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のと鉄道の廃線跡を走り抜けろ!奥のとトロッコ鉄道「のトロ」(石川県能登町)

石川県の能登半島を走るのと鉄道

能登半島中ほどの七尾駅~穴水駅の約30kmを結ぶ路線ですが、かつては半島の先端部の輪島市や珠洲市まで伸びる長大な路線もありました。残念ながら、2001年に穴水駅~輪島駅間(20.4km)が、2005年には穴水駅~蛸島駅(61.0km)が相次いで廃止となりました。

鉄道を失った能登半島北部ですが、地元では廃線跡を観光資源としようとする取り組みが進められています。今回紹介する、能登町にある「奥のとトロッコ鉄道 のトロ」もそんな活動のうちの1つです。

■目次

.恋路駅発!自分の力で進むトロッコ、「のトロ」
 1-1.「奥のとトロッコ鉄道 のトロ」とは?
 1-2.出発駅は恋路駅
 1-3.「のトロ」で走ってみた
 1-4.「のトロ」に乗る場合は、事前受付が必要
.恋路駅へのアクセス
 2-1.車でのアクセス
 2-2.バスでのアクセス
.恋路海岸は奇岩が面白い!
.「のトロ」の生みの親、宗玄酒造で地酒を買うのもアリ!

1.恋路駅発!自分の力で進むトロッコ、「のトロ」

1-1.「奥のとトロッコ鉄道 のトロ」とは?

のトロ

こちらが「奥のとトロッコ鉄道 のトロ」です!

ご覧のように、のと鉄道の廃線跡を自分の力でペダルを漕いで進むアトラクション。近隣にある宗玄酒造が、観光目的で敷設しました。

進行方向別に4つの席が設けられています(物理的には8名乗れそうですが、席の配置的には4人までを想定していると思います)。

のトロ

「のトロ」の運行区間は、恋路駅から約270メートル離れた宗玄駅まで。往復約540メートルの距離をトロッコで駆け抜けるのです。


1-2.出発駅は恋路駅

恋路駅

「のトロ」の始発駅であり、終着駅でもある恋路駅は元々はのと鉄道の駅でした。

恋路駅

風光明媚な恋路海岸が近くにあり、また、その素敵な名前に惹かれ、多くの観光客がこの駅を訪れたのだそうです。のと鉄道現役時代には、急行「のと恋路号」という列車も運行されていました。

恋路駅

駅名標も現役時代のまま…というわけではなく、左隣の駅が本来の「うじま(鵜島)」から、のトロの終点である「そうげん(宗玄)」に変わっています。


1-3.「のトロ」で走ってみた

恋路駅

係員の方から簡単な説明を受け、いよいよ出発です。

ペダルを乗せた足に力を込めると、スッと動き始めます。意外と簡単に動くぞ、これ!それほど強く漕がずとも、レールの上をスムーズに進みます。そして、レールの継ぎ目の部分を通過する際には、「ガタン」という心地よい揺れ。これ、楽しい!

のトロ

「のトロ」には電動アシストが付いているので、体力に自信がない方でも安心。ただ、全区間が平坦なので、電動アシストを使わなくても楽に漕げると思います。

のトロから見た恋路海岸

高い築堤の上を走るので、景色はなかなか良いです。海と田園風景を眺めながら進みます。

宗玄駅

恋路駅を出発して3分程で終点の宗玄駅に到着です。この先には宗玄トンネルが見えていますが、トンネル内は宗玄酒造の貯蔵庫として使われているため、この先へ進むことはできません。

宗玄駅

宗玄駅にはウッドデッキとテーブル、ベンチが用意されています。眺めも良いです。次のお客さんがいなければ、ちょっと休憩するのも良いでしょう。

帰りは同じ線路を逆戻り。再び恋路駅へと向かって漕ぎます。


1-4.「のトロ」に乗る場合は、事前受付が必要

スタッフが常に常駐しているわけではないので、「のトロ」に乗る場合には事前に予約をしておくことをおススメします

のトロ

事前にこちらの番号に電話連絡し、予約をとっておきましょう。係員の方が来て、対応してくれます。料金(大人:500円、小学生以下:300円)を支払い、所定の用紙に住所・氏名等を記入して手続は完了です。

のトロ乗車証明書

「のトロ」に乗った方には往復乗車券がプレゼントされます。良い記念になりますね。


2.恋路駅へのアクセス

2-1.車でのアクセス


車やバイクで訪れる場合、「恋路海岸」を目指して進みましょう。狭い道はほとんどありませんが、メインルートである国道249号線や珠洲道路からは外れた場所にあるので、事前に場所をチェックしておきましょう。

恋路海岸駐車場

車は恋路海岸の駐車場に停めましょう。海岸沿いに、約20台分の駐車場があります。

恋路駅入口

恋路駅は恋路海岸駐車場の向かい(山側)にあります。道沿いに写真のような看板が立っているので、分かりやすいですね。田んぼ沿いに小道を入り、階段を上ると恋路駅に着きます。

2-2.バスでのアクセス

「のトロ」がある能登町を初めとして、能登半島北部は鉄道が通っていないため、公共交通機関で訪れるとなると必然的に路線バスになります。

のと鉄道の現在の終点である穴水駅から、北鉄奥能登バスが運行する「のと鉄道転換バス」に乗り、約1時間45分で「恋路浜」停留所に到着します。バスは概ね1~2時間に1本のペースで走っていますが、運行系統がやや複雑で、中には「恋路浜」を経由しない便もあります。事前に時刻表をチェックしておきましょう。

■参考 北陸鉄道株式会社(路線バス>時刻表>穴水~宇出津~珠洲鉢ヶ崎時刻表)


3.恋路海岸は奇岩が面白い!

恋路海岸

今回「のトロ」に乗るために、駐車場を利用させてもらった恋路海岸。素敵な岩があるので、是非とも見ていってください。

海岸にそそり立つウネウネとした形をした岩。何かに見えませんか?

恋路海岸

ソフトクリーム岩だそうです。この岩は脆くなっているようで、金網に囲まれていました。看板にあるとおり災いが起こるかもしれないので、決して触らないように。


4.「のトロ」の生みの親、宗玄酒造で地酒を買うのもアリ!

宗玄酒造

最後に、「のトロ」の生みの親、宗玄酒造を紹介します。

恋路海岸から珠洲市方面へ500m程進んだ所には宗玄酒造があります。石川県を代表する日本酒「宗玄」を製造しており、全国的にも高い評価を得ている酒造メーカーです。

トンネル貯蔵酒

せっかくなので、「奥のとトロッコ鉄道 トンネル貯蔵酒」を購入。可愛いパッケージにワンカップ酒が3種類。「宗玄」の本醸造酒、純米酒、普通酒を、少しずつ飲み比べすることができます。

お土産には最適だと思いますよ!


各種情報

能登町観光ガイド : 能登町を巡るなら必見。
宗玄酒造 : 「のトロ」を楽しんだ後、寄って行きたい!

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|投稿:2018.10.31 | 最終更新:2019.02.25 |カテゴリ: 石川県

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