旅行記 7月の利尻・礼文【第3回】 利尻島一周ツーリング(後編)
7月19日(土) |
お昼を過ぎたところでちょうど島を半周し、利尻富士町から利尻町に入る(6時の位置)。
北海道にある主要な離島3つ(利尻、礼文、奥尻)のうち、複数の自治体を有するのは利尻島のみだ。
円形の島を真っ二つに割るように、東側が利尻富士町、西側が利尻町である。
利尻島最南端にある仙法志御崎公園。
利尻山から流れ出した溶岩が冷えて固まったという、荒々しい海岸だ。
海岸線が入り組んでいるおかげで、海越しに利尻山が見えるという珍しいスポットだ。
勿論スタンプ台もあるため、押していく。
我々にとっては8ヶ所めのスタンプで、ちょうど折り返し地点となる。
個人的には、ここから眺める利尻山が一番綺麗だったなぁ。
この公園の見どころは利尻山だけではない。
荒々しい磯の一角が生簀になっており、中では一頭のあざらしが元気よく泳ぎ回ってる。
観光用に飼育されているようで、公園内にある土産屋ではあざらしの餌を買うことができる。
男3人がボーっとあざらしを眺めていると、家族連れがやってきて、子供があざらしに餌をやり始めた。
うーん、微笑ましい光景だ。
さて、あざらしに癒された後は後半戦。
島の西海岸へ突入する。
写真は「7時の位置」あたり、海に寄り添うように走る区間で、非常に気持ち良かった。
この付近の道路沿いに麗峰湧水という湧き水があったため、冷たい水で喉を潤した。
海岸線ばかりでは飽きるので、利尻町の中心地、沓形(9時の位置)から利尻山に登る!
登るといっても、5合目にある展望台へ向かうのだ。
5合目までは緩やかとは言え、上り坂がひたすら続き、50ccのスクーターではしんどい。
悲鳴のようなエンジン音を響かせ、やっとのことで展望台に着いた。
標高500メートル近くにある見返台園地展望台。
海側は残念ながら霞んでしまったが、山側は晴れ渡っており、利尻山を間近にクッキリと見ることができた。
ヘリコプターが山に資材を運んでいるらしく、何回か往復しており、我々はその様をボーっと眺めていた。
山男であるエビスは、険しく聳える利尻山の目の前にして、「登りたい」と繰り返していた。
5合目からの展望を楽しんだ後は、いよいよ終盤戦。
陽も傾き始め、そろそろ帰りを急ぐ時間になってきた。
帰る前に忘れてはいけないのがこちら。
利尻島の隠れた名物である、ミルピス商店(10時の位置)のミルピス!
利尻島限定の乳酸飲料で、飲んだ印象としては、「飲むヨーグルト」を爽やかにした感じ。
おばちゃんが切り盛りしている小さな商店という趣で、店内のテーブルでミルピスを味わう。
サービスでコケモモジュースやスナック菓子を出してくれたのが、非常に嬉しかった。
利尻を訪れた際には、是非立ち寄って休憩して欲しい。
16:00、利尻島を一周し、我々は鴛泊港まで戻ってきた。
スタンプもラスト1ヶ所を残し、すべて押した。
最後のスタンプのあるペシ岬は夕日の名所なので、もう少し日が傾いてから行くとしよう。
それまでの間は、昨夜のリベンジ、釣りだ。
一時間程度粘ったが、今日の釣果もイマイチだった。
やはり昼間は魚からも水面が見やすいため、警戒されやすいのか。
気を取り直して、ペシ岬へ行く。
岬と言っても、ここの岬は標高93メートル。
岬と言うよりも岩山という雰囲気だ。
短くも険しい道を息を切らしながらと登っていく。
これだけ登ると、岬からの景色は素晴らしい。
夕焼けを見ることができたうえ、鴛泊地区を一望することができた。
明日は利尻に別れを告げて礼文島に行く。
利尻島の旅の終わりに相応しい景色を見ることができて、大満足。
そして忘れてはいけないのが、スタンプラリー。
ペシ岬のスタンプを押し、完全制覇!
たまたまペシ岬が最後になったのだが、到達難易度的にも、ビジュアル的にもペシ岬がラスボス感が出ていて、非常に良かった。
一周を達成した後は、最後の利尻ナイト!
バイクでキャンプ場に行き、
バンガローに荷物を下し、
温泉で汗を流し、
バイクを返却し…
という行程を、慌ただしくこなし、居酒屋へ。
インターネット上での評判が非常に良かった、魚勝。
今宵はここで思う存分飲む。
やはり日本有数の漁場、利尻。
ウニ以外にもおいしい魚介類が豊富に揃っている。
珍しい物としては、タチカマ。
タラの白子を使った練り物で、利尻島でしか味わえないのだそうだ。
食感がプリプリで、バター炒め(写真左上)にしても、酢の物(同右下)にしても美味だった。
その他にもホッケ(同左下)、タコ等(同右上)、新鮮な魚介類を、比較的安価で味わうことができ、利尻を訪れる人に是非おすすめしたい店だ。
その日はバンガローに帰り、セイコーマートで買った酒とツマミでささやかな2次会。
明朝は礼文行のフェリーに乗るため、早めに就寝した。
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|投稿:2014.09.03 | 最終更新:2019.02.20 |カテゴリ: 旅行記