トンネルを抜けるとそこは絶景!石見畳ヶ浦(島根県浜田市)
写真映えするかも!?独特な海岸地形が美しい石見畳ヶ浦
今回はこれらにも負けない景勝地を紹介します。場所は、島根県西部、浜田市です。
それがこちら、石見畳ヶ浦です。
その名のとおり、畳が敷けそうな真っ平らな地形が特徴的な海岸です。平坦な岩から、キノコのような岩がニョキニョキと生えている様は、なかなかシュール。
平らな海岸は広範囲に広がっており、潮が引いていればどこまでも歩いて行けそうな感じ。
石見畳ヶ浦を形成する平らな地形は、かつては海底でした。明治時代初期に浜田で発生した大規模な地震により海岸一帯が隆起し、現在のような地形になったそうです。
キノコ状の岩は、ノジュールと呼ばれる岩。貝殻に含まれる炭酸カルシウムなどが溶け出して、固い岩を形成したのだそうです。周囲の層が波の浸食を受け、ノジュールが顔を出した結果、このような奇妙な景色が生まれました。
随所で見られる亀裂もまた、石見畳ヶ浦の特徴の1つ。亀裂の成因については詳しいことは分かっていませんが、断層活動によるものだと考えられているようです。
縦横無尽に直線の亀裂が走っており、面白い光景だと思います。
この日は天気が悪く、風も強かったのでイマイチでしたが、条件が整えば、ウユニ塩湖のような鏡張りの光景が見られるのだとか。
また、西を向いているため、夕日の名所でもあります。地質マニアを唸らせるだけでなく、写真好きをも魅了する場所なんですね。まーこの日は鏡張りも夕日も望めませんでしたが…(涙)
アプローチだけで冒険気分が味わえる!?石見畳ヶ浦へのアクセス
車でのアクセス。無料駐車場情報も。
石見畳ヶ浦への出発点は、石見畳ヶ浦資料館前にある駐車場。国道9号線の下府畳ヶ浦交差点を海側に折れて、800m程で到着します。
ここが最寄りの無料駐車場です。少し進むと有料駐車場がありますが(後述します)、距離にして300メートル程しか違いません。
鉄道、バスでのアクセス
公共交通機関で訪れる場合のことも述べておきましょう。JR山陰本線の浜田駅や江津駅から石見交通の路線バス、「周布江津線」に乗り、「千畳苑口」バス停を降りて、徒歩10分程度で上の写真の場所に着くことができます。なお、この路線バスは1時間に1~2本の間隔で走っています(詳細は石見交通のHPを参照)。
駐車場から石見畳ヶ浦までの行き方
駐車場から漁港を左手に見ながら歩いて行くと、道が行き止まりを迎えたかのように見えますが、写真の看板に従い、細い道に入っていきましょう。
細い道に入ったところに、1日200円の有料駐車場があります。写真に写っている分も含めて約10台分程度でしょうか。
先述したように、無料駐車場と比べても歩く距離はそれ程変わりませんし、無料駐車場の方が広いです。特に事情がなければ、わざわざ料金を払ってここに停める必要はないと思います。
有料駐車場を横目に進むと、トンネルが現れます。畳ヶ浦隧道。
この岩山に穿たれた細いトンネルが、石見畳ヶ浦の入口なのです。人が2人並んで歩ける程度の狭いトンネルを進んでいきます。冒険心がくすぐられるシチュエーション。目的地に着く前から、楽しむことができます。
途中、天然の海食洞の中を通る場所も!凄まじい場所に遊歩道を通したな…と感心しきり。
海食洞の中から海を眺めることができます。この景色がハートを横倒しにしたように見えるのだとか。
…うーむ。確かに。
海食洞の先にはもう1つトンネルがあり、それをくぐると石見畳ヶ浦に到着します。駐車場から約10分。トンネル有、洞窟有、かなりエキサイティングな道程でした。
アプローチも楽しい景勝地、石見畳ヶ浦。山陰を旅する際には、是非ともお立ち寄りください。
各種情報
はまナビ : 浜田市観光協会公式サイト。
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|投稿:2018.09.26 | 最終更新:2019.01.12 |カテゴリ: 島根県