ランプの宿青荷温泉は素晴らしい温泉とランプの灯りが魅力的な秘境の温泉旅館(青森県黒石市)
秘湯が多い東北地方。今回はそんな東北地方の中でも特に雰囲気が良く、是非ともおススメしたい秘境の温泉旅館を紹介します。
青森県黒石市の山中にある、ランプの宿青荷温泉です。
■この記事の目次
1.ランプの宿青荷温泉とは?
2.ランプの宿青荷温泉の風呂は全て源泉かけ流し
3.ランプの宿青荷温泉は電気も電波も無し!ランプの灯りで過ごす夜
4.ランプの宿青荷温泉の食事
5.ランプの宿青荷温泉へのアクセス
1.ランプの宿青荷温泉とは?
2.ランプの宿青荷温泉の風呂は全て源泉かけ流し
3.ランプの宿青荷温泉は電気も電波も無し!ランプの灯りで過ごす夜
4.ランプの宿青荷温泉の食事
5.ランプの宿青荷温泉へのアクセス
ランプの宿青荷温泉とは?
ランプの宿青荷温泉は、青森県黒石市の山中奥深くにある一軒宿。携帯電話の電波も届かず、砂利道を数km走らないと辿りつかない秘境です。
その名のとおり、館内の灯りはランプの灯りのみ。青荷温泉は電気が引かれていないのです。宿の運営に必要な最低限の電力は自家発電で賄っていますが、宿泊客はランプの灯りで過ごします。
暗闇の中、ぼんやりと輝くランプの灯りはとても幻想的。青荷温泉は日帰り入浴も受け付けていますが、是非とも宿泊して、この素敵な雰囲気を味わって欲しいと思います。
館内の地図はこんな感じ。本館の他に、宿泊用の離れや風呂が点在しています。
深い山奥の川沿いに宿泊棟や温泉棟がポツンポツンと建っていて、それぞれの建物を細い小道が結んでいます。1つの宿にいながらにして、湯めぐりや散策を楽しむことができるのです。
ランプの宿青荷温泉の風呂は全て源泉かけ流し
館内4ヶ所にある温泉もまた、とても魅力的。全ての温泉が源泉かけ流し。そしてランプの灯りがとても幻想的な雰囲気を醸し出しています。
健六の湯
健六の湯は宿の正面玄関の向かいにある大きな建物。
総ヒバ造りの広々とした浴室には、大きな窓が付いており、とても明るい雰囲気。真ん中にはこれまた大きな浴槽。その浴槽に大量のお湯がザバザバと勢い良くかけ流されています。
身を沈めてみると、体を包み込むようなとても柔らかいお湯!最高に気持ち良いですね。
男性風呂は内湯のみですが、女性風呂には釜を利用した露天風呂、釜の湯が付いているのだそう。羨ましい!
滝見の湯
本館から川を挟んだ対岸にあるのが滝見の湯。その名の通り、露天風呂から滝を見ることができます。
蔵のような外観の大きな建物。
こちらはガラリと雰囲気が変わって、石造りの浴室。こじんまりとした内湯と開放感抜群の露天風呂が付いています。
露天風呂から見える龍ヶ滝。滝を見ながら入る温泉は格別ですね♪
混浴露天風呂・子宝の湯
滝見の湯の向かいには混浴露天風呂があります。女性専用時間が設けられているため、「混浴はちょっと…」という方も安心して楽しむことができます。
こちらの魅力は、ランプの宿青荷温泉の中で最も大きい露天風呂。大きな岩を並べて造られたワイルドな湯船に、優しいお湯がかけ流し!これは気持ち良いですね。
露天風呂の脇にあるのが子宝の湯。
大きな樽にお湯がザンザカ注がれている贅沢な一人用風呂!是非とも入っておきたいものですね。
内風呂
本館の中、一見目立たない場所にあるのが内風呂。湯船が小さく、3人が入ればいっぱいになってしまいそうな程(女性用の内風呂はもう少し広いそうです)。
総ヒバ造り。薄暗い中で灯るランプ。こじんまりとはしていますが、とても雰囲気がある浴室です。また、人があまり来ないので、独占できる確率が高いのも嬉しいですよね。
シャワーやシャンプー、ドライヤーなどは無し。純粋に温泉を楽しもう
お湯の質も、雰囲気も良いランプの宿青荷温泉ですが、設備はあくまで最低限。それぞれの温泉にはシャワーやシャンプー、リンスは置いてありません(ボディソープだけは置かれていました)。
髪を洗う場合は、シャンプーなどを持参するか、ボディーソープで洗うかの2択。シャワーの代わりにかけ湯のお湯を洗面器ですくって、使う必要があります。
そうそう、電気が通っていないので、ドライヤーはないですよ。持参してもコンセントがないので使えません。
多少の不便もこの宿の魅力の1つ!純粋に温泉や雰囲気を楽しむのがおススメです。
ランプの宿青荷温泉は電気も電波も無し!ランプの灯りで過ごす夜
ランプの灯りが揺らめくシンプルな部屋
今回私が泊まったのは、本館とは川を挟んだ向かいにあるふるさと館の一室。このように、客室は本館だけではなく、点在する離れにもあります。全部で32部屋、100名が泊まることができるそうです。
部屋は極めてシンプル。ちゃぶ台、座布団、ポット、急須、湯呑み、懐中電灯、鏡、金庫、浴衣…以上!
電気が通っていないため、テレビ、冷蔵庫は勿論、コンセントもありません。
また、携帯電話の電波も圏外。バッテリーの消費を防ぐため、電源を切るか、機内モードにしておくことをおススメします。
灯りはランプ1つのみ。
ですので、夜になると本も読めない程暗くなります。また、人によってはオイルの匂いが気になるかも。
何もない夜を贅沢に過ごすのがランプの宿の醍醐味!
「♪テレビも無ェ!電気も無ェ!携帯電話も繋がらねェ!」
そんな吉幾三の歌詞のような状況を、逆に楽しむのがランプの宿青荷温泉での過ごし方。
飽きるほど温泉に浸かるも良し、家族や恋人、友人と語らうも良し、早く寝て早朝の時間を楽しむのも良いでしょう。
本館にある売店横には、このような談話スペースがあります。宿で出会った旅人と交流を深めることもできます。
星空を眺めるというのもおススメ。周囲に街がないため、星が驚くほどよく見えます。私は数分間夜空を見上げていただけなのですが、流れ星を見ることができました。
ランプの宿青荷温泉の食事
食事は本館にある大広間でいただきます。
ランプの下でいただく夕食
夕食は、山の幸や津軽地方の郷土料理がズラリと並び、目移りしてしまう程!
オーナーがジョークを交えながら、メニューの説明をしてくれ、和やかな雰囲気。私は8月に訪れたのですが、イワナ、ワラビ、ヒラタケ、アカシアの花、津軽名物のいがめんちなどが出されました。どれも手が込んでいて美味しい!
なお、宿泊客全員がほぼ同じ時間に食事を摂るため、大広間の中はギッシリ!連休など混雑する日の場合、隣の客と肩が触れそうな程詰め込まれてしまいます。まるで部活の合宿のようで、この点は少し残念でした。
朝食はご飯が進む!玉子とじが絶品!
朝食はシンプルながらも、ご飯のお供が充実。朝からもりもりと食べ、おかわりまでしてしまいました。
朝食には青荷温泉の看板メニューである玉子とじが出ました。山菜やキノコが入った鍋に、溶き卵を投入!半熟のうちにいただきます。これがまた絶品なのです。
日帰り客向けのランチも充実!
日帰り入浴客向けのランチメニューも充実しています。山菜や川魚を使った定食やそば、うどんなどなど。朝食に登場した玉子とじもあるので、興味がある方は是非!
ランプの宿青荷温泉へのアクセス
ランプの宿青荷温泉はとても魅力的な温泉旅館ですが、アクセスが大変!車でのアクセスとバスでのアクセスを紹介しますが、山道の運転に慣れていない方は、バスで行くことをおススメします。
車でのアクセス
■東北自動車道の黒石ICより国道102号線経由で約40分。
※道の駅「虹の湖」の先から国道を逸れ、山道を約6km走ります。山道はやや狭く、途中から砂利道となるので要注意です。
宿の手前にこのような広めの駐車場があります。停まっている車を見る限り、車高が低くなければここまで辿りつくことはできそうですね。
駐車場からは急な坂道を100m程下ります。大きな荷物を持っている方は、少し大変かもしれません。
路線バス・シャトルバスでのアクセス
黒石から路線バスとシャトルバスを乗り継いでアクセスすることも可能です。
【黒石~道の駅「虹の湖」】
■黒石駅から弘南バス「黒石~温川線」に乗り、「虹の湖公園」停留所まで約45分。
【道の駅「虹の湖」~青荷温泉】
■道の駅「虹の湖」から青荷シャトルバスに乗車。
【参考】
■ランプの宿青荷温泉ホームページ(トップ>アクセス)
冬季のアクセス
冬季(12/1~3/31)は青荷温泉までの山道が雪のため通行止となり、車で訪れることができません。
道の駅「虹の湖」でシャトルバス(雪上車)に乗り、青荷温泉へアクセスします。その場合、車は道の駅に駐車しておくことができるようです。
【参考】
■ランプの宿青荷温泉ホームページ(トップ>アクセス)
各種情報
ランプの宿青荷温泉 : 宿の公式サイト
黒石観光協会 : せっかくなので、黒石も観光していきたい!
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|投稿:2018.11.10 | 最終更新:2019.03.27 |カテゴリ: 青森県
滝を見ながらゆっくりと温泉に浸かる・・憧れますねえ~
| maruichi | 2018/11/14 14:37 | URI | ≫ EDIT