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日本一の落差を誇る巨瀑、称名滝(富山県立山町)

落差日本一!大迫力の滝、称名滝

称名滝(しょうみょうだき)。場所は立山黒部アルペンルートの玄関口として有名な富山県立山町。日本一の落差を誇る滝として、滝好きのみならず多くの観光客を魅了しています。

称名滝

こちらが称名滝。スケールが大きすぎて写真ではなかなか伝わりにくいですが、手前に写っている人と比べるとその大きさがお分かりいただけると思います。

落差は350メートル。東京タワーよりも高い所から水が落ちていることになります。周囲を取り囲む断崖絶壁も500メートル超。観瀑台に立ってみると、滝が引き起こす風と共に水飛沫が吹き付け、その迫力にただただ圧倒されるばかり…。

称名滝

下から見ると分かりにくいのですが、称名滝は4段に分かれています。一番下の4段目だけでも落差126メートルという規格外の高さ!

称名滝

凄まじい量の水と突風に支配される滝壺。直径は60メートル。滝壺までの道はなく、河原も巨大な落石に阻まれ近づくことはできません。


称名滝

称名滝 

遥か上には一段目(70メートル)、二段目(58メートル)、三段目(96メートル)が控えていますが、技術を持ったクライマーのみが近づくことができる未知の世界。天候に恵まれないと、姿すら拝めないこともあるようです。


季節限定で出現するハンノキ滝も必見!

称名滝の隣には雪解け期や多雨期限定で出現する滝があります。それがハンノキ滝です。

称名滝

こちらは10月初旬の称名滝。称名滝の右側に細く長く落ちているのがハンノキ滝。称名滝よりも一回り高く、落差はなんと500メートル!称名滝の落差を大きく超えていますが、年中流れていないため、正式に滝とは認められていません。

記録には残らなくとも、称名滝とハンノキ滝が描くこのV字は何事にも代えがたい絶景だと思います。

称名滝

こちらは5月中旬の写真。雪解け水によりハンノキ滝の水量が増し、大迫力の光景となっています。雪解け期は谷底に大規模な雪渓が残っており、これもまた見ごたえがあると思いますよ。


称名滝へのアクセス

自動車の場合は北陸自動車道立山ICから県道経由でアクセスすることになります。称名滝の駐車場まで2車線幅の道路が整備されており、容易に訪れることができます。

公共交通機関での訪問も比較的便利。最寄り駅の立山駅までは、富山駅から富山地鉄で1時間前後。毎時1~2本のペースで運行されています。立山駅からは称名滝探勝バスが運行されており、駅から15分の道のり。こちらも概ね毎時1本程度。秘境の割にはアクセスは良好です。

なお、どちらの場合も冬期(11月中旬~4月下旬)は道路が閉鎖されるため、訪問は不可能です。訪れる場合には、道路が開通しているかどうか確認が必要です。


称名滝への道

駐車場からは写真のような整備された道(歩行者専用)を20~30分程度歩く必要があります。しっかりと舗装された道ですが、登り坂が続くので、歩きやすい靴で訪れるのが無難です。また、観瀑台周辺の階段は水飛沫で濡れていることもあり、滑りやすいので注意しましょう。


各種情報

立山町の観光情報 : 魅力溢れる立山町。他にも足を延ばしてみては?
立山黒部アルペンルート : 立山と言えば、アルペンルート!


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|投稿:2018.07.17 | 最終更新:2019.01.14 |カテゴリ: 富山県

COMMENT

いつかV字になった称名を拝みたいと思っています。それにしても滝の定義っておかしいですよね。上流で水量制限したりポンプアップして流している滝の方が滝じゃないと思いますが・・。

| maruichi | 2018/07/23 13:14 | URI | ≫ EDIT

こんにちは

maruichi様

コメントいただきありがとうございます。
まったくですよね。ハンノキ滝も百選の滝に匹敵する素晴らしさを持っていると思うのですが…。
上流にダムが建設された類では、岐阜の白水の滝が百選から外された一方で、大分の西椎屋の滝は選定されていたり…。

| 代官 | 2018/07/24 15:28 | URI |















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