阿寒の山々を望む美しき秘湖!オンネトー(北海道足寄町)
北海道三大秘湖、オンネトーは豊かな自然に抱かれた美しい湖
手付かずの大自然が残る北海道。今回紹介するオンネトーは、活火山として有名な雌阿寒岳、阿寒富士の麓の原生林の中にある自然豊かな湖です。
支笏湖のお隣にあるオコタンペ湖(千歳市)、大雪山系の山中にある東雲湖(上士幌町)、そして今回取り上げるオンネトー(足寄町)を総称して「北海道三大秘湖」と呼びます。オンネトー以外の2つは、湖畔に行くためにはトレッキングが必要となる秘境中の秘境。オンネトーは湖畔まで車道が通じており、三大秘湖の中でも最も気軽に訪れることができる湖と言えるでしょう。
そんなオンネトーの魅力は何と言ってもその美しさ。晴れた日は湖面がコバルトブルーまたはエメラルドグリーンに輝き、訪れた人の目を楽しませてくれます。初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪…。季節や時間、見る場所によって様々な色に見えることから「五色沼」とも呼ばれているそうです。
湖畔には原生林が広がり、その背後には雌阿寒岳、阿寒富士が聳えています。見渡す限り、自然しかありません。
森の木々を映し出す美しい湖面。
透き通るような美しい水を湛えるオンネトー。湖水が酸性であるため、魚類は棲むことができません。生物は、わずかにエゾサンショウウオ、ザリガニのみが棲息しています。生物の少なさも、オンネトーの美しさの一因と言えるでしょう。
オンネトーへのアクセス、駐車場
オンネトーは十勝地方と釧路地方の境界付近の山中にあり、付近には町はありません。公共交通機関もない(2018年現在)ため、自家用車かレンタカー、観光バス等で訪れる必要があります。さらには女満別空港から73km、釧路空港から78km、中標津空港から110km、とかち帯広空港から145kmと、どの空港からも遠い位置にあるのです。
しかし、他の秘湖に比べると、アクセスは容易です。十勝と阿寒湖や屈斜路湖を結ぶ観光ルート、国道241号線から北海道道949号オンネトー線に入り、5km程度で到着します。道道949号線はオンネトーの湖畔にやや狭い箇所はあるものの、ほとんどの区間が2車線幅で、概ね走りやすい道です。
単体で訪れるには辺鄙な場所なので、阿寒湖や屈斜路湖、摩周湖、釧路湿原など、周辺の他の観光地とセットで巡るのがおススメです。
オンネトー湖畔には展望台が整備されている他、道道沿いにストリートビューで示したような駐車スペースがあります。それぞれ立ち寄って、お気に入りの場所を見つけるのも良いでしょう。
湖畔には遊歩道も整備されており、トレッキングを楽しむこともできます。ただし、ヒグマの生息地でもあるため、散策の際には熊鈴を持参する等、十分な注意が必要です。
冬も美しいオンネトー。11月下旬~12月上旬が狙い目!
冬には結氷するオンネトーですが、冬期(12月上旬から4月中旬)は道道オンネトー線がオンネトーの手前から通行止にあるため、スノートレッキングでもしない限り訪れることはできません。
しかし、極寒の地である故、冬期閉鎖前の11月下旬や12月上旬、冬期閉鎖明けの4月下旬にも結氷した姿を観ることができます。ちなみに上の写真はゴールデンウィークに撮影したもの。この時は天気が最悪だったのですが、コンディションが良いと、非常に美しい姿を観ることができるそうです。
私はその美しさを観たことはありませんが、「オンネトー 冬」で検索してみると、とても魅力的な写真を見ることができます。そんなオンネトーのもう一つの姿も是非とも見てみたいものですね。
各種情報
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|投稿:2018.03.21 | 最終更新:2019.03.11 |カテゴリ: 北海道