日本の原風景!佐田沈下橋は清流四万十川を代表する観光地(高知県四万十市)
「日本最後の清流」として名高い、四万十川。高知県内を流れる全長196kmの川で、四国で一番長い川でもあります。
水質の良さだけではなく、流域の「日本の原風景」とも言うべき美しい山村風景も人気の一因と言えるでしょう。そんな山村風景の中で、とりわけ特徴的なのが沈下橋。
沈下橋とは、水面から低い位置に架けられた橋で、増水時には水没することが前提で作られた橋です。流木などが引っかかり破損しないよう、欄干などを取り払ったシンプルな構造が特徴的です。全国に約400本あるそうですが、四万十川には支流を含めると、全体の1割を超える47本もの沈下橋があります。
前置きが長くなりましたが、この記事では四万十川に架かる沈下橋の中でも特に有名な佐田沈下橋を紹介します。
「日本最後の清流」、四万十川にかかる佐田沈下橋
こちらが佐田沈下橋です。正式名称は今成橋と言います。
全長291mで、四万十川では最も長い沈下橋です。また、最下流にある沈下橋であるため、比較的アクセスが良く、多くの観光客が訪れます。
長いからこそ、細さが際立ちます。自動車で往復してみたのですが、空中を走っているような錯覚に陥り、とても緊張します。運転に自信のない方はやめておいた方が良いでしょう。
交通量はそれ程多くないうえ、車は橋の上では徐行するので、徒歩で渡るのがおすすめです。
四万十川の流れ。目をこらせば、小さな魚影をたくさん捉えることができます。
視線を移せば長閑な山村。観光地ではありますが、とてものんびりとした時間を過ごすことができるのです。
佐田沈下橋へのアクセス・駐車場情報
車でのアクセス
■四万十市の市街地から国道441号線経由で約20分
※佐田沈下橋の手前で国道から離れ、やや狭い道を走ります。距離は短いですが、注意が必要です。
佐田沈下橋の近くを通る高知県道340号線沿いに、広い駐車場があります。「車で沈下橋を渡りたい!」という方以外は、ここに停めていきましょう。
バスでのアクセス
高知西南交通が、土佐くろしお鉄道の中村駅と四万十市内の観光地を結ぶ周遊循環バス「しまんとトロリーバス」を運行しています。中村駅から乗車し、約30分で佐田沈下橋に到着します。
料金は500円で乗り降り自由!佐田沈下橋だけでなく、四万十市内の名所を巡るのにも最適です。
■参考:高知西南交通(トップ>周遊観光バス)
レンタサイクルでのアクセス
中村駅前にある四万十市観光協会にて、レンタサイクルを借りることができます。観光協会から佐田沈下橋までは約10kmの道のり。電動アシスト付き自転車も取り扱っているようなので、体力に自信のない方でも安心です。
時間があり、ノンビリと旅したい方は、レンタサイクルという選択肢もアリだと思います。
まだまだある!四万十川沿いの沈下橋
佐田沈下橋だけでなく、四万十川流域には魅力的な沈下橋がたくさんあります。
岩間沈下橋。四万十市街地から車で約50分。
※2017年、橋が損傷した影響で2019年1月現在通行止です(橋を見ることはできます)。
中半家沈下橋。四万十町中央ICから車で約1時間。
現在では隣に新しい橋が開通したため、車での通行は不可(徒歩での通行は可能)。
高樋沈下橋。中土佐町にある、四万十川で最も上流にある沈下橋。高知道の中土佐ICまたは四万十町東ICから車で約30分。
最も上流にあるため、川幅が狭く、橋もこじんまりとしています。上流であるため、水質は特に綺麗!
如何でしたでしょうか。四万十川に沿って旅をし、「日本の原風景」を思い切り堪能するのも良いものですよ。
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|投稿:2013.12.15 | 最終更新:2019.03.27 |カテゴリ: 高知県