雪輪の滝(愛媛県宇和島市)
これまで当ブログでは多くの滝を紹介してきました。
「垂直な崖を水が落ちる」といった形状の滝が多いわけですが、今回紹介する滝は一風変わったものです。
その滝は愛媛県の南部の宇和島市にあります。
高知県との県境付近、四万十川の支流である目黒川が作り出した滑床渓谷。
四国屈指の渓谷美を誇り、美しい日本の歩きたくなるみち500選、水源の森百選にも選ばれています。
そして滑床渓谷のメインであり、今回紹介する雪輪の滝は日本の滝100選に選ばれているのです。
アクセスですが、すれ違いが困難な箇所もある狭い県道を通るので、注意が必要です。
駐車場に車を停め、渓谷沿いの遊歩道を30分程度歩くことになります。
渓谷は岩が全体的に滑らかになっており、所謂「ナメ」と呼ばれる地形が特徴的です。
これが「滑床渓谷」の地名の由来にもなっています。
遊歩道は概ね川に沿っており、景色を楽しみながら歩くことができます。
こちらが雪輪の滝。
ご覧のとおり、かなり珍しい形状の滝です。
歩道から見えている長さは80メートル程度ですが、全長300メートルある長大な滝です。
滑り台のような岩肌をサラサラと流れ落ちる様は、他の滝ではなかなか見られない美しさです。
流れる水の泡が、雪の輪のように見えることから、「雪輪の滝」と名づけられました。
水量によっては輪が見えないこともあるので、ある程度運に左右されますね。
斜面が緩やかなことから、夏には滝の中腹から滑り降りて遊ぶこともできます。
滑床渓谷キャニオニングツアーに参加すると、滝滑りが体験できるので、興味がある方は是非。
各種情報 |
滑床渓谷キャニオニングツアー : 雪輪の滝の滝滑りなど、滑床渓谷を満喫するならこちら。

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|投稿:2013.12.10 | 最終更新:2017.11.20 |カテゴリ: 愛媛県