素朴な味のご当地どんぶり、油麩丼(首藤屋@宮城県登米市)
宮城県登米市のご当地どんぶり、油麩丼
宮城県北部、登米市を中心に親しまれている伝統的な食材、油麩。一般的に知られている「麩」は、小麦粉のたんぱく質成分であるグルテンを焼いたものですが、油麩はそれを揚げたものです。主に味噌汁や煮物、うどんの具などに使われるようですが、近年注目を浴びている油麩料理があります。
それが今回紹介する油麩丼。カツ丼のカツを油麩で代用した料理です。比較的地味で、脇役であった油麩を主役に据えた料理と言えるでしょう。
油麩丼を提供している店は、登米市内(平成の大合併前は登米町)に約10軒あります。(余談ですが、市名は「とめ」市、旧町名は「とよま」町です)
今回は、首藤屋にお邪魔しました。
町の食堂、首藤屋でいただく絶品油麩丼
首藤屋はこじんまりとした“町の食堂”といった趣で、ラーメンや定食、そば、うどんなどがリーズナブルな価格で食べられます。油麩入りのラーメンやうどんもあり、実に気になるのですが、今回は目当ての油麩丼を注文しました。
出てきました、油麩丼。味噌汁、春雨サラダ、漬物もついてきました。
さて、油麩丼、見た目は本当にカツ丼のよう。卵の隙間から、輪切りにされた油麩が覗いていますね。早速その大ぶりな油麩を口に含んでみると…。
じゅわっ。
つゆが染み出し、口の中に広がります。肉ではなく、麩なので、よりつゆの味を吸いやすいわけですね。なるほど、これは良い!油麩は、基本的には柔らかいフニャッとした食感なのですが、端っこはやや硬いです。これもまた、良いアクセントになっていますね。
つゆは、カツ丼や親子丼で使用されるような甘じょっぱいもの。この店のオリジナルなのか、鶏肉も入っていました。
安くて素朴で美味い、満足な一品でした。
各種情報
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![]() | 価格:668円 |

|投稿:2015.12.27 | 最終更新:2018.08.21 |カテゴリ: 宮城県