日本一低い山、大潟富士で楽しい登山を!(秋田県大潟村)
富士山の1000分の1のスケール!日本一低い山、大潟富士
めっきり秋の気配を感じるようになった今日この頃、脅威的な猛暑も影を潜め、登山やハイキングに最適なシーズンがやってきました。しかし山には事故が付き物。二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、誰もが気軽にかつ安全に登ることができる山を紹介します。場所は秋田県。干拓地として有名な八郎潟にある大潟村です。
こちらが今回紹介する大潟富士の全容です!
周りの地面からの高さは富士山の1000分の1、3.776m(3m77cm6mm)!また、大潟富士の山頂の海抜は0m(干拓地である大潟村の土地は海面より低い部分が多いため)!
写真の標柱にも書かれていますが、「日本一低い山」としてアピールされています。ただし、人工の山であるため、公式には山とは認められておらず、知名度もそこまで高くない知る人ぞ知る存在になっているのです。その辺りがマニア心をくすぐりますよね。
山頂までは、駐車場から徒歩20秒程度。健脚な人であれば10秒程度で登ることができます。
2ヶ所に山頂へと続く階段が設けられており、登山初心者でも安心して登ることができます。階段を踏み外すことによる滑落や転倒には十分に注意しましょう。
登頂!
山の全容をフレームインさせての記念撮影も可能です。
山頂からは、広大な田園地帯を望むことができます。
1964年、大規模農業の導入を目的に、当時日本の湖沼で第二位の面積を誇った八郎潟を干拓して、大潟村が誕生しました。整備された農地は、神奈川県川崎市や大阪府堺市の面積をも凌ぐ広大さ。ご覧の通り、日本離れした風景が広がっているのです。
豊かな農地が広がっているように見えますが、過去には減反政策により村が翻弄され、離農が相次いだという暗い歴史があります。
春は桜と菜の花、夏はひまわり。菜の花ロードもオススメ!
大潟富士の前を通る秋田県道298号線。干拓地を一直線に貫く快走路ですが、まっすぐということ以外にも見どころがあります。
春には桜と菜の花が道の脇を彩ります。その距離なんと11km!!色鮮やかな花たちを見ながらのドライブはとても気持ちが良いものです。この道は「菜の花ロード」と呼ばれ、ドライバーやライダーの人気を集めています。
花の盛りがちょうどGWと重なるため、最盛期には多くの観光客が訪れ、カメラを向けています。
「菜の花ロード」は夏には「ひまわりロード」へと変化を遂げます。
2013年から同じ場所にひまわりが植えられるようになり、春だけでなく夏も花を楽しめるようになりました。これもまた圧巻なので、是非とも2シーズン走ってみたい道ですね。
大潟富士へのアクセス
大潟富士へ向かう公共交通機関は皆無です。大潟村が「大潟村マイタウンバス」を走らせており、大潟富士の前も通るのですが、残念ながらバス停が無く、下車することはできません。バス停のある大潟村中心部からは1時間以上歩くことになり、あまり現実的な交通手段とは言えないでしょう。
以上のことから、大潟富士へは自動車で訪れる必要があります。先述した「菜の花ロード」を通るため、道中も楽しむことができますよ。車が用意できない方は、JRの八郎潟駅からタクシーを利用することになります。
各種情報
大潟村 : 圧倒的な広大さが大潟村の観光資源!
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|投稿:2018.09.18 | 最終更新:2019.01.12 |カテゴリ: 秋田県