが付いているようですね。
打ち上げられた直後、たっぷりの水素を含んだ気球はあっと言う間に上昇していきます。
気球は数秒で小さくなり、やがて見えなくなりました。これはちょっとよそ見をしていたら見逃してしまいますね。かなり地味ではありますが、非常に貴重なものを見させていただきました。
次回はかつて南大東島を走っていたサトウキビ運搬用の鉄道、シュガートレインの跡地を巡ります。
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|投稿:2023.09.25 | 最終更新:2023.09.25 |カテゴリ: 旅行記
【宿泊記】霧島湯之谷山荘 温泉マニアに大人気の宿に泊まってみた(鹿児島県霧島市)
鹿児島県霧島市にある霧島温泉郷。韓国岳を主峰とする霧島山系の中腹にある鹿児島県を代表する温泉地です。温泉街の至る所から湯気が噴き出しており、訪れる人に強烈な印象を残す温泉地だと思います。
2023年8月、霧島温泉郷にある霧島湯之谷山荘に宿泊しました。この宿は素晴らしい泉質と渋い浴室があり、温泉マニアに人気が高い宿です。
この記事では霧島湯之谷山荘の宿泊記と言うことで、当宿の温泉、食事などについて紹介したいと思います。
霧島湯之谷山荘とは
今回宿泊した霧島湯之谷山荘は霧島温泉郷にある温泉宿の1つ。他の温泉宿から離れた山中にある秘湯宿です。
霧島湯之谷山荘は国道から細い道を入ったところにあるため、非常に静かな環境。周りを山に囲まれた谷底にあるため、非常に秘境めいた雰囲気です。
このロケーションにありながら、宿の建物は非常に立派です。旅館部だけでなく、リーズナブルに宿泊できる湯治部があります。今回は旅館部に宿泊しました(1泊2食で12,000円程度)。
こちらが今回宿泊したお部屋。和室6畳で、2人で泊まるには十分な広さ。部屋の中には冷蔵庫はありませんが、廊下にある共同の冷蔵庫を利用することが可能です。
窓際には広縁があるのですが、広縁に洗面所とトイレがあるという斬新な仕様。トイレと洗面所は出入口側にある宿が多い中、窓側に設置してあるのは相当珍しいのではないでしょうか。
なお、トイレが少し狭く、便器に腰かけると足が扉に当たってしまうのが少し残念でした。
霧島湯之谷山荘のお風呂
湯之谷山荘には男女別の大浴場と貸切露天風呂があります。それぞれを紹介していきましょう。
大浴場
こちらが霧島湯之谷山荘の大浴場です!
激渋な木造の浴室。3つの湯船が並んでいるという特徴的な配置。一番奥の湯船と手前の湯船は泉質が異なります。
奥の湯船は熱めの硫黄泉。硫黄泉特有の白濁したお湯が勢い良くかけ流されています。結構熱めですが、かけ湯をして体を慣らしてから入浴しました。最高ですね。湯口の横には水道があり、熱すぎる場合は水で薄めて入浴することも可能です。ただし、温くしすぎたり、水を出しっぱなしにしないよう注意しましょう。
手前の湯船は冷たい炭酸泉。非常に小さな1人用の湯船です。泉温30度程の冷たいお湯ですが、じっくり使っているとじんわりと体が温まってきます。湯の花が非常に多いのも特徴です。また、この湯船はなんと打たせ湯にもなっていて、スイッチを押してしばらくすると頭上にあるパイプから湯が流れてきます。
中央の浴槽は、奥の湯船と手前の湯船の混合泉。2つの湯船から溢れ出したお湯が流れ込んできています。そのため、3つの湯船の中では一番適温。多くの人がこの湯船で長い時間を過ごしているようでした。
バラエティー豊かな3つの湯船がある浴室。個人的には奥の熱いお湯と手前の冷たいお湯を交互に浸かるのが最高に気持ち良い入浴方法だと思います。ついつい長湯をしてしまいました。
なお、浴室にはシャワーとカランはあるのですが、シャンプーやボディーソープなどのアメニティがありません。部屋にアメニティが用意されているため、入浴する際には部屋から持っていくようにしましょう。
貸切露天風呂
貸切露天風呂は1ヶ所あり、15時から翌9時の間で1組30分単位で貸切が可能です。貸切風呂の予約、そして利用時に必要な「貸切中」と書かれた札の受け取りはフロントで行うことが可能です。
こちらが貸切露天風呂です。
木々が生い茂り、大きな岩が配されたワイルドな露天風呂。湯船は比較的コンパクトで、2~3人サイズです。岩の隙間からミルキーな硫黄泉が注がれています。泉温は少し高めなので、湯に浸かったり、湯から上がって夜風に当たったりしながら30分を過ごしました。
2つの源泉に浸かれる大浴場の方が魅力度は高いですが、貸切露天風呂もまた、気分が変えられて良いものでした。
霧島湯之谷山荘の食事
霧島湯之谷山荘の食事について紹介します。食事は夕食、朝食ともにロビーの前にある食堂でいただきました。
夕食
こちらが霧島湯之谷山荘の夕食です!
1泊12,000円とは思えない程、豪華な夕食。畜産王国の鹿児島らしく、肉中心のラインナップです。
豚肉のホウ葉焼き。甘めの味噌と香ばしい焦げがたまらない一品。肉もしっとり柔らかで美味しいです。
こちらはお鍋。豚肉だけでなく海鮮や野菜など、具沢山でした。
そして鹿児島と言えばコレ、地鶏を使った鶏刺し。特製のドレッシングがかかっており、サッパリといただけます。醤油と薬味でいただくことが多い鶏刺しですが、こういった調理法も良いものですね。
この他にも地鶏の炭火焼、エビとレンコンの蒸し物など、美味しい料理がズラリと並び、大満足でした。
なお、飲み物に関してはビール(瓶または缶)、焼酎、日本酒などが注文可能です。
朝食
こちらが霧島湯之谷山荘の朝食です。
ご飯のお供がズラリと鎮座する、正統派の旅館の朝食。白飯がどんどん進みます。鹿児島らしく、小皿にさつま揚げが添えられていました。ヤクルトやグレープフルーツも付いており、非常に健康的な朝食でした。
霧島湯之谷山荘のネコ
霧島湯之谷山荘には2匹の看板猫がいます。白猫の「そら」とキジトラの「つばき」(写真はつばき)。出勤時間は18時半から2時間程度ということで、夕食前後にロビーで見ることができます。
なお、それ以外の時間も、気まぐれにロビー周辺をウロウロしていたりするので、運が良ければお目にかかれるかもしれません。
霧島湯之谷山荘へのアクセス
車でのアクセス
■九州道の横川ICまたは溝辺鹿児島空港ICから国道223号線等を経由して約40分
■宮崎道の高原ICから国道223号線等を経由して約50分
霧島湯之谷山荘は、国道223号線から細い山道を1~2分程登ったところにあります。すれ違いが困難な道なので、十分に注意しましょう。
バスでのアクセス
■JR日豊本線の国分駅または霧島神宮駅から「霧島いわさきホテル」行きの路線バスに乗車。終点手前の「湯之谷温泉入口」バス停で下車。バス停から霧島湯之谷山荘までは徒歩10分。
※「湯之谷温泉入口」まで、国分駅から約50分。霧島神宮駅から約30分
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|投稿:2023.09.20 | 最終更新:2023.09.20 |カテゴリ: 鹿児島県
大東諸島旅行記【南大東島編③】南大東島の居酒屋「なすび」で呑む
2023年5月5日(金) |
大東諸島旅行の2日目。南大東島1日目の夜。
今回宿泊しているホテルよしざとは食事も付くホテルですが、2泊のうち1泊は敢えて素泊まりにしました。南大東島は人口の割には飲み屋さんが充実しており、せっかくなのでどこかで呑んでみようと思ったのです。
なかなかディープ 南大東島の繁華街
ホテルよしざとの前の通りは、南大東島唯一の繁華街(写真の奥に見える高い建物がホテルよしざとです)。短い区間に商店、居酒屋、スナック、カラオケやビリヤードなど様々なお店が軒を連ねています。
特にスナックが多いのが印象的でした。壁にかなり個性的な絵が描かれており、興味が湧きましたが、さすがにスナックはハードルが高いのでやめておきました。
ちなみにスナックの奥に見えている2階建ての建物はパチンコ屋。なんと沖縄本島から300kmも離れた絶海の孤島にパチンコ屋があるんですね。勿論大東諸島唯一のパチンコ屋です。
アットホームな居酒屋「なすび」で呑む
18:00
本日の夕食は居酒屋「なすび」にて。南大東島の繁華街にある居酒屋です。
2階建ての建物の2階部分が居酒屋「なすび」、1階にはスナックが入っているようです。狭い階段を上がったところに店の入口があります。なかなか場末感のある外観ですが、店に入ると意外と中は広く、アットホームな雰囲気が漂っていました。
席はテーブル席と小上がり席。小上がり席は予約で埋まっていたので、テーブル席でいただきました。
まずはオリオン生!
5月とは言え、蒸し暑い南大東島。キンキンに冷えたオリオン生がたまらない気候です。
まずはナワキリの刺身。ナワキリとは南大東島近くで獲れる深海魚で、正式名称はクロシビカマスと言います。
ちょっとルイベ状になったナワキリの刺身。味噌ダレとワサビでいただきました。深海魚ということで少し不安でしたが、意外とクセがありません。これは美味しいですね。
味噌ダレ、そして刺身の下に敷かれたタマネギが良い仕事をしています。
続いてはナワキリのバター焼き。
脂が乗ったナワキリは、刺身よりもバター焼きの方が美味しいです。これはビールが進みますね~。
イカの天ぷら。さらにビールが進むおつまみを投入していきます。
肉厚で柔らかいイカ。アメリカンドックのようなフンワリとした衣が美味しいです。
このあたりで泡盛にスイッチ。
泡盛と言えば小さなグラスで飲むイメージがありますが、ジョッキで出てくるあたりが沖縄らしいですね。
三枚肉天ぷら。
ジューシーな三枚肉(豚バラ肉)をさらに揚げるという、どこまでも欲望に忠実なメニュー。これは美味くないわけがありません。
これは「ビールのお供かな」と思いましたが、意外と泡盛にも合います。
〆は牛肉ガーリックチャーハン。
飲んだ後のチャーハンは絶品ですよね。程よく油をまとったチャーハンを食べて満腹。酔いも程よく回ってきたので、お開きとすることにしました。
19:20
店の外に出ると、もう真っ暗。夜になると、妖しいネオンが灯り始め、より一層ディープさが増した感じがします。
煌々と灯る居酒屋やスナックのネオンの誘惑を断ち切りつつ、宿へと戻りました。
次回、大東諸島旅行記3日目。知る人ぞ知る迷所(?)、南大東島地方気象台を訪れます。
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|投稿:2023.09.13 | 最終更新:2023.09.13 |カテゴリ: 旅行記
大東諸島旅行記【南大東島編②】星野洞と南大東漁港
2023年5月5日(金) |
大東諸島旅行の2日目。15:00に南大東島に到着。島を発つのは2日後の午後なので、南大東島では丸2日過ごすことになります。南大東島は北大東島よりも大きく、アップダウンも大きいため、自転車ではなく車で巡ることにしました。
今回宿泊したホテルよしざとではレンタカーも取り扱っています。2日間車を借りました。離島といえば、軽自動車が多いイメージがありますが、今回借りた車は日産のキューブ。走りは非常に快適でした。
さて、日没まで南大東島のドライブを楽しむことにしましょう。まずは一番行ってみたかった、島随一の観光地、星野洞へ向かいます。
星野洞 南大東島屈指の規模を誇る鍾乳洞
15:40
南大東島の北西部にある星野洞にやってきました。
サンゴ礁由来の石灰岩で形成されている南大東島。その地質故、島内には鍾乳洞が多数存在します。その多くは一般人が立ち入ることができなかったり、ガイド同伴が義務付けられているのですが、星野洞は観光客用に整備されているのです。
星野洞に入るためには、まずはこちらの建物で受付を済ませる必要があります。
入洞料:大人800円 子供350円
受付時間:9:00~11:30 13:00~16:30
※2023年5月時点
受付を済ませると、係員の方が鍾乳洞の入口まで案内してくれ、さらに入口の鍵を開けてくれます。
鍾乳洞にしては、とてもオシャレな入口。周囲には長閑なサトウキビ畑が広がっており、とてもこの地下に巨大な鍾乳洞が眠っているとは思えません。
ちなみにこの辺りの土地が星野さんという方の土地であることから、「星野洞」という名が付けられているのだそうです。
星野洞、入洞。
正確に言えば、二重扉になっているため、入口の先はまだ鍾乳洞ではありません。2つめの扉へ向けて、スロープを下っていきます。今のところ、都市部の地下道のような雰囲気で、鍾乳洞へ向かっている感じはしませんね。
奥の扉の先から、いよいよ鍾乳洞の始まり。扉を開けると、ムッとする熱気に包まれます。
こちらが星野洞の内部です!
思ったよりも広い洞内。上下からキャラメルのような色の鍾乳石が伸びていて、立派な石柱を形成しています。
ワイルドな洞内とは裏腹に、整備状況は良好。手すりが付いた鉄製の通路が完備されています。随所に番号が貼られているため、番号に従って進んでいけば順路通りに巡ることが可能です。ところどころ、氷柱のような鍾乳石が低い位置まで伸びている箇所があるので、身長が高い方は頭上には注意。あとは湿度が高く、床が濡れていることがあるので足元には注意した方が良いですね。
本当に美しいです。
大小様々な鍾乳石がビッシリと空間を埋め尽くしており、見応えは抜群。なんだか巨大な生物の体内を探検しているようでゾワゾワしますね~。
鍾乳洞の一番奥、通路の外に謎の物体が置かれていました。
プチプチで包まれた瓶…?(名前が書かれていたのでボカシを入れました)
実は、これは泡盛なんだそう。高校がない南大東島では、中学卒業時に鍾乳洞に泡盛をおさめ、成人式の時にその泡盛を開封して家族と一緒に呑むという風習があるらしいです。絶海の孤島ならではの、ダイナミックなタイムカプセルという感じですね。
数年分の泡盛が眠っているので、星野洞の奥の方は泡盛だらけでした。
星野洞、想像以上に素晴らしい鍾乳洞でした。
帰りはスロープを登って出入口に向かうのですが、なんとこのスロープに動く歩道が設置されていました。まさかこんな絶海の孤島に動く歩道があったとは…。驚愕しつつ、出入口へと向かいました。
星野洞観光にかかった所要時間は、約30分でした。
南大東漁港 大地を発破して造り上げられたダイナミックな港
16:30
南大東島の北側にある南大東漁港にやってきました。
こちらが南大東漁港です!
まるで要塞のような漁港。北大東島で見た北大東漁港(紹介記事)によく似た港です。周囲を断崖絶壁と深い海で囲まれた南大東島、満足な防波堤を造ることができず、波を避けられる漁港を建造できない状態が続いていました。
そこで造られたのがこの港。北大東漁港と同様に、元々は地面であった場所をダイナマイトで吹っ飛ばすことにより、港を造り上げたのです。さすがは大東諸島、何もかもが規格外ですね。
実際に岸壁に降りてみました。周囲を高い崖で囲まれ、非常に圧迫感がある港!こんな圧迫感のある港にも魚は迷い込むようで、釣り人が糸を垂らしていました。
南大東漁港まで巡ったところで、夕暮れ間近。南大東島にはあと1日半滞在する予定なので、本日のドライブはここで切り上げることにしました。
次回は南大東島の居酒屋「なすび」を紹介します。
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|投稿:2023.09.06 | 最終更新:2023.09.06 |カテゴリ: 旅行記
大東諸島旅行記【南大東島編①】飛行機で北大東島から南大東島へ
2023年5月5日(金) |
大東諸島旅行の2日目。昨日の15時に到着し、約23時間過ごした北大東島を後にして次なる島、南大東島へ向かいます。
宿泊したハマユウ荘の送迎車に揺られ、北大東島空港へ。昨日から宿泊しているほとんど全てのお客さんが本日のフライトで島を離れるようでした。
13:40
フライトの約1時間前に北大東島空港に到着。搭乗手続きや手荷物預け入れの手続きを行います。
その際、ご覧のような記念ステッカーをいただきました。南大東島、北大東島でしかいただけない超レアなステッカー!大東諸島に生息する日本犬の一種、大東犬が描かれていました。
手続き自体はあっと言う間に終了。北大東空港の屋上には展望デッキがあり、滑走路を一望することができます。時間があるので、展望デッキで飛行機の到着を待つことにしましょう。
14:10
那覇空港からやってきたプロペラ機が滑走路に着陸。一度滑走路の端まで進んだ後、ゆっくりとターミナルの方にやってきました。滑走路の背後には、真っ青な太平洋。非常に絵になる光景です。
先ほど訪れた沖縄海(紹介記事)も滑走路の向こう側にあるはずです。
14:30
搭乗の案内が流れたので、プロペラ機に乗り込んでいきます。安定の「滑走路を歩いて搭乗」。これから飛行機に乗るといった感じはなく、緩い雰囲気。
座席は今回も前方から6番目のプロペラのお隣。短いフライトですが、景色を楽しんでいこうと思います。
14:47
南大東島へ向けて離陸!さらば北大東島!
ある程度高度を稼ぐ必要があるため、真っ直ぐに南大東島へは向かわず、上空で旋回をします。おかげで北大東島の全景を拝むことができました。こう見ると小さいですねー。そして中央部分が低くなっているのが、何となく分かる気がします。
グルリと旋回したところで、今度は南大東島が見えました。やはり北大東島よりも一回りくらい大きいですね。そのまま高度を下げ、14:52に南大東空港に着陸しました。離陸から着陸まで、僅か5分14秒でした。
…というわけで、あっという間に南大東島到着!前日に乗継のために一旦降りているので、2回目の上陸ということになります。昨日は「乗り継ぎ」と書かれた看板に従って待合室へと進みましたが、本日はここが目的地なので到着口へと進みます。
ターミナル内では、今回宿泊する「ホテルよしざと」の方が待っていました。ホテルよしざとには2泊する予定です。よしざとに泊まられる方も数組いるらしく、全員揃ったところで送迎車が出発しました。
次回、「ホテルよしざと」で車を借り、南大東島のドライブを開始。まずは南大東島最大の観光地、星野洞へ向かいます。
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|投稿:2023.09.03 | 最終更新:2023.09.03 |カテゴリ: 旅行記
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