隠岐を代表する絶景、通天橋と摩天崖!国賀海岸の周り方、行き方を紹介(島根県西ノ島町)
島根県沖約50kmに広がる隠岐諸島。 隠岐には4つの有人島があり、そのうちの1つ、西ノ島には是非とも紹介したい絶景スポットがあります。
それが国賀海岸。隠岐をPRするポスターにも使われている、隠岐を代表する絶景です。この記事では、国賀海岸の素晴らしさ、行き方、そして大きな見どころである「摩天崖」、「通天橋」について紹介したいと思います。
■この記事の目次
1.国内屈指のスケールを誇る海岸、国賀海岸とは?
2.西ノ島の玄関口、別府港から国賀海岸まではレンタカーが便利!
3.高さ250m!摩天崖の上からの大パノラマを楽しむ
4.波が造り上げた岩の架け橋、通天橋を見る
5.ド迫力の摩天崖を下から眺める
6.国賀海岸を海から眺める観光船も人気!
1.国内屈指のスケールを誇る海岸、国賀海岸とは?
2.西ノ島の玄関口、別府港から国賀海岸まではレンタカーが便利!
3.高さ250m!摩天崖の上からの大パノラマを楽しむ
4.波が造り上げた岩の架け橋、通天橋を見る
5.ド迫力の摩天崖を下から眺める
6.国賀海岸を海から眺める観光船も人気!
国内屈指のスケールを誇る海岸、国賀海岸とは?
隠岐諸島は、北東側にある島後(どうご)と南西側にある島前(どうぜん)の2つに分けられます。今回紹介する国賀海岸は、島前にある無数の島の1つ、西ノ島にあります。
国賀海岸があるのは、西ノ島の西側。高さ200~250mもの断崖絶壁が約13kmにわたって続く、全国でも屈指のスケールを誇る海岸です。国賀海岸の中でも、特におススメしたいのが、「摩天崖」、「通天橋」と名付けられている景勝地。
「摩天崖」と「通天橋」は、遊歩道を通って周ることができます。現地にあった案内図を引用し、位置関係を簡単に説明しますね。
国賀海岸への入口は主に2つ。崖の上と下に、駐車場を示す「P」の記号がありますが、ここまでは車で来ることができます。道は黄色の線で書かれていますが、「P」よりも右側に書かれているのが車道、左側に書かれているのが遊歩道です。
「通天橋」がある海岸線から「摩天崖」の上までは、遊歩道が続いており、徒歩で行き来することもできます。しかし、高低差が250mもあるため、それなりに体力が必要です。
そこで僕は、崖の上下間の移動は車を使い、崖の上下にある2つの駐車場を拠点に最短距離で観光する「体力温存作戦」を実行しました。
つまり、こういうことです。
①「崖の上の駐車場」を拠点に、「摩天崖」の上を観光する。
②車で「崖の上の駐車場」から「崖の下の駐車場」へ移動。
③「崖の下の駐車場」を拠点に、「通天橋」と「摩天崖」を海岸から眺める。
詳細は、次章以降で紹介しますね。
西ノ島の玄関口、別府港から国賀海岸まではレンタカーが便利!
西ノ島の玄関口は、島の東部にある別府港。本州からの高速船やフェリーはここに到着します。
別府港から国賀海岸までは10km近くあるうえに、急勾配を登る必要もあるため、レンタカーを借りると便利です。西ノ島にはレンタカー業者が2社あります。
別府港から西ノ島町役場辺りまでは快適な2車線道路が続きますが、国賀海岸周辺の道路はすれ違いが困難な道が続くため、注意が必要です。
また、国賀海岸一帯は放牧地となっています。馬が平気な顔をして道路を歩いていることもありますので、徐行して進むようにしましょう。
運転に自信がない方は、観光タクシー、定期観光バス、路線バス、レンタサイクルなどで訪れる方法もありますので、ご安心ください。
【参考】西ノ島町観光協会(トップ>アクセス・島内移動)
高さ250m!摩天崖の上からの大パノラマを楽しむ
(画像にカーソルを合わせると、現在地が表示されます)
まずは、「崖の上の駐車場」から、「摩天崖の上」を目指します。「摩天崖の上」は牧草地になっており、馬が草を食む姿を見ることもできます。馬脱走防止のため、写真のような鉄扉を開けて進んでいきます。
遮るもののない牧草地を歩くのは本当に気持ちが良いですよ!ただし、所々に馬の落とし物があったりするので、要注意です。
(画像にカーソルを合わせると、現在地が表示されます)
「摩天崖の上」からは国賀海岸を見下ろすことができますが、まさに「ダイナミック」の一言。ナイフでスパッと切り落としたような、断崖絶壁が印象的です。海食崖は日本全国に星の数ほどありますが、この規模のものはなかなかお目にかかれないでしょう。
ここを含む隠岐一帯は、世界ジオパークに指定されており、地学業界では世界的にも有名な場所の1つです。
波が造り上げた岩の架け橋、通天橋を見る
次は、「崖の下の駐車場」から、「通天橋」を目指します。また、「通天橋」から少し足を延ばすと、「摩天崖」を下から眺められるポイントに行くことができます。
(画像にカーソルを合わせると、現在地が表示されます)
「崖の下の駐車場」から、遊歩道を海岸に向かって降りていくと、現れるのが「通天橋」。長い年月をかけて浸食された、地球の芸術品と言っても良いでしょう。その形状だけでなく、カラフルな地層も目を引きます。黒色の玄武岩、白っぽい安山岩が積み重なった結果、このような色合いとなったそうです。
(画像にカーソルを合わせると、現在地が表示されます)
遊歩道を「摩天崖」方面に登っていくと、「通天橋」を別の角度から見下ろすことができます。単純なアーチ状かと思いきや、思わぬところが二股に分かれていたり、意外と複雑な形状…。
このあたりまで来ると、遊歩道は登山道のよう。歩きやすい靴が必須です。
ド迫力の摩天崖を下から眺める
(画像にカーソルを合わせると、現在地が表示されます)
さらに遊歩道を登ると、「摩天崖」を望むことができます。高さ250m、日本でも有数の大断崖。今、立っている場所も、相当高い場所(130mくらい)ですが、摩天崖の頂上は見上げるほどの高さ。先ほどまでは、あの頂上に立っていたわけです。
小さな島にいながら、これほどスケールの大きな景色に出会える場所はそうそうないでしょう。訪れるには大変な場所ですが、その苦労を忘れるほどの感動に出会えると思います。
国賀海岸を海から眺める観光船も人気!
なお、今回は冬に訪れたので、運航していませんでしたが、観光船に乗り、海上から国賀海岸を見ることもできます。近くから、見上げるド迫力の海食崖も見ものだと思いますので、機会があれば、陸から、海から、様々な顔を眺めてみてください。
【参考】西ノ島町観光協会(トップ>アクセス・島内移動)
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|投稿:2016.02.17 | 最終更新:2019.03.30 |カテゴリ: 島根県