カナディアンロッキードライブ【3-2】コロンビア大氷原観光 ~アサバスカ氷河(前編)~
2017年8月11日(金) |
氷河観光の拠点、「アイスフィールドセンター」
9:20
早朝にバンフを出発し、3時間以上の大移動を経て、ここ「アイスフィールドセンター」に到着しました。ここはカナディアンロッキー北部の観光の目玉、コロンビア大氷原観光の拠点となる場所です。
広々とした駐車場には既に多くの車が停まっていました。コロンビア大氷原観光はバスと雪上車によるピストン輸送であるため、早めに到着しないと混雑してしまうという情報を得ていました。そのため、早朝に出発し、可能な限り早い時間に現地入りしたわけです。
「アイスフィールドセンター」の建物はなかなか立派。氷河観光ツアーの出発点となっているだけでなく、カフェやレストラン、土産屋なども併設されています。朝だと言うのに既に賑わっていますね。
さて、この建物の中でツアー参加の手続きをします。1回のツアーの参加人数には限りがあるため、早めに手続きをしないと遅い時間のツアーになってしまいます。
9:30
めでたく10:30のツアーのチケットを買うことができました。1時間待ちですね。事前に仕入れた情報によると2~3時間待ちはザラであるようなので、まぁ上出来と言うことにしましょう!
ツアー開始までの1時間、ダラーっと暇を潰すことにします。
「アイスフィールドセンター」の2階にはテラスがあり、コロンビア大氷原から流れ出したアサバスカ氷河を眺めながらお茶を楽しむことができます。これからあの氷河を目指すわけですね。
素晴らしいロケーションなのですが、如何せん外で茶を飲むには寒すぎますね…。夏と言えども上着が必要な程の寒さです。
室内には氷河に関する展示室があり、良い時間潰しになりました。
上の写真は、この辺りの氷河を模した立体模型。山々を覆いつくす氷塊はカナダを代表する氷原、コロンビア大氷原。コロンビア大氷原からはサスカチュワン氷河、キャッスルガード氷河など、主に6つの氷河が流れ出しており、今回はそのうちの1つ、アサバスカ氷河に行くのです(赤線で囲った部分がアサバスカ氷河です)。
アサバスカ氷河は「アイスフィールド・パークウエイ」から容易にアクセスできることもあり、氷河観光の舞台となっています。一般的に「コロンビア大氷原観光」と言うと、アサバスカ氷河の観光を指すと言っても良いでしょう。
氷河観光に出発!
10:20
指示があったとおり、出発時間の10分前に集合場所へ。そのまま一列になって大型バスに乗り込みます。
バスはギッチギチの満席!
「アイスフィールドセンター」には多くの客が順番待ちをしていたので、今日も大層な混雑なのでしょう。満員のバスでひたすらピストン輸送するわけです。やっぱり早起きしてきて良かった…。
満員のバスは唸りを上げながらアサバスカ氷河へと向かって登っていきます。英語で氷河に関するアナウンスが流れていますが、半分も聞き取れません…。リスニング力をもっと磨いて来れば良かった…。
10:35
バスは小高い丘の上にある工事現場のような殺風景な空き地に到着。ここから先はバスでは進めないため、雪上車へと乗り換えます。
雪上車は巨大なタイヤを持つ重機のようなお姿!迫力に圧倒されつつ乗り込みます。
外観も無骨なら中も無骨!クッションのある観光バスのシートから一転、ビニール張りの固いシートに。天井までもがガラス張りで眺めが良さそうですが、如何せん砂埃で窓は真っ白!
そんな雪上車の中に、またまたギッチリと客が詰め込まれます。
そしてバスよりも一際大きな唸りを上げて雪上車が発進!思い切り窓を開け放ちたいところですが、砂埃が舞っているため、どの席の人も窓をほんの少しだけ開けてささやかに景色を楽しみます。
雪上車は前方に見えている急坂をズンズンと進みます。そして…。
見えた!アサバスカ氷河!
一度は視界から消えたアサバスカ氷河でしたが、こうして目の前に再び姿を現しました。雪上車は氷河に向かってゆっくりとゆっくりと下って行きます。
運転席ではガイド兼ドライバーのお姉さんがテンション高めの語り口で車内を盛り上げています。
氷河の手前で「STOP」の標識。ここから先は下りの傾斜がさらに急になっており、見通しが悪いためこのような標識があるのでしょうかね。
ここで一時停止していると、前方からも雪上車が!帰り道でしょうか。巨大な雪上車同士が狭い砂利道でギリッギリのすれ違い!写真は撮り損ねてしまいましたが、大迫力の光景でした。
「STOP」の先はまさに転げ落ちそうな程の下り坂!雪上車がガクンと傾き、結構な速度で下って行きます。客たちの歓声。車内のボルテージは一気に最高潮に!ドライバーのお姉さんがそれを煽る煽る。
ここは遊園地のアトラクション的な感じで、かなりエキサイティングでした。
下っている途中、目を凝らすと氷河の上を一列になって歩く集団が!
このように氷河を歩いて登るガイド付きツアーも催行されており、大変人気があるそうです。なお、氷河の上には深い割れ目、クレバスも存在するので、ガイドなしで歩くことは大変危険です。
10:50
そうこうしている間にアサバスカ氷河が真横に!一気に急坂を下り氷河の高さまで下りてきたのです。
分厚い氷河の真下には青白く透き通った水が物凄い勢いで流れています。美しい反面このまま氷河を溶かしながら押し流してしまいそうな程の勢い!
ゆっくり驚いている暇もないまま、雪上車は氷河の上へ!
氷河に乗り上げた雪上車は、そのまま氷河の上に刻まれた道の上を走ります。走り心地は意外と良く、先程まで走ってきた砂利道よりも快適です。
それにしてもこの景色!一面の氷と険しい岩山しか見えません。南極と言うのはこんな感じなのでしょうかねぇ。
しばらく氷上を進んだ所に開けたところがあり、雪上車はそこで止まりました。どうやらここが終着点のようです。
いよいよアサバスカ氷河に降り立ちます!
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|投稿:2018.05.15 | 最終更新:2019.11.09 |カテゴリ: 旅行記