アイスランド旅行をしようと考えている方に伝えたい7つのこと
これまでアイスランドの旅行記を長々と書いてきました。これからアイスランド旅行を考えている方へ向けて書いたつもりですが、「こんな長い文章読んでられねーよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
というわけで、今回は旅行記のまとめということで、これからアイスランドへ旅行をする方にとって有益だと思う情報をまとめてみたいと思います。
今回、我々はレイキャビクを拠点にして、主に現地ツアーを使って観光をしました。ですので、「車を借りてアイスランドを一周するぜ!」とか、「アイスランドでワーキングホリデーをしながら、1年かけてゆっくりこの国を周るの」とか、壮大なプランを考えている人にとっては物足りない情報かもしれません。
■この記事の目次
1.アイスランド旅行の計画の立て方
2.アイスランド旅行におススメの季節
3.アイスランドでの服装(9月編)
4.アイスランドへの持ち物
5.アイスランドでの観光
6.アイスランドの食事
7.アイスランドの治安
8.最後に
1.アイスランド旅行の計画の立て方
2.アイスランド旅行におススメの季節
3.アイスランドでの服装(9月編)
4.アイスランドへの持ち物
5.アイスランドでの観光
6.アイスランドの食事
7.アイスランドの治安
8.最後に
1.アイスランド旅行の計画の立て方
旅行記でも述べましたが、アイスランドに関しては、書籍版の『地球の歩き方ガイドブック』が発刊されていません(2017年現在)。
![]() | 11 地球の歩き方 Plat アイスランド [ 地球の歩き方編集室 ] 価格:1,512円 |

代わりとなる書籍として、別シリーズである『地球の歩き方 Plat』が発売されています。我々がアイスランド旅行をした後に発売されたものなので、読んだことはないのですが、こちらを読んでアイスランド観光の輪郭を作り上げるのが良いのかなぁと思います。
なお、我々は、2015年に発売された『地球の歩き方 GEM STONE』を使いました。地球の歩き方ガイドブックシリーズが大分簡素になった印象で、宿泊施設やレストランに関する細かな情報は省略されています。情報量は本家に比べてかなり物足りませんが、我々のようにレイキャビクを拠点にして、現地ツアーに参加する方にとっては十分でしょう。
旅行計画を立てるにあたっては、書籍の情報を元に大まかなアウトラインを描き、インターネットの情報で詳細を作り上げていくという流れが良いと思いました。
紹介したい書籍がもう一冊。少々古い本ですが、『アイスランド・フェロー諸島・グリーンランド 素晴らしき自然景観とオーロラの魅力』 (旅名人ブックス)は、観光客があまり訪れることのない東北部も含め、アイスランド全土の見どころが紹介されており、読み応えがありました。こちらの本は、アイスランド一周を考えている方や、観光化されていないエリアを旅行する方には良いと思います。そうでない方も、旅情がとても高まる本なので、機会があれば是非とも読んでみてください。
2.アイスランド旅行におススメの季節
「いつ行くの?」
「今でしょ!」
・・・ではなく、旅行の目的によって、オススメの時期は変わります。アイスランドは極北に位置するので、夏には白夜、冬には極夜になります。
夏は一日中暗くならないため、オーロラの鑑賞には不向きです。当然オーロラ鑑賞ツアーは催行されません。
逆に、冬は一日中暗い時間が続くので、オーロラ鑑賞には最適ですが、景勝地を巡るツアーはグッと減少します。
特にハイキング、スノーモービル、乗馬、スキューバダイビングなどのアクティビティに挑戦したい方は、ツアーの催行期を事前に調べておきましょう。
個人的には昼の時間と夜の時間のバランスが良く、オーロラも日中の観光も楽しむことができる9~10月がベストシーズンだと思います(筆者は1回(9月)にしか行ったことがないですが…)。
3.アイスランドでの服装(9月)
アイスランドは一年を通じて冷涼な気候なので、訪れるのであれば、服装に気を遣わなければなりません。我々は9月に訪れたので、ここでは9月の服装について触れようと思います。
9月と言えば、日本ではまだ残暑ですが、アイスランドでは日本の11月~12月並と考えて良いでしょう。自然の豊かなアイスランドなので、必然的に屋外での観光が多くなります。非常に寒いです!基本的には下着の上にヒートテックを着用。ロングTシャツの上にフリースを羽織り、場面に応じて冬物コート或いは登山用のレインウェアを着用しました。
特に注意すべきは、天気が変わりやすいこと。突然の降雨に備え、レインウェアは常に持ち歩くことをオススメします。
また、ブルーラグーンなど、温泉に行こうと考えている方は、水着は必須ですよ!
4.アイスランドへの持ち物
アイスランドは物価が高い国です。旅行記でも触れましたが、歯ブラシを忘れた嫁は現地にて400円の歯ブラシを購入する羽目になりました。基本的にレイキャビクでは何でも買うことはできますが、無駄な出費はなるべく避けたいもの。出発前に入念に持ち物チェックをしましょう!以下の表は私が自前で作った持ち物表です。
持ち物 | 必要度 | 説明 |
パスポート | ◎ | これがないと、そもそも出発できません。 |
パスポートの写し | ○ | 紛失や盗難に備え、顔写真のページのコピーを、パスポートとは別に保管する。 |
パスポート以外の身分証明書 | ○ | 万が一の時のために。 |
現金 | ◎ | カード社会だけど、現金も時には使います。 |
クレジットカード | ◎ | アイスランドではほとんどの場所で使用可。 |
Eチケット | ◎ | 飛行機、宿泊等様々な場面で提示する必要有。 |
海外旅行保険証 | ◎ | 事前に加入しておくこと。 |
メモ帳 | △ | パスポート番号やクレジットカードの番号、緊急連絡先等をひかえておく。 |
洗面用具 | ◎ | 化粧品、歯ブラシ、髭剃りなど。シャワーのお湯が温泉であり、髪が痛むので、気になる方はリンスも! |
バスタオル | △ | 温泉に行くのであれば必要。 |
タオル | ○ | 緩衝材としても利用可。 |
ウェットティッシュ | △ | 衛生的な国なので、あまり使用せず。 |
下着類 | ◎ | 寒いので、上下ヒートテック着用がオススメ。 |
ロングTシャツ | ○ | 室内はTシャツで十分。 |
フリース | ○ | 外出時の、重ね着用として。 |
コート | ◎ | 寒いので、冬物コートが必要。 |
レインウェア | ◎ | 天候が変わりやすいので、必携!セリャラントスフォスで滝の裏側に行く場合には着用。 |
水着 | △ | 温泉に行くのであれば必要。ブルーラグーンでは売っていたが、高額。 |
サンダル | △ | 長時間のフライトではサンダルが楽チン。 |
手袋 | △ | 寒がりな人は持っていった方が良いかも。 |
虫除けスプレー | △ | 季節や場所によっては蚊が多いが、今回の旅では出番なし。 |
薬 | ○ | 胃腸薬、風邪薬など。 |
日焼け止め | ○ | 紫外線が強いです。 |
ホッカイロ | △ | 気休め程度に…。 |
マスク | △ | 長時間のフライトで喉を傷めないように。 |
時計 | ○ | あらかじめ現地時間に合わせておくと便利。 |
ガイドブック | ○ | レイキャビク散策には使えました。 |
カメラ | ○ | ブルーラグーンに行く場合は、防水製が望ましい。 |
三脚 | △ | オーロラを撮影したいのであれば必須。 |
各種充電器 | ○ | スマホ、デジカメなど。 |
変換プラグ 変圧器 | ◎ | プラグはCタイプ。電圧は220V。 |
紙皿・紙コップ・割り箸 | △ | スーパーで食事を買う場合は、あった方が便利。 |
ビニール袋 | ○ | ゴミ袋、収納など、何かと重宝。 |
私と嫁、それぞれがスーツケースを持っており、特に私のスーツケースが、2週間の出張にも使ったことのある大容量(縦30×横52×高さ70cm)のものだったので、やや多すぎるように思えた荷物も収納することができました。直前に「入らない!」ということがないように、事前に試し詰めをしておくのも良いと思います。
5.アイスランドでの観光
アイスランドでの観光は①現地ツアーを利用する方法と②レンタカーを借りて移動する方法の大きく2つに分けられると思います。
我々は現地ツアーを利用し、王道の観光地を巡りましたが、とても満足することができました。4~5日間の滞在であれば、今回我々が行った①ブルーラグーン、②ゴールデンサークル、③ヨークルスアゥルロゥン(南海岸の滝も含む)のツアーに参加すれば、アイスランドの主だった観光地は押さえることが可能でしょう。もう少し時間がとれるのであれば、プラスαで好みのツアーに参加しても良いと思います。
ただ、欲を言えば、バスが猛スピードでスルーしてきた、名もない絶景を立ち止まってゆっくり眺めたい、つまりもう少し自由に観光したいという思いはあります。旅に慣れた方や、時間が十分にとれる方であれば、レンタカーによる旅をおススメしたいです。
ツアーで巡ったルートに限って言うと、アイスランドの幹線道路の整備状況は比較的良好です。ただその一方で、町と町の間隔が離れているので、ガソリンや食料の補給には注意が必要でしょう。勿論、冬場の運転は控えた方が良いと思います。
6.アイスランドの食事
アイスランドの食事と言えば、やはりシーフードとラム。
ホッキョクイワナ(ARCTIC CHAR)、タラ(COD)、ロブスター(LOBSTER)、ミンククジラ(MINKE WHALE)など、アイスランドならではの魚介類は是非食べておきたいところ。レストランのメニューで単語が分からずに慌てないよう、食べたい魚の英名は覚えておくのが良いでしょう。
物価の高いアイスランド。当然シーフードもお高いですが、港の近くにある「シーバロン」というレストランでは、比較的安価で魚介類の串焼きをいただくことができます。
いくら物価が高いと言っても、1回くらいは贅沢なディナーを楽しみたいもの。「レストラン レイキャヴィーク」は、少々お値段は張りますが、豊富な魚介類が並ぶシーフードビュッフェが楽しめます。前菜だけでお腹いっぱいになってしまうほど、バリエーションがあるのです。
ラムはステーキやスープなどの料理で登場することが主です。シンプルな味付け故、臭みがあるので、苦手な方は受け付けられないかもしれませんが、クセになる味わいです。
アイスランドの食事を語るうえで欠かせないのが、ホットドッグとスキール。あまり知名度はありませんが、アイスランドのソウルフード的存在です。
ホットドッグは、レイキャビクの有名店よりも、むしろガソリンスタンドN1のものが、個人的にはおススメ。
スキールはスーパーマーケットやコンビニエンスストアに売っているので、滞在中に様々な味を試したいものです。朝食やおやつとして、最適だと思いますよ。
このように、凝った料理はあまり見られませんが、素材の良さを生かした、素朴な料理がアイスランドの魅力と言えるでしょう。
7.アイスランドの治安
アイスランドの治安は概ね良好です。我々が泊まったホテルは中心街にあり、周囲にはバーなどの社交場もあったため、それなりに賑わっていました。酔っ払っている人もいましたが、仲間内で楽しく飲んでいる感じで、夜間に街を歩いていても危険に感じることはありませんでした。
とはいえ、近年観光客が急増しており、今後秩序が乱れることもないとは言えません。月並みな注意になってしまいますが、なるべく夜遅くの外出は控え、出歩く場合も複数人で行動するのが無難でしょう。
8.最後に
アイスランドという国は、現時点では日本とは馴染みが薄く、ハードルが高い国かもしれません。直行便はないし、やたらと遠いし、物価は高いし、なかなか行きにくいですよね。
しかし、オーロラや氷河など日本では決して見ることができない大自然、絶景に出会うことができるのです。私は一度しか訪れたことはありませんが、自信を持っておススメできる旅行先ですよ。
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|投稿:2017.08.02 | 最終更新:2019.04.28 |カテゴリ: 雑記