旅行記 8月のベトナム 【2-3】エレファントイヤーフィッシュ
8月13日(水) |
クルーズでメコン川とエレファントイヤーフィッシュを堪能
12:50
2度に渡るティータイムを堪能した我々は、再び船に乗せられる。先ほどのような小型ボートではなく、大人数が乗れる観光船だ。そう、これから進むのは小さな水路ではない。
大河だ!
メコン川!
ツアー客を満載した船は、高らかにエンジン音を響かせながら、広々としたメコンの本流へ。
海外の、しかも教科書に載っているような大河を間近で見るのは初めてだが、とにかくデカい!そしてコーヒー牛乳のように濁っている!日本でこんな色で、こんな水量の川が見られるとしたら、それはもう水害レベルだと思う。なお、帰国後に調べて分かったことなのだが、この色は汚れて濁っているというわけではなく、この辺り一帯が赤土であるため、このような色に見えるそうだ。
照りつける日差しの中、船は昼食のために一旦島に寄港。
13:20
さあ、お待ちかねの昼食。円テーブルが並べられており、我々は、東京から来ているという一人旅の青年と一緒に卓を囲む。
さて…何やら食材が並べられているが、これは何だ?チリソース、ライスペーパー、春雨、謎の葉っぱ、あと左奥にある謎の揚げ物…。えーと…、とりあえず、ライスペーパーに何かを包んで食べるということまでは分かる。
戸惑っていると、主役が遅れて登場!これが噂に聞くメコンデルタ名物。
エレファントイヤーフィッシュ(象耳魚)!
エレファントイヤーフィッシュ(象耳魚)!
メコン川に棲息する淡水魚で、この辺りでしか食べられないそうだ。それにしても巨大!象の耳とまでは行かずとも、人の顔面くらいの大きさはありそうだ。そして盛り付け方が豪快!どうやって食うんだ!?
なるほど、こうやって食べるのね。ライスペーパーにエレファントイヤーフィッシュの身とその他具材を包んで、かぶりつく。淡水魚であること、それとグロテスクな見た目から、生臭いような味を想像していたが、とんでもない。川魚とは思えないほど、ジューシーな味わいであった。
蒸し暑さも手伝ってか、我々のテーブルだけビール(別料金)の缶が次々と空いた。暑い中飲むビールは、それだけで美味い!
14:20
昼食後は再びメコン川を進む。小舟で漁を行う人、自転車を船に乗せて川を渡る人など、地元住民のありのままの暮らしが垣間見れて興味深かった。
20分程の航行が終わり、船を下り、再びバスに乗車。ホーチミンまでは2時間以上かかるし、これで帰路に着くのかな…?ちょっと忙しかったが、メコンデルタの魅力をギュッと凝縮した、素晴らしいツアーであった。暑くて意外と体力を消耗してしまったのか、先ほど飲んだビールが回ったのか、バスのシートに座った途端に睡魔に襲われる。ホーチミンまでは寝ていこう…。
ツアーの〆はお寺見学
…と思いきや!!
もう一ヶ所立ち寄るという欲張りっぷり!!
15:00
ここはメコン川沿いの町、ミトーの郊外にある永長寺。その名前からも分かるように、仏教の寺である。
煌びやかな建造物、綺麗に手入れされた庭園は、お寺というよりも宮殿である。見た目は、随分日本の寺院とは異なるが、1849年に建てられた、由緒あるお寺なのだそうだ。
何よりも目を引くのが、巨大な大仏様!!日本で見る大仏は、大概、瞑想しているような表情だが、こちらは満面の笑み、恵比寿顔だ。さらには満たされたお腹。国が違えば、こんなにも仏様の姿形も変わってくるのだと、改めて実感した。
インターネットでの口コミを見ると、「癒される」、「笑顔が不気味」等々、賛否両論であるようだ。
寝仏様までいらっしゃる!!こちらの仏様は、日本でよく見る姿形に似ている。ただ、色鮮やかな花が咲き乱れ、抜けるような青空の下、横たわる姿はさながらバカンスに来ている貴族のよう。
このように、新鮮な驚きで満たされた永長寺見学であったが、実はこの時猛暑に見舞われており、フラフラと日陰を求めて彷徨っていた記憶がある。スコールでも来れば、少しは涼しくなるのだろうか…。
最後は冷房が効いたバスの中へ逃げ込み、ホーチミンまでグッタリ。盛り沢山だったベトナム初日は、無事に終了した。
そう、終了した…。
…昼の部は…。
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|投稿:2015.11.20 | 最終更新:2019.02.17 |カテゴリ: 旅行記