旅行記 8月のベトナム 【3-2】マーブルマウンテン(五行山)①
8月14日(木) |
トゥーイーソンの洞窟は摩訶不思議で面白い!
8:00
早朝からの移動の甲斐あって、我々がホーチミンから約600km離れたダナンで観光を開始したのは、まだ“朝”と呼ぶべき時間であった。まずはダナンの郊外にある五行山から。
五行山は、大理石(マーブル)でできた岩山群の総称で、「マーブルマウンテン」とも呼ばれている。岩山は全部で5つあるのだが、我々が観光したのは、その中でも一番大きなトゥーイーソン。
トゥーイーソンは標高108mで、ご覧のように、近くから見ると、写真には写り切らないほど巨大だ。このトゥーイーソン、“上”と“中”を観ることができる。まずは“中”へ行ってみよう。入場料を払い、いざ。
“中”、すなわち洞窟への入口。洞窟のような非日常的な場所は、日本では信仰の対象となることが多いが、ベトナムでもそれは同じらしい。両脇を陣取る動物たちの石像は、神の住処を護る門番だろうか。
入洞してすぐのところで、我々を出迎えてくれた石像。昨日訪れた永長寺でも同じことを思ったが、国が違えば、やはり石像の表情も違う。
さらに奥へと進むと、ギラギラとした電飾。こういうのも、日本人の感覚からすると新鮮だなぁ。神聖な場所というより、クリスマスのイルミネーションを見ているよう。
なお、洞窟内は結構複雑で、枝分かれに突き当たるたびに進路に迷う。曲がりくねったり、別れたり、合流したり、無数のコウモリが飛んでいるところがあったり…。順路がキッチリと決まっている日本の洞窟に比べて、大雑把だが面白い。
そんなアトラクション的な一面もあれば、このように信仰の対象が並んでいるところもある。こちらは仏像だろうか。小さいものがビッシリと並んでおり、中国の兵馬俑を彷彿とさせる光景だ。
こちらは天井に穴が空いている。僅かな隙間から漏れてくる陽光が、洞内を照らし出し、非常に美しい。しかも、斜面が階段状になっているので、穴まで辿りつけそうだ。
容易に登ることができたが、振り返ってみると、なかなかの高さだ。下から見上げているのは、シャド丸とガッツ。出口まであと少し。
穴から這い出ると、そこには猫の額ほどの空間があった。トゥーイーソンの断崖にしつらえられたテラスのような場所だ。
中央に人が映っているが、私の後からの登ってきたガッツが穴から出たところだ。ちょうど彼の足下に、洞窟からの出口がある。そして、その出口は、このテラスへの唯一の入口なのである。何故だか分からないが、とてもワクワクするシチュエーションだ。
崖の中腹のテラスからは、周辺の町、さらには東シナ海を望むことができる。取り立てて雄大な景色ではないが、何気なく地平線が見えるスケールは、さすが海外と言ったところか。あと、町のごちゃっとした感じが、東南アジアっぽくて凄く良いね。
現地は、朝だというのにかなりの暑さになっており、わずかに吹く風に当たって、小さな喜びを噛みしめていた。
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|投稿:2015.12.26 | 最終更新:2019.02.17 |カテゴリ: 旅行記