旅行記 冬の隠岐 【3-1】島後~ローソク島と白島海岸~
2016年1月2日(土) |
イカ刺しと雑煮が美味い、旅館松波の朝食
本日は隠岐諸島で過ごす最後の日。結局3日しか滞在できなかったが、明後日は仕事初めなので、帰らねばならない(やれやれ…)。もう1日くらい滞在できるかもしれないが、海が荒れて船が欠航する可能性もあるので、念には念をということだ。
7:30
隠岐最終日の朝食は、朝からイカ刺しが出るという豪華なもの!これは朝から酒が進……めるのは我慢して、イカをおかずに白飯をかきこむ。
やはり目を引くのが、隠岐風の雑煮。磯の香りがほのかに漂い、美味!餅、米をモリモリ食べ、ガソリン満タンになったところで出発だ。
今日は、昨日観光した西海岸の続きから。国道485号線を通ってショートカット。
島後の最北部へ
8:40
西海岸にある福浦トンネル。海に落ち込む岩塊を貫く手掘りのトンネルだ。
山側に新トンネルが出来ているため、現役を退いているが、現在でも徒歩で通過することができる。さらに海側は、徒歩道時代の小トンネルが。ここ一か所で、土木技術の推移が見ることができるため、日本土木遺産に選ばれている。
徒歩道も歩こうと思えば歩けそうであったが、すぐ足元でタプンタプンと音を立てている群青色の水が恐ろしい!尻尾を巻いて逃げ出し、軽自動車に乗り込むと次なるスポットに向けて走り出すのであった。
9:10
島後観光の目玉、ローソク島。海面からニョキッと聳える、その名のとおり蝋燭のような無人島だ。遊覧船での観光が可能であり、特に夕暮れ時には、島の頂上と夕日が重なり、蝋燭に火が灯ったような奇跡の光景が見られるという。
残念ながら冬期は、海が荒れるため、遊覧船は休業中。崖の上から見下ろす形になる。ローソク島の点灯が見られないのは残念だが、冬の激しい波に揉まれる姿もまた、荒々しい孤島の雰囲気が出ており、見ごたえがある。
9:40
水若酢神社。昨日訪れた西ノ島の由良比女神社と並び、隠岐国の一宮だ。一宮であるから、さぞかし初詣客で賑わっていると思いきや、そうでもなかった。
せっかくの一宮なので、御朱印をいただこうと、社務所へと向かう。所在なげに座っていたのは、高校生アルバイトらしき巫女さん…。ダメ元で「あの…御朱印は…」と尋ねると、「えーと、ゴシュイン…?」とたどたどしいお返事。
…とまあ、どうもダメそうなので、諦めた。仕方ないか。
10:10
島の最北端、白島海岸。険しい断崖の先に、これまた険しい小島が点在する様は、まさに最果てに相応しい景観。全体的に白っぽい岩から成る島が多いことから、白島海岸と名付けられたそうだ。先端近くまでは歩いて行けるようだが、なかなか遠そうなので、今回は断念。
この辺りは、渡り鳥であるオオミズナギドリの繁殖地にもなっているようだ。
最果て感を演出する看板を発見。領土問題で揺れる島、竹島はここと同じ隠岐の島町。距離は160kmと遠いものの、国境特有の緊張感は、僅かながら感じることができた。
島の北端ということは、ここで折り返し。これから東海岸を通りつつ、西郷港へと向かって行こう。
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|投稿:2016.12.09 | 最終更新:2019.02.19 |カテゴリ: 旅行記