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荘厳な石橋と豪快な滝 通潤橋と五老ヶ滝はセットで訪れたい!(熊本県山都町)

熊本県中西部の山奥、山都町(旧矢部町)にある通潤橋。社会科の教科書にも取り上げられており、写真だけでも見たことがある方も多いんじゃないでしょうか。

この記事では、教科書には載っていない通潤橋の魅力をお伝えしたいと思います。






通潤橋は水路橋。橋からの放水は大迫力!

通潤橋

通潤橋は山都町を流れる五老ヶ滝川を跨ぐ石造りのアーチ橋。江戸時代(1854年)に完成した橋で、長さは78m、高さは20m。江戸時代に造られた石橋としては、日本最大を誇ります。

実はこの橋、人が渡るための橋ではありません。元々は水源が乏しい台地に水を送るために建造された水路橋で、アーチの内部には水路が通されています。

非常に高い技術力を結集して造られた橋で、国の重要文化財にも指定されています。

通潤橋

水路橋ではありますが、人が通れるようにもなっています。

通潤橋のすぐ隣には道の駅「通潤橋」があり、この辺り一帯が気軽に散策できるよう整備されています。通潤橋も散策路の一部になっており、橋を上からも下からも見ることができるようになっています。

ただし、通常の橋とは異なり欄干は設置されていません。このような構造で、なおかつ多くの観光客が橋の上を歩いていながら、転落事故は一度も発生していないようです。

通潤橋

通潤橋

通潤橋と言えば、橋からの放水が有名です。高さ20mからの放水は迫力満点で、一見の価値はあると思います。

この放水、元々は水路に詰まった泥などを放出するために行われたのが始まりです。通潤橋が観光名所になってからは、観光用に放水するようになりました。

ただし、2016年に発生した熊本地震以降、状況が少し変わっています。次の章で詳しく解説します。


地震による被害のため、一部立入禁止・放水は休止中

全国的にも珍しい「放水する橋」として有名だった通潤橋。2016年に発生した熊本地震による被害を受け、橋に亀裂が入ってしまいました。

通潤橋

こちらが地震後、2016年5月の様子です。ブルーシートがかけられた姿が痛々しいです。

橋に損傷があったため、放水は休止橋の周囲も一部立入禁止となってしまいました。復旧にはしばらく時間がかかるようですが、もう一度あの豪快な放水が見たいものですね。


通潤橋の下流にある五老ヶ滝も必見!

五老ヶ滝

通潤橋の150m下流には、五老ヶ滝という素晴らしい滝もあります。通潤橋から程近い場所にあるので、こちらも立ち寄っておくことをおススメします!

落差は50m。水量も豊富で、迫力がある滝です。周囲は長閑な農村なのですが、ここだけギアナ高地の奥地のような雰囲気。とにかく見ごたえがある滝です。

五老ヶ滝の吊橋

五老ヶ滝は散策路の途中にある吊橋から眺めることができます。吊橋が架かっているのは滝の真正面。まさに特等席から滝を眺めることができるのです。

五老ヶ滝

以前は、滝壺まで下ることもできました。至近距離から、水飛沫を浴びながら見る五老ヶ滝は迫力満点!吊橋から眺める五老ヶ滝とはまた違った魅力がありました。

滝壺までの道は熊本地震の影響で通行止。ただ、吊橋からの眺めだけでも十分に見る価値はあると思いますので、是非とも通潤橋とセットで訪れてみてください。


通潤橋・五老ヶ滝へのアクセス

車でのアクセス

九州中央自動車道の山都中島西ICから約20分

九州自動車道の松橋ICから約50分

※九州中央自動車道は無料で通行可能。時期は未定ですが、矢部ICまで延伸すると通潤橋がグンと近くなります。


バスでのアクセス

【路線バス】

■熊本市内にある「交通センター」から熊本バスの路線バス「通潤山荘」行きに乗車。最寄りのバス停「通潤橋前」まで約1時間半。

※運行は1~2時間に1本。

※熊本駅から「交通センター」へは路面電車が便利。熊本駅前から路面電車に乗り、5駅目の「辛島町」停留所で下車。

【高速バス】

■福岡と延岡を結ぶ「ごかせ号」が停車する「山都町」停留所から徒歩15分。

※博多バスターミナルから約3時間。延岡駅から約2時間

※1日4往復


各種情報

山都町観光ナビ : 山都町の観光情報、橋の復旧情報も。

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|投稿:2014.02.12 | 最終更新:2019.03.27 |カテゴリ: 熊本県

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