旅行記 2018年GWの小笠原【序章】小笠原旅行の準備
そうだ、小笠原へ行こう!
小笠原諸島。
島旅好きとしては、一度は行ってみたい憧れの場所。私自身も長年行くことを夢見つつも、そのハードルの高さ故、行くことを何度も断念してきました。
下の地図をご覧ください。
旅行好きの方、島好きの方には周知の事実だと思いますが、小笠原諸島はひたすら遠いのです。
東京からの距離は約1,000km!交通手段はフェリーしかないため、時間にして24時間もかかります。しかもフェリーが運航されるのは、概ね6日に1便!さらにさらに!競合する交通機関がないため、運賃がべらぼうに高い!さらにさらに付け加えると、2011年に世界自然遺産に登録されたため人気が急騰し、小笠原行きの乗船券がプラチナチケットに…!
…というように、距離的にも金銭的にも、下手な海外旅行よりもハードルが高い存在だったのです。
それでも早く小笠原に行きたい。
理由の1つ目としては、小笠原観光にはマリンスポーツが付き物であること。クジラやイルカ、美しい熱帯魚が生息する海で泳ぐことは、小笠原での楽しみの1つ。体力的に付いていけるうちに行っておきたいという思いがありました。
2つ目としては、小笠原諸島に空港が建設される可能性があること。実現されるかどうかは分からないものの、空路が出来た場合比較的容易に訪れることができるようになり、小笠原の孤島としての雰囲気が失われてしまうかもしれません。
「体力があるうちに」、「空港ができる前に」、何とか小笠原諸島に行きたい。そんな思いが後押しし、2018年のゴールデンウィーク、ついに小笠原諸島への旅行を決行しました。
小笠原(父島)旅行の準備① フェリーと宿を予約する
行くと決まれば準備あるのみ!何はさておき、小笠原へ向かう唯一の交通手段「おがさわら丸」(通称「おが丸」)のチケットを確保しなくてはなりません。
共働きの我々夫婦が休みを合わせて行けるとしたら、チャンスは年末年始、GW、お盆休みの3回くらいでしょう。今回はGWに有給休暇を2日プラスし、5泊(うち船中泊2回)6日の旅をすることにしました。
「GWに行くなら、チケットはツアー会社通じて買った方が良いよ」
小笠原を何度か旅している嫁の同僚からアドバイスをいただき、小笠原旅行を専門に扱っている旅行会社「ナショナルランド」を通じて申し込みました。「おが丸」の予約は出発の2か月前から開始となるのですが、予約開始と同時に売り切れということもしばしばのようです。ツアー会社を通すことで確保できる確率が上がるのかどうかはよく分かりませんが、結果的にめでたく往復の「おが丸」を予約することができました。
今回は往復のチケット、宿泊、現地で使えるクーポンがセットになった「おが丸パック」を申し込みました。料金がお得になるだけでなく、船と宿の予約をまとめてツアー会社が行ってくれるので、手間を省くこともできます。
小笠原(父島)旅行の準備② ツアーやレンタカーを予約する
「おが丸」と宿を確保できたら、すぐに現地ツアーとレンタカーを予約しました。
小笠原と言えばマリンスポーツ。ビーチで泳いだりする場合を除き、船を出してくれる人がいなければマリンスポーツを楽しむことができません。山で楽しむ場合も、自然保護の関係でガイドの同伴なしでは立ち入ることができないエリアが多く存在します。
また、父島は意外と広いため、島を一周する場合は車かバイクが必要となります。海洋性の気候である父島では突然の雨ということもありえますので、個人的にはバイクよりも車の方をおススメします。
人気のあるツアー業者はすぐに予約が埋まってしまいますし、レンタカーの場合は業者が2社しかありません。そのため、この2つは速やかに手配しました。
小笠原(父島)旅行の準備③ 持ち物・予算
物価が高く、商店もそれほど多くないであろう離島への旅。持ち物チェックにはいつもより気を遣いました。普段の旅行の準備に加え、以下のものを用意しました。
日焼け対策
小笠原の陽射しはかなり強烈です。海に入り、日焼け止めクリームが流れ落ちてしまうことも考え、クリームは普段の2倍の量を用意しました。また、長袖シャツや帽子も日焼け対策として有効です。
酔い止め薬
往復で丸2日間船に揺られることに加え、海のツアーでは小型のボートに乗るため、酔い止め薬は必須です。今回はインターネット上の評判をもとにアネロン「ニスキャップ」を持って行きました。効き目が良い上に持続時間が長いため、長時間の航海には非常に有効です。
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予備の食料
予備の食料としてカロリーメイトを持参しました。混雑する「おが丸」で食料にありつけなかったり、天候不良のために滞在期間が延びたり等、不測の事態に備えたつもりでしたが、幸いなことに非常食の出番はありませんでした。
防水カメラ
シュノーケリングツアーに参加したため、サブカメラとして防水のデジカメを持参しました。小笠原の美しい海中を是非写真に!という方は必須です。ダイビングなど深い場所まで潜る場合は高級な機材が必要となりますが、シュノーケリング程度であれば使い捨ての水中カメラでも十分なようです。
私は、以前メインカメラとして使っていたFUJIFILMの「FinePix XP120」を持って行きました。
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ちなみに、この程度の写真は撮ることができました。作品として他人様にお見せするような写真を撮りたい場合は、もっと良い機材と良い腕が必要かもしれませんね。
現金(15万円程)
小笠原ではクレジットカードを使うことができる店は限られています。また、現金をおろすことができるのは主にゆうちょ銀行のみです。ゆうちょ銀行も連休期間中の利用には手数料がかかりますので、途中でおろすことは考えずに現金を持参することにしました。
ザックリではありますが、我々の旅における1人あたりの予算はこんな感じでした。あくまでこれは最低限の金額。飲食代や土産代を加えればもう少しかかると思います。
切り詰めるとすれば、往復の「おが丸」を2等寝台から2等和室にして「-6,680円」。あとは宿泊施設を安くするとか、船内での食事をカップ麺にするとかそんなところでしょうか?なかなか安く旅することが難しいので、いっそのこと海外旅行に行くような気分で贅沢を楽しむ方が良いのかもしれません。
…というように、手探りで準備を進めつつ、ようやくGWを迎えることができました。
出発は2018年5月1日(火)です。
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|投稿:2018.07.03 | 最終更新:2019.05.26 |カテゴリ: 旅行記