日南の人気店「びびんや」で名物のかつおめしと魚うどんを食べた(びびんや@宮崎県日南市)
宮崎県日南市。
宮崎県屈指の観光都市で、鵜戸神宮(紹介記事)やサンメッセ日南(紹介記事)、飫肥城など、数々の名所が市内に点在しています。観光客が集まる日南市ですが、ご当地グルメもまた豊富。港町である日南市ではカツオやイセエビが水揚げされる一方で、マンゴー栽培も有名です。城下町である日南市飫肥では飫肥天や厚焼卵など、古くから愛されている郷土料理も存在します。
今回は、そんな隠れた食の宝庫、日南市にある人気店「びびんや」を訪れ、日南名物であるかつおめしと魚うどんをいただきました。この記事ではかつおめしや魚うどんを食べた感想、びびんやのメニューやアクセス情報について紹介したいと思います。
日南市油津の人気店、びびんや
今回紹介するびびんやは、日南市油津の港の近くにある海鮮料理店。日南市の中でも特に高い人気を誇るお店です。訪れたのは連休の11時半前でしたが、席はほぼ満席。なんとか滑り込むことができましたが、食べ終わって店を出る頃には行列ができていました。
店内は比較的広く、テーブル席やお座敷席がたくさんあります。席数が多いので、家族連れやグループ客にも利用しやすい店だと思います。
かつおめしを食べてみた
こちらがかつおめしです!
かつおめしは、元々漁師が漁船の上で獲れたてのカツオをご飯に乗せ、ダシをかけて食べたのがルーツになっている漁師料理。極めてシンプル、しかしとても美味しそうな料理です。
ツヤツヤとしたカツオの刺身が乗ったご飯。カツオは漬けになっており、ほんのりと醤油味。豪快にかけてある紫蘇と海苔が良いアクセントになっています。そのまま丼ものとして食べても十分に美味しいです。
ただでさえ美味しいかつおめしにダシを注ぎ、お茶漬け風にしていただきます。カツオの漬けにサッと火が通り、食感が変化。さらにはダシの旨味が加わり、味が劇的に変わります。1食で2度楽しめるのがかつおめしの醍醐味と言えるでしょう。
お茶漬け状態になった後は、まるで飲み物のように、あっと言う間に完食しました。美味かった…!
魚うどんを食べてみた
びびんやでは、他にも郷土料理をいただくことができます。
こちらが魚うどんです。
魚うどんとは、トビウオのすり身に小麦粉や卵などのつなぎを加えて麺状にした、独特なうどん。戦時中に米や小麦粉などを手に入れることができなかった頃、油津港で獲れる魚のすり身を麺にして食べていたのが、魚うどんの始まりだと言われています。
うどんを食べているような、練り物を食べているような、今まで味わったことがない新食感!食べ応えがある麺とスッキリとしたダシの相性も抜群です。日南に来た際には、こちらも食べていただきたい一品です。
びびんやのメニュー
びびんやのメニューを紹介します。
メニューのトップを飾るのはマグロ。油津港は「東洋一のマグロ港」と呼ばれるほどマグロ漁が盛ん。マグロはカツオと並んで日南市の名産となっています。
マグロのコースや定食、マグロを使った一品料理の数々が並びます。
様々なセットや御膳。チキン南蛮など、宮崎県の郷土料理や地産地消の料理には「宮崎名物」という表示がなされているのが分かりやすいですね。
丼ものや麺類、定食、一品料理も豊富。特に魚介類を使ったメニューのバリエーションの多さは、他の追随を許しません。
色々な好みの人にも対応できるので、家族やグループ旅行で訪れるには最適ですね。
びびんやへのアクセス・駐車場情報
車でのアクセス
■東九州道の日南東郷ICから約10分。
店の前には広めの駐車場が用意されています。ただ、店を出る頃(連休の12時頃)には、広い駐車場がほぼ満車になっていました。
鉄道でのアクセス
■JR日南線の油津駅から1.3km。徒歩で20分。
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|投稿:2023.11.30 | 最終更新:2023.11.30 |カテゴリ: 宮崎県
とよまつ紙ヒコーキ・ タワー 窓から紙飛行機を飛ばす禁断の体験ができるタワー(広島県神石高原町)
窓から紙飛行機を飛ばしてみたい。
子供の頃、そんなことをやってみたいと一度は夢見た人も多いのではないでしょうか。現実はそうもいかないのですが、そんな子供の頃の夢を叶えてくれる場所が中国山地の山奥に存在します。
それが広島県神石高原町にあるとよまつ紙ヒコーキ・ タワー。
その名のとおり、まさに「紙飛行機を飛ばすためのタワー」です。以前からその存在は知っており、とても気になっていた場所なのですが、ついに訪問することができました。この記事では、そんな知る人ぞ知る観光スポット、とよまつ紙ヒコーキ・ タワーの魅力やアクセス方法などについて紹介したいと思います。
とよまつ紙ヒコーキ・ タワーとは
今回紹介するとよまつ紙ヒコーキ・ タワーがあるのは、広島県東部、岡山県との県境付近にある神石高原町。平成の大合併前は豊松村だったエリアにあります。大都市からは距離があり、中国山地の中に小さな村が点在している地域です。
とよまつ紙ヒコーキ・ タワーは、豊松にある米見山という標高661mの山の山頂に建つタワーです。
こちらがとよまつ紙ヒコーキ・ タワー。2003年に建てられた、高さ26mのタワーです。世界でただ一つの、紙飛行機を飛ばすためのタワーです。
入館料は1人300円(小学生未満は無料)。大人も童心に帰って楽しめる施設になっています。
まずは紙飛行機を折ろう
タワーに入り、受付で入館料を支払うと、紙を1人あたり5枚いただくことができます。入館料には紙飛行機で使える紙代が含まれているようです。この紙はサトウキビの搾りかすを原料としており、分解されて土に還るのだそう。なるほど、タワーから紙飛行機を飛ばすという、一見極悪非道に見える行為をしても、自然破壊にならないようになっているわけですね。
タワーの1階には、作業ができるよう机がいくつも設置されています。ここで自分の紙飛行機を製作してから、最上階から紙飛行機を飛ばすわけです。
机には、いくつもの種類の紙飛行機の作り方が書かれた説明書が置いてあります。お馴染みの飛行機から、見たこともない複雑な飛行機まで、様々な種類の紙飛行機が掲載されていましたが、元々手先が不器用なので、なるべく簡単そうなものを選んで折りました。
簡単そうとは言っても、折紙なんて幼少期以来。上手に作れるのでしょうか…。不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、その点はご安心ください。躓いていそうな人を見かけると、受付のおじいさんが優しく助言をしてくれます。
説明書とにらめっこしながら、そしておじいさんからアドバイスをいただきながら、何とか
5種類の飛行機を完成させました。クレヨンが用意されていたので、どの種類の飛行機を折ったのか、翼の部分にメモをしておきました。
最上階から紙飛行機を飛ばそう
紙飛行機の製作が終わったので、タワーの最上階に登ります。最上階へはエレベーターで登ることが可能です。
最上階に着きました。最上階は四方に窓が設置されており、どの方向へも紙飛行機を飛ばすことができます。風の状況を見ながら、飛ばす方角を選ぶと良いでしょう。
最上階からの景色。
単純に展望台としてもかなり優れています。東側には豊松地区の中心部、そしてその他の方角にはどこまでも続く中国山地の山並みを望むことが可能です。
いくら土に還る紙だと言っても、近くに民家があったら紙飛行機は飛ばすことはできないですからね。周囲に山林が広がっているこの場所は、紙飛行機を飛ばすにはうってつけの場所だと言えるでしょう。
いよいよ紙飛行機を飛ばす時!風向きを吟味したうえで、北の方角へ飛ばすことにしました。
1つ1つ、窓の外に向かって飛ばします。26mの高さから飛ばすので、気分は爽快です。紙飛行機が風に乗り、ゆっくりと滑空していきます。地上で飛ばす時では考えられないほどの滞空時間。これは感動しますね。
中には作り方が甘かったのか、あっと言う間に墜落してしまった紙飛行機もありましたが、多くの紙飛行機が優雅に宙を舞う姿が見られました。中でも一番良い飛行を見せたのは「スカイキング」という折り方でした。
なお、このとよまつ紙ヒコーキ・ タワーを舞台に「全日本折り紙ヒコーキ大会」が開催されたことがあるようです。過去の出場者の滞空時間ランキングが貼りだされていたのですが、21分滞空したというとんでもない記録を叩き出した方もいるようです。僕は1分程滞空して喜んでいましたが、世の中には凄い記録があるものだと驚愕しました。
とよまつ紙ヒコーキ・ タワーへのアクセス・駐車場情報
とよまつ紙ヒコーキ・ タワーへは公共交通機関ではなく自家用車やレンタカーで訪れるのがおススメです。神石高原町豊松地区へ向かうバス自体が本数が少ないうえに、最寄りのバス停である「豊松ひとやすみ」からタワーまでは2km程離れており、しかも標高差が約200mあるためです。
■中国道の東城ICから国道182号線、広島県道105号線などを経由して約40分
■山陽道の福山東ICから国道182号線、広島県道106号線などを経由して約1時間10分
とよまつ紙ヒコーキ・ タワーは小高い山の上にあります。麓からタワーへ至る道は急坂やカーブが連続する狭い山道なので、訪れる場合は注意が必要です。
タワーの目の前に5台分の駐車場が用意されています。また、タワーから250m程下った場所に、10台程が停められる一回り大きな駐車場があるため、もしタワーの目の前の駐車場が満車の場合はこちらを利用しましょう。
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|投稿:2023.11.26 | 最終更新:2023.11.26 |カテゴリ: 広島県
大東諸島旅行記【終章】さらば、大東諸島
2023年5月7日(日) |
大東諸島旅行の4日目。いよいよ、4日過ごした大東諸島を離れる時がやってきました。本日15:35のフライトで南大東空港を発ちます。
南大東島に着いてから2日間で島のほぼ全てを巡ることができました。最後に南大東村の中心部で昼食を食べることにしましょう。
お食事処光で南大東島最後の食事を
11:40
昼食は南大東村中心部にある「お食事処光」でいただきました。
こちらがお食事処光。
看板にも書かれているとおり、昼は食事処、夜は呑み処として営業しています。店内は少しディープな雰囲気。店主が地元の常連客と談笑しており、地元客に愛されている店であることが伺えます。
メニューはこんな感じ。
ポーク玉子やチャンプルー類、沖縄そばなど、沖縄らしいメニューの他、各種定食、丼もの、お好み焼きなど幅広いメニューを取り扱っています。刺身も食べたかったのですが、連休中で漁に出ていないためか、この日は刺身はないようでした。
こちらが今回いただいた皮味噌定食。
鳥皮をニンニクとニラと共に甘じょっぱく炒めた、とにかく米が進む定食です。この味だと、きっとビールも進みそうですね。「皮味噌」という響きに惹かれて注文してみましたが、正解でした。
こちらは嫁さんが注文したフーチャンプルー定食。皮味噌とは対照的に優しい味がたまらない一品でした。
お食事処光を後にし、JAおきなわ南大東支店を訪れてみたところ、美味しそうな総菜パンがあったので、食後にも関わらずついつい購入。
そのまま港へ行き、海を眺めながら、JAおきなわのタンカンジュースと総菜パンを食べました。地元のスーパーで買った手作りのパンって何でこんなに美味しいんでしょうかね。海を眺めながら食べると、美味しさも格別でした。
さらば、大東諸島
14:30
とうとう大東諸島を離れる時。荷物をまとめ、ホテルよしざとの送迎車に乗って空港を目指します。
空港に着いたところで、何やら不穏なアナウンス。南大東島上空に厚い雲が立ち込めているため、飛行機が到着できるかどうか分からないとのこと。
「もしかすると南大東島滞在が1日伸びるかも。それはそれでアリだなぁ。」
「でも、仕事の関係で本州に帰る飛行機に乗れないのはヤバい…。」
などとヤキモキしながら飛行機の到着を待っていました。すると、再度のアナウンス。飛行機が無事に到着するとのこと。ホッとしたような、少し残念なような…。こうして本邦屈指の絶海の孤島、大東諸島を後にすることになりました。
15:50
那覇空港行きのプロペラ機に乗り込んでいきます。
16:00
南大東空港を離陸。
2日間過ごした南大東島の畑、森、海岸を眼下に見ながら、プロペラ機はどんどん高度を上げていきます。
南大東島の大地と別れを告げる間も無く、無情にも視界が雲に覆われていきました。飛行機の到着が危ぶまれていただけあり、雲がかなり低い位置に立ち込めていたようです。
さらば、大東諸島。
なかなか容易に訪れられる場所ではなく、長年温めてきた旅でしたが、期待以上に素晴らしい島でした。雲以外何も見えなくなった車窓を眺めながら、2つの島を巡った思い出を反芻していました。
17:00
南大東空港を離陸して約1時間。
ようやく下界が見えたと思ったら、既に那覇の上空でした。大東諸島では見ることがなかった高層建造物がビッシリと建ち並ぶ街。絶海の孤島から1時間足らずでこれ程まで劇的に景色が変化するとは…。ちょっと身体がついていかないですね…。
大東諸島の余韻が冷めきれぬまま、大勢の観光客でごった返すGWの那覇空港に放出されるのでした。本州に帰るのは翌日になりますが、大東諸島の旅行記はここで締めさせていただきます。
長い旅行記になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
大東諸島旅行記 完
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|投稿:2023.11.22 | 最終更新:2023.11.22 |カテゴリ: 旅行記
大東諸島旅行記【南大東島編⑪】本場海岸と塩屋海岸
2023年5月7日(日) |
大東諸島旅行の4日目。大東諸島の旅行もいよいよ大詰め。南大東島では約2日間過ごしたのですが、地図を見返したところ、まだ訪れていない海岸があったので、最後に訪れてみることにしました。
本場海岸 荒々しさが印象的な南大東島北端の海岸
9:20
南大東島の北側にある本場海岸にやってきました。サトウキビ畑の合間の目立たない農道を走り、狭くて急な坂を下っていくと到達できる、かなり穴場の海岸です。
こちらが本場海岸です。
サンゴ礁の島特有のゴツゴツとした険しい岩場が続く海岸です。大東諸島らしい海岸と言えるでしょう。岩場の一部がコンクリートで整地されており、その場所で島民らしき方が釣り糸を垂らしていました。
海まで下りられるように階段が設置されていますが、この日は海が比較的荒れていたので、上から眺めるに留めました。
なお、本場海岸にも岩場を人工的にくり貫いた小さなプールがあり、海が穏やかであれば泳ぐことができるのだそう。南大東島では数少ない遊泳可能な海岸になっています。
塩屋海岸 穏やかなプールがある貴重な遊泳可能な海岸
10:45
最後に訪れたのは、南大東島の南西部に位置する塩屋海岸。海軍棒プール、本場海岸と並ぶ、南大東島で数少ない遊泳可能な海岸の1つです。実は前々日も訪れていたのですが、満潮の時間と重なってしまっていたので、あらためて訪れることにしたのです。
こちらもまた、急な坂道を下っていくと辿りつくことができます。坂を下る途中に仮設トイレと車3台分くらいの駐車スペースがありますが、さらに下ったところにもう一回り広い駐車場がありました。
こちらが塩屋海岸です!
急な坂を下ったところに磯があり、岩場をくり貫いた豪快なプールがあります。すぐ後ろには大海原が広がっていますが、この時はベタ凪で、プールにはほとんど波が流れ込んでいませんでした。
ちなみにこちらが前々日の夕方の塩屋海岸。ほとんど海と一体化していました。泳げなくもなさそうですが、波がバシャバシャとプールの中に流れ込んでおり、少し怖いかもしれません。地元の方も泳いでいない様子でした。
塩屋海岸のプール。干潮の2~3時間前でしたが、海とはしっかりと区切られており、プールの中は穏やかそのもの。水は透き通っており、写真では伝わりにくいですが、小さなか魚がたくさん泳いでいるのが見えました。
気温が高く、水着があれば泳ぎたくなるほど美しいプールでした。
塩屋海岸ではこんな風景を見ることもできます。
まるでレンコンのように、無数の穴が空いた岩場。そんな岩場にうっすらと水が張っており、とても美しい景色を造り上げています。
本日は朝からドンヨリとした天気でしたが、ここに来てお日様が顔を覗かせてくれました。
次回は大東諸島旅行記の最終回。4日間過ごした大東諸島と別れを告げます。
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|投稿:2023.11.19 | 最終更新:2023.11.19 |カテゴリ: 旅行記
大東諸島旅行記【南大東島編⑩】グレイスラム本社工場と大池展望台
2023年5月7日(日) |
大東諸島旅行の4日目。本日は4日間過ごした大東諸島を離れることになります。午後のフライトで南大東島を後にするので、午前中は南大東島で訪れていない場所を巡ることにしましょう。
グレイスラム本社工場 旧南大東空港を利用した酒造所
8:00
最終日の朝、最初に訪れたのは南大東島の中央部にあるグレイスラム本社工場。こちらは南大東島のサトウキビを使って作るラム酒の醸造所。こちらで生産されているラム酒「コルコル」は南大東島のお土産の定番です(前日の夕食時に、宿でも飲みました)。
工場見学の他、お酒を買うことができるようですが、訪れた日は休業日。中に入ることはできませんでしたが、ほんのりと漂うお酒の香りは感じることができました。
なお、こちらの工場はかつての南大東空港を利用した施設です。1997年に空港が現在の場所に移転されるまでは、南大東島の空の玄関口として活躍しました。「南大東空港」という文字も残っていますね。
外階段から工場の屋上に上がることができました。屋上からはかつての滑走路を眺めることができます。滑走路と言っても、草に覆われてしまっており、当時の面影はほとんどありませんでした。
大池展望台 沖縄県最大の湖沼を眺められる展望台
8:15
南大東島の北部にある大池展望台にやってきました。南大東島最大の池、かつ沖縄県最大の湖沼である大池の畔にある展望台です。
こちらが大池展望台です。
アスレチックを思わせる斬新なデザインです。機能性も優れており、完全なるバリアフリー。螺旋状のスロープを通り、展望台の上を目指します。
スロープの途中には、南大東島で見られる野鳥やダイトウオオコウモリの解説が設置されており、学びながら展望台に登ることができます。
こちらが大池展望台から眺めた大池です。
木々に隠れてしまい、その全容を見ることはできませんが、沖縄県最大の湖沼である大池の一部を眺めることができました。
大池は「オヒルギ」というマングローブが群生していることで知られています。オヒルギは潮の流れや干満の差が少ない、外洋から隔離された水辺に生育する珍しいマングローブ。ここ、南大東島ではサンゴ礁が隆起し、池となった場所にオヒルギが残されたのだそうです。学術的に見ても大変貴重な場所であり、大池のオヒルギ群落は国指定天然記念物にも指定されています。
近くから見られないのが残念ですが、この写真に写っている水辺もオヒルギ群落の一部なんだそう。この池もカヌーで巡り、オヒルギを近くから見てみたいものですね。他の池と繋がっていないため、カヌーツアーで訪れることはできませんが…。
次回は南大東島で、まだ訪れていない本場海岸と塩屋海岸へ向かいます。
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|投稿:2023.11.15 | 最終更新:2023.11.15 |カテゴリ: 旅行記
高砂にくてん じゃがいもが入った変わり種お好み焼き(まつぼっくり@兵庫県高砂市)
粉物文化が根付いている関西地方。関西各地では、地元で愛されるご当地お好み焼きが数多く存在します。兵庫県高砂市で食べられているにくてんもその1つ。
にくてんとは、じゃがいもやすじ肉、こんにゃくが入ったご当地お好み焼き。誕生の経緯は不明ですが、戦後に小麦粉がアメリカから輸入され始めたころ、おでんを食べた翌日におでんの具材を小麦粉とともに焼いて食べたのが始まりと言われています。現在では高砂市内の10店舗以上のお店でいただくことができます。
今回は高砂市内にあるお好み焼き専門店、「まつぼっくり」さんにて、にくてんをいただきました。この記事ではまつぼっくりのにくてんについて、さらには他のメニューについても紹介します。
にくてんが食べられるお好み焼き店、まつぼっくり
今回訪れたのは兵庫県高砂市の国道2号線沿いにあるお好み焼き専門店、まつぼっくりです。周囲には郊外型の店舗が軒を連ねる、賑やかなエリアに位置しています。
店内はボックス席が中心となっており、お好み焼き店らしく、各テーブルには鉄板が設置されています。自分が焼くスタイルではなく、店員さんが焼いたうえで席まで運んでくるスタイルです。自分で焼くのが苦手な方でも安心ですね。
高砂にくてんを食べてみた
こちらがにくてんです!
にくてんは、生地にじゃがいもやすじ肉、こんにゃくを乗せて焼いたうえで半分に折ったお好み焼き。そのため、半月型に仕上がっています。じゃがいもやこんにゃくなどが入っているため、食感も独特。これは美味しいですね。
またじゃがいもが入っているので、比較的安く、腹持ちが良いのも特徴。美味しくてお財布にも優しく、地元で人気が出るのも頷ける一枚でした。
他のメニューも食べてみました。
こちらは「豚グラタン」。豚肉入りのお好み焼きの中にホワイトソースが入っている、この店オリジナルのお好み焼きです。ソースの味わいと、ホワイトソースのトロッとした食感がよく合います。
こちらは関西名物の肉吸い。大きな鉄鍋に入って登場しました。4人前はありそうですね。
まつぼっくりのメニュー
まつぼっくりのメニューを紹介します。
高砂名物のにくてん、そしてにくてんに焼きそばが入ったにくてんモダンがあります。
さらにはお好み焼き、明石名物のたこ焼き、ネギ焼きなど様々な粉物グルメが並びます。
この店オリジナルの変わり種のお好み焼きも多数。
お好み焼きの中にホワイトソースを入れたグラタン玉、たこ焼きのような食感が楽しめるぼっくり焼き、山芋をソース代わりにかけた山かけ焼など、気になるメニューが盛沢山。
焼きそばや焼うどんなど、鉄板焼き専門店では定番の麺類もあります。
鉄板焼きや一品料理、ドリンクメニューも豊富なので、飲み会にも使えそうなお店です。近所に一軒欲しいお店ですね。
まつぼっくりへのアクセス・駐車場情報
車でのアクセス
■山陽道の加古川北ICから兵庫県道43号線などを経由して約20分
店の目の前に6台分の駐車場があります。
鉄道でのアクセス
■JR山陽本線の宝殿駅から約700m。徒歩で10分程度。
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|投稿:2023.11.12 | 最終更新:2023.11.12 |カテゴリ: 兵庫県
大東諸島旅行記【南大東島編⑨】ホテルよしざと宿泊記
2023年5月5日(金)~7日(日) |
北大東島と南大東島を巡る今回の旅。北大東島に1泊、南大東島に2泊しました。南大東島に滞在する3日間でお世話になったのはホテルよしざと。この記事ではホテルよしざとの宿泊記をお送りしたいと思います。
南大東島最大の宿泊施設、ホテルよしざと
今回宿泊したのは南大東村の中心部に位置するホテルよしざと。5階建て。ご覧のとおり、絶海の孤島の宿とは思えないほど、立派な建物です。当然収容定員も多いので、南大東島を訪れる人の多くがホテルよしざとの宿泊しています。
ホルよしざとには新館、本館、別館という3つの棟があり、棟によって部屋のグレードが異なります。今回は上の写真の新館に宿泊しました。
また、ホテルよしざとには洗濯機と乾燥機があります。長期の旅行の方には嬉しいですよね。
ホテルよしざとの部屋
こちらが今回宿泊した新館のツインルーム。テレビやエアコン、Wi-Fiが完備されており、不自由なく過ごすことができます。
部屋にはバスとトイレが付いています。絶海の孤島に来ているはずですが、都会のビジネスホテルに宿泊しているかのような気分になりますね。
ホテルよしざとの食事
今回はホテルよしざとに2泊したのですが、南大東の居酒屋で呑んでみたかったので、1泊は素泊まり、もう1泊は2食付を選択しました。食事は新館の4階でいただくことができます。
南大東島でも珍しい高層建築物であるため、4階の食堂からの見晴らしは抜群。南大東村の中心街を一望することができます。昼間に歩いて周った街を見ながら晩酌できるのは、「旅」という感じがして良いですね。
夕食
こちらがホテルよしざとの夕食です。
メインはラフテーと温泉卵とネギが乗った、ボリューム満点の丼。宿の夕食で丼物というのは、なかなか斬新。ガッツリ食べられて、なおかつ美味しいです。
あとは刺身とサラダと味噌汁、そしてデザート。1泊2食付きで約8,000円とは思えない程、満足度が高い夕食でした。
なお、夕食時にはアルコール飲料を注文することも可能。生ビールと南大東島産のラム酒「コルコル」をいただきました。コルコルはサトウキビの香りがダイレクトに来る、荒々しい感じのお酒でした。
朝食
こちらがホテルよしざとの朝食です。
シンプルで美味しい朝食。決して派手さや豪華さはありませんが、宿泊料金を考えると十分でしょう。
ホテルよしざとのレンタカー
ホテルよしざとはレンタカーも取り扱っています。離島のレンタカーと言えば、軽自動車が多いというイメージがありますが、ホテルよしざとでは普通乗用車の取り扱いもあります。今回は日産のキューブを借りました。
少しカーナビが位置ずれを起こしていることを除けば、綺麗で快適な車でした。
ホテルよしざとの送迎
ホテルよしざとでは南大東空港との往復の送迎を行っています。南大東空港発の航空機は午前便と午後便があるのですが、午後便は曜日によって出発時刻が異なります。当然、送迎車のホテルの出発時刻も異なるので注意しましょう。
ホテルよしざと。離島の宿とは思えない大規模な施設ながら、離島の宿らしいアットホームさを兼ね備えた宿でした。
次回は大東諸島旅行記最終日。沖縄県最大の池、大池を見に行きます。
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|投稿:2023.11.01 | 最終更新:2023.11.01 |カテゴリ: 旅行記
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