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旅行記 7月の天売・焼尻 【2-6】天売島の夜 ウトウウォッチングツアー

7月7日(金)

民宿竹内の夜


民宿竹内@天売島

本日の宿、「民宿竹内」。古びてはいるが、部屋は12畳と広く、室内も綺麗で過ごしやすかった。親戚の家に泊まりに来ている感覚だ。

民宿竹内@天売島

かなり年季が入っており、トイレが若干傾いているのはご愛敬。

夕食@民宿竹内

17:30
待ちに待った夕食だ。食卓には、生きたままのウニを筆頭に、地元で採れた魚介類が所狭しと並ぶ。これだけ豪華な夕食が出て、一泊二食6,000円で泊まれるのだからとってもお得なのだ。内陸県で育った筆者は大興奮で、箸が止まらない。

夕食のウニ@民宿竹内

特に殻からほじくり出して食べるウニは甘みがあり、非常に美味かった。ウネウネとトゲを動かして暴れるウニをスプーンでかき出して、口へと運ぶ。ワイルドだ。お願いすれば、民宿の方が身を取り出してくれるので、「ワイルドな食べ方はちょっと…」という方も安心だ。

いやぁ、満腹!ご馳走さまでした!


ウトウウォッチングツアー


ウトウウォッチングツアー

18:55
いよいよ、天売の夜のお楽しみ、ウトウウォッチングツアー。指示通り、民宿の前で待っていると、一台のマイクロバスがやってきた。島内の宿を一軒一軒巡り、ツアー客をピックアップしていくらしい。参加料金の1,000円を運転手兼ガイドさんに支払い、バスに乗り込む。

ウトウウォッチングツアー

3~4軒の宿を周る頃には、バスはほぼ満席に。バスは集落を抜け、赤岩展望台に向けて険しい坂を登り始めた。

バードウォッチングと言えば、バズーカのような超望遠レンズを持った方が多いものだと想像していたが、意外とその筋の方は少ない。むしろ手ぶらの方が多く、三脚とミラーレス一眼(苗穂くんは一眼レフ)を担いできた我々が浮いているくらいであった。

ウトウウォッチングツアー

19:15
赤岩展望台の狭い駐車場には、別のバスも停まっており、周辺はツアー客だらけ!この小さな島のどこにこんなに観光客がいたんだ、と思うくらい多い。朝一で乗った高速船も、午後に乗ったフェリーもガラガラだったので、空いていると思ったのだが…。

なお、7月ではあるが、非常に風が強く、肌寒いほど。写真をご覧いただければ分かるとおり、ほとんどの客が長袖であり、ウィンドブレーカーを羽織っている人もいた。



辺りが薄暗くなり始めると、一羽、また一羽とウトウが姿を現し始める。慌ててカメラを構える。


赤岩展望台にて

結論から言うと、私の撮影機材では、上のような残念な写真しか撮れなかった。暗い上に、ウトウは素早く、どこから現れてどこへ飛んでいくのか予想できない。ウトウへの影響を考えると、フラッシュも焚けず、闇雲にシャッターを切っても、残像しか捉えられない。

本気の機材を持っている方以外は、手ぶらで行き、自らの目にこの光景を焼き付ける、というのが正解のようだ。


赤岩展望台にて

19:45
この頃になると、四方八方からウトウが飛んでくる。暗闇の中、直線的に飛んでくるので、身を低くしていないと正面衝突してしまいそうだ。…かと言って、頭上ばかりに気をとられていると、地面すれすれを飛んできたりして、ドキッとさせられる。

一時も油断できない時間。野生の営みを、ひしひしと感じる時間。物凄い密度で、ウトウが飛んでくるが、これでも全盛期を過ぎた頃だというから驚く。


20:00頃

ウトウへの影響を考慮し、ツアーはここでお開き。再びバスに乗り込み、集落のある島の東部へと戻る。

帰り道にガイドさんから聞いた話によると、最近ウトウが巣穴を掘りすぎて、道路が崩れたのだとか。人と海鳥が共存する天売島。共存と言っても、島の西部は完全に鳥のテリトリーであるようだった。


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|投稿:2017.10.04 | 最終更新:2019.03.07 |カテゴリ: 旅行記

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