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TOP > 岐阜県 > 小坂の三ツ滝コースで名瀑と渓谷美を楽しもう!(岐阜県下呂市)

小坂の三ツ滝コースで名瀑と渓谷美を楽しもう!(岐阜県下呂市)

■目次

滝の町、小坂で最も人気の三ツ滝コースを歩こう!
三段の滝と美しい滝壺が魅力!ハイキングコースの入口にある「三ツ滝」
溶岩台地の上を歩く際にはクマに注意!
岩と水が織り成す芸術作品、「あかがねとよ」と「からたに滝」
各種情報

滝の町、小坂で最も人気の三ツ滝コースを歩こう!

岐阜県下呂市小坂(旧小坂町)は町内に滝が200箇所以上あり、「滝の町」として知られています。町内に点在する滝を巡るためのコースがいくつも設定されており、「小坂の滝めぐり」としてPRされています。

コースと言っても、遊歩道を歩く初心者向けコースから、時には谷を遡ったりすることもあり、ガイドが必要な上級者向けコースまでレベルは様々。今回はその中でも初心者向けで、最も人気の高い三ツ滝コースを紹介します。

三ツ滝コースでは三ツ滝あかがねとよからたに滝と3つの滝を観ることができます。


がんだて公園駐車場

三ツ滝コースの出発地点はがんだて公園の駐車場。広々とした駐車場で、時折観光バスも訪れます。食事処、売店も併設されています。また、コースの途中にはトイレはないため出発前に済ませておきましょう。

巌立

駐車場からは公園の名前の由来ともなった絶壁、「巌立(がんだて)」を眺めることができます。「巌立」は約5万4千年前に噴火した御嶽山の溶岩流が冷えて固まって出来た断崖。高さ72メートル、幅120メートルの大岩壁は見る者を圧倒します。

三ツ滝コースの入口

三ツ滝コースの入口はがんだて公園の駐車場の隅にあります。こちらで環境維持協力金200円と引き換えにコースマップを受け取って出発しましょう。なお、こちらで最寄りの日帰り入浴施設「ひめしゃがの湯」の割引券もいただくことができました。


三ツ滝コース

濁河川の支流の椹谷に沿って、上流へと進んでいきます。遊歩道は「巌立峡」と呼ばれる美しい渓谷の縁に沿って取り付けられており、いきなりクライマックスといった印象。

新緑と水流に囲まれ、涼しさを感じることができます。


三段の滝と美しい滝壺が魅力!ハイキングコースの入口にある「三ツ滝」

三ツ滝

三ツ滝

歩き始めて10分程で第1の滝、三ツ滝に到着。その名のとおり3段に分かれた滝です。下流から見ると2段しか見えませんが、上流にもう1段隠れています。

遊歩道は滝を取り囲む崖の中腹を際どく越えていきます。そのため滝を至近距離から感じることができるのです。

三ツ滝

滝壺は驚くほど青く透き通っています。相当深いはずですが、底が見える程の透明度!

美しい滝、滝壺を横目に鉄製の階段を登って上流へ。


溶岩台地の上を歩く際にはクマに注意!

三ツ滝コース

三ツ滝を越えると分かれ道が現れます。

右へ進むと林道に突き当たり、ショートカットしてがんだて公園に戻ることが可能です。時間がない方、体力的に自信がない方はこちらへ進むことになります。

さらに滝を観たい方は直進しましょう。ここからは少し坂を登り、御嶽山の溶岩流が固まって形成された溶岩台地の上を目指します。


溶岩台地の道

先ほどの分岐点から10分程で溶岩台地の上に出ます。これまでアップダウンが激しい道が続きましたが、溶岩台地の上は驚く程平坦!

溶岩台地の道

緩やかな溶岩台地の上には豊かな森が広がっており、ツキノワグマの生息地にもなっています。所々に鉄と金槌が設置されているため、通行する際には必ず音を鳴らすようにしましょう。我々は気休め程度ではありますが、熊鈴を持参しました。

緩やかな溶岩台地上の道を足早に進みます。


間違えやすい分岐点

注意すべき分岐点が一箇所あります。緩やかな溶岩台地の道を足早に歩いていると気づかずに通り過ぎてしまいそうですが、ここは右折です。コースマップにも「分岐注意」という記載があり、さらには分岐点にも看板はありますが、意外と見落としやすいので注意しましょう。

この分岐点を過ぎると、どんびき平という湿原を経て林道に突き当たります。ここまでがんだて公園駐車場から約1時間。ここが折り返し地点です。


岩と水が織り成す芸術作品、「あかがねとよ」と「からたに滝」

林道をがんだて公園方面、つまり下流へ進んでいくとすぐに「あかがねとよ」と「からたに滝」への入口が現れます。階段を下っていくと、そこは谷底。河原に建てられた看板が左へ進むと「からたに滝」、右へ進むと「あかがねとよ」であることを主張しています。

あかがねとよ

あかがねとよ」。

迫り出した岩の陰、細くなった谷を流れ落ちる姿が印象的な「あかがねとよ」。規模は小さいものの、奥ゆかしい姿が美しい名瀑ですね。透き通る水を湛える滝壺もまた魅力的です。

風変わりな名前は「あかがね=銅」、「とよ=樋」、つまり「銅色の樋」という意味があるそうです。


「あかがねとよ」から河原を下流に進むと、すぐに「からたに滝」に到達します。


からたに滝

からたに滝」です。

先ほど観た「あかがねとよ」とは打って変わって豪快な滝!柱状節理の岩壁の間から大量の水が流れ落ちており、遠くからでもその迫力が伝わってきます。

からたに滝

近くまで寄ると、水飛沫を全身に感じることができます。1時間以上歩き、体が火照っていたので気持ち良いですね。



三ツ滝コース

「あかがねとよ」、「からたに滝」を堪能した後は、林道を歩いてがんだて公園駐車場に戻ります。歩きやすい道ですが、意外と交通量が多いので注意が必要です。

なお、先ほど立ち寄った「あかがねとよ」や「からたに滝」、さらに奥地にあり日本の滝100選にも選ばれている「根尾の滝」にはこの林道を通って自動車でアクセスすることができます。歩いていくよりも楽ではありますが、すれ違い不可能な場所がほとんどの険しく狭い道なので、運転に自信の無い方は入り込まない方が良いでしょう。


さて、往復約2時間半のこのハイキングコース。大人から子供までが楽しめる比較的易しいコースだと思うので、この夏訪れてみては如何でしょうか。


各種情報

小坂の滝めぐり : 小坂には魅惑の滝巡りコースがまだまだある!
巌立峡 ひめしゃがの湯 : ハイキングの後はやっぱり温泉!


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|投稿:2018.06.03 | 最終更新:2019.01.14 |カテゴリ: 岐阜県

COMMENT

かなり昔に訪れましたが、今でも印象に残っているのは「あかがねとよ」の水の綺麗さです。滝水がチョロチョロだった事も影響していると思いますが、当時は驚きでした。対照的に、からたに滝は豪快で、隣り合わせに動と静って感じですよね。

| maruichi | 2018/06/04 14:31 | URI | ≫ EDIT

こんばんは!

maruichi様

こんばんは。コメントいただきありがとうございます。

「あかがねとよ」は本当に感動しました。滝は落差だけではないことを改めて認識しましたね。

調べてみると、旧小坂町にある他の滝も本当に魅力的で、これからも通うことになりそうです(笑)

| 代官 | 2018/06/04 23:35 | URI |















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