旅行記 2018年GWの小笠原【3-5】ウェザーステーションで夕日を眺めた
2018年5月3日(水) |
ハートロックカフェで夕涼み
本日は朝から海のツアーに参加。船に揺られ、岩をよじ登り、島の中を歩き、海を泳ぎ、全身をフルに使ったので、気持ち良い疲労感に襲われていました。
16:10
…というわけで、カフェで一休み。
ここは「竹ネイチャーアカデミー」が経営する「ハートロックカフェ」。島バナナシェイクとパッションフルーツシェイクを飲みながら夕涼みをします。あー、冷たくて、甘くて美味しい♪
思いの外日焼けしてしまい、全身が火照るように熱い…。小笠原の陽射しの強さを身をもって思い知りました。
夕日の名所、ウェザーステーション
本日の夕方から24時間、レンタカーを借りることになっています。父島の西海岸は路線バスが1時間に1本のペースで走っているのですが、集落のない東海岸は公共交通機関で訪れることはできません。せっかくならば島を一周したかったので、レンタカーを借りることにしたのです。
16:30
小笠原整備工場レンタカーのスタッフさんと待ち合わせ、事務所へ。軽自動車を借りました。
なお、レンタカーの予約はツアー予約完了後、すぐに行いました。父島にはレンタカー業者が2つしかなく、車の台数が限られているためです。島内を周遊するならツアーに参加するという手もありますが、自分で運転したいという方は可能な限り早い時期に手続きを済ませることをおススメします。
レンタカーでまず向かったのは、夕日の名所である三日月山展望台(通称:ウェザーステーション)。それほど広くない駐車場はほぼ満車。まだ日の入までは時間がありますが、さすがに人気がありますねぇ。
なお、ここまで登って来る途中、ウェザーステーションを目指しているであろう歩行者を何人か見かけました。麓の大村地区からの標高差は約150メートル。頑張るなぁ。
17:30
展望台に到着。既に多くの見物客がスタンバイしていました。皆さん持ってきている機材がハイレベル過ぎ!
展望台から南側を見ると、二見湾、我々が宿泊している扇浦地区、遠くには本日午前中に上陸した南島までもが見渡せます。
北側には人の営みは無く、父島近海の無人島(左から西島、瓢箪島、兄島)と太平洋が広がるばかり。1,000km先には大都会東京があるはずですが、それを全く感じさせない程静かで美しい海。
18:00
日が沈みます。集まった人々はそれぞれのカメラやスマホでパチリ。
残念ながら水平線付近に雲がかかってしまいましたが、それでも美しい日の入を見ることができました。
18:15
日の入を見て帰ろうとすると、ウェザーステーションの駐車場へと続く道がえらいことになっていました。2車線幅の道の半分は路駐だらけ!この道を登った先はウェザーステーションしかないので、通行の妨げにはならないとは思いますが、小さな離島でこんなにも多くの人が集まるとは…。
GW恐るべしですな。
海渡の夕食2日目 島寿司
18:55
「海渡」に戻ると、別のお客さんが夕食を食べ始めているところでした。茨城県からやってきた60代のご夫婦で、我々と同じ「おが丸」で父島入りし、昨日は母島に泊まっていたそうです。今夜から「海渡」に2連泊。楽しい夜になりそうですね。
今夜の夕食には島寿司が登場しました。さらにはカンパチのカマの煮つけや刺身など、昨日に引き続き、地魚が食卓を彩りました。
あまり写真は撮りませんでしたが、茨城のご夫婦や女将さんとの会話も弾み、美味しいと同時に楽しい食卓になりました。ご主人が焼酎を勧めてくれましたが、食後に車を運転する予定だったので、「また明日いただきます」と泣く泣くお断りました。
ご夫婦は「南島に行きたいが、体力的に不安がある」と、南島上陸ツアーへの参加申し込みを迷っている様子でした。「歩きやすい靴と、軍手さえ用意すれば、体力的にはそれほどハードではない」と伝え、女将さん共々猛プッシュしておきました。
セルフナイトツアー
せっかくレンタカーを借りているので、食後はドライブに出かけます。昨日参加した「竹ネイチャーアカデミー」によるナイトツアーが非常に良かったので、セルフナイトツアーを決行することにしたのです。その話を聞いた女将さんが、いくつか夜のオススメポイントを教えてくれました。
女将さんの教えに従い、まずは父島南部にある小港海岸へ。道路から海岸までは5分程歩く必要があるのですが、車のライトが消えるとさすがに真っ暗!迂闊すぎることに懐中電灯を忘れてしまったので、スマホのライトを頼りに進みます。
海岸までの道のりで何匹かのヤドカリと出会いました。
海に出るまでは森の中を歩くのですが、常に周囲からガサゴソと何かが動く音が聞こえ、内心ビクビク。強烈なまでの野生生物の気配。小笠原に来なければ味わえなかった、独特な緊張感が続きます。
小港海岸では星空と夜の海を見ながら、しばしまったり。
時期によっては夜光虫が見られるとのことですが、残念ながら今回は見られず。それでもこの満天の星空は、暗い夜道を歩いてくるだけの価値はあったと思います。
続いては父島の東海岸へと進路をとります。「日の出」ならぬ「月の出」、つまり水平線から月が昇る様子が見られるというので、東側の海を見晴らせる場所を目指します。
21:40
初寝浦展望台に到着。
到着した時間が遅かったのか、月は完全に昇りきっていました。
先程までは星空が見えていましたが、雲が増えてきたようですね。
21:50
セルフナイトツアーの締めとして、女将さんからおススメされたVERA小笠原観測局に立ち寄りました。こちらは国立天文台が設置した電波望遠鏡のアンテナ。大きさは20メートルもあり、父島最大の建造物なのだそうです。
VERAとは、銀河系の3次元マップを作る国立天文台のプロジェクトのこと。日本の最果てに建つこのアンテナは、銀河系の構造を解き明かす国家プロジェクトの一端を担っているのです。
なお、このアンテナは形がキノコにやや似ていることから、「グリーンペペ」ならぬ「オレンジペペ」と呼ばれているようです。
急遽思い付きで開催したセルフナイトツアーでしたが、女将さんのアドバイスもあり、非常に有意義なものになりました。明日はレンタカーで父島を周遊します。
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|投稿:2018.08.26 | 最終更新:2019.11.09 |カテゴリ: 旅行記