旅行記 2018年GWの小笠原【1-2】「おがさわら丸」での過ごし方②
2018年5月1日(月) |
退屈しのぎに船内探検
14:00
東京湾を抜け、太平洋の大海原に飛び出した「おがさわら丸」。房総半島が見えなくなると急にやることがなくなります。
甲板からは360度どちらを向いても海が広がるばかり。遠くに見える島影を見て、「あれは伊豆大島、あれは新島…」などと現在地を確認してみたり、甲板でストレッチやスクワットをしてみたり…。甲板でスマホをいじっている人が何人かいましたが、電波状況は悪くなる一方。暇つぶしの対策として読書なども良いかもしれませんが、あっという間に酔ってしまいそうなのでやめておきました。
風が強くなり、肌寒くなってきたので船内に避難。「おが丸」の船内でも探検してみましょう。2016年に新造された「おが丸」は3代目。その新しさも魅力ということなので、その辺りを見ていきたいと思います。
2等寝台
我々が今回お世話になった2等寝台。2段ベッドになっており、カーテン、コンセントが付いています。料金が安い割(一番安い2等和室よりも約3,000円高い程度)にプライベート空間が確保されており、コスパが良い船室と言えると思います。
2等和室
一番リーズナブルな2等和室。カーペット敷きのノビノビ空間は船旅の醍醐味ですよね。枕の部分に仕切りがあり、最低限のプライベート空間が確保されています。GWの2等和室は足の踏み場もないくらい混むのではと思い、1ランク上の2等寝台を選択したのですが、往路はそこまで混雑していませんでした。
後から分かったのですが、GW前半の便(4月28日東京発の便)が混雑していたようです。
エントランス
乗降口がある4デッキにはエントランスがあります。総合案内所や船内案内図やその他色々な施設があり、乗客は一度は立ち寄る場所です。
現在地を示すモニター。小笠原はひたすら遠いですなぁ。
エントランスには貴重品ロッカーがあります。運賃の高い一部の船室を除けば、船室には鍵をかけることは出来ないためこれは嬉しいですね。指紋認証とパスワード認証による二重認証なので、安心です。
こちらは冷蔵コインロッカー。冷蔵保存のお土産を持って帰るには便利かもしれません。
携帯電話圏外エリアを長時間航行する「おが丸」。衛星電話があるのでもしもの時も安心です。
ショップドルフィン
6デッキには売店「ショップドルフィン」があります。カップラーメンやお菓子、飲み物は勿論、週刊誌やオリジナルグッズなども扱っています。レストランやラウンジは大変混雑するので、場合によってはこちらで食料を調達するのも良いかもしれません。
なお、小笠原島レモンチューハイなどの小笠原限定商品がこちらで手に入ることもあります。
自動販売機コーナー
自動販売機コーナーは3、4デッキにあります。
飲み物。アルコール飲料の品揃えが物凄いことになっています。行き先は沖縄ではありませんが、オリオンビールがあるのが嬉しいところ。
カップ麺。自動販売機の横には給湯室があり、自由にお湯が使えます。
そして冷凍食品。出来上がりまで少々時間がかかりますが、熱々をいただくことができます。
帰りの船は大混雑により、レストランやラウンジが入れる状態ではなかったので、こちらのお世話になりました。
荷物置場
船室の入口には荷物置場があります。スーツケースなどは船室に持ち込むには大きすぎるので、こちらに置いている方もチラホラ。小笠原旅行となると、どうしても荷物が多くなってしまうので、これは嬉しいですね。
トイレ・シャワールーム
乗客の皆さんの多くが気になるのがトイレだと思います。写真には撮っていませんが、トイレは清潔で非常に使いやすかったです。洋式トイレはウォシュレット付でした。
シャワールームは7デッキ以外の全てのデッキにあります。個室になったシャワールームは脱衣スペースも設けられており、使いやすい設計になっています。リンスインシャンプーとボディソープも完備。
キッズルーム・授乳室
4デッキにはキッズルームと授乳室もありました。24時間船の中というのは子供連れには何かと大変ですからねぇ…。
おがさわら丸の夜
レストランChichi-jima
17:20
少し早いですが、他にすることもないし、昼食は島寿司だけでお腹がすいていたので、レストランChichi-jimaで夕食。食事時は混雑するので、営業時間10分前に食堂前でスタンバイしました。
こちらは注文と会計を済ませてから席につくというスタイル。基本的にセルフサービスです。
私は「若鶏ジューシー唐揚げ」、嫁は「島塩ラーメン」を注文しました。特別美味いというわけではないですが、フェリーの中で温かい料理が食べられるのは嬉しい限り。ただ、ちょっと値段が高いかな…?
子供の泣き声がするので、ふと見ると船酔いを引き起こしてしまい食事ができない子供が…。丸一日の船旅は、子供にとってはなかなか過酷なのかも…。
甲板で日の入を眺める
夕食後、エントランスに行くと、本日の日の入時刻と明朝の日の出時刻が掲示されていました。することのない24時間の航海では、日の入と日の出は一大イベントなのです。そろそろ時間になることだし、甲板に出てみましょう。
甲板では既に多くの人たちが夕日を眺めていました。
遮るもののない大海原に沈む夕日。船旅ならではの絶景。美しいですね。
今日は波も穏やかで船が揺れることも少なく、快適な航海でした(薬のおかげかもしれませんが…)。父島までの行程の半分も来ていませんが、残りの航海も平穏でありますように…。
展望ラウンジHaha-jima
19:20
7デッキには展望ラウンジHaha-jimaがあります。覗いてみると…、おっ、空いてる!レストランとは違い、昼間から夜まで通し営業のラウンジ。お酒のメニューやおつまみも多いため、日中は宴会をする人たちで埋まってしまい、まったく席が空かなかったのです。
小笠原のラムをベースにしたカクテル「ボニンブルー」と「マンゴーミックスジュース」をオーダー。小腹がすいたので、シュウマイをつまみながら窓際のカウンターでしばしマッタリします。
ここは良いなー。落ち着いて飲むにはピッタリ。オフシーズンなら混雑も程々で良い空間になるのかもしれません。
カクテルを飲み干した後は、甲板で月を見て、歯磨きをして、2等寝台へ。
21時就寝。
早寝早起き。適度な食事量。持て余した時間で運動。ずっと「おが丸」で暮らしていれば、健康になれそうな気がしますね。あ、酒を飲み過ぎてしまうからダメか…。
父島到着まで、あと10時間!
【前の記事へ】 / 【次の記事へ】 |
ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。

にほんブログ村
- 関連記事
-
-
旅行記 2018年GWの小笠原【2-2】父島で亀寿司と島寿司を食らう
-
旅行記 2018年GWの小笠原【2-1】父島に到着!
-
旅行記 2018年GWの小笠原【1-2】「おがさわら丸」での過ごし方②
-
旅行記 2018年GWの小笠原【1-1】「おがさわら丸」での過ごし方①
-
旅行記 2018年GWの小笠原【序章】小笠原旅行の準備
-
|投稿:2018.07.09 | 最終更新:2019.02.14 |カテゴリ: 旅行記