かずら橋を2倍楽しむなら奥祖谷二重かずら橋!(徳島県三好市)
奥祖谷二重かずら橋は本家かずら橋よりも雰囲気が良く、おススメ!
日本三大奇橋の1つとされ、徳島県を代表する観光地となっている「かずら橋」。見ごたえはあるのですが、休日ともなると多くの観光バスや観光客でごった返し、秘境の雰囲気が失われつつあるのが残念なところです。
そこでオススメしたいのが、かずら橋よりもさらに奥にある「奥祖谷二重かずら橋」。かずら橋よりも知名度が低く、比較的空いているのが魅力です。
奥祖谷二重かずら橋はかずら橋より車で約1時間、秘境と呼ばれる祖谷地方の中でも最奥部に位置します。その名のとおり橋が2本架かっており、かずら橋を2倍楽しむことができるのです。
二重かずら橋は男橋、女橋の2本で構成されています。両橋を通る遊歩道が整備されており、20分程度で一周することができます。なお、入場料は大人550円、小人350円です。
こちらが上流に位置する女橋です。長さは20mと、ややコンパクトですが、本家に勝るとも劣らない風格!周囲の渓流や苔むした岩の美しさとも調和した素晴らしい橋ですね。
本家同様、足下がスケスケの構造になっており、渡るときはスリル満点です。
女橋の上流には「野猿」があります。「野猿」とは人力ロープウェイのこと。籠に乗り込み、谷を跨ぐように張られたロープを手繰り寄せるようにして対岸へと渡ります。奈良県十津川村のものが有名ですが、祖谷地方にもあるとは…。
女橋を渡って対岸へ。そのまま下流へと進んでいくと、男橋が現れます。
男橋は長さが42m。本家かずら橋の長さ(45m)に迫る勢いです。高所恐怖症の方でなくても怖気づく長さ…。
勇気を出して渡ってみると、眼下の川の美しいこと!透き通るような清流に加え、滝まで臨むことができます。
下に人が見えていますが、河原まで容易に下りることができます。夏場は、その清流と触れ合うのも良いかもしれません。
上流の方角を向くと、先ほど渡った女橋が見えます。
なお、男橋、女橋ともに足場の間隔がやや広くなっています。隙間から人が落ちることはありませんが、荷物などを落とすと大変なことになるので、注意が必要です。
男橋を渡りきると、一通りの観光は終了。階段を登って駐車場へと戻ります。階段の途中で振り返ると、男橋を臨むことができました。
どの角度から見ても、自然と調和した良い橋だと思います。
奥祖谷二重かずら橋を訪れる際の注意
是非ともオススメしたい奥祖谷二重かずら橋ですが、アクセスがなかなか大変です。国道で訪れることができるのですが、その国道とは「日本三大酷道」として知られる国道439号線なのです。
ご覧のとおり、すれ違いができない箇所が連続するような狭路を1時間程運転しないと辿りつくことができない秘境の地です。運転には細心の注意を払いましょう。
公共交通機関で旅行をしている方や運転に自信のない方は、路線バスや乗り合いタクシーなどを利用するのも一つの手でしょう。路線バスについては三好市のホームページを、乗り合いタクシーについては三好市観光協会のホームページを参照してください。
駐車場は国道沿いの狭いスペースに30台程用意されています。私が訪れた2017年のゴールデンウィークの日中は満車に近い状態でしたが、何とか停めることができました。
遊歩道はよく整備されていて、非常に歩きやすいです。ただ、急な階段もありますし、何より橋は足下が不安定なので、歩きやすい靴で訪問することをおススメします。
各種情報
三好市観光協会 : 広大な三好市は、魅力的な観光地が目白押し!
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|投稿:2018.01.08 | 最終更新:2019.01.17 |カテゴリ: 徳島県