旅行記 11月の宮古島 【1-2】雨の日の宮古島の過ごし方①
2017年11月4日(土) |
雨の日の宮古島の楽しみ方
結果から申し上げると、宮古島初日はひたすら天気が悪かった。台風並みの大荒れということではなかったし、雨量も大したことがなかったので、「不幸中の幸い」と思いたいところだが、観光のモチベーションはグンと下がってしまう。そんな状況下だが、我々はなるべく前向きに観光することを選び、「雨の日の宮古島の楽しみ方」なるものを悟った。
- 波が穏やかであれば、シュノーケリングを楽しむ。
- 開き直って、曇天の風景を楽しむ。
- 疲れたら無理をせず、カフェで地産地消のスイーツを楽しむ。
残念ながら、本日は波浪注意報が出ていたので、1に関しては諦めざるをえない。なかなか来る機会も少ない宮古島。悪天候を理由にして、観光を諦めたら後悔するだろう。開き直って2を実践してみることにした。
宮古島最西端の岬、西平安名崎で暴風を楽しむ
(写真にカーソルを合わせると、現在地が表示されます)
10:40
「雨なら室内から海中を観よう」と訪れた宮古島海中公園に見事にフラれ、その足でやってきたのが宮古島最西端の岬、西平安名崎。直角三角形をした宮古島の頂点にあたる岬だ。
展望台から東の方向を向くと、宮古島から池間島へと渡る池間大橋が見えた。来間大橋と並び、宮古島屈指のドライブルートだ。
どんよりはしているものの、海の青さは沖縄の色という感じだ。今後晴れる保証はないのだから、悪天候でもなお美しいこの青さを目に焼き付けておかねば。
そのまま視線を南へと移すと、半島のくびれと風車が一望できる。風車があるということは……そう、風が強い!
大袈裟ではなく、真っすぐ立っていられない程だ。傘をさそうものなら、あっという間に吹き飛んで骨組みだけになってしまうだろう。風に雨粒が混ざって、半袖短パンの体に鞭を打つ。この逆境を楽しまなければやっていられない。
北を向くと正面には池間島。宮古島の北側に浮かぶ小さな離島だが、1992年に池間大橋が開通し、宮古島との行き来が便利になった。なお、宮古島市には宮古島の他に5つの有人島(伊良部島、下地島、池間島、来間島、大神島)があるが、大神島を除く4島には橋が架かっており、車で行き来することができる。
暴風の展望台を楽しんだ後、岬の先端を目指してみたが、強風と撒き上げられる波飛沫に阻まれて撤退した。
宮古島最北端の岬、世渡崎で異世界感を楽しむ
11:20
西平安名崎のすぐ近くにある、宮古島最北端の岬が世渡崎だ。池間大橋はこの岬から池間島に向かって伸びているため、岬からは間近に橋を見ることができる。こんな天気だからか、三連休にもかかわらず観光客は皆無だ。
暗雲に向かって伸びる池間大橋。異世界へと続いていそうな、そんな雰囲気だ。
島だこ料理が美味い!お食事処すむばり
11:30
お昼近くになっても相変わらずのお天気なので、早めに昼食を摂ることにする。
「お食事処すむばり」のタコ炒め定食。
西平安名崎近くに店を構える「お食事処すむばり」。宮古島で水揚げされた島ダコを使った料理で有名な店だ。定食の他にも、タコを使った麺料理や丼物も扱っている。
島ダコは思ったよりも身が柔らかく、美味!アッサリしつつもコクがある沖縄らしい味わいだ。
我々が食べ終わる頃、店はかなり混み合い、外には行列ができていた。さすがは人気店。悪天候で島内の景勝地は観光客が疎らだったが、いる所にはいるもんだ。
人気のビーチ、新城海岸を独り占め!
現在地は宮古島の北部、つまりは直角三角形の頂点だ。ここから三角形の長辺、つまり宮古島北東海岸を進み、最東端の岬である東平安名崎を目指すことにする。
「北東海岸」を進むと言っても、道路から海が見えるというわけではない。宮古島は隆起サンゴ礁の島であり、海岸線は断崖絶壁であることが多い。東平安名崎へ向かう道は断崖の上の平坦な内陸部を通っているため、海が近いようでいて、残念ながら海があまり見えない道なのだ。
道路から海を見ることはできないが、脇道に逸れてみると、断崖の間にひっそりと広がるビーチに行くことができる。ここはシュノーケリングの名所、新城海岸。この天気のおかげで、美しい海岸を独占だ…(泣)
サンゴ礁が防波堤代わりとなっているため、浜辺は比較的波が穏やかだ。泳げないこともなさそうだが、本日は波浪注意報が出ているため自粛しよう。寒いし…。
宮古島最東端、東平安名崎で最果て感を楽しむ
(写真にカーソルを合わせると、現在地が表示されます)
14:00
最東端、東平安名崎に到着。ガイドブックなどでも必ず紹介される人気スポットだが、上の写真のように岬を付け根から眺める展望台に来る人は意外と少ない。岬の突端も良いが、併せてこちらも訪れるのがおススメだ(詳しくは以下の紹介記事を参照)。
こちらも晴れていれば海と空の青さが映えるスポットなのだが…。グダグダ言っても天気は変えようがないので、開き直って楽しむしかない。この暗い空は、岬の最果て感を演出するマストアイテムと考えよう。
正に地の果て!宮古島にある絶景の岬、東平安名崎(沖縄県宮古島市) 47の記憶
さとうきび畑のど真ん中にあるカフェ「新香茶」でスイーツを
開き直って曇天の風景を楽しもうと頑張っていた我々であるが、強風と雨にやられ、疲れてきたのでカフェで休むことにした。
14:40
東平安名崎近くにあるカフェ「新香茶(あたらかちゃ)」。さとうきび畑の真ん中にあり、少々場所が分かりにくい。レンタカーのカーナビにも表示されなかったが、広範囲に渡って案内看板がこれでもかというくらい設置してあったので、それを頼りに進めば辿りつける。
嫁はマンゴーパフェ、私は雪塩アイスをいただく。マンゴーも雪塩も宮古島の特産品だ。どちらも美味しい!
宮古島には地産地消のスイーツを提供するカフェが多くある。強い雨に降られ、どうしようもなくなったら、カフェ巡りを楽しむのも良いかもしれない。勿論晴れている日でもカフェはおススメだ。
午後になり、雨は上がりつつある。依然として空は暗いし、風も強いが、午前中に比べるとコンディションは良さそうだ。翌日は晴れるという予報だし、辛抱強く観光を続けるとしよう。
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|投稿:2017.12.02 | 最終更新:2019.02.27 |カテゴリ: 旅行記