旅行記 8月のベトナム 【5-1】初めての中級レストラン
8月16日(土) |
病体を引きずり、ハノイ観光へ!
9:00起床。この旅では初めてとなるマッタリとした朝。
しかし…、喉が痛い。体温計がないので分からないが、何となく熱もあるっぽい。連日のハードスケジュール、猛暑、海水浴……。原因に心当たりがありすぎる。
幸いにも本日は、この旅で唯一の“予定らしい予定がない日”。事前に作成していた、旅のスケジュール表にも、「ハノイ市内観光。あんまりよく調べてないけど、水上人形劇とかが面白そう。あとベトナム名物、路上散髪とか…(笑)」としか書かれていない。
真剣に、一日ホテルで寝ていようとも考えた。…というか、それが正常な判断だろう。しかし、せっかく海外に来ているのだから…と、具合の悪い体を引きずって、ハノイの市内へ繰り出すことにした。
無論、褒められた行為ではなく、後ろめたさもあってか、友人2人には体調不良のことは伏せておくことにした。
10:20
…というわけで、遅めの朝食。体はだるいが、食欲には然程影響は出ていない。
ホーチミン以来となるバインミー。ベトナムで食べた料理の中でも、特にお気に入りだ。ムシャムシャと胃袋に収める。
世界遺産 タンロン遺跡
昨日までホイアン、ハロン湾と、2つの世界遺産を見てきたが、ハノイ市内にも世界遺産が存在する。その名もタンロン遺跡。地図を見たところ、お手軽に行けそうな感じだったので、タクシーで向かうことにする。
しかし……、運転手に行き先を伝えたところ、「は?」という顔。私の発音が悪いのだろうか…。地図を指し示して、ようやく分かってくれたが、「あんな所に行くの?」という顔をされた。
…大丈夫か?タンロン遺跡。
何はともあれ、病体には、冷房の効いたタクシーが、物凄く気持ちよい。
11:00
タンロン遺跡に到着。ここは、11~19世紀に栄えたベトナム王朝の城が築かれていた場所。上の写真に写っているのは、端門。これが城かと思いきや、お城の正門だったようだ。
階段が付いていたので、門の上に登ってみる。門の前は広々とした芝生が広がっており、寝転がったら気持ちよさそうだ。中国の天安門広場のように、かつてはここで国民的な行事や祭典が行われたり、様々な事件が発生したりしたのだろうか。
門をくぐると、何故か盆栽のような鉢植えが並ぶ。なかなかシュールな光景。
こちらは、軍の作戦司令部だったところで、「D-67」と呼ばれている。フランス統治時代にはフランス軍が、独立後には北ベトナム軍が使用していたようだ。室内には当時使用していた道具や資料が展示されていて興味深かった。
ホイアンと同様、室内には冷房はなく、とても暑かった。暑かったのは、気温のせいなのか、体調不良のせいなのか…。
1時間ほど見学したところで、昼食を食べに行くことにする。体調不良だったことも影響しているかもしれないが、タンロン遺跡は他の世界遺産に比べれば、イマイチであった。観光客も疎らで、地元民にも忘れ去られているような…、そんな印象を受けた。
中級レストラン「タンタン」で「チャー・カー」をいただく
12:30
向かった先は、繁華街の一角にあるベトナム料理店、「タンタン」。「地球の歩き方」にも紹介されている、魚料理が評判のレストランだ。昨夜は中級レストランでの食事を逃してしまったが、今回こそは…!!
うおおおおおおおおおおお!!
豪華だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
屋台での食事やバインミーも良いが、レストランでの食事は、また格別だ。冷たいビールが、火照った体に染みわたる!!
体調はすこぶる悪かったが、どの料理も美味しくいただくことができた。
特に美味しかったのが、ハノイの名物であり、この店の看板メニューでもあるチャー・カー。チャー・カーには、雷魚を使用するのが一般的だが、この店はナマズを使っているそうだ。ぶつ切りにされたナマズが目の前で揚げられてゆく。これは体調が悪くても食欲が湧くな~。
ナマズが揚がってきたら、野菜(?)をぶち込み…、
仕上げに香草やナッツをふりかけて完成!!うん!!こりゃうまい!!ナマズの香ばしさと香草やスパイスの複雑な味わいがたまらなかった。
こうして、最終日にして、ベトナムでの中級レストランデビュー戦は、大満足な結果となった。冷房が効いた室内で、美味い飯と冷えたビールを飲んだら、体調も少し良くなった気がした。まぁ…、気のせいだろうが…。
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|投稿:2016.03.16 | 最終更新:2019.02.17 |カテゴリ: 旅行記